【2024年最新版】給湯器を買い替えるタイミングは?|費用の目安までプロが解説

「給湯器の調子が良くないけど、いつ買い替えればいいのだろう」

「給湯器の買い替えにはいくらかかるのか」

こんなお悩みはございませんか?

給湯器は消耗品のため、長年使っていると買い替えが必要です。買い替えの際を見越して、事前に給湯器を買い替える前に適切なタイミングや費用の相場を把握していると安心できますよね。

そこで今回は、給湯器のプロであるミズテックが給湯器の買い替えについて徹底的に解説します。

買い替えるタイミングから費用の相場、費用を安く抑えるコツまで詳しく紹介しますので、給湯器の買い替えにお悩みの方はぜひ最後までお読みください。

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給湯器を買い替えるタイミング5選

最初に給湯器を買い替えるタイミングを5つ紹介します。

  • 給湯器を8年以上使っている
  • お湯の温度が安定しなくなった
  • 給湯器から異音がする
  • 給湯器から水漏れしている
  • 家中のお湯が出ない

上記のポイントに当てはまる場合は、給湯器の買い替えを検討しましょう。1つずつ解説していきます。

給湯器を8年以上使っている

家庭用の給湯器の使用期限は約10年と言われています。

そのため、製造から8年以上経過している場合はせっかく修理をしてもすぐに故障する可能性が高いため、買い替えをおすすめします。

一方で、購入から3年以内にもかかわらず給湯器が不調な場合は修理を検討しましょう。

また、10年を過ぎても問題なく使用できる場合もありますが、各メーカーは一定期間ごとに新しい機種にモデルチェンジするので、旧型の給湯器の部品の取り寄せができない場合があります。

急に故障して使えなくなる可能性もあるので、早めに交換を検討しておきましょう。

お湯の温度が安定しなくなった

お湯の温度が安定しないときは、寿命がきたサインです。

一般的に、給湯器のお湯の温度が安定しないときは水栓や給湯器本体の故障が考えられます。

給湯器から異音がする

給湯器からいつもと違う音、もしくは大きい音がするときも買い替えの目安です。

給湯器から異音がする場合は、空気とガスのバランスが崩れていることが考えられます。

また異音がするときは配管の破裂の危険性があるため、必ず身の安全を確保してください。

給湯器から水漏れしている

給湯器から水漏れがある場合は配管や部品の劣化が疑われます。

機器の交換や給湯器本体の買い替えを検討しましょう。

家中のお湯が出ない

家中でお湯が出ない場合も買い替えが必要です。

家のどこか1箇所でお湯が出ない場合は一時的な不具合の可能性がありますが、家中でお湯が出ない場合は給湯器の寿命だと考えられます。

給湯器を買い替える費用の目安

給湯器の買い替え費用の目安は10万円から40万円です。

費用はご家族の人数や給湯器のスペックによって大きく変動します。

費用の内訳は大きくわけて以下の3つです。

  • 給湯器本体の価格
  • 工事費用
  • 工事で発生するオプション費用

給湯器本体の費用は10万円から30万円ほどかかる場合が多いです。

給湯器の価格は号数や機能、設置タイプなどによって大きく異なるため、買い替える際には必ず相見積もりを行ってください。

標準工事費用は3万円から6万円ほどかかります。

「標準工事」とは、給湯器の設置に必要な工事で、工事費用の内訳は以下のとおりです。

  • 給湯器の取り付け費用
  • リモコンの接続工事費用
  • 出張費
  • 以前の給湯器の撤去費用
  • 点火試験費用

エコキュートなどのエコ給湯器を設置する場合には、上記に加えて排水用の工事費用がかかる場合が多いです。設置する給湯器のタイプを考えて費用を用意しておくと良いでしょう。

最後に給湯器の買い替えで発生するオプション費用です。

給湯器を設置する位置によっては作業が難しくなるため、別途費用が追加される場合があります。

主な追加費用の例を以下の表にまとめました。

項目相場内容
搬入費3,000~5,000円程度足場がいる場合は+50,000円〜
配管・雑資材費5,000~25,000円程度経年劣化位に伴う配管の交換など
電源コンセント増設費3,000~10,000円程度電源コンセントの増設が必要な場合
排気筒接続費3,000~5,000円程度屋内設置型給湯器を交換する場合
オプション追加費10,000~20,000円程度配管カバーの設置や廃棄方向の変更など

オプション費用に納得できない場合は急いで工事を行わず、業者と話し合いを行いましょう。

また、スムーズに工事を行うために以下のケースに当てはまる場合は事前に業者に連絡をしてください。

  • 離島や山間部に自宅がある場合
  • 業者の営業所と自宅がかなり離れている場合
  • 給湯器が高所に設置されている場合

事前に給湯器の設置場所などを伝えておくことで、工事当日にオプション費用が追加されることを防げるでしょう。

住まいによって交換費用は異なる

マンションや戸建てなど住まいの場所によって、工事の規模や方法が変わるので、費用も変わります。

戸建ての場合、給湯器の交換費用はおおむね7万円から25万円程度です。

具体的には、壁掛けタイプの給湯専用モデルで7万円から13万円、オートタイプで11万円から21万円、フルオートタイプで11万円から22万円です。据え置きタイプや浴槽隣接タイプ(エコジョーズ)では、価格がさらに上がります。

一方、マンションの場合は、給湯器の交換費用が8.5万円から32万円となります。マンション特有の設置制限が影響しており、パイプスペースに設置するPS標準設置タイプやベランダ設置タイプなどが主流です。給湯専用モデルでは8.5万円から15万円、オートタイプでは15万円から20万円、フルオートタイプでは16.5万円から21万円が目安です。エコジョーズタイプを選ぶと、さらに高額になる傾向があります。

自宅の住宅タイプに合わせた適切な給湯器を選んで、どれぐらいの費用で設置できるのかあらかじめ調べておきましょう。

買い替え費用を安くするコツ3選

給湯器の買い替え費用を抑える方法はいくつかありますが、とくに効果的なコツを3つ紹介します。

  • 給湯器本体を自分で購入する
  • 複数の業者で相見積もりをする
  • 補助金を活用する

3つのコツを使えば、費用を数万円抑えることも可能です。

給湯器本体を自分で購入する

給湯器本体を自分で購入すれば、給湯器の購入費用を安くできます。

ネットショップで給湯器を購入する、もしくは各メーカーの割引時期に給湯器を購入することで相場よりも給湯器の購入費用を抑えられます。

フリマサイトやオークションサイトも確認してみましょう。

しかし、給湯器は自分で購入できても、工事は自分で行うと法律違反になる可能性がありますので注意してください。

工事費用も含めて総額が安くなるように計算するのをおすすめします。

自分で給湯器を購入する際に見てほしいポイントをこの記事の後半で解説しているので、自分で給湯器を選ぶのが不安な方はぜひご覧ください。

複数の業者で相見積もりをする

複数の業者で相見積もりをすることで、工事費用を抑えられます。

見積もりを取る際には、費用の内訳がわかりやすいか、スタッフの対応は丁寧かを確認しましょう。

また給湯器の工事だけでなく、その後のメンテナンスや修理にも対応している業者を選ぶことをおすすめします。

補助金を活用する

国が推進する給湯省エネ2024事業では「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」を実施しています。

この事業は家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野について、高効率給湯器の導入支援を行い、その普及拡大により、「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」の達成に寄与することが目的です。

補助金を利用すれば数万円から10万円以上も費用を安くできます。

給湯器を買い替える前に、自分が条件に当てはまっているか必ず確認しましょう。

買い替える給湯器を選ぶポイント3選

給湯器を自分で購入すると費用を抑えられますが、自分で給湯器を選ぶのは難しいものです。

そこで、給湯器を選ぶときに確認してほしいポイントを厳選して3つ紹介します。

  • 自分にあった燃料タイプを選ぶ
  • 自分にあった号数を選ぶ
  • 自分にあった給湯器のタイプを選ぶ

3つのポイントを確認するだけで、簡単に自分にあった給湯器を選べます。

自分にあった燃料タイプを選ぶ

給湯器には「ガス」「灯油」「電気」の大きく3つの燃料タイプがあります。

ガスは日本で一般的に使われている給湯器の燃料です。シャワーの水圧も強く設置費用も安い一方、音が大きく寿命が約10年というデメリットもあります。

灯油は寒い地域で人気の燃料タイプといえるでしょう。灯油の給湯器は耐久性やコスト面が優れています。

電気タイプの給湯器だと、タンクにお湯を貯めるため災害時でも使用可能です。ガスに比べると光熱費が安いのも魅力的です。しかし、お湯をたくさん使うとタンク内のお湯がなくなる「湯切れ」になる点に注意しましょう。

自分にあった号数を選ぶ

次に給湯器の号数を確認しましょう。

号数とは、給湯器の給湯能力を表しており、水温+25℃のお湯が1分間に出る量(L)を示しています。

1分間に20Lのお湯が出せる給湯器なら「20号」です。号数が大きいほど大量のお湯を使えますが、費用が高くなります。

どの号数にすれば良いか迷ったときは、以下の目安を参考にしましょう。

  • 単身世帯は16号
  • 2人家族は20号
  • 3人以上の家族は24号

給湯器の号数はライフスタイルに応じて変更可能なため、まずは今の家族の人数で号数を選ぶことをおすすめします。

給湯器の号数をアップしたい場合は、ガスメーターの号数を確認しましょう。16号・20号の給湯器の場合は4号のガスメーターで対応可能ですが、24号の給湯器は6号のガスメーターが必要です。

そのため、20号から24号に給湯器の号数を変更したい場合は、ガスメーターの号数も合わせて変更してください。

自分にあった給湯器のタイプを選ぶ

最後に給湯器のタイプを選びます。給湯器の主な3つのタイプを以下の表にまとめました。

給湯器のタイプ機能
給湯専用蛇口からお湯を出す
ふろ給湯器・蛇口からお湯を出す
・自動でお風呂に湯を張る
・お風呂の追い炊き
給湯暖房熱源機・蛇口からお湯を出す
・自動でお風呂に湯を張る
・お風呂の追い炊き
・床暖房
・浴室乾燥機

給湯器を買い替えるときは、現在と同じタイプのものに変更することが多いです。

給湯専用タイプからふろ給湯器タイプ、ふろ給湯器タイプから給湯暖房熱源機への変更は大がかりなリフォームが必要になります。

給湯器の買い替えは専門業者がおすすめ

給湯器を買い替える際に、設置を行ってもらえる業者はさまざまありますが、専門業者がおすすめです。以下に設置を依頼できる業者を5つ挙げたので、比較してみましょう。

  • ガス会社
  • 給湯器メーカー
  • 家電量販店
  • 電力会社
  • 給湯器専門業者

ガス会社

一般家庭の多くがガス給湯器を使用していますが、ガス会社は普段から利用しているため、施工面での信頼や心理的な安心感があります。

しかし値引きが少ないため、他の業者に比べて費用が高くなりがちです。また扱う給湯器の種類が限られることがあるので、コストを重要視する方は依頼を控えたほうが良いでしょう。

給湯器メーカー

給湯器メーカーに依頼すれば、自社製品を確実に提供してくれるので、自分が欲しい給湯器がある場合にはおすすめです。また、大手メーカーなので、購入後のサポートや保証がしっかりしており、信頼性が高いです。

しかし、問い合わせから工事までの対応スピードが遅い場合があり、費用面でも割引が少ないため、他の選択肢に比べて費用が高くなる場合があります。

家電量販店

家電量販店での給湯器購入と施工依頼は、利便性とお得感を求める方におすすめです。

たとえば、型落ち品や在庫処分商品のセールが頻繁に行われ、ポイントカードを利用してさらにお得に購入することが可能です。また、店舗に足を運べば、実際の製品を目で見て選べます。

しかし、家電量販店は専門性に欠ける点がデメリットです。多種多様な製品を取り扱うため、給湯器の専門知識が不足している場合があり、施工についても詳細な情報を提供できない場合があります。

専門性の不足や施工の制約など工事に対して安心したい方は、他の選択肢を検討しましょう。

電力会社

電力会社による給湯器の交換は、オール電化に興味がある方におすすめです。

エコキュートなどの電気給湯器は、電気代の節約が期待できるため、ランニングコストを抑えたい家庭に適しています。

しかし、電気給湯器の本体価格や工事費が高いため、初期費用がガス給湯器より高いです。オール電化に興味がある方には適した選択肢ですが、コスト面では検討が必要でしょう。

給湯器専門業者

給湯器専門業者は、幅広い選択肢から最適な給湯器を選べるので、自分に合った給湯器を選べる点が魅力的です。設置工事後のアフターサービスもしっかりしているので、安心して依頼できます。

実際に業者を選ぶ際は、インターネットでの評判や提供されるサービス内容を確認し、信頼できる業者かどうかを見極めることが重要です。

一部には必要な専門資格を持たない業者もいますが、ミズテックでは専門資格と知識を持ったスタッフが対応するので安心してお任せください。

給湯器交換工事は依頼してから日数がかかる

依頼する業者が決まれば、実際に発注という流れになりますが、給湯器交換工事は依頼してから作業が行われるまでに、日数がかかることを把握しておきましょう。

施工を依頼した場合、通常は1日から1週間の準備期間が必要です。
とくに10月から2月の繁忙期には、予約が取りにくくなるため、待ち時間が長くなることがあります。
また、給湯器の在庫がない場合や、注文が集中している時期は、作業開始まで数週間かかることもあります。

そのため、給湯器が故障や劣化の兆しを見せたら、早めに業者を探し始めましょう。

給湯器交換工事をスムーズに進めるためには、事前の準備が重要なので、余裕を持って依頼してください。

給湯器の買い替えは専門業者に依頼しよう

この記事では給湯器の買い替えについて徹底的に解説しました。給湯器を買い替える際は、給湯器専門業者に依頼するのがおすすめです。

買い替えを依頼する際は、給湯器の設置場所などを事前に伝え、複数の業者で見積もりを取りましょう。各業者の料金や実績、保証内容も考えながら買い替え業者を選んでみてください。

ミズテックでは、給湯器の修理や交換工事はもちろん、給湯器ならではのお悩みにも対応しています。大切に使い続けたい給湯器だからこそ、トラブルに対しては早急に対処することが重要です。不具合や故障で困っている方は、お気軽にお問い合わせください。

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