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エコキュートをローンで購入することは可能
エコキュートはローンで購入することができます。販売業社によっては信販会社と提携しており、提携先を紹介してもらうことでスムーズにローン契約を結ぶことが可能です。
エコキュートは購入から施工まで合わせると安くても30万円程度はかかります。そして、もしも急にエコキュートが壊れて買い換えなければならないという場合に、現金を用意できない場合もあるでしょう。また、高額であるがゆえにクレジットカードも使用できない可能性があります。
そのような場合に、ローンを組むことで初期費用を抑えてエコキュートを購入することが可能です。ローンによっては「金利0%キャンペーン」などお得に分割払いできる可能性もあります。ただし、注意点として業者がローンでの購入をNGとしている場合には使用できません。ローンが使用できるかは購入や施工をお願いする業者に相談してみてください。
エコキュートの購入に利用できるローン5選
エコキュートをローンで購入する場合には、以下のローンが利用できます。
- 銀行ローン
- オリコやジャックスなど信販会社のショッピングローン
- ヤマダ電機ショッピングローン
- ケーズデンキのショッピングローン
- エディオンリフォームローン
それぞれのローンの特徴について詳しく解説していきます。
銀行ローン
銀行ではあらゆるローンが用意されています。その中でもエコキュートの購入に利用できるローンが「リフォームローン」や「フリーローン」です。特にリフォームローンは金利が低く設定されており、毎月の支払額が大きな負担になりにくいでしょう。
ただし金利が低く、かつ銀行のローンということで審査が厳しいという側面もあります。また、リフォームローンはエコキュートの購入だけでは利用できな銀行が多いのも事実です。とは言え、審査を受けるのに費用が必要というわけでもありません。エコキュートの購入にローンを利用しようと考えているのであれば、銀行のローン審査をまずは受けてみてもいいでしょう。
オリコやジャックスのショッピングローン
オリコやジャックスといった信販会社のショッピングローンでもエコキュートの購入は可能です。信販会社は業者と提携している場合もあり、ローンで購入するならと業者が勧めてくれることもあります。信販会社のローンを利用するメリットは以下のとおりです。
- 銀行と比較して審査に通りやすい
- 金利手数料無料などのキャンペーンを行うことがある
まず第一に、信販会社のローンは銀行と比較して審査に通りやすいです。また、審査は申し込んだその日のうちに出ることも多く急いでいる時にも手軽に利用できます。ただし、銀行よりも金利手数料は多少高い傾向にあるということも理解しておかなければなりません。
次に、信販会社では「24回払いまでなら金利手数料」などのキャンペーンを行なっていることがあります。これを利用することができれば支払い総額を一括購入と同じにするでき、かつまとまった金額を用意しなくてもエコキュートの購入が可能です。
ヤマダ電機ショッピングローン
ヤマダ電機ショッピングローンはヤマダ電機でエコキュートを購入した際に利用できるショッピングローンです。ヤマダ電機はジャックスと提携しており、最大60回までの回数内で分割払いができます。ヤマダ電機ショッピングローンの利用条件は以下のとおりです。
- 買上総額が33,000円(税込)以上で、月々の支払いが3,000円以上
- 20歳以上の有職者で定期的な収入がある
ヤマダ電機では「最大60回まで金利無料」といったキャンペーンを行なっていることおがあります。店舗でもネットでも利用可能です。ヤマダ電機でエコキュートの購入を検討している場合にはヤマダ電機ショッピングローンを検討してみましょう。
ケーズデンキのショッピングローン
ケーズデンキでもショッピングローンの使用は可能です。支払い回数は「3回〜36回」まで設定でき、分割手数料は「年2.0%〜26.0%」の間で設定されます。ショッピングローンは支払い回数が少ないほど低い金利が適用されます。そして、ケーズデンキのショッピングローンは下限金利が低めに設定されているため、支払い回数が少ない場合にはお得に利用できそうです。
ケーズデンキのショッピングローンの審査に通るためには以下のことにポイントが大切です。
- 有職者であり毎月安定した収入がある
- クレジットカードやローンの延滞・滞納がない
- 他社借入金額と件数が少ない
ただし、ケーズデンキのショッピングローンは実店舗のみしか使用できません。ネットショップでは使用できないという点には注意が必要です。
エディオンリフォームローン
エディオンではエディオンリフォームローンが利用できます。エディオンリフォームローンは月々3,000円〜、最大180回まで分割できます。エディオンリフォームローンの特徴は金利のお得さであり、期間限定で最長100回まで金利・手数料0円、180回払いでも実質金利0.99%です。
エコキュートの購入にも利用できます。また、これだけの低金利ですので、他のリフォームも含めてお得にローンを使用したいという場合にもエディオンリフォームローンは非常におすすめです。
エコキュートをローンで購入するメリット
エコキュートをローンで購入するには以下のメリットがあります。
- 高額な初期費用を必要としない
- 浮いた光熱費で支払いが可能
それぞれのエコキュートをローンで購入するメリットについて詳しく解説していきます。
高額な初期費用を必要としない
エコキュートをローンで購入するメリット1つ目は、高額な初期費用を必要としないということです。
エコキュートの購入・施工には少なくとも30万程度は必要であり、家族構成や必要な機能によっては50万円を超えます。それだけの費用を一括で支払わなければならないというのは、家計にとって大きなダメージになりかねません。計画的な交換であればいいのですが、急な故障による交換となれば尚更でしょう。
しかし、ローンを使用することができれば初期費用として大きなお金を用意する必要はありません。毎月一定額の支払いを進めていくだけでエコキュートを購入することができます。
浮いた光熱費で支払いが可能
エコキュートをローンで購入するメリット2つ目は、浮いた光熱費で支払いが可能ということです。
エコキュートは電気だけでなく待機中の熱を利用するヒートポンプも使用することで効率よくお湯を沸かすことができます。そのため、他の給湯器と比較してもかなり電気代を抑えることができます。以下は各電力エリアでの給湯器別の光熱費を年間で比較したものです。
エリア |
電気温水器(年間) |
石油給湯器 |
ガス給湯器 |
エコキュート(年間) |
北海道電力エリア |
約108,000円 |
約81,600円 |
約109,200円 |
約32,400円 |
東北電力エリア |
約80,400円 |
約73,200円 |
約104,400円 |
約21,600円 |
北陸電力エリア |
約82,800円 |
約72,000円 |
約118,800円 |
約20,400円 |
東京電力エナジーパートナーエリア |
約102,000円 |
約67,200円 |
約78,000円 |
約24,000円 |
中部電力エリア |
約99,600円 |
約68,400円 |
約87,600円 |
約24,000円 |
関西電力エリア |
約86,400円 |
約64,800円 |
約81,600円 |
約20,400円 |
中国電力エリア |
約91,200円 |
約88,400円 |
約112,800円 |
約22,800円 |
四国電力エリア |
約126,000円 |
約67,200円 |
約99,600円 |
約28,800円 |
九州電力エリア |
約78,000円 |
約66,000円 |
約108,000円 |
約18,000円 |
沖縄電力エリア |
ー |
約56,400円 |
約54,000円 |
約10,800円 |
(参照:Panasonic エコキュート>特徴>低ランニングコスト)
上記の表からもわかるように、エコキュートの光熱費は他の給湯器と比較して1/3〜1/4程度です。つまり、エコキュートに変更したことによって浮いた光熱費をローンの返済に充てることができます。
エコキュートをローンで購入するデメリット
エコキュートをローンで購入することには以下のデメリットもあります。
- 商品代金の他に金利手数料がかかる
- 頭金が必要な場合もある
- 審査がある
- 返済中に故障すればプラスで修理費用も必要になる
- 購入する業者によってはローン支払いに対応してない場合も
エコキュートをローンで購入するデメリットについてあおれぞれ詳しく解説していきます。
商品代金の他に金利手数料がかかる
エコキュートをローンで購入するデメリット1つ目は、商品代金の他に金利手数料がかかるということです。
例えば、エコキュートの本体代金と施工代金が合計で50万円だったとします。この代金を金利5%の24回払いでローンを組むと、支払い合計額は526,521円です。一括で購入すれば50万円の支払いで済むはずが、ローンを組むことによって多く支払わなければならなくなります。
支払い合計額は契約するローンの金利や支払い回数によって左右されますが、金利が高くなりすぎると支払いが負担になる可能性があります。10%を超えるような金利であれば他の選択肢を考えてもいいかもしれません。
また、金利手数料0円のキャンペーンを行なっている場合もあります。支払い回数の制限はあるかもしれませんが、金利0円で分割にできるのは非常にお得です。もしそのようなキャンペーンを行なっていた場合には積極的に活用してもいいでしょう。
頭金が必要な場合もある
エコキュートをローンで購入するデメリット2つ目は、頭金が必要な場合もあるということです。
ローン支払いだと初期にまとまったお金は必要ないと認識されがちですが、販売業社によっては10万円〜20万円程度の頭金を必要とする場合もあります。大きな販売業社であれば頭金を求められることはありませんが、地域密着の小さな業者ではあるかもしれません。ローン支払いの詳細についてあらかじめ確認しておくようにしましょう。
審査がある
エコキュートをローンで購入するデメリット3つ目は、審査があるということです。
ローンの審査では「属性」と「信用情報」を確認されます。属性とは年齢や家族構成、年収、勤務先、雇用形態、金属年数、賃貸か持ち家かなどです。つまり、契約しようとしている者が返済をする能力があるかを審査します。また信用情報とは、クレジットカードやこれまでに組んだローン、割賦契約で購入した携帯電話などの支払いや返済の履歴です。
これらの項目を信販会社が審査します。エコキュートの代金程度の場合には厳しく審査されることはありません。しかし、これまでにクレジットカードや分割払いで購入した携帯電話料金の滞納がある場合には注意が必要です。貸す側は滞納を非常に嫌うため、滞納の履歴が見つければ審査に落ちてしまう可能性もあります。
返済中に故障すればプラスで修理費用も必要になる
エコキュートをローンで購入するデメリット4つ目は、返済中に故障すればプラスで修理費用も必要になるということです。
エコキュートにはメーカーや販売・施工業社による保証期間がありますが、保証が終われば修理費用などは全額自己負担になります。ローンの返済に加えて、予期せぬ故障により1ヶ月の支払いが非常に大きくなってしまうということも想定されます。
そのため、ローンの支払いは保証期間内に収まるようにすることが大切です。また、販売・施工業社では8年以上の保証期間を設けている業者もあります。そのような業者を選ぶことで安心してローンの支払いに専念することができます。
購入する業者によってはローン支払いに対応してない場合も
エコキュートをローンで購入するデメリット5つ目は、購入する業者によってはローン支払いに対応してない場合もあるということです。
大きな業者であれば提携する信販会社のローンを用意してくれています。しかし、あまり大きくない業者であれば提携する信販会社がなく、自分でローンの提携先を見つけなければならない場合があります。また、そもそもどのようなローンも受け付けてくれない業者も少なからず存在します。
そのため、ローンでの購入を検討している場合には、まずローンでの支払いに対応しているかを確認しなければなりません。
ローン以外でエコキュートを購入する方法
ローンはまとまった現金がなくてもエコキュートを購入することができます。しかし、審査に落ちてしまう、購入・施工をする業者がローン支払いに対応してないなどローンが使えない場合もあります。そのため、ローンが使用できなかt他時のために、別の支払い方法も検討しておかなければなりません。
ローン以外でエコキュートを購入すつ方法には以下のような方法があります。
- クレジットカードの分割払い
- 購入ではなくリースという選択
それぞれの方法について詳しく解説していきます。
クレジットカードの分割払い
ローン以外でエコキュートを購入する方法1つ目は、クレジットカードの分割払いです。
クレジットカードは所有率が85%前後と多くの方が所有しています。そして、分割払いを使用することで一括ではなく、毎月の支払いに変更することが可能です。
ただし、いくつか注意点もあります。まず第一に、クレジットカードの分割払いはローンと比較して金利が高いということです。クレジットカードの分割金利は概ね12%〜15%程度であり、仮に50万円のエコキュートを金利15%、24回払いでは支払い総額が581,984円になります。
一例として、以下は三井住友カードの支払い回数と実質年率です。
支払い回数 | 3回 | 5回 | 6回 | 10回 | 12回 | 15回 | 18回 | 20回 | 24回 |
実質年率(%) | 12.00 | 13.25 | 13.75 | 14.25 | 14.50 | 14.75 | 14.75 | 14.75 | 14.75 |
(参照:三井住友カード「分割払い・あとから分割」)
このように金利が10%を超えてきます。それでも問題がないのであれば、クレジットカードの分割払いは有効な手段でしょう。ただし、毎月の返済額がいくらになるのかはあらかじめ計算しておくようにしましょう。
2つ目の注意点として、クレジットカードには限度額があるということです。一般カードであれば限度額の合計は最大で100万円ですが、いくらに設定されているかは人によって違います。もしも限度額が30万円などであれば、エコキュートの購入は難しいでしょう。
上記の2つの注意点をクリアできるのであれば、クレジットカードでの分割払いを使用しても問題ないと言えます。
購入ではなくリースという選択
ローン以外でエコキュートを購入する方法2つ目は、購入ではなくリースを選択するということです。
エコキュートはリースをすることができます。リースであればまとまった金額が用意できなくても、毎月一定金額を支払うことでエコキュートが使用可能です。また、修理代金もリース会社が支払ってくれるため、保証期間終了後も修理代金の心配をする必要がありません。さらに、契約期間が終わればエコキュートは回収されるため、処分の心配をしなくてもいいです。
しかし、いくつかデメリットもあります。まず1つ目に、リース期間が終了すればまだ使える状態であっても返却しなければならない可能性があるということです。これは契約内容によって変わりますが、基本的には返却しなければならないと考えた方がいいでしょう。
2つ目に、支払い合計額が購入と比較してかなり高くなるということです。リースは月々5,000円程度から始められますが、この場合でも10年契約の場合は支払い総額が60万円になります。エコキュートが30万円程度から購入できることを考慮すれば、かなり高く思えるのではないでしょうか。
3つ目に、基本的には途中で解約ができないということです。エコキュートを購入するお金が貯まったから購入に切り替えようと思っても、基本的には最後まで契約を続けなければなりません。そして、どうしても解約したいという場合には、解約手数料を支払う必要があります。リースを選択したら、いくら総額が高くなっても最後まで続けなかればなりません。
エコキュートの導入を含むリフォームは控除の対象に
エコキュートの導入を含むリフォームは控除の対象です。エコキュートの導入は省エネリフォームに該当し、「ローン型減税」「住宅ローン減税」を受けることができます。ローン型減税、住宅ローン減税の概要は以下のとおりです。
ローン型減税 |
返済期間5年以上、50万円を超える省エネに関するリフォームを実施すればローン型減税の適用が可能。ローン型減税が適用されれば、5年間にわたり毎月12万5,000円を上限として年末のローン残高の1%が所得税から減税。 |
住宅ローン減税 |
返済期間10年以上のリフォーム用のローンを使用し、工事費が100万円を超える省エネに関するリフォームを実施すれば住宅ローン減税の適用が可能。住宅ローン減税が適用されれば、10年間にわたり毎月40万円を限度として年末のローン残高の1%が所得税から減税。 ただし、住宅ローン減税を適用するためには、リフォーム完了後の床面積が50m2を超える省エネリフォームを実施する必要あり。 |
ただし、エコキュートを購入するだけではリフォームとはみなされないという点に注意が必要です。エコキュートと太陽光発電を導入してオール電化にするなど、省エネに「リフォーム」することが重要になります。リフォームをしてなければ控除を受けることができないということは理解しておきましょう。
まとめ
エコキュートはローンを利用して購入することもできます。ローンを利用することでまとまった金額を用意する必要がなくなり、急な故障などにも対応できるという利点があります。ただし、金利がかかること、審査があるため誰でも利用できるわけではないということは理解しておかなければなりません。金利優遇キャンペーンや金利無料キャンペーンを上手に活用してなるべく金利が負担にならないようにすることが大切です。
また、ローンが利用できない場合には、クレジットカードやリースでも初期投資を少なくすることができます。あわせて検討するようにしましょう。