「お湯が出ない…もしかしてエコキュートが故障した?」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
いくら性能の良いエコキュートでも、長期間使い続けていれば、外的要因や経年劣化により故障してしまうこともあるでしょう。
エコキュートに不具合が発生した場合、生活に支障をきたすどころか、最悪の場合は大きな事故につながる可能性もあります。そのため、なるべく早く修理や交換を行うことをおすすめします。
この記事では、「エコキュートが故障したときのための全知識」を徹底解説していきます。
エコキュートの修理費用や交換費用、寿命を伸ばす秘訣なども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ただし、エコキュートの故障は命に関わることもあるので、「どうしたらよいのか」と不安に感じたら、早めにお問い合わせください。
目次
Webで無料相談・見積もりをする
エコキュートの故障はすぐにメーカーや業者に相談しましょう!
エコキュートが故障した場合は、自分で判断せずにまずは、販売店やメーカーもしくは給湯器の修理専門業者に依頼を行ってください。
エコキュートは構造が複雑で取り扱いを間違えると安全性の問題もあることから、修理や交換には以下の国家資格が必要だと定められています。
☑︎第二種電気工事士
☑︎排水装置主任技術者
☑︎ガス機器設置スペシャリスト
☑︎液化石油ガス設備士
自分で修理しようとすると、無資格での作業を行ったとして、罰金や懲役刑が課される法律違反になる可能性があります。
エコキュート故障の主な原因について解説
エコキュートの故障パターンには、様々な種類がありますが、代表的なものとして以下の3つを解説します。
1.初期故障
2.偶発故障
3.摩耗故障
1.初期故障
「初期故障」はエコキュートを新しく購入して間もない頃に発生する故障です。
初期故障は、製造時の不良部品や組み立て不良、配線不良などによって引き起こされることが多く、製造メーカーもしくは施工会社による修理が必要になることがあります。
故障原因が製造メーカーや施工会社だと考えられるため、基本的には無償で対応してもらえる可能性があります。早めにメーカーへ連絡をしましょう。
エコキュートを導入して間もないのに、使用中にエラー表示が出てくる、温度が安定しない気がするなど、違和感を感じたらすぐにメーカーや施工会社に連絡してください。
2.偶発故障
「偶発故障」は主に設置段階で起きていた不具合が、部品の摩耗や老朽化によって引き起こされる故障を指します。
設置時の施工不良が原因で、だんだん配線が緩んだり、一部の部品が異常に劣化することで電源が入らなくなったり、水漏れが発生したりするケースが考えられます。
こうしたケースでは施工会社に保証や交換を要求しても、設置後時間が経過するほど設置初期のミスを証明するのは難しく、自己資金で修理せざるを得ないというケースもよく聞かれます。
いずれにしても、放置すると不具合の悪化や安全上の危険性もあるため、早めに専門業者による修理が必要です。
3.摩耗故障
「摩耗故障」は内部の部品などが長年の使用で摩耗することが原因で故障につながるケースです。
エコキュートは、配管やバルブなどの部品が多数組み合わさって作られる複雑な構造となっており、毎日長時間稼働するため、部品の摩耗が生じやすいといわれています。
摩耗故障は、定期的なメンテナンスや点検を行うことで未然に発見・予防することが可能です。耐用年数を過ぎたエコキュートの故障は、修理後に立て続けに他の箇所が壊れるリスクもあるので、専門業者とよく相談して修理か買い替えどちらが良いか判断してください。
(関連記事:「エコキュートの仕組みとは」)
Webで無料相談・見積もりをする
エコキュートの故障率は使用年数10年目以降が高い!
そもそもエコキュートの寿命は、一般的に「10年~15年」と言われています。そのため、エコキュートの故障率は、使用年数が10年を超えると高くなっていきます。
10年以上使用したエコキュートを、不具合があって修理に出したとしても、またすぐに別の不具合が発生する可能性があります。そのため、10年以上経過したエコキュートの場合、修理よりも交換を検討しても良い時期だと言えます。
エコキュート壊れた。
— あき@ステキな物コレクター (@aki_suteki) June 30, 2021
修理代 ¥162,500
もう11年経ってた。
買い換えたほうがいいかも😣#エコキュート #買い換え #修理
https://twitter.com/nef2117/status/1085864483115884548
(関連記事:「エコキュートが故障したらどうする?応急処置から修理・買い替え・交換費用まで徹底解説!」)
エコキュートの故障の前兆
以下のような症状が出始めている場合、エコキュートが壊れる前兆かもしれません。
それぞれの症状について簡単に解説していくので、ぜひ参考にしてください。
エラーコードがよく表示される
エコキュートのリモコンにエラーコードが頻繁に表示される場合は、故障の前兆だと言えます。
エコキュートが何らかの不具合やトラブルを感知すると、リモコンにエラー表示が出ます。
しかし、このエラー表示は、「ただ汚れに反応しているだけ」というケースもあります。まずは一度エラーコードをリセットしてみて、エラーが再発するかどうかを確認してみましょう。
コロナ製エコキュートの場合、指定の2つのボタンを同時に5秒ほど長押しすることで、エラーコードをリセット(解除)できます。
※押すボタンはリモコンタイプによって異なりますので、説明書等でご確認ください。以下は一例です。
・「ecoガイド」ボタン +「タンク湯増し」ボタン
・「選択」ボタン +「表示 入/切」ボタン
・「運転モード」ボタン +「時刻設定」ボタン
エラー表示のリセットを行った後、再発しないのであれば、そのまま使い続けて問題ありません。
再びエラー表示が出る場合は、エコキュートが壊れているかもしれません。
Webで無料相談・見積もりをする
本体・貯水タンクから水漏れしている
エコキュート本体や貯水タンクから水漏れしている場合も、エコキュートの故障の前兆です。
- ヒートポンプユニット底部からの水漏れが止まらない
- 貯水タンク底部からの水漏れが止まらない
- 各種配管(ヒートポンプ配管、ふろ配管、給水配管、給湯配管)から水漏れしている
- 漏水を示すエラーコードがリモコン上に表示されている
軽度の水漏れであれば「修理」を検討してよいですが、10年以上同じエコキュートを使っている場合や、複数個所の修理が必要な場合は、ぜひ「交換」を検討してみてください。
水道代や電気代が跳ね上がっている
いつもと同じようにお湯を使っているにもかかわらず、急に水道代や電気代が高額になった場合は、エコキュートの水漏れを疑ってみましょう。
このまま放置すると、水道料金や電気料金がどんどん上がっていく可能性があります。さらには、一酸化炭素中毒や電気火災といった二次被害に発展する危険性もあります。以下の手順で応急処置を行った後、点検を依頼しましょう。
- エコキュートの使用を止める(リモコンの電源もオフにする)
- どこから水漏れが発生しているのかを確認する
- 給水栓を止める
ただし、水道代や電気代が高くなったのは、必ずしもエコキュートの故障が原因とは限りません。例えば、地中の水道管から水漏れが発生している可能性もあれば、他の家電が壊れている可能性もあります。
(関連記事:「エコキュートの電気代が高い原因は?使用時間帯以外に電気代が安くなる秘訣もご紹介!」)
水しか出てこない
キッチン、浴室など、すべてのお湯が出る蛇口から水しか出てこない場合は、以下のような対処法を試してみてください。
- 沸き増しをする
- 使用湯量の設定を変更する
- エコキュート本体を一度リセットする
上記の方法で解消した場合は、「容量分のお湯を使い切った」ことが原因で、水しか出なくなっただけなので、心配する必要はありません。
一方、上記の対処法を試しても解決しない場合は、エコキュートが故障している可能性が非常に高いです。このままだとお湯を使えない状態が続いてしまうので、早急に修理または交換を行いましょう。
お湯が止まらない、浴槽から溢れ出す
「お湯が止まらずに浴槽から溢れ出してしまう」という場合、故障が疑われます。
まずは、お湯はりセンサーの不具合を疑い、浴槽内部や循環口をしっかりと清掃してみてください。
掃除をしても解消しないのであれば、エコキュートの故障が疑われます。なるべく早めに業者に連絡しましょう。
エコキュートの故障?それとも寿命?判断基準をご紹介
エコキュートに不具合が起こった場合、買い替えの判断基準としては下記のような点に注目すると良いでしょう。
それぞれについて以下で詳しく解説していきます。
10年〜15年以上であれば交換時期
エコキュート本体の寿命(耐用年数)は約10年〜15年といわれています。
もし現在使用しているエコキュートが耐用年数以上使用しているものであれば、買い替えのタイミングかもしれません。
耐用年数を過ぎて使用している場合、故障が多発して維持費が高くなる可能性があるほか、古い型の製品になると部品の製造が終了し、修理自体も難しくなる可能性があるため注意しましょう。
頻繁にエラーが出るなら交換検討
耐用年数以下だとしても頻繁にエラーが出るのであれば買い替えの時期かもしれません。
エコキュートは主に貯湯タンクとヒートポンプの2つの設備がありますが、それぞれは別々の設備ではなく1つの設備として機能しています。
そのため、一部に不具合が出ると他の部分にも影響し、エラーが多発するといったこともあるでしょう。
エラーの度に点検や修理をしていると、維持費が高額になる可能性があるため買い替えも視野に入れることをおすすめします。
(関連記事:「エコキュートの仕組みとは」)
修理費用が高額なら交換した方が結果的に安い場合も
エコキュートの交換費用は、工事内容や依頼する業者にもよりますが約40万円〜50万円ほどが一般的とされています。
もし修理の見積もりを出した段階でこの金額以上の修理費用になるのであれば買い換えた方がお得な可能性があります。
特に「型が古い製品で部品の取り寄せにお金がかかる」といった場合には比較的新しい機種に買い換えた方が良いかもしれません。
エコキュートの修理費用
エコキュートの修理費用の相場は、数万円~30万円と幅広いです。
小さな部品の交換であれば5万円以下で済みますが、タンクの基盤交換となると10万円以上要することもあります。
修理箇所 |
費用 |
貯湯ユニット内部の部品交換 |
約15,000円~50,000円 |
貯湯タンク |
約300,000円 |
基盤交換(貯湯ユニット、ヒートポンプユニット) |
約50,000円~100,000円 |
配管交換 |
約20,000円~30,000円 |
ヒートポンプユニット内部の部品交換 |
約100,000円~200,000円 |
小さな部品であれば数万円、基盤全体やヒートポンプユニット内部の部品であれば10万円前後、貯湯タンクの全体交換であれば30万円以上が費用の相場になります。
なお、修理箇所が同じでも、業者によって費用は異なりますので、複数の業者から見積もりを取ってみることをおすすめします。
※メーカーの保証期間内(購入後2~3年以内)であれば無償修理が可能なので、必ずメーカーに連絡するようにしましょう。
(関連記事:「エコキュートの修理 | 修理費用の相場や故障の対処方法」)
エコキュートの交換費用
エコキュートの交換にかかる費用は、40万円~50万円が目安です。もちろん様々な条件によって上下するので、最大70万円程度を見込んでおくと良いでしょう。
交換にかかる総費用の内訳は、以下の通りです。
- 商品代(エコキュートの本体費用):20万円~50万円
- 標準工事費用:10万円~20万円
- その他の費用(標準工事以外の工事費用):数万円
※給湯器の機能や交換業者によって金額は変動します。あくまでも目安としてお考え下さい。
エコキュートの修理・交換はミズテックにお任せください!
修理が必要な場合にはミズテックをエコキュートの修理業者の一つとしてご検討ください。
弊社・ミズテックでは、給湯器の修理・交換を承っております。給湯器のことでお困りの方は、要望も含めてお気軽に弊社までご相談ください。初めての方も大歓迎です。
ミズテックのメリット①:最短30分で駆けつけ対応可能
ミズテックは、最短30分で駆け付け対応可能です。
もちろん、土日祝も対応しております。
ミズテックの自社ですべて受付~工事を行っており、非常に早く対応できます。
ミズテックのメリット②:エコキュートの業界最安値挑戦中!
ミズテックでは、エコキュートの業界最安値挑戦中です。定価の半額以下の値段にて、エコキュートの購入はもちろん、取り付け工事も行います。
安さの秘密は「コストカット」です。仕入れから工事まで自社で行うことによって、70%コストカットしています。
給湯器はすべてメーカーから直接仕入れており、非常に安価に給湯器を販売できます。
さらに工事は弊社の専門スタッフが行うので、仲介料0で安くサービスを提供いたします。
ミズテックのメリット③:経験豊富な技術者が対応
ミズテックに所属している経験豊富な技術者が、あなたのもとに駆け付けいたします。
ミズテックには、高度な技術と確かな経験を持った有資格の専門スタッフが多数在籍しています。
お客様アンケートでも97.3%の満足度を獲得しているように、高品質な施工技術・丁寧な対応は高く評価されています。
技術力の必要な修理も積極的に受け付けており、安心して修理を依頼できます。
まずはお気軽に、お見積りしてみてください。
Webで無料相談・見積もりをする
エコキュートの寿命を伸ばす秘訣3選
この章では、「エコキュートの寿命を伸ばす秘訣」を3つ紹介します。
1.10年を過ぎたら点検に出す
上述の通り、エコキュートの寿命は「10年~15年」と言われています。エコキュートの使用年数が10年を超えているのであれば、一度点検に出してみましょう。
なお、経年劣化も進んでいるはずなので、何か不具合があって修理に出したとしても、またすぐに別の不具合が発生する可能性が高いです。何度も修理を繰り返すのは得策ではありませんので、そろそろ「エコキュートの交換」を視野に入れておくことをおすすめします。
2.使用していい入浴剤を使う
入浴剤の中には、エコキュートで使用できないものが存在します。
例えば、以下に該当するような入浴剤です。
- メーカーでテストされてない
- にごりタイプ
- 生薬・牛乳・バブルバスタイプ
「使用不可」の入浴剤を使ってしまうと、エコキュートが故障するリスクが高まります。
エコキュートの寿命を伸ばすためにも、必ずメーカー側が「使用可能」だと公言している入浴剤だけを使うようにしてください。
3.こまめにお手入れをする
日常的にお手入れをすることも大切です。
特に重要なのは、「タンクの水抜き」です。年に2~3回は実施し、タンク内の汚れを排出しておきましょう。水抜きの方法は、各メーカーのホームページや取扱説明書を参考にしてください。
参照:【エコキュート】タンクの水を抜きたいのですが?(動画説明あり)|Panasonic
また、以下のような清掃・メンテナンスを定期的に行うようにしましょう。
- 風呂配管の洗浄
- 浴槽フィルターの洗浄
- 貯湯タンクやヒートポンプユニット表面の掃除
エコキュートの故障についてよくある質問
火災保険はエコキュートの故障でおりますか?
基本的に、以下のような自然災害が原因でエコキュートが故障した場合は、火災保険が適用されます。
- 火災、落雷、破裂、爆発
- 風災、雹災(ひょうさい)、雪災
- 水災、水ぬれ
- 外部からの衝突
ただし、地震災害による故障、経年劣化による故障は対象外なのでご注意ください。
エコキュートの故障が多いメーカーはどこですか?
「故障が多いかどうか・壊れやすいかどうか」については、メーカーによる差はほとんどありません。
そのため、「故障のしやすさ」以外の基準で選ぶことをおすすめします。
- 入浴剤を使いたい → ダイキン・日立
- 地下水、井戸水を利用したい → パナソニック・ダイキン・日立
- 毎日清潔なお風呂を利用したい → 三菱電機・東芝
- 給湯やシャワーの圧力を高くしたい → 三菱電機・ダイキン・日立
- 省エネにこだわりたい → パナソニック
- 設置スペースに配慮したい → パナソニック
オール電化でのエコキュート・給湯器でお湯がでない場合の対処法は?
オール電化の給湯器を知識を持たない人が触るのは非常に危険です。
特に、本体やヒートポンプについては電気工事士・給水装置工事主任技術者といった資格保有者でなければ作業をすることができません。
なかには、設定変更や電源の抜き差しなどで症状が改善するものもありますが、技術を必要とする修理作業は必ず専門業者に依頼をしましょう。
状況によっては、放置しておくことで状況が悪化するケースも考えられるため、対応のスピードも重要です。
ご自身で対応可能な対処をしたうえで、迅速な対応が可能な業者に依頼しましょう。
(関連記事:「エコキュートが故障したらどうする?」)
エコキュートの故障 まとめ
「エコキュートが故障したときのための全知識」を徹底解説しました。
エコキュートに不具合が発生した場合、生活に支障をきたすどころか、最悪の場合は大きな事故につながる可能性もあります。そのため、なるべく早く修理や交換を行うことをおすすめします。
何か分からないことや不安なことがございましたら、お気軽にミズテックまでご相談ください。