「給湯器が急に点火しなくなった‥」「故障なのかな…」
そうお悩みではありませんか?
給湯器の点火不良は良く起こります。自己解決できるならば、その方法を知って早くお風呂を使えるようになりたいですよね。
そこで今回は、給湯器の点火しないときの対処方法について解説いたします!
万が一直らなかった時の交換・修理についても詳しく解説しているので、この記事を読めば給湯器の点火不良に悩むことはもうありません。
それでは早速、給湯器が点火しないときの応急処置・解決方法についてご紹介します。
目次
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給湯器点火不良時の直し方・応急処置
まず初めに、給湯器が点火不良になったときの直し方・応急処置について解説します。以下の応急処置を行いましょう。
- ガス栓を開栓する
- ガスメーターの遮断を解除する
- 給湯器給水元栓を閉める
- 給湯器本体を操作する
- ブレーカーをONにする
- 給湯器のリセット操作を行う
- エラーコードに基づいて対処する
- 自然解凍する
それぞれの方法について、詳しく解説します。
対処法1.ガス栓を開栓する
ガス栓が閉められていないか確認し、閉まっていたら開栓しましょう。
ガス栓の設置場所は、全てのご家庭で同じ位置に接続されているとは限りませんが、通常は下記に示した位置にガス栓が接続されています。
■給湯器のガス配管側
■ガスメーター周辺
■ガスボンベ周辺(プロパンガス利用のみ)
対処法2.ガスメーターの遮断を解除する
ガスメーターを確認し、ガスが遮断されていないか確認しましょう。特に災害直後は安全のため遮断されてることがあります。
ガスが遮断されていた場合、ガスメーターを操作して解除しましょう。
ガスメーターには2種類あります。液晶画面がついているか・ランプがついているかでそれぞれ確認方法・復旧方法が異なります。
ガスメーターが自動遮断した場合、液晶表示のあるガスメーターでは中央部付近に「ガス止」と表示されます。
また合わせて原因をお知らせするアルファベットを組み合わせて表示します。
表示内容 |
原因 |
「A」「C」 ガス止 |
長時間に渡りガスが流れ続けた |
「B」「C」 ガス止 |
震度5相当以上の地震を感知 |
<復旧方法>
- 全てのガス栓を閉めます。
- ガスメーターの復帰ボタンを数秒間(約2秒程度)押下します。
- 指を離して約1分程度待ちます。
- 液晶画面表示が消去された後に元通りにガスが使えます。
ガスメーターが自動遮断した場合、メーター上部の赤ランプが点滅(警報表示)しています。点滅パターンや点滅間隔で遮断理由をお知らせします。
- 全てのガス栓を閉めます。
- ガスメーターの復帰ボタンのキャップを外します
- 復帰ボタンを押下します。
- 指を離して数分程度待ちます。
- 赤ランプの点滅が消えた後に元通りにガスが使えます。
対処法3.給湯器給水元栓を開栓する
給湯器の給水元栓を確認し、閉まっていたら開栓しましょう。おそうじ後などに閉まっている場合があります。
給水元栓は給湯器の下の方にある管にあります。ダイヤルのような形状をしているので、この部分を回しましょう。
対処法4.給湯器本体を操作する
給湯器本体のストレーナが汚れていると、点火しないことがあります。確認し、汚れているようであれば掃除しましょう。
ストレーナは給湯本体の下、給水接続口にある部分のことです。
その部分にある水抜き栓を回して取り、中を掃除しましょう。
(画像引用:交換できるくん)
それでもダメな場合は、給湯器本体の電源プラグが抜けている可能性があります。プラグを確認し、ゆるくなっていないか見てみましょう。
抜け止め型の場合、プラグのロックも可能です。
水に濡れていないこと・給湯器の電源をOFFにしていることを確認してから、プラグをロックしてください。差し込んだ後にねじればOKです。
対処法5.ブレーカーをONにする
ブレーカーを確認し、ONにしましょう。雷などの災害が起こった後は確認することをおすすめします。
万が一ONになっていたとしても、一度OFFにしてから再度ONにする対処法も効果的です。
対処法6.給湯器にリセット操作を行う
一時的に給湯器がフリーズし、点火しないことがあります。落雷直後だと安全装置が作動している可能性もあります。
対処法1~5を確認し、異常がない場合は一度給湯器のリセット操作を行いましょう。
<注意>
※リセット操作前に必ず、給湯栓(蛇口)を閉め、ガス機器を全て停止させて下さい。
※ガス臭い時は引火の恐れがあるため、絶対にリセット操作を行わないように注意して下さい。
※落雷時に濡れた手で電源プラグを触らないようにして下さい。
本体の電源抜き差し・リモコンの電源ON/OFFを行ってください。
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。
対処法7.エラーコードを確認して取扱説明書を見る
リモコンにエラーコードが表示されている場合は、削除を行いましょう。
エラーコードの対処法については、弊社が詳しく記事で解説しています。
これでも改善されない場合は、弊社ミズテックへお気軽にご相談ください。本当に交換が必要なエラーなのか、確認させていただきます。
対処法8.自然解凍する
冬で凍結している可能性がある場合は、自然解凍させましょう。
基本的に給水管が凍った場合は、破裂を避けるためにも自然解凍をおすすめしています。
しかしどうしてもすぐにお湯を使いたい場合は、ぬるま湯をかけるのがおすすめです。
配管の上にタオルをかけてタオルをかけて30~40℃のぬるま湯をかける、またはドライヤーの熱で温めるといいでしょう。ただし自己責任で行ってください。
上記の解決方法を踏まえ、どうしても点火しない場合は給湯器の故障が考えられます。
その場合は、給湯器の交換・修理をご検討ください。
給湯器が点火する仕組み
そもそも、給湯器が点火する仕組みは以下のようになっています。
- 蛇口がひねられ、水が流れ込む
- 水が流れ込んだことに反応する
- 点火され、お湯が作られる
基本的に、水とガス両方が通っていないと点火されません。
また給湯器の電源をつけるためにも電気が必要です。災害直後のライフラインが途絶えがちな中では、給湯器はなかなか点火しづらいでしょう。
給湯器が点火しない原因5つ
給湯器がなかなか点火しない原因は以下の5つです。
- ガス供給トラブル
- 水供給トラブル
- 電気供給トラブル
- 悪天候トラブル
- 給湯器本体やリモコンのトラブル
例えば何らかの理由でガスが止まっている場合、給湯器は点火しません。水・電気の供給がストップしていても同様です。
また台風や地震などの災害、大寒波などの悪天候でも給湯器が点火しないケースがあります。
これらの理由に当てはまらない場合は、給湯器の不調・故障が考えられます。
もし早く給湯器を早く使いたい!とお考えであれば、早急にお問合せ頂くことをおすすめします。
給湯器点火不良時の原因・確認方法
給湯器に点火不良が起きた場合の原因・確認方法を解説します。
トラブルの原因を突き止めると、早急な問題解決が可能です。原因別に紹介します。
ガス供給トラブルによる点火不良の原因3つ
ガス供給が止まっていると、給湯器は点火しません。主なトラブルとその原因を紹介します。
原因1:ガス栓が閉栓されている
いたずらによる閉栓や長期間不在による安全上の理由でガス会社が閉栓するなど、考えられる原因は多岐に渡ります。
ガス栓が閉栓状態であれば、いずれの場合もガスが供給されないため点火しません。
給湯栓を開けても出湯されず、給湯器リモコン上では、燃焼ランプや炎のマークが点灯しません。
確認
ガス供給元から給湯器までの導線上のガス栓が開栓されている状態であるか確認します。
ガス栓の設置場所は、全てのご家庭で同じ位置に接続されているとは限りませんが、通常は下記に示した位置にガス栓が接続されています。
■給湯器のガス配管側
■ガスメーター周辺
■ガスボンベ周辺(プロパンガス利用のみ)
原因2:ガスメーターで遮断されている
ガスメーターでガスの供給が遮断されている場合は、長時間に渡るガスの使用やガスメーターの故障で途中失火したことが主な原因として考えられます。
その他、配管の腐食による大量のガス漏れや、ガスの圧力低下の場合もガスメーターで自動遮断する対象です。
途中失火の場合、お湯から途中で水に変化します。
またガスメーターが自動遮断している状態で給湯栓を開けた場合は、最初から出湯されず、リモコンに点火不良を示すエラーコード「11」または「111」が表示されます。
ガスメーター液晶画面に「ガス止め」の表示、またはガスメーター上部の赤色ランプの点滅状況を確認します。
原因3:ガス切れを起こしている(プロパンガスのみ)
プロパンガスを使用している世帯で、世帯人数の増加などで通常より多くのガスを使用した場合に、ガス容器の交換時期より前にガス切れを起こして途中失火することが考えられます。
途中失火の場合、お湯から途中で水に変わります。
<参考 ガス切れが起こる前にはこんな症状があります>
プロパンガスの残量が少なくなるとボンベの底に溜まったにおいがガスと一緒に出てくるため、いつもより強いにおいを感じる場合があります。
確認
ガス会社へ連絡してプロパンガスの残量の確認依頼をして下さい。
水供給トラブルによる点火不良の原因3つ
水供給に伴うトラブルの場合は、給湯器が点火しない、または途中で火が消えてしまう現象が発生し、以下3つの原因が挙げられます。
原因1:給湯器を作動させる水圧が不足している
使用する蛇口やシャワーの絞りすぎによる低水圧で点火しない、または途中失火したことが原因として挙げられます。
給湯器は安全上、一定以上の水量がないと着火しない構造となっています。
一定以上の水量を得るためには、各給湯器における最低作動水圧以上の水圧が必要となります。
給湯栓を絞りすぎていないか確認します。
給湯栓を開けて最低作動水圧以上の水圧に到達した場合に出湯され、給湯器のリモコン上は燃焼ランプや炎のマークが点灯します。
しかし給湯栓を絞ることによって燃焼ランプや炎のマークが消えてお湯から水に変化します。
原因2:給水元栓が閉まっている
給湯器の給水元栓が閉栓されている、または十分に開栓されていないことが考えられます。
給湯栓を開けても給湯器に水圧がかからないため点火せず、給湯器リモコン上では、燃焼ランプや炎のマークが点灯しません。
給湯器の給水元栓の開栓状況を確認します。
原因3:給湯器本体のストレーナに異物の詰まりがある
給湯器本体の給水側上部の水抜き栓フィルター(ストレーナ)の網目に配管から剥離した錆などの異物の詰まりがあると水圧が弱くなるため、点火しないことが考えられます。
また給湯栓を開いても、給湯器リモコン上では、燃焼ランプや炎のマークが点灯しません。
水抜き栓を外してストレーナの異物の付着を確認します。
電気供給トラブルによる点火不良の原因5つ
原因1:ブレーカーが落ちている
過電流や漏電などによってブレーカーがOFFとなり給湯器本体に電流が流れず点火しないまたは途中失火したことが挙げられます。
また給湯器のリモコンは、電流が流れないため電源がOFFとなり液晶画面が消灯状態となります。
給湯器の電源プラグを差し込んでいるコンセントのブレーカーの状況を確認します。
※通常ブレーカーは室内に設置されています。
原因2:給湯器本体のコンセントが抜けている
コンセントに給湯器の電源プラグを単に差し込んだままの状態で自然にプラグが抜け落ちる、またはいたずらによって抜かれたことによって電流が流れず、点火しないまたは途中失火したことが挙げられます。
また給湯器のリモコンは、電流が流れないため電源がOFFとなり液晶画面が消灯状態となります。
給湯器の電源プラグのコンセント差し込み状況を確認します。
原因3:リモコンの電源がOFFになっている
ご家族の方が夜間など、お湯を使用しない時間帯に一時的に電源をOFFにしたために点火しなかったことが挙げられます。
リモコン電源がOFFの場合は、リモコンの液晶画面は消灯状態で、お湯側の蛇口を捻っても出湯しません。
給湯器のリモコンの電源がONになっているか確認します。
原因4:リモコン本体またはリモコンコードの不具合
給湯器のリモコン本体の故障、リモコンコードの抜け落ちや断線などによって点火しないことが原因として挙げられます。
リモコン本体やコードに伴う不具合の場合は、リモコンの電源を押下しても電源が入らない状態です。
リモコン電源を押下して電源が「入」となるか確認します。
原因5:コンセントから電流が流れていない
コンセント本体の故障や電線の外れによって電流が流れず、点火しないことが原因として挙げられます。
コンセントの故障の場合は、リモコンの電源を押下しても電源が入らない状態です。
上記原因1~4に起因しない場合は、当原因が疑われるため、業者による点検を依頼して下さい。
悪天候トラブルによる点火不良の原因2つ
原因1:落雷など自然災害によって安全装置が起動している
急な落雷によって給湯器内部に過電流が流れ給湯器の漏電安全装置が作動することがあります。
また台風によって雨風が強く給湯器内部へ雨風が侵入することで、点火しないまたは途中失火したことが挙げられます。
悪天候の点火不良の場合、リモコンの液晶画面に点火不良を示すエラーコード「111」や「112」などが表示される可能性があります。
確認
悪天候の場合は、天候の回復を待ってから給湯栓を開けて出湯状況を確認します。
原因2:冬で給水配管が凍結している
冬場の配管凍結(主に外気温が0℃以下となる気象状況下)で給水配管内の水の流れが止まる、または凍結による配管破損によって配管より水が漏れ出し、点火しない状況となります。
配管の凍結が起こると、給湯栓を開けてもお湯も水も出ない状況となります。
また、リモコンの液晶画面には、凍結を示すエラーコード「562」や「632」などが表示される可能性があります。
給湯器に接続されている配管に亀裂や変形、水漏れがないか確認し、その段階で異常が確認できない場合は、配管の凍結を疑い、配管内部が自然解凍できると予測される日中帯に給湯栓を開けて、出湯状況を確認します。
給湯器やリモコン本体のトラブルによる原因3つ
原因1:エラーコードが表示されている
給湯器本体の故障やガスの供給遮断など何らかの不具合が発生した場合、リモコン上にエラーコード(数字または数字とアルファベットの組み合わせ)が点滅表示されます。
エラーコードが点滅表示された場合は、出湯されないと共に、リモコンの燃焼ランプや炎のマークも点灯されません。
リモコンに点滅表示されたエラーコードの内容を給湯器の取扱説明書や給湯器メーカーのホームページのQ&Aなどで確認します。
原因2:リモコン基盤の故障
経年劣化によるリモコンスイッチや基盤などの故障が原因で、リモコンの電源が給湯の途中でOFFとなる、または最初から点かないことにより点火不良が発生します。
リモコン電源を押下して電源が「ON」になるか確認します。
原因3:給湯器本体の故障
給湯器本体に関わるトラブルによって点火しない、または途中失火する場合は、主に以下の原因が挙げられます。
強風でビニール袋が給排気口を塞ぐ、また洗濯物を給湯器本体にかけて給排気を塞ぐなどが原因で十分な給気と排気がなされずに途中失火する場合があります。
途中失火した場合は、リモコン上に異常を示すエラーコード「12」や「121」などが点滅し、リモコンの燃焼ランプや炎のマークが消灯状態となります。
給湯器の内部制御は電装基盤でおこなわれているため、パソコンのフリーズと同様に給湯器も一時的なフリーズを発生させることがあり、点火しない場合があります。
またリモコンの燃焼ランプや炎のマークは点灯しません。
給湯器内部には、点火に必要な電圧を発生させるイグナイタと呼ばれる点火装置があります。
イグナイタの電極の劣化や制御基板の故障、湿気などによって着火元となる火花が飛ばずに点火しないことがあります。
その他、給湯器内部の点火プラグや立ち消え安全装置の汚れなども点火しない原因として挙げられます。
またリモコンの燃焼ランプや炎のマークは点灯しません。
給湯器の周囲に燃焼を妨げる異物などが見受けられないか確認します。
燃焼を妨げる物がなく点火しない場合は、業者による点検を依頼して下さい。
給湯器点火不良時は交換・修理がおすすめ
応急処置をしても給湯器が点火しない場合は、業者による交換・修理がおすすめです。
給湯器が故障した場合の点検や修理、交換の依頼先は、「給湯器メーカー」「ガス会社」「給湯器専門業者」の3つのタイプの業者に分かれます。
給湯器メーカー | ガス会社 | 給湯器専門業者 | 家電量販店/ホームセンター | |
---|---|---|---|---|
企業例 | リンナイ・ノーリツ・パーパス・パロマ | 東京ガス・大阪ガス | ミズテック・キンライサー・交換できるくん | ヤマダ電機・エディオン |
メリット |
ガス機器の知識と経験が豊富 修理が的確 部品の調達が速く確実 |
ガス機器の知識と経験が豊富 |
割引率が高い 給湯器の選択肢が多い 無償の独自保証制度がある |
ポイント還元されることも リフォームと同時に工事可能 |
デメリット |
給湯器の選択肢が少ない 値引率が低い |
給湯器の選択肢が少ない 値引率が低い |
知識・経験や対応の質はピンキリ |
独自保証が基本有償 |
こんな人におすすめ | 安心感を求める方 | 安心感を求める方 | できるだけ安くしたい方 | リフォームも同時に検討中の方 |
修理の目安
修理をおこなうと当然ながら正常な状態に戻りますが、使用年数によって他の部品の劣化が原因で再度故障する場合もあるため、「使用年数」と「保証期間」で修理を実施する一つの指標とします。
①購入から6年以内の給湯器
給湯器は1度設置したあと、一般的に10年以上は使用可能なガス機器です。
そのため、6年程度で1度故障した場合でも、その先長く使用できる可能性が高いため修理がおすすめです。
但し、修理代金が高額となる場合は、新しい給湯器を購入した方が安くなる場合があるため、金額を比較することも大切です。
②7年~10年を経過した無償修理保証期間内の給湯器
この場合は、給湯器メーカーや設置業者の有償による無償保証契約を既に結んでいる消費者の方が対象となり、無償保証期間内であれば修理がおすすめです。
保証期間外でも修理という選択肢はありますが、当該箇所の修理をおこなったとしても別の部品の経年劣化で再び故障するリスクを含んでいます。
また、設置から10年程度お使いの給湯器は、部品の保有期間が過ぎている場合があり、その場合は必然と修理不可となります。
総合的な観点から、設置から約10年を経過した給湯器は交換も検討しておくとよいでしょう。
交換の目安
「使用年数」と「費用」で交換を実施する一つの指標とします。
①交換費用が安い
修理費用よりも交換費用が安い場合、または修理費用より高いがそれほどの金額差がない場合は、今後の故障リスクを踏まえて交換がおすすめです。
②7年~10年を経過した給湯器
上記修理で触れましたが、当該箇所の修理をおこなったとしても別の部品の経年劣化で再び故障するリスクが高く、修理の度に費用が積み重なります。また、経年劣化によるガス漏れや不完全燃焼などの危険性も高まります。
そのため、7年~10年を経過した給湯器は安全のためにも交換がおすすめです。
給湯器点火不良時の修理費用・交換費用
給湯器が点火不良だった時、修理費用は平均2~3万円、交換費用は平均15万円です。
それぞれの内訳や所要時間を解説します。
修理費用ー平均は2~3万円
給湯器が絵湯器の修理費用は、平均2~3万円です。
交換が必要な部品によっても総額は異なります。最大でも5万円以内と考えるといいでしょう。
下記の相場はあくまでも相場であり、故障の状況やお住まいの地域によっては相場が異なります。
修理箇所 |
一般的な費用相場 |
項目別 |
電装系 |
7,000~45,000円程度 |
部品代 2,000円~30,000円程度 |
安全装置 |
7,000~38,000円程度 |
部品代 2,000円~20,000円程度 |
水量制御系 |
9,500~38,000円程度 |
部品代200円~20,000円程度 |
燃焼系 |
14,000~43,000円程度 |
部品代 7,000円~25,000円程度 |
修理点検から修理完了までに要する時間は、最短で1日・日数がかかる場合は3~4日程度みておくとよいでしょう。
修理実例 給湯器イグナイタの交換(症状:給湯器が点火しない)
■原因と修理
給湯栓を全開に開けても火花が飛ばず、点検したところイグナイタの経年劣化による故障と判明。
イグナイタを交換し作業完了。
■点検~作業完了までの時間:約1時間程度
交換費用ー平均は15万円
給湯器の交換費用の平均は15万円です。
ご家庭人数の目安 | 給湯器機能 | |
---|---|---|
15万円以下 | 1~2人 | 給湯専用/オート |
15万円~25万円 |
3~4人 |
オート/フルオート |
25万円以上 | 4人以上 | フルオート |
しかもこの平均は給湯器専門業者に依頼したときの価格であり、ガス会社・メーカー・ハウスメーカーなどに依頼した場合はさらに高くなります。
給湯器の交換費用は、設置する給湯器の種類や設置周辺の環境、使用部材などによって大きく異なります。
給湯器 |
費用相場 |
商品代 |
標準工事費 |
標準工事費以外の工事費※3 |
16号 |
91,000円~185,000円 |
53,000円~105,000円 |
38,000円~80,000円 |
10,000円~30,000円 |
16号 |
158,000円~240,000円 |
110,000円~150,000円 |
||
20号 |
106,000円~190,000円 |
68,000円~110,000円 |
||
20号 |
178,000円~250,000円 |
130,000円~160,000円 |
||
24号 |
116,000円~190,000円 |
78,000円~110,000円 |
||
24号 |
198,000円~260,000円 |
150,000円~170,000円 |
※1) お湯のみ出湯するタイプの給湯専用給湯器
※2)自動湯はりやおいだきのできるタイプのふろ給湯器(オート・フルオート)
※3) 設置に際して必要に応じて想定される工事費
給湯器の交換は、概ね半日から当日中に完了します。
業者に在庫がない場合は、メーカー受注生産後の交換となるため、時期にもよりますが1週間程度はかかるとみておきましょう。
12月以降の冬季シーズンは機種によっては欠品しており、交換までに2~3週間程度かかる場合があります。特に年末年始はメーカーの稼働が正月明けとなるため、注意が必要です。
交換実例:給湯専用給湯器の交換(リモコン含む)
■交換作業完了までの時間:約2時間~3時間程度
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給湯器の点火不良についてよくある質問
給湯器が点火したりしなかったりするのですがどうすればいいですか?
給湯器が点火したりしなかったりするのは、原因の根本的解決ができていないためです。
一時的に点火することはありつつも、原因は解決されていないため点火が不安定になります。
このように点火が不安定な場合は、業者による点検が友好的です。是非ミズテックへお気軽にご相談ください。
給湯器の点火音が変ですが、故障ですか?
給湯器から出る音の種類によって、故障かどうかが異なります。
給湯器を点火したときに、「ゴー」という音が聞こえた時は給湯器が故障している可能性があります。
強風などによって、排気口からごみなどの異物が混入して音を発していることが原因です。異物の混入は、十分な給排気ができず点火不良を引き起こす原因となります。
まずは排気口を確認し、異物を取り除いてください。更に給湯器内部に異物が混入されている可能性も十分に考えられるため、給湯器の使用を中止して業者による点検を依頼して下さい。
給湯器内部で不完全燃焼を起こしている、また未燃ガスが滞留している場合はガス臭いにおいや焦げ臭いにおいがして、点火不良を引き起こす可能性があります。
対処法
異臭は、給湯器内部故障の可能性が高い現象であるため、給湯器の使用を中止し、ガス会社へ点検を依頼して下さい。
さらに、給湯器から異臭がする・水圧が低い・エラーコードが頻繁に表示される場合は給湯器が壊れる前兆です。
不調を感じる場合は、給湯器が急に壊れてお湯が使えなくなる前に業者に相談することをおすすめします。
日頃から点火不良を防ぐためにできることはありますか?
点火不良は、給湯器の周囲を取り巻く環境に左右されることがああります。以下のような給湯器周辺のセルフチェックを定期的に行うことが大切です。
- 給湯器周辺に障害物となる囲いや木はないか
- 給湯器に洗濯物をかけていないか
- ビニール袋などが風に飛ばされて敷地内に落ちていないか
また、給湯栓のストレーナのフィルタを掃除する、排気口周辺の汚れを落とすなど給湯器のお手入れも大切です。
給湯器のお手入れは、安全を保つと同時に長持ちさせる秘訣でもあります。
もしセルフチェックで異変を感じたときは、早めにプロの業者に相談しましょう。
給湯器が点火しない まとめ
ここまで給湯器が点火しないことについて詳しく解説しましたが、いかがでしたか?
給湯器が展開しないときの応急処置
- ガス栓を開栓する
- ガスメーターの遮断を解除する
- 給湯器給水元栓を閉める
- 給湯器本体を操作する
- ブレーカーをONにする
- 給湯器のリセット操作を行う
- エラーコードに基づいて対処する
- 自然解凍する
応急処置を施した上、点火が安定しない・点火しない場合は、給湯器の故障が考えられるため業者にご相談ください。
ミズテックは給湯器の駆けつけ可能です。
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