ビルトイン食洗機を後付けできるのか気になる方も多いでしょう。この記事では、ビルトイン食洗機の後付け工事に関する情報を解説します。
目次
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ビルトイン食洗機は条件によって後付け可能
ビルトイン食洗機とは、キッチンのキャビネットに埋め込むタイプの食器洗い乾燥機です。
キッチンのデザインを邪魔せず、スペースを有効活用することができます。また、食器洗浄の効率が非常に高く、食器洗いの時間節約にもつながるため、非常に人気の高い家電です。
ビルトイン食洗機は、新築時にオプションで付けるイメージがありますが、条件が合えば後付けや交換も可能です。また、食洗機がついていなかったキッチンに、リフォームの際にビルトイン食洗機を設置することもできます。
詳しい設置条件については、「ビルトイン食洗機の後付け可能なキッチンの条件」をご覧ください。
ビルトイン食洗機の寿命は?
ビルトイン食洗機の寿命は、一般的に約10年と言われています。
使用頻度やお手入れ方法などによっても変動しますが、以下のようなサインが出てきたら、そろそろ寿命が近づいているのかもしれません。
- 頻繁な水漏れ
- エラー表示が頻繫にでる
- 食器汚れの洗い残しや乾きが悪い
また、上記の不具合が出ていない場合でも、10年以上使用している場合は、買い替えや交換を検討してみましょう。
ビルトイン食洗機の後付け可能なキッチンの条件
ビルトイン食洗機が設置できるキッチンの条件は、主に以下の3つです。
- キッチンのキャビネットに十分なスペースがある
- セクショナルキッチンではない
- 賃貸住宅ではない
キッチンのキャビネットに十分なスペースがある
ビルトイン食洗機は、キッチンのキャビネットに内蔵されます。そのため、高さ75cm、幅45cm、奥行き60cm以上のスペースがないと設置できません。
また、メーカーによって若干サイズが変わる場合があるため、必ずサイズを確認するようにしましょう。
セクショナルキッチンではない
調理台や加熱機器、収納用のキャビネットなどが、パーツごとに独立したセクショナルキッチンには、ビルトイン食洗機の設置はできません。
セクショナルキッチンは古い戸建てや集合住宅でよく採用されていますが、このタイプのキッチンに食洗機を設置する場合は、据え置き型になります。
賃貸住宅ではない
賃貸住宅の場合、ビルトイン食洗機を設置する際には、大家や管理会社に確認が必要です。無断でビルトイン食洗機を設置してしまうと、退去時に原状回復費用を請求される可能性があります。
賃貸住宅でビルトイン食洗機を設置したい場合は、大家や管理会社に許可を得てからにしましょう。
※関連ページ:ビルトイン食洗機のおすすめを徹底解説!メーカー、種類、選び方のポイントも紹介
おすすめのビルトイン食洗機メーカー3選
ビルトイン食洗機は、国内のメーカーと海外のメーカーのものがありますが、サイズや仕様、保証などを総合的に考えると、国内メーカーのものがおすすめです。
ここでは、国内メーカーの中でも、特におすすめのビルトイン食洗機メーカーを3つご紹介します。
- Panasonic(パナソニック)
- Rinnai(リンナイ)
- 三菱電機
メーカーによって、便利な機能や使い勝手は変わりますので、自分の希望や条件に合ったメーカーを選択するようにしましょう。
Panasonic(パナソニック)
国内家電メーカーで有名なPanasonic。「ナノイーX」機能搭載のビルトイン食洗機や、狭いシンクにも置けるビルトイン食洗機など、さまざまなタイプを取り揃えています。
また、食器を置くラックが2段構成になっているビルトイン食洗機もあり、大容量の食器を洗うことができます。家族の多い方などにもおすすめです。
⇒Panasonic(パナソニック)のビルトイン食洗機はこちら
Rinnai(リンナイ)
Rinnaiは給湯器で有名な国内のメーカーですが、ビルトイン食洗機も製造しています。また、国内メーカーで唯一フロントオープンタイプの食洗機を採用しています。
Rinnaiのビルトン食洗機には、立体的に洗浄する独自の「タワーウォッシャー」機能がついており、庫内のすみずみまでむらなく水流を届けてくれます。
また、内臓センサーで洗浄や乾燥時間などの自動調整機能タイプもあり、水道代や電気代などを抑えられます。
三菱電機
三菱電機のビルトイン食洗機には浅型・深型の2タイプがあります。三菱電機ビルトイン食洗機は低騒音に設計されているため、集合住宅にお住まいの方や、洗浄中の音が気になる方におすすめです。
また、ビルトイン食洗機の機種によっては、タッチするだけで簡単に扉を開けられるものもあります。
ビルトイン食洗機の工事費用の相場は?
メーカー |
本体価格 |
新規取り付け工事 |
既存取り付け工事 |
Panasonic |
8万円~25万円 |
10万円~ |
3万円~ |
Rinnai |
7万円~15万円 |
10万円~ |
3万円~ |
三菱電機 |
5万円~15万円 |
10万円~ |
3万円~ |
後付けでビルトイン食洗機の新規取り付けを行う場合、工事費用はおおよそ10万円~です。
また、コンセントや給水管の位置によっては追加工事が必要なため、別途費用がかかる場合もあります。
※上記価格はあくまで目安です。本体価格や工事費用は、メーカーや工事業者によって異なります。
ビルトイン食洗機の後付交換費用については、こちらのページで詳しく解説しています。
ビルトイン食洗機を後付けする際の注意点
ビルトイン食洗機を後付けする場合、キッチンの設備によっては追加工事が必要になる場合もあります。ビルトイン食洗機を後付けする場合は、以下の点に注意しましょう。
- 設置場所のサイズ
- 電気回路やコンセントの位置
- 給水管や給湯管の位置
設置場所のサイズ
ビルトイン食洗機は高さ75cm、幅45cm、奥行き60cm以上のスペースがないと設置できません。
ただし、シンク下に設置する「ミドルタイプ」の食洗機であれば、奥行き60cm×幅45cm×高さ47cm程度で設置可能な場合があります。
設置前に、希望のビルトイン食洗機を設置するスペースがあるか、必ずサイズを確認するようにしましょう。
電気回路やコンセントの位置
ビルトイン食洗機を設置するには、食洗機専用の電気回路が必要です。
キッチンで使用する冷蔵庫やオーブンなどと同じ電気回路を使用すると、同時に使用した場合にブレーカーが落ちる可能性があります。そのため、食洗機専用の電気回路がない場合は、回路を増やす工事を行います。
また、ビルトン食洗機を設置する場所の近くに、100Vのコンセントも必要です。そのため、コンセントがなければ増設しなければなりません。これらの工事には、別途費用が必要です。
給水管や給湯管の位置
ビルトイン食洗機は、シンク下にある給水管と給湯管に繋いで使用します。
そのため、給水管や給湯管の位置が遠い、分岐金具がない場合などは、追加工事が必要になる可能性もあります。追加工事が必要となった場合は、別途費用が必要です。
ビルトイン食洗機の後付け工事の手順
ビルトイン食洗機の後付け工事は、通常2〜3時間程度が予想されます。ビルトイン食洗機の後付工事は、主に以下のような手順で進めていきます。
1.キャビネットを外す
ビルトイン食洗機を取り付ける部分のキャビネットを枠ごと外します。取り外したキャビネットの廃棄については、別途費用が掛かる場合もあるので、事前に工事業者へ確認しておきましょう。
2.脚ユニットを設置する
次に、ビルトイン食洗機を載せる脚ユニットを設置します。脚ユニットの下は、ビルトイン食洗機と給排水をつなぐ空間になります。
3.給湯管と排水管を設置する
ビルトイン食洗機用の給湯管・排水管設備が整っていない場合は、分岐工事を行います。すでに、給排水設備が整っている場合、この工程が省かれる場合もあります。
4.ビルトイン食洗機本体を設置する
2.で設置した脚ユニットに、ビルトイン食洗機を設置します。周りに傷がつく場合もあるので、注意して丁寧に作業を行います。
5.給湯管と排水管と接続する
ビルトイン食洗機本体の設置が完了したら、配管スペースから給湯管と排水管を接続します。
6.電源コンセントへ接続する
電源プラグをコンセントに差し込みます。試験運転を行い、問題なく給水・排水、洗いや乾燥ができているかを確認し、取り付け終了となります。
ビルトイン食洗機の交換・取り付け工事には、専門の知識・技術が必要ですので、交換専門業者へ依頼しましょう。
ビルトイン食洗機後付けの施工事例
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本記事では、ビルトイン食洗機の後付け工事の注意点や流れについて解説しました。後付け工事は、専門知識が必要な部分もあり、なかなか素人施工は難しいのが現状です。
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