「給湯器をつけっぱなしにしていると電気代をムダにしている!?」
ふと、給湯器のつけっぱなしによる電気代のムダが気になった方もいるでしょう。
この記事では、給湯器のつけっぱなしでどのくらいの電気代が発生するのか、なぜ電気代が発生するのかを詳しく解説します。
さらに、給湯器にかかる電気代をちょっとした工夫で節約する方法や、劇的に節約する裏技も紹介します。
この記事が、給湯器の高い電気代に悩んでいる方のお役に立てば幸いです。
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給湯器がつけっぱなし!リスクはある?
給湯器は毎日使用する家が多いですが、つけっぱなしにすると、特定のリスクが発生する可能性があります。
給湯器をつけっぱなしにするリスクについて、故障と光熱費の観点から確認しましょう。
壊れやすくなるリスクはある?
給湯器の耐用年数は10年〜15年ですが、使用頻度や環境によっては、基準よりも早く故障するケースもあります。
では、給湯器のつけっぱなしによる故障のリスクはあるのでしょうか。
「給湯器をつけっぱなし」でも問題はなし
給湯器をつけっぱなしにすること自体は、普段の使用において特に問題ありません。
給湯器の設定がデフォルトである場合、基本は起動させたままの使用を想定しています。
正しく「凍結防止」する方法は?
給湯器が故障する原因の1つに、寒い時期の凍結があります。
通常の寒さの場合、多くの給湯器には以下のような凍結防止機能がついているため、自動的に対策できています。
- 自動ポンプ運転:特定の温度以下になった際、自動的に作動して給湯器本体の凍結を防止
- 給湯器内部のヒーター:内部ヒーターで配管を温めて凍結を防止
一方、記録的な寒さの場合は、給湯器の配管が凍結する可能性があります。
配管の凍結防止については、以下の手順で行いましょう。
- 給湯器のリモコンで運転スイッチをオフにする、もしくはガス栓を閉める
- お湯が出る方の蛇口から水を流し続ける(1分間に4mmが目安)
配管に水が流れ続けることで、内部が凍結しないようにできます。
ただし「コンセントを抜く」のはNG!
配管の凍結防止で給湯器を一時的に停止させる際、コンセントを抜いてはいけません。
コンセントが刺さっている間は、自動ポンプ運転によって給湯器本体の凍結が防止されています。
給湯器内部の水が凍結すると、配管が破裂する可能性もあるため、大変危険な行動です。
凍結防止以外で停止させる際、基本はコンセントを抜かずに、リモコンからの運転オフやガス栓を閉めるようにしましょう。
光熱費は変わる?
起動させたままの使用は、故障を早める原因にはなりませんが、光熱費は一定額かかってしまいます。
ただし、ガス代と電気代では、つけっぱなしによる影響が変わってきます。
ガス代
ガスを使用する給湯器の場合、給湯器内に水が通過すると、ガスによる点火で温めが行われます。
そのため、給湯器のガス代は、事前に設定した湯沸かしの時間や追い焚きするときに発生します。
給湯器をつけっぱなしにしていても、上記の動作を行わない限りは、ガス代は高くなりません。
電気代
給湯器は電気で稼働していますが、つけっぱなしにしていた場合、待機電力の消費から電気代が高くなる可能性があります。
給湯器を1年間使用する際の待機電力にかかる電気代は、以下のとおりです。
現在の一般的な給湯器の待機時消費電力 | 電源オンの状態で約7~8W |
2023年11月時点の電気料金の目安単価 | 31円/kWh |
1年間の待機電力 | 7W÷1000×24時間×365日×31円=19,00.02円 |
地域によって電気料金は10円前後の差が発生するため、実際の年間待機電力代は200〜300円程度上下します。
この金額差で発生する年間待機電力代の約1,900円だけで見ると、それほど高くないようにも見えますが、
- 給湯器を含めた電子機器全体の消費電力の中で、待機電力は約5%を占めている
- 待機電力全体の中で、給湯器の待機電力は1/4以上を占めている
という状態になっています。
「365日のうちの約4日分の電気代を給湯器の待機電力に使用している」と考えると、決して少ないとは言えません。
給湯器の光熱費を節約する方法
給湯器は待機電力と稼働させる過程で電気代がかかりますが、近年は機能を活用して節約ができます。
給湯器の光熱費を節約できる普段の使い方や、便利な機能を確認しておきましょう。
電源をこまめに消しましょう!
給湯器の待機電力を節約する方法として、使用しない時間は電源オフにする「都度消し」があります。
給湯器のリモコンで運転スイッチをオフした場合、1年間の待機電力は以下のようになります。
電源オフの状態の待機時消費電力 | 約6W |
2023年11月時点の電気料金の目安単価 | 31円/kWh |
1年間の待機電力 | 6W÷1000×24時間×365日×31円=1629.36円 |
消費電力が1W減るだけで、約1900円が約1630円まで節約できます。
ただし、給湯器を都度消しする場合、
- 給湯器本体は保温されているが、電源が切れているため貯湯タンクのお湯は冷めてしまう
- 過度に電源のオンオフを繰り返すと、本体やリモコンの故障につながる
といった点に注意する必要があります。
お湯の使用頻度が少ない夏場や、長時間出かける際など、電源を消すべき時間を見定めて活用しましょう。
設定温度を見直しましょう
給湯器で水を温める際、設定温度が高いほど、温めるために消費するガスや電力が多くなります。
節電効果を高めたい人は、お湯の設定温度を見直すのがおすすめです。
電力オフと同様に、夏場は設定温度がそれほど高くなくても、よい場面が多くなります。
追いだきの回数を減らせるようにする
事前の湯沸かしについては、電気代が安い深夜帯に沸かしておいた場合、節電できます。
しかし、お湯の量が足りなくなって追いだきしてしまうと、その分の光熱費がかかります。
追いだきの回数を減らせるように、1日あたりに使用するお湯の量を把握しておきましょう。
光熱費を節約するならエコキュートがおすすめ
給湯器の使い方や機能を工夫しても、光熱費の節約は年間で数百円程度が限界です。
さらに光熱費を節約したい人は、給湯器をエコキュートに買い替えることを検討してみましょう。
エコキュートが光熱費節約になる理由
エコキュートとは、ヒートポンプから外気を取り込んで、貯湯タンクの水を温める形式の給湯器です。
電気だけでなく、外気を利用しているため、「ほかの給湯器よりも省エネ性能が高い」と言われています。
それに加えて、エコキュートは、光熱費の節約にも大きく貢献する機能がついています。
光熱費が安い深夜帯にお湯を作り、貯め湯をしてくれる
エコキュートの湯沸かしは、光熱費が安い深夜帯にお湯を作って、貯湯タンクに貯め湯ができます。
リモコンから設定すれば、各電力会社の安い時間帯に合わせることも可能です。
エコキュートには節約機能が多い
エコキュートには、以下のような節約機能が搭載されています。
- パワーセーブ機能:お湯をゆっくり沸かすことで、ヒートポンプの消費電力を低く抑える機能
- ピークカット機能:電気料金が高い時間帯を設定し、その時間帯の自動湯増しを行わない機能
- ソーラーチャージ機能(太陽光パネルがある家のみ):太陽光発電を利用して、夜間沸き上げ量を減らし、日中に太陽光発電の余剰電力のみで沸き上げる機能
上記以外にも、各給湯器メーカー独自の節約機能を持つ機種もあり、さまざまな方法で光熱費を節約できます。
エコキュートの電気代に関する記事はこちら
エコキュートに変更した場合の光熱費を比較
ガス給湯器とエコキュートでは、一般地と寒冷地において、以下のような年間電気代になります。
給湯器の種類 | 東京電力(一般地) | 北海道電力(寒冷地) |
ガス給湯器(LPガス) | – | 年間226,000円 |
ガス給湯器(都市ガス) | 年間74,500円 | 年間112,100円 |
エコキュート | 年間33,700円 | 年間52,800円 |
北海道は寒冷地であるため、給湯器本体の保温やお湯を沸かす際の熱量が必要であり、電気代が高くなる地域です。
そんな寒冷地において、エコキュートはガス給湯器の半分以下の電気代で稼働させられます。
一般地でも約4万円、年間電気代が安くなるため、どの地域でもエコキュートの節電効果が期待できます。
エコキュートに交換するにはいくらかかる?
エコキュートは年間電気代を大幅に節約できますが、交換に関しては、10万円単位の費用が必要です。
実際の交換費用は、以下の項目の違いによって、多少変動します。
- 給湯器のメーカー:本体価格が安いメーカーもあれば、価格が高い代わりに耐久性や機能面を充実させているメーカーもある
- 容量(貯湯タンクの量):基本は容量が大きくなるほど、貯湯タンクの値段が高くなる
- 性能:節約の基本機能に加えて、メーカー独自の機能など、オプションが増えると値段が高くなる
- 交換業者:発行元のメーカーや給湯器交換の専門業者など、業者の選び方で工事費が代わる
2024年内のエコキュートの交換については、特定の交換業者による工事やリース利用がおすすめです。
条件を満たしている場合、給湯器の交換にかかる費用を少し安くできます。
今ならエコキュートに交換すると補助金が出る!
特定の交換業者による工事やリース利用がおすすめになる理由は、「給湯省エネ2024事業」が開催されているからです。
給湯省エネ2024事業は、エコキュートを含む高効率給湯器の導入を推進しており、要件を満たすと補助金が支給されます。
エコキュートを交換やリース利用で導入した場合の補助金は、以下のとおりです。
- 基本の補助額:1台につき8万円
- A要件(ネット接続による予測で湧き上げシフト機能がある機種):1台につき+2万円
- B要件(基準値よりもCO2排出量が少ない性能の機種、もしくはおひさまエコキュート):1台につき+4万円
- A要件とB要件を同時に満たす機種の場合:1台につき+5万円
上記とともに、工事や貸出を行う業者は、「給湯省エネ業者」に登録済みの業者でなければ支給要件を満たせません。
高効率給湯器の導入は、
- 事業の予算上限に達した時点
- 遅くとも2024年12月31日まで
のいずれかに該当すると、支給されなくなります。
そのため、2024年中にエコキュートを交換したい場合は、早めに登録済みの業者へ依頼するのがおすすめです。
補助金に関する記事はこちら
エコキュートの交換費用の目安
エコキュート交換や買い替えにかかる費用相場は、本体価格と工事費用も含めて40〜50万円が目安です。
目安以上に費用がかかる交換業者は、余程サービス面が充実していない限りは、作業に対して費用が釣り合いません。
給湯省エネ2024事業に該当する専門業者の場合は、8〜13万円の補助金が出るため、実際の交換費用は30〜40万円になります。
交換業者選びに迷ったときは、「給湯省エネ業者」に登録しているミズテックの相談を検討してみましょう。
エコキュートの交換に対応しており、上記の費用相場の目安で本体や工事内容を提案してくれます。
電気代のご相談はプロのミズテックへご相談ください!
もし給湯器の電気代にお困りであれば、是非プロのミズテックへご相談ください!
「交換や修理はまだ検討中だけど・・」という方でも大歓迎です!
弊社・ミズテックでは、給湯器の修理・交換を承っております。給湯器のことでお困りの方は、要望も含めてお気軽に弊社までご相談ください。初めての方も大歓迎です。
最初はお気軽に概算お見積りもできます。以下フォームは15秒で入力完了するため、是非お気軽にお確かめください。
ミズテックがお客様から選ばれる理由・評価いただいている点は、以下の3つです。
メーカー直仕入れで格安価格を実現
ミズテックでは、ガス給湯器や電気温水器などの機器をメーカーから直接仕入れています。メーカーから直接かつ大量に仕入れているので、機器の価格を抑えてご提供できます。
また、給湯器の点検や取り付け工事を当社の専門スタッフがおこなうことで、工事の経費も少なく抑えています。このようなコスト削減努力によって、他店よりも安い販売価格を実現しています。
本体&施工10年保証
メーカー保証の期間を過ぎた給湯器の修理は、基本的に有償です。ただし、一部のメーカーは有料の保証制度を設けていて、加入すると最大10年まで保証期間が延長されます。
いっぽう、弊社ミズテックは「本体と施工」両方に対して、無料で10年間の保証をご用意しています。生活に欠かせない給湯器を、末永く安心してご利用ください。
※一部給湯器を除きます
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「給湯器が壊れてお湯が出ない」「給湯器から異音がして怖い」といったトラブルや緊急時には、どこよりも早く対応いたします。
まとめ
この記事では、給湯器のつけっぱなしに関して詳しく見てきました。給湯器のつけっぱなしと節約方法をまとめると、下記の通りです。
- 給湯器のつけっぱなしで電気代が発生するのは「お湯を出す準備をしている時」「水を温めている時」「お湯を調整している時」の各工程で電力を消費するため
- 給湯器の待機電力による電気代は、都度消しによって「年間約1,600円 → 約1,366円」に節約可能
- 大幅に給湯器の光熱費を節約したい場合には、エコキュートに切り替えるのもおすすめ。
エコキュートは、ガス給湯器に比べて年間17万円以上を節約できるケースもあります。
エコキュートの導入を考えている方は、相場よりも費用を安く抑えられる「ミズテック」にご相談ください。
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