エコキュートと太陽光発電は連携可能!連携させた方がいい3つの理由と2つのデメリット

エコキュートと太陽光発電は連携できるのかな?できればもっと電気代を節約したいけど‥

そうお悩みではありませんか?

結論、エコキュートと太陽光発電は連携されられます。しかし、現状多くの人がまだ連携できていない状況です。

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エコキュートと太陽光発電は連携させることができる

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エコキュートと太陽光発電は連携させることができます。

しかし、多くの方が連携させてないと言うのが現状です。

エコキュートの給湯に余剰電力を回すよりも売電してしまった方がお得だったからです。

ただこれからはエコキュートと太陽光発電を連携させ、エコキュートに余剰電力を回した方がお得になる方が多く出てきます。

太陽光発電とエコキュートを連携させた方がいい理由や連携させるデメリットなどについて以下では解説していきます。

エコキュートと太陽光発電を連携させたほうがいい3つの理由

前述したように、エコキュートと太陽光発電は連携させることができます。

エコキュートと太陽光発電を連携させた方がいい理由は以下の通りです。

それぞれのエコキュートと太陽光発電を連携させた方がいい理由について詳しく解説していきます。

FIT制度終了で余剰電力ができる

エコキュートと太陽光発電を連携させた方がいい理由1つ目は、FIT制度終了で余剰電力ができるという点です。

駆けつけ隊
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FIT制度とは余剰電力の固定買取制度のことで、自宅の太陽光パネルで発電した電気を電力会社が10年間は一定金額で買い取ってくれます。

制度開始当初の2009年は1kWあたり48円と普及のためにかなり高額の買取金額でした。

その後生産技術向上により太陽光パネルの設置費用も下がってきたため、2022年度の売電単価は1kWあたり17円になっています。

1kWあたり17円でもエコキュートを使用している家庭にとってはお得です。

しかし、設置から10年経過しFIT制度が終了してしまうと1kWあたり8〜9円とかなり単価が下がってしまいます。

契約しているプランによっても変わってきますが、一般家庭で電力会社から購入する電気代は1kWあたり約27円が相場です。

このことから、「売る電気代」よりも「買う電気代」の方がかなり高くなってしまいます。

つまり、FIT制度終了後は太陽光発電で作った電気を売るよりも自宅の電気代で使用する方がお得になります。

このように、今まで電力会社に売っていた余剰電力をエコキュートに回した方がいいため、太陽光と連携させようということです。

夜間電力よりも売電価格の方が安い

エコキュートと太陽光発電を連携させた方がいい理由2つ目は、夜間電力よりも売電価格の方が安いということです。

前述したように、卒FIT後の電力会社への売電価格は8〜9円程度になります。

そして、エコキュートを設置している家庭では深夜の時間帯に電気料金が安くなる契約プランにすることが基本ですが、深夜の時間帯にしても電気料金は1kWあたり約15円です。

つまり、夜間電力よりも売電価格の方が安いということになります。

このことからわかることは、太陽光発電の余剰電力は電力会社に売電するよりもできる限り家庭で使う方がいいということです。

これまでは売電価格が下がっても深夜時間帯よりは高かったためエコキュートは太陽光発電の電力を使用せず売電する方がお得でした。

しかし、卒FIT後はエコキュート分の電力も太陽光発電の電力で賄い、それでも余った電力だけを売電するという方法がお得です。

駆けつけ隊
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エコキュートの消費電力は家庭で使用する電力の中でもトップクラスに高くなります。

売電価格が安いのであれば、エコキュートと太陽光発電を連携させてエコキュート分の電力も賄う方がいいいいでしょう。

昼間にお湯を沸かすことで省エネに

エコキュートと太陽光発電を連携させた方がいい理由3つ目は、昼間にお湯を沸かすことで省エネになるということです。

エコキュートはヒートポンプユニットの熱源機を利用してお湯を沸かします。

ヒートポンプは空気中の熱を集めて圧縮することで高温にし、そこで発生した熱を利用してお湯を沸かすという仕組みです。

そのため、外気温が高い方が熱効率が良く、沸き上げにかかる時間も短くなります。

また、昼間にお湯を沸かす方が、沸かしてから使用までの時間が短いためお湯の温度も下がりにくくなります。

つまり、外気温の高い昼間にエコキュートを動かす方が効率がいいということです。

しかし、契約プランの関係上多くの方が深夜にお湯を沸かさなければなりません。

そこで、卒FIT後はエコキュートと太陽光発電を連携させ、余剰電力をエコキュートに回すことで昼間にお湯を沸かせるようになります。

エコキュートと太陽光発電を導入する2つのデメリット

エコキュートと太陽光発電を連携させることは卒FIT後を考えるとメリットの大きい大切な施策です。

しかし、エコキュートと太陽光発電を既に度設置している家庭は問題ありませんが、これから導入する場合にはデメリットもあります。

エコキュートと太陽光発電を導入するデメリットは以下の通りです。

それぞれのエコキュートと太陽光発電を導入するデメリットについて詳しく解説していきます。

初期費用が非常に高額

エコキュートと太陽光発電を導入するデメリット1つ目は、初期費用が非常に高額ということです。

エコキュートと太陽光発電を設置するための費用は概ね以下の通りです。

エコキュートの設置費用 35万円〜80万円程度
太陽光発電の設置費用 100万円〜200万円程度

また、オール電化にしようと思うとIHの導入も必要です。

エコキュートと太陽光発電を導入するということは、決して安くはない初期費用が必要ということは理解しておかなければなりません。

しかし、長期的な目線で見れば、エコキュートと太陽光発電の導入は将来的にコストも回収できお得です。

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どの家でも導入できるわけではない

エコキュートと太陽光発電を導入するデメリット2つ目は、どの家でも導入できるわけではないということです。

エコキュートも太陽光発電も設置するためのスペースが必要になります。

エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクの設置スペースが必要であり、特に貯湯タンクの設置スペースが問題になります。

また、太陽光発電は南向きで傾斜が30度なければ十分な発電量を確保できない可能性があるためおすすめできません。

このような理由から、リフォームでオール電化にという場合に、エコキュートや太陽光発電は設置できない可能性があります。

エコキュートと太陽光発電が設置できるかについては、設置する業者に問い合わせてみましょう。

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太陽光発電と連携できるおすすめのエコキュートメーカー

つぎに、太陽光発電と連携できるエコキュートメーカーを紹介していきます。

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パナソニック

パナソニックのエコキュートは「ソーラーチャージ」という機能を用いて太陽光発電と連携させることができます。

「ソーラーチャージ」の機能がある機種は以下の通りです。

  • JPシリーズ・プレミアムクラス・一般地向け
  • Jシリーズ・ミドルクラス・一般地向け
  • Nシリーズ・ミドルクラス・一般地向け
  • Cシリーズ・ミドルクラス・一般地向け
  • NSシリーズ・スタンダードクラス・一般地向け
  • FPシリーズ・プレミアムクラス・寒冷地向け
  • Fシリーズ・ミドルクラス・寒冷地向け
  • Lシリーズ・スタンダードクラス・寒冷地向け

ソーラーチャージを利用すると、夜間の沸き上げ量を調整して次の日の昼間にも沸かすようになります。

なお、太陽光発電のメーカーはどのメーカーでも問題なく使用可能です。

ソーラーチャージの利用方法は以下の通りです。

  1. 台所のリモコンのメニュー画面から「沸き上げ設定」を選び決定ボタンを押す
  2. 「ソーラーチャージ」設定を選択し、「1回設定」か「連続設定」かを選択する
  3. 「開始時刻」と「終了時刻」を設定する

ダイキン

ダイキンのエコキュートは「昼間シフト機能」という機能を利用することで太陽光発電と連携させることができます。

リモコン操作から手動で10時、13時、15時、17時から設定します。

駆けつけ隊
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ただし、昼間シフト機能は優先的に太陽光発電の電力を使用するというものではありません。

そのため、貯湯タンク容量の最低でも50%は夜間に沸き上げを行います。

「昼間シフト機能」はダイキンのエコキュート全機種に搭載されている機能です。

「昼間シフト機能」の利用方法は以下の流れになります。

  1. 台所のリモコンメニューから「昼間シフト機能」を選択する
  2. 日時設定を「1日」「毎日」「切る」から選択する
  3. 開始時刻を「10時」「13時」「15時」「17時」から選択する

日立

日立のエコキュートは「太陽光発電利用沸き上げ」という機能を利用して太陽光発電と連携させることができます。

「太陽光発電利用沸き上げ」を利用できる機種はフルオートの薄型タンクの「BHP-FS37SH」、「BHP-FS46SH」を除くすべての機種です。

HEMS未導入の家庭であっても手動のリモコン操作で設定できます。

「太陽光発電利用沸き上げ」の利用方法は以下の通りです。

  1. 台所リモコンの「タンク」の「太陽光発電利用設定」を選択する
  2. 利用日を「当日」「翌日」「毎日」の中から選択する
  3. 「沸き上げ開始時刻」と「沸き揚げ運転の日付」を確認する
  4. 「湯切れ防止機能」と「太陽光発電利用」の設定を確認後に決定を押す

三菱

三菱のエコキュートは「お天気リンクAI」という機能を利用して太陽光発電と連携させることができます。

「お天気リンクAI」は「Maisart」と呼ばれる三菱独自のアルゴリズムを利用して太陽光発電の発電量を予測する技術です。

「お天気リンクAI」搭載の機種は以下の通りです。

  • Pシリーズ・プレミアム・一般地、寒冷地向け
  • Sシリーズ・ハイグレード・一般地、寒冷地向け
  • EXシリーズ・ZEH住宅向け・一般地向け
  • Aシリーズ・シンプルベーシック・一般地、寒冷地向け

「お天気リンクAI」と太陽光発電を連携させるには三菱HEMS関連機器(エネルギー計測ユニット、情報ユニット)とHEMSアダプター(GT-HEM4)が必要です。

これらを接続し、自宅のインターネットルーターと三菱HEMS関連機器を接続することでスマホやタブレットの専用アプリで「お天気リンクAI」の設定ができるようになります。

他のエコキュートと違い、台所のリモコンで設定するわけではないということに注意が必要です。

専用アプリの設定方法は以下の通りです。

  1. 「DIAHOT REMORT」のメニュー画面から「遠隔操作・連携設定」を選択
  2. 「太陽光発電との連携」をONに
  3. 郵便番号などの各項目を入力

コロナ

コロナのエコキュートは「ソーラーモード」「ソーラーモードプラス」を利用することで太陽光と連携させることができます。

「ソーラーモード」は手動で設定する、「ソーラーモードプラス」は自動で太陽光発電の余剰電力を使用するという違いです。

「ソーラーモード」「ソーラーモードプラス」ともに、利用するにはHEMSに接続しなければなりません。

「ソーラーモード」「ソーラーモードプラス」の利用方法は以下の通りです。

  1. 台所リモコンの「タンクメニュー」から「運転設定」を選ぶ
  2. 「運転設定」から「ソーラーモード」または「ソーラーモード1週間」を選ぶ
  3. 日付と開始時刻を選択し決定する

また、AY5フルオートタイプ無線LAN対応インターホンリモコン選択時には「ソーラーモードアプリ」を利用して、クラウドの天気予報と太陽光発電状況から最適な沸き上げ運転を自動で行うこともできます。

東芝

東芝のエコキュートは「昼の運転予約」を利用することで太陽光発電と連携させることができます。

「昼の運転予約」は前日に次の日の天気予報をチェックします。

そして、太陽光発電の余剰電力が発生すると予測される時間によって30分刻みで沸き上げ開始時刻と運転設定ができます。

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東芝の「昼の運転予約」機能を搭載しているのは「6シリーズ」の全47機種です。

「昼の運転予約」を利用方法は以下の通りです。

  1. 台所リモコンの「給湯」を3秒間押す
  2. 「昼の運転予約」を選択する
  3. 「一日だけする」を選択する
  4. 「開始時刻」と「運転時間」を変更する場合には「切替え」を押す
  5. 設定終了後に「始める」を押す

なお、利用開始後最初の1週間は最適な湯量を学習するための時間になるため使用できません。

また、設定操作は前日の23時までに行うようにしましょう。

エコキュートと太陽光発電の連携 まとめ

太陽光発電の余剰電力の売電価格は開始当初こそ高い単価でした。

しかし、売電価格は年々下がっており、さらにFIT制度が終了すれば電力会社から買う電気料金の方が高くなります。

それは、エコキュートを導入している家庭の深夜料金でも同様です。

そのため、エコキュートと太陽光発電を連携させて発電した電力の余剰分をエコキュートにも利用する方がお得になります。

エコキュートと太陽光の連携がまだお済み出ない方は、この記事を参考に連携する準備を進みてみてください。

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