「給湯器の交換って、DIYでもできるのだろうか？」
給湯器の劣化や破損により、上記のようにDIY交換が気になっている方もいるでしょう。
この記事では、DIYでの給湯器交換について詳しく見ていきます。
DIYでの交換がおすすめできない理由を掘り下げるとともに、DIYでも修理が可能な範囲もお伝えしています。
さらに、DIYよりもおすすめの交換方法もお伝えしているので、より安全に交換したい方も必見です。
この記事が、給湯器の修理・交換に悩んでいる方のお役に立てば幸いです。
目次
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給湯器の交換はDIYで可能だがおすすめしない
結論から述べると、給湯器の交換はDIYでも可能ですが、おすすめはできません。
給湯器の交換作業の中でも、ガス接続部分の交換には資格が必要です。
その他の部分に関しても、原因に対して的確に対処できるとは限らず、むしろ給湯器の不調を悪化させてしまう恐れもあります。
このように、危険が伴う上に、確実に給湯器を交換できるとは限らないため、DIYでの給湯器交換はおすすめできません。
給湯器の交換は、給湯器専門業者に依頼するのがおすすめです。
資格を有した専門業者であれば、ガス接続部分も含めて確実に修理・交換を行えます。
特に、「住宅設備交換の経験がなくDIYは不安」「不調の原因が何なのか分からずどこをいじっていいのか分からない」という方は、必ず専門業者に修理・交換を依頼してください。
DIYでの給湯器の交換をおすすめできない理由
続いて、DIYでの給湯器交換がおすすめできない理由を、詳しく見ていきます。主な3つの理由を開設するので、それぞれの理由を確認してください。
そもそも給湯器の交換には必要資格がある
DIYでの給湯器交換がおすすめできない第一の理由は、給湯器の交換には資格が必要なためです。
特にガス接続部分の交換には資格が必須であり、無資格で交換を行うのは極めて危険です。給湯器交換に関する資格には、下記のようなものがあります。
- ガス可とう管接続工事監督者
- 給水装置工事主任技術者
- 液化石油ガス設備士
- ガス機器設置スペシャリスト
- 特定ガス消費機器設置工事監督者
給湯器交換は、上記のような資格が必須となる、専門知識と確かな技術を要する作業です。
ガス接続部分の作業はガス漏れなどの危険性も高いため、無資格者にはリスクが高く、おすすめできません。
無資格者がDIYで給湯器交換を行うと、ガス漏れや配管損傷などのリスクが高まります。たとえ修理や交換が一見成功したように思えても、またすぐに壊れてしまう可能性もあります。
このように、DIYでの給湯器交換は、メリットが少なく、ガス漏れなどの危険性の方が大きいです。そのため、DIYではなく、資格を有した専門業者に修理・交換を依頼するのがおすすめです。
ガス接続以外もリスキー
DIYでの給湯器交換がおすすめできない理由としては、ガス接続部分以外の修理・交換もリスキーなことも挙げられます。
既述の通り、ガス接続部分の修理・交換には、ガス機器に関する資格が必須です。
ガス接続関連は、給湯器の中でも特に危険性の高い部分ですが、その他の部分の修理・交換もリスキーです。給湯器には、ガス接続部分以外にも下記のような部分があります。
- 配管
- 電装部
上記に関しては、たとえガス漏れの心配がなくとも「作業中に配管が折れてしまう」「リモコンの配線を壁の中に落としてしまう」など、取り返しのつかない事態に陥るリスクはあります。
したがって、ガス接続b部分以外のDIYでの修理・交換も、おすすめできません。
給湯器以外の部分も劣化している可能性あり
給湯器以外の部分も劣化している可能性があることも、DIYでの給湯器交換がおすすめできない理由の一つです。
給湯器が正常に作動しなくなった場合、給湯器内部の部品を交換することで修理できるケースもあります。
しかし、たとえ機械いじりや部品交換に慣れている方が「ガス接続部分ではないから大丈夫」と思って給湯器を修理しても、給湯器以外の部分に故障の原因がある場合も多いです。
そのため、たとえDIYでできる範囲の修理・交換を行ったとしても、根本的な不良原因の解決に至らず、徒労に終わることもあります。
むしろ、DIYで修理・交換を行うことで、給湯器の不良を悪化させたり、思わぬ事故に遭ったりする可能性もあります。
このように、DIYのみで完璧に給湯器の修理・交換を行うことは難しいため、DIYよりも専門業者に依頼する方がおすすめです。
給湯器のリモコンはDIYで修理できる！
DIYによる給湯器交換はおすすめできないことが分かりました。しかし、給湯器のリモコンであれば、DIYでの修理も可能です。
給湯器の不良・異常のうち、リモコンの表示が正常でない場合には、リモコン自体に原因があることも多いです。
もしリモコンのみが原因であれば、DIYによるリモコンの修理でもトラブルを解決できます。具体的には、給湯器のリモコンのカバーを取り外して電源コードを接続することで、元通りに機能させられます。
ただし、DIYによるリモコンの修理には、下記のようなリスクもあります。
- 配線コードを壁の中に落としてしまう
- 防水処理を怠ってしまう
- 合致しない型番のリモコンを取り付けてしまう
また、リモコンを修理しても給湯器の不調が直らない場合には、他の部分にも原因があると考えられます。
そのため、下記のような場合には、DIYではなく業者に頼んで修理・交換してもらう方が得策です。
- 「リモコンのみに故障の原因があるのか定かではない場合」
- 「リモコンの修理もDIYでは不安な場合」
- 「リモコン修理のためだけに工具を揃えるのが面倒な場合」
- 「DIYに失敗して時間とお金を無駄にしたくない場合」
たとえ不良・故障の原因がリモコンにあるケースでも、DIYでうまく交換できない場合や他の不良原因がある場合に備え、初めから業者に依頼することで、時間とお金を節約できます。
少しでも不安がある場合には、信頼できる給湯器専門業者に、給湯器の修理・交換を依頼してください。
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DIYでの給湯器交換 まとめ
この記事では、DIYでの給湯器交換について詳しく見てきました。DIYでの給湯器交換は不可能ではありませんが、おすすめはできません。DIY給湯器交換がおすすめできない理由は、下記の3つです。
- そもそも給湯器の交換には必要資格がある
- ガス接続以外もリスキー
- 給湯器以外の部分も劣化している可能性あり
リモコンなど、一部はDIYでも修理可能ですが、給湯器全体をDIYで修理・交換するのは難しいものです。
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