「エコワンはメンテナンスが面倒って聞いたけど本当?」
エコワンへの買い替えを検討しているものの、メンテナンス方法が気になり迷っている方も多いでしょう。
この記事では、エコワンのメンテナンス方法を具体的な手順でお伝えします。
タンクやストレーナーなど部位ごとのメンテナンス方法を分かる上に、エコワンの寿命を延ばす方法までチェックできます。
この記事が、給湯器交換について悩んでいる方のお役に立てば幸いです。
目次
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リンナイエコワンのメンテナンス方法の流れをチェック
まずは、エコワンのメンテナンスをどんな流れで行うのかをチェックしましょう。
エコワンのメンテナンスは主に、下記の3つのステップで行います。
Step1:カバー類を外す
Step2:タンクをメンテナンス (排水)
Step3: ストレーナーをメンテナンス (付着したゴミの掃除)
エコワンのメンテナンスを行う際にはまず、カバー類を外す必要があります。
取り外す必要のあるカバーは「タンクユニットの前板下」「連結据置台のフロントカバー」「ヒートポンプユニットの配管カバー」です。
これらを適切な方法で外したら、タンクのメンテナンスに移ります。
タンクのメンテナンスを適切な手順で終えたら、ストーレーナーのメンテナンスに移ります。
エコワンメンテナンス前の準備
まずは、エコワンメンテナンス前の準備としてカバー類の外し方を確認してください。
タンクユニットの前板下を取り外す
エコワンメンテナンスにおいてはまず、タンクユニットの前板下(フロントカバー下部)を取り外します。
化粧ネジ2本を取り外してから、前板下を取り外しましょう。
タンクユニットの前板の位置は、下記の通りです。
(出典:リンナイ)
連結据置台のフロントカバーを取り外す
続いて、連結据置台のフロントカバーを取り外してください。
連結据置台は、タンクユニットと熱源機を連結させるための台です。
連結据置台のフロントカバーは熱源機の前板下部に3箇所のツメで差し込まれています。
タンクユニットのフロントカバー同様、化粧ネジ2本を取り外してからカバーを外しましょう。
エコワンにおける連結据置台の位置は、下記の②〜③にかけての箇所を覆うカバーです。
(出典:リンナイ)
ヒートポンプユニットの配管カバーを取り外す
続いて、ヒートポンプユニットの配管カバーを取り外します。
ヒートポンプユニットの配管カバーは、5箇所のツメで差し込まれており、1本の化粧ネジで固定されています。
化粧ネジを取り外し、カバーを押し下げることで取り外しが可能です。
戻す際には、5箇所のツメに差し込んでから、化粧ネジで固定しましょう。
(出典:リンナイ)
エコワン「タンク」のメンテナンス方法
メンテナンスを行うためにカバー類を外したら、タンクのメンテナンスから行っていきます。
漏電遮断器をOFFにする
エコワンのタンクをメンテナンスする際にはまず、漏電遮断器をOFFにします。
または、ヒートポンプユニットが接続されている分電盤の配線用遮断器を「切」にする方法も可能です。
漏電遮断器を扱う際には、濡れた手で触らないように注意してください。
給水元栓を閉め、排水栓・水抜き栓を開ける
次に、給水元栓を閉めます。その上で排水栓と水抜き栓を開けてください。
給水元栓は下記の赤枠で囲った箇所です。
また、排水栓・水抜き栓はタンク下部に位置しています。
(出典:リンナイ)
2~3分間排水をする
給水元栓を閉め、排水栓・水抜き栓を開けたら、排水を行います。
排水時間の目安は2~3分程度です。
熱いお湯が出ることもあるので、火傷には十分に注意してください。
排水栓・水抜き栓を閉める
2~3分間の排水を行ったら、排水栓・水抜き栓を閉めます。開けた時と逆方向に回し、栓を閉めてください。
タンクユニットに水張りを行う
排水栓・水抜き栓を閉めたら、タンクユニットに水張りを行います。
リモコンで「タンク自動水はり運転」機能を選択して水張りを行うか、手動で水張りを行ってください。
これにより、エコワン「タンク」のメンテナンスは完了です。
エコワン「ストレーナー」のメンテナンス方法
続いて、エコワン「ストレーナー」のメンテナンス方法を見ていきましょう。
ストレーナーは、給水水抜き栓先端に取り付けられているもので、ゴミが付着していると湯量などに影響を与えます。
特に、近所で水道工事などがあった際には、下記の手順でメンテナンスを行う必要があります。
給水元栓を閉める
ストレーナーのメンテナンスを行う際にはまず、給水元栓を閉めます。
各シリーズの給水元栓・水抜き栓の位置は、下記の通りです。
(出典:リンナイ)
タンクユニットの給水水抜き栓を緩める
続いて、タンクユニットの給水水抜き栓を緩めます。
水抜き栓は、左に回すことで緩めることができます。
指で緩めづらい場合には、硬貨などを使用するのがおすすめです。
なお、給湯器の使用直後は水抜き栓から熱いお湯が出ることがあります。
そのため、時間が経って機器が冷めるのを待ち、必ず給水元栓を閉めてから水抜き栓を緩めてください。
ストレーナーに付着したゴミを取り除く
水抜き栓を緩めたら、ストレーナーが露わになります。
ストレーナーに付着したゴミを取り除きます。
細かいゴミが取り除きづらい場合には、綿棒などを活用するのも効果的です。
タンクユニットの給水水抜き栓を元に戻す
ストレーナーの掃除が終わったら、タンクユニットの給水水抜き栓を元に戻します。
緩めた時とは反対に、右に回すことで水抜き栓を元に戻してください。
続いてガス熱源機のストレーナーの掃除に移りますが、その前に必ずタンクユニットの給水水抜き栓を元に戻しましょう。
ガス熱源機のストレーナーも同様に掃除する
続いて、タンクユニット同様にガス熱源機のストレーナーも掃除します。
手順は下記の通りです。
- 給水水抜き栓を左に回して外す
- ストレーナーに付着したゴミを取り除く
- 給水水抜き栓を元に戻す
タンクユニットの時同様に、給湯器の使用直後は熱いお湯が出るケースがあります。
火傷を防ぐためにも、機器が冷めるのを待ってから掃除を行いましょう。
給水元栓を開ける
タンクユニットおよび熱源機のストレーナーを既述の手順で掃除したら、最後に給水元栓を開けてメンテナンス完了です。
リンナイエコワンのメンテナンス方法に関する注意点3つ
ここまでリンナイエコワンに関して、タンク本体のメンテナンスおよびタンク・熱源機のストレーナーの掃除方法を見てきました。
エコワンのメンテナンスを安全に行うためには、覚えておきたい注意点がいくつか存在します。
メンテナンスを行う前に必ず、特に重要な注意点3つをチェックしてください。
必ずガス栓を閉め漏電遮断器をOFFにする
エコワンのメンテナンスを行う前には、下記の2つを忘れずに行うことが重要です。
- ガス栓を閉める
- 漏電遮断器をOFFにする
上記を行わないと、ガス漏れや漏電などの危険に晒される可能性もあります。
身の安全を守るためにも、必ずガス栓を閉め漏電遮断器をOFFにした上で、メンテナンスを行ってください。
メンテナンスは機器が冷めてから行う
エコワンのメンテナンスは、機器が冷めてから行うことも重要です。
給湯器を使用した直後の場合、水抜き栓から熱いお湯が出ることもあります。
思わぬ火傷を防ぐためにも、機器が30分~1時間以上冷めるのを待ってから、メンテナンスを行うようにしましょう。
取り外したカバー類は再度確実に固定する
エコワンのメンテナンスにおいては、取り外したカバー類をメンテナンス後にしっかり固定することも重要です。
カバーが固定されていない状態で給湯器を使用すると、思わぬ故障や事故を招く恐れもあります。
各カバーの外し方はすでにお伝えした通りですが、メンテナンス完了後は外した手順とは逆の手順でカバー類をしっかり固定してください。
エコワンのカバー類は何箇所かのツメに差し込まれており、化粧ネジで固定されています。
外したカバーを再度固定する際にはまずツメに差し込み、続いてネジを締めてください。
また、故障を防ぐためにも、今回お伝えした「タンクユニットの前板下」「連結据置台のフロントカバー」「ヒートポンプユニットの配管カバー」以外を外さないようにしましょう。
エコワンの寿命を延ばすための対策2選
ここまで、エコワンのメンテナンス方法や注意点について見てきました。
エコワンの寿命をできる限り延ばすためには、正しい方法でメンテナンスを行う以外にも行うべき対策があります。
異常音・水漏れなどの不具合がないか日常点検を行う
エコワンの寿命を延ばすためには、日常点検を行うことも重要です。
日頃から、異常音や水漏れなどの不具合がないかを確認することで、故障を事前に防ぐことができます。
下記のような症状が出ている場合には故障の可能性があるため、特に注意が必要です。
- 水漏れ
- ガス漏れ・異臭
- 異常音の発生
- エラーコードが頻発する
- 湯温が上がらない・安定しない
- お湯が出ない・追い焚きができない など
上記のような症状が発生している場合には、できるだけ早く業者に点検・修理を依頼する必要があります。
不具合を放置しておくと故障が悪化してエコワンを使えなくなってしまう可能性もあるため、早急に対処しましょう。
年に1回は業者に点検・修理を依頼する
エコワンの寿命を延ばすためには、最低1年に1回は業者に点検・修理を依頼することもも重要です。
異臭や異常音が発生した際やお湯が出づらくなった際に点検を依頼するのはもちろんですが、目立った異常がない場合でも、年1回のメンテナンスを依頼するのがおすすめです。
たとえ注意深く使用しているとしても、ご自身では気づけない給湯器の不調や不具合も存在します。
給湯器を専門に取り扱っているプロの業者に定期メンテナンスを依頼することで、エコワンの思わぬ不具合を早急に直せる可能性が高まります。
できるだけ長く安全にエコワンを使うためにも、プロによる定期メンテナンスも忘れないようにしましょう。
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リンナイエコワンのメンテナンス方法でよくある質問
最後に、リンナイエコワンのメンテナンスに関してよくある質問をチェックしましょう。
エコワンの寿命目安は?
エコワンの寿命目安は10年です。
日々適切な方法で使用していれば10年前後は使い続けることが可能ですが、使用年数が経過すればするほど故障のリスクは高まります。
なんらかの不具合が生じた際には放置せず、早めに点検・修理を行いましょう。
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エコワンのメーカー保証期間は?
エコワンのメーカー保証期間は2年です。
所有者登録を行った場合には3年です。また、貯湯タンクの保証期間は5年となっています。
これらの保証期間は無償または有償で延長できるケースもあります。
販売店や業者ごとに延長保証の内容・期間は異なるため、購入した販売店や業者に確認してください。
なお、故意に故障した場合や使い方に問題がある場合は、保証対象外となる点に注意が必要です。
また、小動物や昆虫類の侵入、天災地変による故障も対象外となります。
エコワンを長持ちさせる設置方法は?
エコワンを長持ちさせるためには、下記のような設置方法がおすすめです。
- 屋根のあるところに設置し雨ざらしを防ぐ
- 陽のあたりすぎない箇所に設置する
- ホコリやゴミが溜まりづらい箇所に設置する
上記に加え、入浴剤の過度な使用を控えることも、エコワンを長持ちさせることにつながります。
エコワン メンテナンス方法 まとめ
この記事では、エコワンのメンテナンス方法について見てきました。
ハイブリッド給湯器として便利なエコワンですが、長く使うためには定期的なタンクユニットおよびストレーナーのメンテナンスが欠かせません。
また、なんらかの不具合や異常が生じた際には、早急に点検・修理を依頼することも重要です。
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