石油給湯器の修理費用は高い?確認すべきポイントと業者の選び方を解説

「石油給湯器の修理費用は高いって聞いたけど、一体どのくらい?」

使用中の石油給湯器に不具合が生じたため、上記のような疑問に頭を悩ませている方も多いでしょう。石油給湯器でお湯が出なくなるなどの不具合に見舞われた場合、原因を突き止めた上で冷静に対処することが重要です。

この記事では、石油給湯器の修理に関して、修理前に確認すべきポイントからDIYでの修理、修理費用相場まで掘り下げます。さらに、石油給湯器の修理手順のステップや業者の選び方が分かるので、修理が必要な状況で適切な対処法を施せるようになります。

石油給湯器の不具合や故障で困っている方は、ぜひ最後までご一読ください。

\最短30分で駆け付け!/
Webで無料相談・見積もりをする

>>お問い合わせページ

石油給湯器の修理はDIYでも可能?

結論から述べると、石油給湯器のDIYでの修理はおすすめできません。確かに、石油給湯器の修理においては、ガス給湯器のように「ガス可とう管接続工事監督者」などの資格が必須となるわけではありません。しかし、下記のような理由からDIYでの修理・交換工事は奨励できないのが現状です。

・故障の原因を突き止めるのが難しいこともある
・不完全燃焼などで人体に危害が及ぶこともある
・最悪の場合火災などで近隣に迷惑をかけることも
・うまく修理できずに症状を悪化させ費用がかさむことも

石油給湯器は燃料として灯油を使用するタイプの給湯器であり、工事に際しては火災などのリスクもあります。責任問題などに発展するケースもあるため、日本石油燃焼機器保守協会の定める「石油機器技術管理士」の資格を有した人が工事を行うのが望ましいです。

安全に工事を済ませる上で重要な資格や技術力がない場合には、専門業者に工事を任せる方が安心でしょう。

石油給湯器の修理前に確認すべき症状7点

石油給湯器の修理は基本的にDIYではなく業者に任せるのがおすすめです。とはいえ、業者に工事を依頼する前にご自身で確認しておくべきポイントが存在します。特に重要な症状として、下記の7つが発生していないかを確かめてみてください。

エラーコード

石油給湯器の修理前には、エラーコードの有無を確認しましょう。「石油給湯器が動かなくなった」「石油給湯器でお湯が出なくなった」というときには、一時的なエラーコードが発生しているケースも多いです。石油給湯器の運転が停止しているエラーとしては、下記のようなものがあります。

・燃焼時における「過熱防止装置作動」による運転停止
・停電発生
・追いだき許容時間超過による運転停止
・点火ミスをを一定回数以上繰り返したた目の再点火防止機能作動 など

上記のようなエラーに伴ってリモコンに表示されるコードは、メーカーによっても異なります。各メーカーごとのエラーコードに関しては、メーカーの公式サイトまたは取扱説明書を確認しましょう。

記載された適切な解除方法を試して正常に給湯器を使えるケースもあれば、エラーコードが再発するケースもあります。エラーコードが頻発する場合には経年劣化なども疑われるため、業者に点検を依頼すべきでしょう。

お湯や水が出ない

石油給湯器の修理が必要な症状としては、お湯や水が出ないという症状も挙げられます。お湯のみが出ないというケースもあれば、お湯も水も出ないというケースもあります。原因としては、止水栓が閉じている、凍結しているなどの外的な要因の場合も多いです。

一方で、下記のような給湯器内部の事情でお湯や水が出ないケースには注意が必要です。

・温度調節機能の故障
・汚れが蓄積している
・経年劣化による燃焼効率の低下
・リモコンの故障 など

上記のような原因でお湯や水が出ない場合には、石油給湯器が経年劣化している場合もあれば、使用年数を問わず誤った使い方などにより修理が必要な場合もあります。具体的にどのような症状が出ているかを確認した上で、専門業者に点検を依頼してください。

湯温が安定しない

石油給湯器の修理前に確認したい症状としては、湯温が安定しない症状も挙げられます。湯温が安定しない症状も、お湯が出ない・水も出ない症状と同じく、給湯器内部の故障が原因のケースも多いです。

ただし、お湯は出るものの湯温が不安定なだけの場合、温度調節機能のみが故障している可能性も考えられます。このような場合には給湯器本体の交換ではなく、一部の修理や交換で済む場合も多いです。

「この前まではちゃんと設定した温度のお湯が出ていたのに」という場合には、石油給湯器の修理を検討してください。

異音・爆発音がする

石油給湯器から異音や爆発音などがした場合にも、修理または交換を検討すべきでしょう。石油給湯器からの異音・爆発音の原因としては、下記のようなものが考えられます。

・燃焼室内の汚れ
・バーナーの不具合
・灯油燃焼時の爆発音

灯油を変えたばかりの時などに普段より大きな音がすることもありますが、あまりに大きな爆発音などは放置しておくと危険です。バーナーや燃焼系に不具合が生じている可能性も高いため、すぐに使用を中止して専門業者に点検してもらいましょう。

異臭・灯油漏れ

石油給湯器の修理前に確認したい症状としては、異臭や灯油漏れも挙げられます。油漏れや普段よりも灯油臭さが強い場合には、給湯器が故障している可能性も高いです。主な原因としては、下記のようなものが考えられます。

・本体内部の経年劣化
・送油管の破損・劣化
・電磁ポンプ本体の破損・劣化
・パッキンの破損・劣化 など

上記のような症状が出ている場合には、ご自身で直すことが難しい状態にあります。最悪の場合一酸化炭素中毒や火災などにつながる恐れもあるため、すぐに使用を中止しましょう。その上で、安全を確保し、専門業者に連絡をして状況を正確に伝えてください。

煙が出る

煙が出ている場合にも、石油給湯器の故障が疑われます。原因としては、各部品の経年劣化や、バーナーや排気筒に汚れが蓄積している場合も多いです。また、不完全燃焼が発生しているケースもあるため、注意してください。

使用年数が長くなり経年劣化が進むと、不完全燃焼が起きやすくなります。安全に石油給湯器を使用するためには、定期的な点検とメンテナンスが重要です。定期メンテナンスを怠っていた場合には突然給湯器が使えなくなる可能性も高いため、できるだけ早急に業者に修理または交換を依頼してください。

水漏れ

石油給湯器の修理前に確認すべき症状としては、水漏れも挙げられます。水漏れが起きる原因には、下記が含まれます。

・凍結による破損
・パッキンの破損・劣化
・水抜き栓の取り付け不良 など

水抜き栓の取り付け不良などであれば、栓を取り付け直すだけで対処可能です。しかし、部品の破損や烈火の場合には、点検および部品の交換が必要です。どのような部品を交換・修理すべきか分からない場合には、決して無理にDIYで作業をしようとせず、専門業者に一任してください。

石油給湯器の修理費用相場は?

石油給湯器の修理費用相場は、5,000~60,000円程度です。これに、別途出張費や移動費などが数千円〜1万円程度で加わるケースもあります。具体的な修理内容ごとの費用相場は、下記の通りです。

・外部配管の水漏れ修理:8,000円~15,000円
・水栓関連の修理:10,000円~20,000円
・リモコン交換:15,000円~20,000円
・燃焼系の修理:15,000円~35,000円
・電装系の修理:5,000円~45,000円
・安全装置の修理:7,500円~60,000円
・水制御装置の修理:10,000円~35,000円

また、上記の修理費用は、あくまで石油給湯器の部品交換や一部の修理にかかる費用です。石油給湯器本体を丸ごと交換する場合には、上記の限りではありません。

石油給湯器を交換する場合には、本体価格が10~45万円・工事費用が3~6万円程度かかります。このことも踏まえて、石油給湯器の不具合や故障に適切に対処してください。

石油給湯器の修理までの流れ3ステップ

石油給湯器の修理費用相場は、円だと分かりました。続いて、石油給湯器の修理までの流れを3つのステップで確認しましょう。

異音や異臭を確認し安全を確保する

石油給湯器の修理を依頼する際にはまず、異音や異臭などを確認します。普段はしないような爆発音がする場合や、灯油の臭いが強くする場合などには、不完全燃焼などの恐れもあります。安全を確保するためにもまずは、このような症状の有無を確認してください。

異音や異臭がする場合には、換気を行うなどして安全を確保しましょう。異音や異臭などはなく、お湯が出ないなどの症状のみが出ている場合には、次のステップにそのまま移りましょう。

給湯器専門業者に症状を伝える

石油給湯器の不具合・故障の症状を確認したら、給湯器専門業者に具体的な症状を伝えましょう。石油給湯器の修理はDIYで行うのが難しいため、給湯器専門業者に一任するのがおすすめです。

その場合にも、どのような症状が出ているかを電話等であらかじめ伝えておくことで、点検や修理をスムーズに行えるようになります。「お湯のみが出ないのか水も出ないのか」「設定した温度のお湯が出なくなったのはいつからか」「どんな種類のエラーコードが出ているのか」などを具体的に給湯器専門業者に伝えた上で、次のステップに移ります。

点検を受け修理または交換に移る

給湯器専門業者に石油給湯器の故障内容を伝えたら、点検に移ります。希望の点検日を指定した上で、点検に立ち会いましょう。点検の結果、一部の修理のみを行う場合もあれば、給湯器本体の交換が必要な場合もあります。

修理の場合にはその場で修理を進められるケースもありますが、症状や部品によっては後日改めて修理を行うケースも多いです。また、本体の交換が必要な場合には、業者が給湯器の在庫を確保している必要があります。

「もしかして修理ではなく交換が必要かも」というケースにおいては、あらかじめ業者ごとの給湯器の取り扱いおよび在庫を確認しておきましょう。

石油給湯器の修理におすすめの業者の選び方3つ

石油給湯器の修理が必要なケースにおいては、「異音・異臭などの確認」→「業者に症状を伝える」→「点検」→「修理または交換」という流れで修理を行うことになります。石油給湯器の修理は基本的に業者に任せる必要があるため、業者選びも重要です。ここでは、石油給湯器の修理におすすめの業者の選び方のポイントを3つお伝えします。


給湯器の交換だけでなく修理に対応できる業者を選ぶ

石油給湯器の修理に際しては、給湯器の交換だけでなく修理に対応できる業者を選ぶことが重要です。給湯器専門業者の中には、新たな給湯器の交換・取り付け工事には対応しているものの、修理には対応していないという業者も多いです。

修理に対応していない業者に依頼してしまうと、修理を進められることができません。そればかりか、修理で済むようなケースであっても、給湯器の交換を勧められて費用がかさんでしまうというケースもあります。

そのような事態を防ぐためにも、業者選びにおいてはあらかじめ、

・石油給湯器の工事に対応しているか
・交換だけでなく修理にも対応しているか

を必ず確認しましょう。

施工実績数が多く技術力が高い業者を選ぶ

石油給湯器の修理に際しては、業者ごとの施工実績数や技術力を確認することが重要です。施工実績数が多く、技術力や仕上がりなどに関して口コミで高く評価されている業者であれば、安心して工事を任せることができるでしょう。

一方で、料金は安いものの実績の乏しい業者や、施工不良や手抜き工事などに関する口コミがあまりにも多い業者は、避けるのが賢明と言えます。給湯器専門業者と一口に言っても、その実績や技術力は業者間で大きな差があるものです。

給湯器に関する工事に必要な資格を有しているかはもちろんですが、こと石油給湯器の修理に関する実績が豊富なのかまでチェックして、本当に信頼できる業者に工事を任せたいものです。

保証・アフターサービスが充実した業者を選ぶ

石油給湯器の工事業者を選ぶ上では、保証やアフターサービスの内容も必ず確認しましょう。

石油給湯器の修理や交換工事は、工事のみで完了というわけではなく、工事後に快適にお湯を使い続けることが何よりも重要です。そのためには、施工後の保証は何年分つくのか、アフターサービスとしてどんな対応をしてくれるのか、をチェックして業者を選ぶようにしましょう。

各業者の保証内容やアフターサービス内容を確認するとともに、工事後のスタッフ対応に関して悪い評判のある業者を避けることも重要なポイントとなります。

石油給湯器の故障・修理に悩んでいる方はミズテックにご相談を!

「使用中の石油給湯器が動かなくなったけど、修理できる?」
「石油給湯器でお湯が使えなくなったけど、もしかして交換が必要?」

石油給湯器の不具合・故障に際して、上記のような悩みをお持ちの方も多いでしょう。給湯器専門業者のミズテックは、石油給湯器の修理・交換しての両方に対応しています。

石油給湯器の故障は、ガス給湯器や電気給湯器と異なり「どうすればよいか分からない」というケースも多いものです。DIYでの修理で故障を悪化させてしまう前に、プロの業者に点検を任せてみてはいかがでしょうか。ミズテックは、下記のような強みをもつ業者です。

・施工実績数24,500件超
・最大91%の割引率
・最短30分での駆けつけ訪問
・本体保証&工事保証10年

施工実績が豊富な上に割引率も高いため、給湯の交換が必要だという場面でも心強いでしょう。お得に石油給湯器の修理や交換を行いたいという方は、給湯器駆けつけ隊として知られるミズテックにぜひご相談ください。

 

石油給湯器 修理でよくある質問 

最後に、石油給湯器の修理に関してよくある2つの質問を掘り下げましょう。

石油給湯器の寿命は?

石油給湯器の寿命目安は、約10年です。とはいっても、使い方によっては10年が経過する前に故障してしまうケースもあるため、注意が必要です。

石油給湯器の寿命をできる限り延ばすためには、定期メンテナンスを行い、凍結防止対策なども含めて丁寧な扱い方を実践することが重要です。使用年数が7~8年以上経過している場合には特に故障が起きやすく、お湯が使えなくなった場合には修理ではなく交換が必要なケースもあります。

専門業者に点検を依頼し、適宜修理または交換を行いましょう。

石油給湯器メーカーの故障時の問い合わせ先は?

主要石油給湯器メーカーの故障時の問い合わせ先は、下記の通りです。

・ノーリツ:0120-911-026
・長府製作所:0120-925-339
・コロナ: 0120-919-302

メーカーに問い合わせて修理を行いたい場合には、できるだけ早めに連絡を行ってください。

石油給湯器 修理 まとめ

この記事では、石油給湯器の修理に関して詳しく見てきました。石油給湯器の修理が必要な状況においては、DIYでの修理はおすすめできません。故障を悪化させたり余計なコストをかけたりしないためには、プロの給湯器修理・交換業者に依頼するのがおすすめです。ミズテックでは、石油給湯器の修理と交換の両方に対応しています。最短30分での訪問が可能など、対応スピードの早さにも定評があります。石油給湯器の故障でお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

おすすめのエコキュート

ページ上部へ