「給湯器の交換をしたいけれど、費用はどれくらいかかるんだろう?」
「マンションだからこそ高いのかな…」
そうお悩みではありませんか?
そこで今回はマンションに設置されている給湯器の交換費用について解説いたします。
できるだけ費用を抑える費用についても紹介するので、この記事を読めば給湯器の交換費用について迷うことはもうありません。
それでは早速、マンションの給湯器を交換する際の相場費用について解説いたします。
目次
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マンションの給湯器を交換する際の費用相場
マンションの給湯器交換をする際の費用相場は機能や号数によって差がありますが、概ね10万円〜25万円です。
この給湯器の交換費用は給湯器の「本体価格+施工代金」であり、給湯器専門業社であれば施工代金は5万円前後が相場となっています。
給湯器本体の価格は、例えば同じ商品であれば「16号<20号<24号」の順で費用は上がっていき、機能面では「給湯専用(追い焚きができない)<ふろ給湯器(追い焚きができる)<給湯暖房熱源機(追い焚き+床暖房など)」の順で費用が上がります。
マンションの給湯器の交換費用は家族構成や必要な機能によって変わるので、詳しくは見積りをとって確認するようにしましょう。
また、見積書を正しく理解できなければ思いがけない追加費用を支払うことになる可能性がありますが、見積書の確認方法については後の項目で詳しく解説します。
マンション給湯器の交換時期|寿命が近く、異常を感じたらすぐに交換を
マンション・一戸建て問わず、設置から10年が給湯器の点検・交換時期の目安です。
特に調子が悪いということはなくても、目に見えない場所では劣化が進んでいることも考えられます。不調な様子がないとしても点検に出すことをおすすめします。
そして、もしも以下のような不具合が出ているようであれば給湯器の交換のサインです。
- お湯が出ないことがある
- お湯の温度が安定しない
- 追い炊きができないことがある
- 給湯器から普段と違う音がする
- エラーコードが頻繁に出る
- 電源が入らない
上記のような場合には配管や機器の故障の可能性があります。
もちろん修理対応もできますが、給湯器の型が古い場合には部品が手に入らず修理もできない場合があります。
また、10年近く経過した給湯器は故障も増えてくるので、一回一回修理をするよりも新しい給湯器に交換した方が結果的に安くなる場合が多いです。
よって、10年程度経過した給湯器で不具合のサインが出ている場合には交換を視野に入れるようにしましょう。
マンションの給湯器を交換する時に注意すべきこと2つ
マンションにお住まいの方で給湯器の交換を検討している場合には、交換をする前に以下のことに注意しなければなりません。
- 賃貸マンションの給湯器を交換する場合には必ず管理会社に連絡を
- 分譲マンションでも管理組合に連絡が必要な場合も
それぞれについて詳しく説明していきます。
賃貸マンションの給湯器を交換する場合には必ず管理会社に連絡を
賃貸マンションの給湯器は共用設備という扱いになるので、給湯器の持ち主は借主ではなく貸主です。
借主は勝手に給湯器の交換をすることはできないので、給湯器の調子が悪い場合には必ず貸主や管理会社に連絡しなければなりません。
賃貸マンションの給湯器の交換に関する費用は、経年劣化など借主の過失が原因によるものでなければ貸主が負担することになります。
もし借主に過失がある場合には正直に申告し、管理会社を通して貸主と費用負担の協議を行うようにしましょう。
分譲マンションでも管理組合に連絡が必要な場合も
分譲マンションは給湯器も家主の持ち物なので自由に交換してもいいかというと、そのようなことはありません。
マンションでは設置できる機種や号数が限定されている場合があり、自由になんでも設置できるというわけではないのが現状です。
分譲マンションで給湯器の交換が必要な場合には、まず管理組合に連絡をするようにしましょう。
管理組合で機種や号数についての規定があるかを確認し、管理規定に則った給湯器を交換するようにしてください。
また、マンションではベランダなどに取り付ける「壁掛け型」と玄関横などにあるPS(パイプスペース)に設置する「PS設置型」の給湯器になり、基本的には元の設置方法と同じものを選択しなければなりません。設置方法についても管理組合に確認を取るようにしましょう。
マンションの給湯器を安く交換する3つのコツ
給湯器の交換は費用が高く、少しでも安く交換したいというのが本音です。
マンションの給湯器を少しでも安く交換するには以下の3つのコツがあります。
- 使用年数が8年経っていなければ修理も検討する
- 見積りを正しく理解して追加費用がかからないようにする
- 複数の業者から相見積もりを取る
それぞれのコツについて詳しく解説していきます。
使用年数が8年経っていなければ修理も検討する
マンションの給湯器を安く交換するためには、まず交換の必要性があるかを確認する必要があります。
給湯器の寿命は10年程度と言われており、10年を経過した給湯器は故障が多くなる、修理のための部品が手に入らなくなるなど交換の必要性が出てきます。
しかし、給湯器の使用年数が8年経っていないのであれば故障が多くなる心配も少ないので、無理に交換せず修理対応する方が安く済むことが多いです。
以前設置した業者によっては8年や10年など長期間の保証がある場合もあるので、保証期間内であれば無償で修理することができます。
まずは、給湯器が保証期間内の範囲かどうかを調べ、保証期間外の場合には修理と交換の両方の見積もりを取り、長い目で見てどちらがお得かを考えましょう。
複数の業者から相見積もりを取る
マンションの給湯器を安く交換するためには、複数の業者から相見積もりを取るようにしましょう。
給湯器の故障は生活に直結する事態であり早急に直したいと考えるかもしれませんが、最低でも3社以上の業者から見積りを取るべきです。
3社以上から見積りを取るべき理由としては以下のことが挙げられます。
- 料金を比較することができ、安い業者を見つけることができる
- 見積りを送ってもらうスピードでその業者の対応の速さがわかる
- 見積もりの内容で信頼できる業者か知ることができる
複数の業者から見積りを取るのは少しでも安くマンションの給湯器を交換するためですが、それ以外にも見積もりの内容から信頼できる業者か判断できます。
見積もり内容の見方は次の項目で詳しく解説します。
また、見積りを送ってもらうスピードでその業者の対応の速さが判断可能です。
少しでも早く給湯器を直してもらいたいと考えているときに、見積りも当日中に作成してもらえないような業者は給湯器の交換も時間がかかるので候補から外してもいいでしょう。
見積りを正しく理解して追加費用がかからないようにする
マンションの給湯器を安く交換するためには、見積りを正しく理解して追加費用がかからないようにしましょう。
複数の業者から見積りを取るというのは先述の通りですが、最も安い見積りを出した業者が必ずしもいいとは限りません。
見積りを出してもらったら業者に以下のことを確認するようにしましょう。
- 給湯器の本体代金にリモコンは含まれているか
- 追加費用がかかる可能性
- 見積りに出張費の項目がなければ出張費の有無
- 商品・工事の保証の有無とその年数
- 現地調査の有無とその費用
多くの業者ではそのようなことはありませんが、稀に聞かれるのが見積りに給湯器のリモコン代金が含まれておらず当日に追加請求されたというものです。
このようなことがないとも限らないので、リモコンの有無は念のため確認しておくようにしましょう。
また、電話や写真の内容だけで見積りを取った場合には、確認しきれなかった部分で追加費用がかかってしまう可能性はどうしてもあります。
追加費用について事前にしっかりとした説明があれば、当日に追加費用がかかったとしても納得できるのではないでしょうか。
その他にも出張費や現地調査の有無とその費用、商品・工事保証が何年付帯されているかも確認すべきです。
例えば、A社とB社で見積りがA社の方が5万円安かったとしても、A社の保証は3年間、B社の保証は10年間だった場合には長い目で見ればB社の方が安いと考えることもできます。
このように、見積りは表面的な金額だけで判断せず、中身までしっかり確認するようにしましょう。
給湯器交換をどこに頼むか|注意したい6つのポイント
給湯器交換をどこに頼むか、何に注意して選べばいいのかわからない場合には、以下の6つのポイントに注意して選ぶようにしましょう。
- 給湯器修理・交換の専門業者を選ぶ
- 給湯器の修理・交換までのにかかる時間の速さで選ぶ
- 修理・交換にかかる費用で選ぶ
- 保証期間やアフターサービスの充実さで選ぶ
- 施工実績で選ぶ
- 在庫量で選ぶ
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
給湯器修理・交換の専門業者を選ぶ
給湯器交換の業者選びにおいて注意したいポイント1つ目は、給湯器修理・交換の専門業者を選ぶことです。
給湯器の交換ができる業者のタイプは様々ありますが、タイプの違いによって特徴が変わるということを理解しておかなければなりません。
マンションの給湯器交換を依頼できる業者は主に以下の3タイプです。
- 給湯器メーカー
- ガス会社
- 給湯器専門業者
給湯器メーカーやガス会社は高い知名度があり、安心して依頼可能です。しかし、給湯器メーカーは実際の作業を外注業者に発注しているケースがあり、価格が不透明なケースがあります。
また、ガス会社は給湯器をメインとして扱っているわけではないので、品揃えや価格の面で不便さを感じることがありそうです。
その点、給湯器専門業者であればメーカー問わずあらゆる給湯器を取り扱っており、種類も数も豊富に抱えている業者が多くあります。
また、給湯器メーカーやガス会社と比較すると業者同士の競争が激しく、質の高いサービスを提供しつつ価格も安い場合が多いのが特徴です。
そのため、マンションの給湯器を交換するのであれば給湯器の修理・交換の専門業者を基本として選ぶことをおすすめします。
ただし、給湯器専門業者は数が多くサービスの質や価格も業者によって様々なので、給湯器専門業者を基本としつつ、以降で解説するポイントを参考に選ぶようにしましょう。
給湯器の修理・交換までにかかる時間の速さで選ぶ
給湯器交換の業者選びにおいて注意したいポイント2つ目は、給湯器の修理・交換までにかかる時間の速さで選ぶことです。
給湯器の故障は生活に直結する問題であり、少しでも早く給湯器の交換を行いたいはずです。
そのため施工までの早さは業者選びで非常に重要であり、土日祝日であっても対応してもらえる業者を選択するようにしましょう。
給湯器専門業者であれば土日祝日に営業している業者が多くあり、受付であれば24時間電話対応可能な業者もあります。
また、受付から施工開始まで最短30分程度、給湯器の交換終了まで2時間程度で終了するケースもあるので、特に急いでいる場合には少しでも早く対応してくれる業者を選ぶようにしましょう。
修理・交換にかかる費用で選ぶ
給湯器交換の業者選びにおいて注意したいポイント3つ目は、修理・交換にかかる費用で選ぶことです。
給湯器の交換にかかる費用は施工代金+給湯器の本体代金になります。
そして、施工代金や給湯器の本体代金は業者によっては大きく違うこともあり、同じ給湯器・施工方法だとしてもかなりの差になる場合があります。
つまり、業者の見積価格が適正なものかどうかを判断する必要があり、そのためには急ぎの場合であっても複数社から相見積もりを取ることが重要です。
その中で極端に高い業者は選択肢から外し、見積額が安い業者の中から選択するようにしましょう。
ただし、前述したように見積書は正しく理解しなければなりません。安いだけの見積書に騙されないようにしましょう。
保証期間やアフターサービスの充実さで選ぶ
給湯器交換の業者選びにおいて注意したいポイント4つ目は、保証期間やアフターサービスの充実さで選ぶことです。
給湯器のメーカー保証は1年〜2年の場合が多いですが、給湯器の耐用年数は10年程度であるため、業者独自の商品保証や工事保証が重要になります。
業者独自の保証期間は3年〜10年程度と業者によって大きく違いがあり、保証期間やアフターサービスについてはしっかりと確認しなければなりません。
給湯器は基本的に屋外に設置されるため凍結や落雷など天候によるリスクにさらされており、故障の可能性を常にはらんでいます。にも関わらず、保証期間が短かったりアフターサービスの内容が悪かったりすれば修理費などが余計にかかってしまいます。
給湯器は10年程度と長く使用するものなので、料金の安さはもちろんのこと、保証期間とアフターサービスの内容も非常に重要です。
施工実績で選ぶ
給湯器交換の業者選びにおいて注意したいポイント5つ目は、施工実績で選ぶことです。
施工実績は多くの業者でHPが公表しており簡単に知ることができます。つまり、施工実績を公表してない業者は施工実績に乏しく、技術に不安がある可能性があるということです。
また、施工実績を載せている場合でも、施工日時を載せてない場合には注意が必要です。
施工日時の記載がなければいつ施工したものか分からず、場合によっては数年間更新されてないことも考えられます。
業者を選ぶ際には施工実績をしっかりと確認し、さらに施工日時も確認することで定期的に施工をおこなっているかの確認が可能です。
在庫量で選ぶ
給湯器交換の業者選びにおいて注意したいポイント6つ目は、在庫量で選ぶことです。
そもそも在庫を保有していなければメーカーから取り寄せる時間がかかるので依頼した当日や翌日の対応などできるはずもありません。
つまり在庫量の少ない業者を選んでしまえば、かなりの時間がかかるか希望してないメーカーや型番の給湯器にしなければならない可能性があります。
また、部品の供給不足などでメーカーの給湯器製造が少なくなっても、多くの在庫を保有している業者であればそのような状況でも即日対応が可能です。潤沢な在庫量を確保しておくことは急な事態への備えにもなります。
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まとめ
給湯器の寿命は10年程度であり、10年近く使用した給湯器の故障が増えてきたのであれば交換する必要があります。
マンション給湯器の交換費用の相場は概ね10万円〜25万円ですが、号数や機能面で金額に差が出るので複数の業者からしっかりと見積りを取るようにしましょう。
また、マンションには管理会社や管理組合が入っている場合がほとんどであり、勝手に給湯器の交換ができない可能性があります。
マンション給湯器の交換の注意点もしっかりと確認するようにしましょう。