エコキュートの室外機から水漏れ!? 原因や対処法などを解説

エコキュートの室外機からの水漏れは、多くの家庭で頭を悩ます問題です。

本記事を読むことで、水漏れの原因を理解し、適切な対応策を学べます。

今回、得られる主な情報は以下の通りです。

  1. 室外機の水漏れが発生する主な症状:どのような兆候に注意すべきかを解説します。
  2. 水漏れの原因とその対策:水漏れの一般的な原因と、それぞれの解決策を提供します。
  3. 専門家による修理とその費用:修理が必要な場合の手順と、予想される費用について説明します。

記事を最後まで読んだ後、あなたは自信を持って水漏れ問題に対処できるでしょう。

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エコキュートの室外機から水漏れしている可能性のある症状

エコキュートの室外機からの水漏れは家庭内の快適な生活に大きな影響を及ぼす問題です。

室外機から水が漏れていると、エコキュートの性能低下や故障の原因になります。

ここでは、そのような状況を示すいくつかの典型的な症状について説明します。

お湯が出ない

エコキュートの室外機からの水漏れがある場合、最も顕著な症状の一つはお湯の供給がストップすることです。

この問題は、内部の圧力が低下していることが原因で起こります。

水漏れにより水圧が保たれず、適切な温度でお湯を供給できなくなります。

貯湯タンクの減りが早い

通常よりも貯湯タンクの水の減りが異常に早い場合、これは隠れた水漏れが存在する可能性を示唆しています。

水漏れが室外機の内部やその周辺で発生していると、タンク内の水が必要以上に補充されることが多く、その結果、水の使用量が増加します。

例えば、一晩で貯湯タンクが半分以下に減少している場合は、何らかの漏れが発生している可能性が高いです。

急に光熱費が高くなった

水漏れが発生していると、エコキュートは失われた水を補充するために追加で動作を行い、これが電気使用量の増加につながります。

特に、保温や給水のために電気や水道を大量消費してしまうと、光熱費が通常よりも著しく高くなることがあります。

水漏れによる水の補充が頻繁に必要になるため、これが直接的な原因となり得るのです。

室外機が常に湿っている

室外機の外側が常に湿っているのも、内部で水漏れが発生している兆候です。

この湿りは、通常は見られないもので、特に乾燥している晴れた日に室外機が湿っている場合は注意が必要です。

この状態が持続すると、室外機自体の錆や腐食の原因にもなり得ます。

これらの症状が見られた場合は、速やかに専門の技術者に診断を依頼することをおすすめします。

早期発見と早期対応により、より大きな損害や高額な修理費用を避けられるでしょう。

水漏れしてしまう原因とは?

ポイント

エコキュートの室外機から水漏れが発生する原因はさまざまですが、主に以下のポイントが挙げられます。

メンテナンスが不足している

室外機は外の環境にさらされるため、定期的なメンテナンスが非常に重要です。

メンテナンスを怠ると、機械の劣化が進みやすく、水漏れを招く原因となります。

特に、以下の点に注意が必要です。

メンテナンス不足による破損部分の悪化

メンテナンスが不足していると、室外機の中の部品が劣化しやすくなります。

特に、エコキュートの室外機には多くの機械部品が含まれており、これらは定期的な点検や清掃が必要です。

一般的には、年に1回のメンテナンスが推奨されていますが、環境や使用頻度によっては、もっと頻繁なメンテナンスが必要な場合もあります。

製品に使用されている銅が錆びている

エコキュートの室外機の多くは銅製の配管を使用しています。

銅は熱伝導率が高く、耐久性に優れているため、熱交換器として広く利用されていますが、時間が経つと酸化や腐食の影響を受けやすいです。

銅が錆びると、その部分から水漏れが発生する可能性が高まります。

これは特に、塩害がある地域や、酸性雨の影響を受けやすい地域で問題となります。

室外機の寿命や劣化

エコキュートの室外機は、使用環境や保守状態によって異なりますが、一般的には8年から10年程度の寿命があります。

設置された環境が厳しい場合や、定期的なメンテナンスを怠ると、この期間内でも故障や性能の低下が起こり得ます。

特に、野外に設置されていることが多いため、直射日光や雨風といった外部環境の影響を直接受けるため、内部の部品の劣化が進みやすくなります。

室外機の寿命は8~10年程度

メーカーによっては最大15年の保証を提供している場合もありますが、これは理想的な保守管理を前提とした数字です。

日常的に室外機を点検し、小さな異常にもすぐ対応することが長持ちさせる秘訣です。

実際には、多くの室外機がこの期間前に何らかのサインを示すことがあります。

配管の劣化による亀裂や穴あきの可能性も

エコキュートの室外機の配管は、金属の疲労や外部からの物理的なダメージにより劣化します。

特に、冬季には凍結による配管の破損が発生しやすいため、防寒対策が必要です。

また、配管が古くなると錆びやすくなり、小さな亀裂から水漏れが発生します。

これが原因で室外機周辺に水たまりができたり、水漏れ音がすることもあります。

ホース内での異物の詰まりや不具合

エコキュートの室外機が適切に機能しない1つの原因として、ホース内部に異物が詰まっている場合があります。

これは水漏れのみならず、機器の効率低下をもたらします。

異物が詰まっていて排水ができていない

室外機のホース内に異物が詰まると、正常に水が排水されなくなります。

細かい砂や泥、落ち葉などが内部に入り込んで水の流れを阻害してしまうケースが多いです。

水がうまく流れないと、水圧が異常に高まり、結果としてホースや接続部分からの水漏れに繋がるかもしれません。

ホースがうまく接続していない

ホースが正しく接続されていない場合も、水漏れの原因となります。

接続部分が緩んでいるか、またはホース自体が老朽化によりひび割れていることが考えられます。

これにより、水が周囲に漏れ出し、システム全体の効率を下げることにつながります。

そのほかに考えられる原因

エコキュートの室外機から水漏れが発生する場合、いくつかの一般的な原因以外にも、考慮すべき点があります。

下記の要因は水漏れの発生に寄与する可能性がありますので、注意が必要です。

  • 冬場の凍結:特に寒冷地においては、室外機内の水が凍結し、その結果、配管が破裂することがあります。
  • 結露:高湿度や急激な気温の変化により、室外機の表面や内部で結露が発生します。
  • 異音の発生:モーターの故障やベアリングの損耗が原因で異音が生じ、これが水漏れの前触れとなるかもしれません。

上記のような原因以外でも水漏れやお湯が出なくなる場合があります。

もし原因がわからない場合は、専門の業者に問い合わせることをおすすめします。

詳細は、下記のエコキュートの専門業者であるミズテックのサイトをご覧ください。

【関連記事】「給湯器のお湯が出ない原因は?対処法を解説」

水漏れした時の対処法

ここでは、エコキュートの室外機から水漏れが確認された場合の対処法を4つ挙げていきます。

1.水漏れ箇所の確認

エコキュートの室外機から水漏れが確認された場合、まず行うべきは水漏れ箇所の特定です。

正確に問題を把握することで、修理がスムーズに進行し、より迅速に対応できます。

  • 外観の確認:室外機の全体を確認し、特に接続部やホース周辺の湿りがないか注意深く見ることが重要です。外観から明らかに濡れている場所があれば、その部分が水漏れの原因かもしれません。
  • 内部の状態の確認:安全を確保した上で、室外機のカバーを開け、内部も同様にチェックします。内部に水が溜まっている、または湿っている部分があれば、それが水漏れの直接的な原因となっている可能性が高いです。
  • 運転中の観察:室外機を稼働させ、運転中に水漏れが発生していないかを観察します。この時、異音がないかも合わせて確認しましょう。
  • 下部からの漏れ:室外機の下部から水が漏れている場合は、内部の配管や部品が破損している可能性があります。これは専門の技術が必要となるため、早急にプロの修理業者に相談することをお勧めします。

水漏れ箇所を自分で確認することは、修理業者とのコミュニケーションをスムーズにするだけでなく、問題の早期解決にもつながります。

また、保証の適用有無を確認する際にも、具体的な症状の説明が役立ちます。

2.エラーコードを確認して再起動をしてみる

エコキュートの室外機が水漏れしている場合、リモコンにエラーコードが表示されていることがあります。

このエラーコードは、具体的な故障箇所や問題を特定する手がかりとなります。

リモコンにエラーコードが表示されていないか確認する

メーカーによってエラーコードは異なりますが、一般的には次のようなものがあります。

  • E1:一般的な通信エラー
  • F2:冷媒圧力が異常に低い
  • H6:モーターが動かない

リモコンの表示を確認し、エラーコードがある場合は、そのコードをメモしてください。

この情報が修理の手がかりとなり、修理業者とのコミュニケーションがスムーズになります。

再起動してみる

エラーコードの確認後、次に試すべきは再起動です。

以下のステップで再起動を行いましょう。

  1. 電源をオフにする: まず、エコキュートの電源を完全にオフにします。
  1. 数分待つ: 電源をオフにした後、少なくとも3分間はそのままにしておきます。これにより、システムがリセットされます。
  1. 電源を再度オンにする: 3分以上経過した後、電源を再びオンにします。

再起動により、一時的なエラーが解消される可能性があります。

しかし、水漏れが続く場合やエラーコードが再び表示される場合は、専門の修理業者への相談がおすすめです。

3.電源を切り、止水栓を閉める

エコキュートの室外機から水漏れが発生した場合、直ちに行うべき対処法は「電源の切断」と「止水栓の閉鎖」です。

これにより、機器への更なる損傷を防ぎ、安全を確保することが可能です。

電源を切って、止水栓を止めることで一時的に水漏れが止まる

まず、エコキュートの電源を切ることで、機器が停止し、それ以上の水の流出を阻止します。

次に、止水栓を閉めることで、機器への水の供給を停止し、水漏れを一時的に止められます。

この操作は、水漏れが発生した際に最初にすべき応急処置の一つとされています。

水道の元栓と間違えないように要注意!

止水栓を操作する際には、水道の元栓と間違えないように注意が必要です。

元栓を閉めてしまうと、家全体の水供給が停止してしまい、日常生活に支障をきたすかもしれません。

エコキュート専用の止水栓は通常、室外機の近くに設置されていますが、不明な場合は取扱説明書を参照するか、専門の技術者に問い合わせることをおすすめします。

4.担当メーカーや修理業者に連絡する

実際に、エコキュートの室外機から水漏れが発生した場合、初心者の方が自分で対処するのは難しく、プロに任せるのが一番です。

以下に、保証期間内・外での対応について説明します。

保証期間内の場合はメーカーに連絡する

エコキュートの室外機が保証期間内に水漏れを起こした場合、最初に行うべきことは製品のメーカーに連絡することです。

保証期間内であれば、無料で修理または部品の交換が可能な場合が多いです。

メーカーのカスタマーサービスに連絡し、製品の型番、購入日、発生している問題を詳細に伝えましょう。

保証期間が過ぎている場合は、専門業者に依頼する

保証期間が終了している場合は、専門の修理業者への依頼が最適です。

状況に応じて修理費用が発生しますが、正確な診断と安全な修理を期待できます。

特に、エコキュートのような複雑な設備は、専門知識と適切なツールが必要です。

修理業者は水漏れの原因を特定し、最も効果的な修理方法を提案してくれます。

詳しい詳細は、エコキュート修理の専門業者であるミズテックのサイトをご確認ください。

修理代はどのくらいかかる?

業者の画像

エコキュートの室外機の修理にかかる費用は、発生している問題の種類や修理の緊急度によって大きく異なります。

修理費の目安

例えば、配管の簡単な交換や修理の場合、数千円から1万円程度で済むことが一般的です。

しかし、ヒートポンプ自体の故障が原因である場合、修理費は5万円を超えることもあるでしょう。

室外機全体の交換が必要な場合、新しいユニットの購入と設置費用を含めると、10万円以上の費用がかかることもあります。

もし、より具体的で詳しい修理費用について知りたい場合は、業界最安値に挑戦中の専門業者であるミズテックのサイトを参照してください。

【ミズテックおすすめ記事】:エコキュートの修理相場費用とは?修理すべきタイミング・修理を減らす方法を解説!

修理はできるだけプロの専門業者に依頼しよう!

水漏れの原因が特定できない場合や、複雑な修理が必要な場合は、プロの修理業者に依頼しましょう。

専門業者は適切な診断と効率的な修理を提供し、問題を正確に解決できます。

自己修理を試みると、問題を悪化させるリスクがあり、最終的にはより高額な修理費が発生します。

また、定期的なメンテナンスを行うことで、予期せぬ故障や修理費の増加を防ぐことが可能です。

専門業者による定期的な点検は、室外機の寿命を延ばし、最終的には長期的なコスト節約につながります。

まとめ

エコキュートの室外機から水漏れが起きると、日常生活に大きな影響を及ぼします。

この問題を解決するためには、以下の点に注意しましょう。

  1. 症状を把握する:室外機が湿っている、お湯が出ない、または貯湯タンクの水が減る速度が異常に速い場合は水漏れの可能性があります。
  1. 原因を特定する:メンテナンス不足、製品の老朽化、ホースの不具合などが原因で水漏れが発生することがあります。
  1. 適切な対応をとる:水漏れが発見された場合、すぐに電源を切り、止水栓を閉め、必要であれば専門業者に連絡してください。

水漏れは早期発見・早期対応が重要です。

異変を感じたら、すぐに専門家に相談し、適切な処置を行いましょう。

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