「床暖房で後悔する人もいるって聞いたけど、実際どうなの?」
床暖房の購入を検討しているものの、後悔しないかどうかが気になっている方も多いでしょう。
床暖房は便利な暖房機器ですが、なかには床暖房を買って後悔したというケースもあるため、自分に合っているとかどうかを見極めることが重要です。
この記事では、床暖房で後悔する理由や後悔した人の口コミを紹介します。
また、床暖房の種類やメリット・デメリット、どんな人に床暖房が向いているかまで分かります。
この記事が、暖房機器選びに悩んでいる方のお役に立てば幸いです。
目次
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床暖房で後悔する主な理由4つ
便利な床暖房ですが、床暖房を購入したことで後悔してしまう人もいます。
ご自身に合った暖房機器を選ぶためにも、床暖房で後悔する場合の主な4つの理由をチェックしましょう。
予想以上に費用がかかった
床暖房で後悔する理由としてはまず、初期費用の高さが挙げられます。
床暖房は他の住宅設備と比較しても初期費用が高く、予想以上に費用がかかったというケースも多いです。
床暖房の費用相場は、10帖のリビングに設置する場合で50~100万円となっています。
エアコン一台でであれば10万円以下で設置できるケースもあることから、他の暖房機器よりも初期費用が高いことが分かります。
特に設置面積が大きい場合には費用がかさむ点・リフォームでの導入時には別途工事費用がかかる点などには注意しておきましょう。
使う頻度が少なかった
床暖房で後悔する理由として、使う頻度の少なさを挙げる人もいます。
便利だと思って床暖房を導入したものの、ライフスタイルの変化や暖冬の影響などで結局あまり使わなかったというケースもあります。
足元からじんわりと部屋全体を温められるなど、床暖房には他の暖房機器にはないメリットも多いです。
しかし、エアコンなど他の暖房機器の方が合っている家庭もあります。
初期費用が高いにも関わらず使用頻度が多くなかった場合には、やはり後悔してしまう人も多いでしょう。
初期費用の高い床暖房だからこそ、ご自身に合っている設備なのかをどうかを熟考した上で購入に至りたいものです。
エアコンよりも温まるまでに時間がかかった
床暖房で後悔する理由としては、エアコンよりも温まるまでに時間がかかる点も挙げられます。
床暖房は、スイッチを入れてから部屋全体が快適な温度になるまで1時間ほどを要します。
帰宅後一刻も早く温まりたい人にとっては床暖房のみでは不十分であり「すぐに温まらないのに費用は高い」などの理由で後悔するケースも多いです。
床暖房を購入する前には、エアコンよりも温まるまでに時間がかかることを念頭に、その他の暖房器具の方を選んだり併用したりするとよいでしょう。
掃除・メンテナンスが面倒だった
床暖房で後悔する理由としては、掃除・メンテナンスが面倒なことも挙げられます。
エアコンはカビやホコリが溜まらないように、定期的なフィルターの掃除が必須です。
ただし、掃除し慣れているために、そこまで面倒に感じない人も多いでしょう。
床暖房は、エアコンのようなフィルターの掃除は不要ですが、下記のような定期的なメンテナンスは不可欠です。
- フローリングの掃除
- 循環している温水の補充
- 不凍液の交換(寒冷地など)
- 熱源に腐食がないか、給排気口にゴミやホコリが溜まっていないかの確認
上記のような掃除・メンテナンスに慣れないために「床暖房の扱いが面倒だった」と感じてしまう人もいます。
床暖房を長期的に使い続けるためには、ご自身での掃除・メンテナンスが必要なこと、故障した場合には業者による点検・修理が必要なことを理解しておきましょう。
床暖房で後悔した人・良かった人のブログ・口コミ
床暖房で後悔する主な4つの理由をチェックしました。
続いて、床暖房を実際に使用した人の具体的な口コミを見ていきましょう。
積水ハウスと住友林業はデザインはいいが、家の性能が悪すぎる。
機密性や断熱性能も低く、窓もいまだにアルミ樹脂の混合サッシでペアガラス。
床暖房も高すぎる。
(出典:Twitter)
上記は「床暖房の価格が高く性能が低い」という口コミです。
床暖房の取り付けは、他の住宅設備と同様に積水ハウスや一条工務店などの大手住宅メーカーに依頼するケースも多いでしょう。
床暖房の性能や価格は、メーカー・業者によっても異なります。
また、家全体の気密性や断熱性によっても温まり方などは変わってくるため、床暖房だけでなくリフォーム全体で後悔する人もいます。
床暖房で後悔しないためにも、口コミ・評判や費用などを比較し、信頼できる業者に工事を依頼したいものです。
連続運転をするのであれば、家自体が「相当な高断熱の家」でないと、せっかくの暖房の熱が、屋外に出て行ってしまいますので、まずは家の性能から考えた方が良いですね
(出典:Yahoo!知恵袋)
上記は「断熱性の高い家でなければ床暖房の熱が逃げてしまう」という口コミです。
床暖房は足元から部屋全体を温めてくれる便利な暖房器具ですが、どのくらい温まるのかは家全体の性能によっても差が出ます。
せっかく高価な床暖房を導入しても、家全体の断熱性が低ければ、床暖房の熱が逃げてしまい暖房費用を無駄にしてしまうでしょう。
床暖房で後悔しないためには、家の根本的な性能と合わせて導入を考えることが重要です。
電気式床暖房のデメリット
ランニングコスト(電気代)が結構かかります。
電気毛布をイメージして欲しいですがスイッチを切ったらすぐに冷たくなります。
このすぐに冷たくなるのが快適性を考えたときに凄くネックになって来ます。
(出典:Twitter)
上記は「電気式床暖房はスイッチを切ったらすぐ冷たくなる」という口コミです。
床暖房の中でも電気式のものは、スイッチを切ったらすぐに冷たくなってしまう点がデメリットとして挙げられます。
温かい状態をキープするためにはスイッチを入れっぱなしにする必要があり、それによって電気代がかさむ点を指摘しています。
このように、温まりやすさ・冷めやすさは床暖房の種類によっても異なります。
床暖房の種類・家全体の構造などを複合的に考慮した上で、床暖房の導入を慎重に決めたいものです。
床暖房全部つけたけど、消費電力そこまで上がらない
でも夜間は冷房つけてたぐらいの電力なので、若干夏より高いかな?ぐらいですね
(出典:Twitter)
上記は「床暖房を全部つけても電気代がそこまで高くなかった」という口コミです。
厳寒期の暖房費用はかなり高いイメージがありますが、床暖房を夜間付けっ放しにしていても、そこまで電気代が高くならないケースもあるようです。
床暖房は部屋全体を効率よく温められる一方で、初期費用および光熱費の高さを指摘する口コミも多いです。
しかし、家族の人数やライフスタイル、床暖房導入前の電気代などによっては、電気代がそこまで高くならずむしろお得に感じるケースもあります。
そうなんですよね
暖房の風は不快なので、床暖房にしてからは快適です
ただ、すぐ暖まらないというデメリットが
(出典:Twitter)
上記は「エアコンの風は不快だが、床暖房にしてから快適になった」という口コミです。
床暖房のメリットの一つに、エアコンのように直接風が発生しない点も挙げられます。
エアコンの風は乾燥やホコリ、直接的な不快感などの原因になることが多いです。
現在エアコンを暖房として使用しておりデメリットが多いと感じている人にとっては、床暖房を導入するメリットは多いでしょう。
引っ越し翌日。
床暖房のおかげで毛布もいらなかった。
年寄りには優しい家に仕上がった。
加湿器は買った方が良さそう。
ぼちぼち片付けよう。
(出典:Twitter)
上記は「新しい家で床暖房を導入したことで毛布なしでも過ごせた」という口コミです。
床暖房は足元から部屋全体を温められるため、厳寒期でもコタツや毛布なしで過ごすことも可能です。
ただし、口コミにもあるように、床暖房のみを使用している場合でも依然乾燥対策を行うべきだということを、理解しておきましょう。
床暖房の種類と特徴
床暖房には主に、温水式と電気式の2種類があります。
初期費用 | ランニングコスト | 温まるまでの早さ | メンテナンス | |
温水式 | 高い | 電気式より安い | 早い | 定期的なメンテナンスが必要 |
電気式 | 温水式より安い | 高い | 遅い | 建物同様の耐用年数がありこまめなメンテナンスは不要 |
温水式は床下に配管を設置し、ボイラーで温めたお湯を通して部屋を温める床暖房です。
電気式は、床下に設置した電線熱ヒーターパネルで温める床暖房です。
初期費用は温水式の方が高いですが、ランニングコストは電気式の方が高いです。
また、温水式は温まりやすく冷めにくい一方で、電気式は温まるまでにやや時間がかかります。
床暖房を選ぶ上では、温水式と電気式の違いも理解した上で、家の構造や予算に合ったタイプを選びましょう。
>>床暖房を利用できる給湯器
>>床暖房を利用できるエコキュート
床暖房のメリット4つ
床暖房の種類と特徴が分かったところで、床暖房を導入するメリットを4点見ていきましょう。
部屋全体を効率よく温められる
床暖房のメリットとしてはまず、部屋全体を効率良く温められることが挙げられます。
床暖房は足元からじんわりと温めるため、部屋全体を満遍なく温めることができます。
エアコンやストーブなどの場合、部屋全体が温まりにくく、特に足元に寒さを感じることも多いです。
床暖房であれば厳寒期でも足元から温まることで、素足でも快適に過ごせるなど、末端冷え症の方にとっても心強いでしょう。
エアコンのように風が出ない
床暖房のメリットとしては、エアコンのように風が出ないことも挙げられます。
エアコンの風は、乾燥の原因になったりホコリが舞う原因になったりします。
また、エアコンから遠い箇所は温まりにくいものの、近づきすぎると不快感を覚えるのもデメリットです。
さらに、エアコンの送風による運転音が気になる方もいるでしょう。
床暖房であれば直接風が発生しないため、エアコンの風による上記のデメリットをカバーできます。
ただし、風が出ない床暖房でも定期的な掃除や乾燥対策は必要となる点に、注意してください。
掃除の手間が少ない
床暖房のメリットとしては、掃除の手間が少ない点も挙げられます。
エアコンであれば、定期的なフィルターの掃除が必要です。
床暖房も腐食しないようにフローリングを清潔に保ったり、温水や不凍液の交換をしたりなどのメンテナンスは必要です。
しかし、フィルターの掃除が必要な暖房器具に比べると、掃除の手間は少なくて済みます。
煩わしい掃除から解放されたい方にも、床暖房はおすすめです。
子供が火傷をする心配がない
子供が火傷をする心配がない点も、床暖房のメリットの一つです。
電気ヒーターやストーブなどの暖房器具の場合、小さな子供が触れて火傷をする恐れがあります。
そのため、小さな子供が火傷をしないように注意したり、囲いをしたりするなどの対策が必要です。
床暖房であれば、子供が火傷をする心配がありません。
むしろ、ハイハイをする小さな子供でも快適に過ごせるなど、メリットは大きいです。
床暖房のデメリット4つ
床暖房を購入する前には、そのデメリットも知っておきたいものです。
床暖房の主なデメリットを4点チェックしましょう。
初期費用が高い
床暖房のデメリットとしてはまず、初期費用の高さが挙げられます。
床暖房は、10帖のリビングに設置する場合で50~100万円ほどの導入費用がかかります。
家全体に設置する場合には面積当たりの費用は割安になるものの、合計費用はさらに高くなるでしょう。
エアコンやストーブなどの暖房器具であれば、10万円以下で導入でき、安いものであれば2~3万円で済むケースも多いです。
このように、床暖房導入に際しては初期費用の高さがネックとなります。
後述する「床暖房の代替となる設備3選」とエアコンなどを併用して、費用を抑えるのも一つの手です。
光熱費が高い
床暖房は、光熱費が高い点もデメリットの一つです。
床暖房の光熱費の相場は、下記の通りです。
種類 | 月の光熱費目安(8畳の部屋で毎日10時間使用時) |
温水式 | ヒートポンプ式:約4,000円 石油ボイラー:約5,000円 |
電気式 | 約6,000円 |
床暖房は快適さを保つために長時間つけっぱなしにすることも多く、冬場の電気代はどうしてもかさんでしまいます。
また、上記の通り、床暖房の種類によっても光熱費は異なります。
温水式に比べて電気式の方が初期費用は安い一方で光熱費は高いことも、理解しておきましょう。
定期メンテナンスが必須となる
床暖房のデメリットとしては、定期メンテナンスが必須なことも挙げられます。
フィルターの掃除は不要な床暖房ですが、決してメンテナンスが何も必要ないというわけではありません。
下記のようなメンテナンスを怠ると、床暖房が故障したり床が腐食したりするケースもあるため注意が必要です。
- フローリングの掃除
- 循環している温水の補充
- 不凍液の交換 (寒冷地など)
- 熱源に腐食がないか、給排気口にゴミやホコリが溜まっていないかの確認
また、床暖房を使用していて温まりづらくなったり不具合を感じたりしたら、すぐに購入したメーカー・業者に連絡をしてください。
温まるまでに時間がかかる
温まるまでに時間がかかることも、床暖房のデメリットの一つです。
床暖房を使用して部屋全体が快適な温度にまで温まるためには、1時間程度の時間を要することも多いです。
ただし、床暖房以上に温まりにくい暖房器具も多い点や、タイマー設定が活用できる点などを考慮すると、このデメリットをそこまで気にする必要はないかもしれません。
ただし、タイマーのつけ忘れによって帰宅時に不快感を覚えたり、24時間つけっぱなしにすることで電気代がかさんだりするデメリットは、頭に入れておきたいものです。
床暖房で後悔しない人の特徴5選
床暖房のメリット・デメリットを踏まえて、床暖房で後悔しない人の特徴5選をご紹介します。
予算があり高額な初期費用を支払える人
床暖房で後悔しない人の特徴としては、予算が十分にあり高額な初期費用を支払える人が挙げられます。
既述の通り、住宅機器の中でも高額な床暖房は、導入に50~100万円ほどの費用がかかります。
他の暖房器具であれば、数万円で購入できるものも多いため、床暖房は高額だと感じてしまう人は多いでしょう。
高額な初期費用を払ったにも関わらず、家の構造的に温まりにくかったりライフスタイル的にあまり使わなかったりして、後悔するケースもあります。
分割払いやローンに対応している業者も多いですが、床暖房購入に際しては経済的に後悔しないかどうかを家族と相談して考えましょう。
部屋の乾燥が気になっている人
床暖房は、部屋の乾燥が気になっている人にもおすすめの暖房設備です。
床暖房はエアコンのように送風が発生しないため、風による直接的な乾燥は免れられます。
ただし、冬場は暖房の有無にかかわらず乾燥しやすいため、床暖房を導入した場合でも加湿器などによる感想対策は適宜行いましょう。
また、乾燥だけでなく、ホコリの巻き上がりによる健康被害や部屋の温度差による結露などが気になっている方にも、床暖房はおすすめです。
このように、衛生面・健康面から見ても、床暖房はメリットの多い設備です。
小さな子供がいて安全な設備を使いたい人
小さな子供がいるため安全な設備を使いたい人にも、床暖房はおすすめです。
床暖房であれば小さな子供が火傷をするリスクが低いため、安心して生活を送れるでしょう。
また、身体が小さくて床に近いことや、ハイハイをすることなどから、床暖房のない家では子供の方が寒さを感じやすいものです。
小さな子供が温かく快適に過ごせるという意味でも、床暖房は理にかなった暖房設備です。
末端冷え性で足元から温めたい人
床暖房で後悔しない人には、部屋を足元から温めたい人も含まれます。
床暖房は、床下の熱源によって足元から温めてくれる点が大きな特徴の一つです。
この特徴は特に末端冷え性に悩んでいる人などにとって、大きなメリットとなるでしょう。
エアコンだけではどうしても足元の寒さを解消することは難しいです。
厳寒期でも家の中では素足で快適に過ごしたいという方にこそ、床暖房はおすすめです。
面倒な掃除の手間を省きたい人
面倒な掃除の手間で悩んでいる人にも、床暖房はおすすめ度が高いです。
エアコンなどの暖房器具の場合、定期的なフィルター掃除を行わないと、清潔に使い続けることができません。
床暖房の場合にも既述のようにメンテナンスは必要ですが、フィルターがなくホコリが舞いづらい床暖房であれば、掃除の手間は少なくて済みます。
暖房器具の面倒な掃除・メンテナンスで後悔したくないという方も、床暖房を導入するメリットは大きいでしょう。
床暖房の代替となる設備3選
床暖房が向いている人の特徴をチェックしました。
5つの特徴に当てはまらなかった方や、該当したものの他の暖房機器が気になっている方もいるでしょう。
床暖房の代替となる代表的な設備は、下記の3つです。
床下エアコン
床暖房の代わりに、床下にエアコンを設置することで家中を温めることも可能です。
床下の空間に一般的なエアコンを取り付けることで床下全体が温まれば、家中も温まりやすくなります。
冷えやすい廊下なども温めることができ、家全体での室温の違いをなくすのにも役立ちます。
ただし、冷房には向かないため、夏場に家全体を冷やすためには別途エアコンの設置が必要な点に注意しましょう。
ホットカーペット
家族が集まるリビングだけは足元から温めたいという場合には、ホットカーペットを活用するのも一つの手です。
ホットカーペットはネット通販やホームセンターなどで数千円から購入が可能なため、導入コストを削減したい方におすすめです。
ただし、カーペットと他の暖房器具の併用で光熱費が余計にかかる点や、カーペットはダニ対策などが必要となる点には注意してください。
断熱材
床暖房を設置するのではなく、断熱材を用いて家の断熱性を高めるのも一つの手です。
家全体を温めるためには、暖房器具を使うだけでなく、家に冷気を入れないようにすることも重要です。
断熱材を活用して冷気が入らないようにすることで、地域によっては床暖房なしで快適に過ごせるケースもあります。
口コミにもあった通り、床暖房の効果も家の断熱性によって差があるものです。
外壁と内壁の間に断熱材を入れたり、断熱性の高い窓を取り付けたりして、家の断熱性を高めましょう。
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床暖房に関してよくある質問
最後に、床暖房に関してよくある質問4つをチェックしましょう。
床暖房の設置でゴキブリは発生しやすくなる?
床暖房を設置しても、吹出し口がないため床に隙間は発生しません。
そのため、床暖房の設置でゴキブリが発生しやすくなるということはありません。
ゴキブリは小さな隙間でも侵入してくるため不安に思う方も多いですが、床暖房はゴキブリ増殖の原因にはならないため安心してください。
床暖房の設置でカビが発生しやすくなる?
床暖房の設置が、カビの増殖原因になることも少ないです。
カビの発生原因の一つは湿気であり、冬場であれば気温差による窓の結露によってカビが発生することも多いです。
床暖房は部屋全体を均一に温められるため、カビの発生を防ぐことにもつながります。
もっとも、部屋が温まっているときに冷たい外気が入ってくると結露が発生しやすいですが、これは暖房器具の種類を問いません。
結露によるカビを防ぐためには、暖房設備の種類に限らず家の断熱性を高めることも重要です。
床暖房は畳の部屋でも設置可能?
床暖房は、畳の部屋にも設置可能です。
ただし、通常の畳の場合は分厚いために床暖房の熱を十分に伝えられないケースも多いです。
畳の部屋でも熱効率の高い床暖房をシステムを採用するか、床暖房に適した薄い畳を使用するなどして、温まりやすい環境を作りましょう。
床暖房の寿命は何年?
床暖房の寿命は30~50年が目安です。
床暖房を長く使い続けるためには、フロアリングのメンテナンスや不凍液の補充・交換などが必要です。
また、不具合が生じた際には早急にメーカー・業者に連絡をして、点検・修理をしてもらってください。
床暖房 後悔 まとめ
この記事では、床暖房で後悔するケース・しないケースを見てきました。
床暖房で後悔する主な理由としては「初期費用の高さ」「光熱費の高さ」「使用頻度」「温まるまでの時間」などが挙げられます。
床暖房は足元から効率よく家全体を温められる上に、エアコンのように送風がない点もメリットです。
一方で、初期費用・光熱費の高さはネックとなるため、予算やライフスタイルに合った暖房器具を選びましょう。
床暖房は「十分な予算のある人」や「末端冷え性の人」「小さな子供がいる人」などにとってはメリットが大きく、おすすめと言えます。
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