エコキュートで水道代が高くなると聞いたけど、本当かな・・・。
そうお悩みではありませんか?
今や広い家庭にてエコキュートは使用されています。本当に水道代が今より安くなるのかを知った上で、エコキュートにするかどうか選択できるといいですよね。
そこで今回は、エコキュートの水道代について解説いたします!
目次
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エコキュートにしても水道代に変化はほぼなし|ただし例外あり
エコキュートにしても水道代にはほぼ変化がありません。
エコキュートには370L・460L・550Lなど複数のタンク容量があり、出来る限りご家庭の最大容量に合ったタンクを選ぶことで使用しないお湯を最小限に抑えることが可能です。
つまり、適切なタンク容量を選択することができれば、水道代にもほとんど変化がないということになります。
また、お風呂のお湯が冷めると追い焚きをする家庭も多いですが、追い焚きをすればその分電気代がかかります。しかし、エコキュートを使用していれば追い焚きを使用せず、沸かしていたお湯を足し湯することで電気代の節約につながります。お湯を毎日張り替えることで水道代は少し上がったとしても「水道代+電気代+ガス代」トータルの光熱費で考えれば、エコキュートを使用した方がお得です。
また、エコキュートとLPガス給湯器にかかるコストを比較すると、以下のようになります。
エコキュート | ガス給湯器(LPガス) | |
---|---|---|
購入時の費用 | 約40万円 | 約18万円 |
10年間の光熱費 | 約21,000円/年間×10年=21万円 | 約124,000円×10年=124万円 |
合計 | 約61万円 | 約142万円 |
エコキュートとLPガスのガス給湯機では、総合的にかかるコストに約81万円の差があります。
購入時の費用はエコキュートの方が高額にはなりますが、ガス代がかからないことと電気代も節約できることから10年で光熱費に大きな差が出ることがわかります。
次に、同じ条件でエコキュートと都市ガスのガス給湯器を比較した場合には以下の差が出ます。
エコキュート | ガス給湯器(都市ガス) | |
---|---|---|
購入時の費用 | 約40万円 | 約18万円 |
10年間の光熱費 | 約21,000円/年間×10年=21万円 | 約73,000円×10年=73万円 |
合計 | 約61万円 | 約91万円 |
エコキュートと都市ガスのガス給湯器では、総合的にかかるコストに約30万円の差があります。
このようなことから、エコキュートを導入することで総合的かかるコストが非常に安くなることがわかります。
エコキュートで水道代が高くなる2つのケース|「高圧タイプ」「水漏れ」に注意
「エコキュートにしたら水道代が高くなった」という声があるのは以下の理由が考えられます。
- 高圧タイプのエコキュートの使用
- エコキュートの水漏れ
それぞれの要因について詳しく解説していきます。
高圧タイプのエコキュートの使用
エコキュートで水道代が高くなるケース1つ目は、高圧タイプのエコキュートを使用していることです。
多くのエコキュートでは比較的水圧が弱くなります。
そこで高圧タイプを使用することで水道代が高くなる恐れがありっます。シャワーを同じように10分間使用したとしても高圧タイプの方が使用する水道量が増えるためです。
主なメーカーの通常タイプ・高圧タイプの水圧・1分あたりの湯量は以下の通りです。高圧タイプにすることで通常タイプに比べて湯量が1.2倍〜1.6倍になることがわかります。
メーカー | 通常タイプの水圧 | 通常タイプの湯量 | 高圧タイプの水圧 | 高圧タイプの湯量 |
---|---|---|---|---|
三菱 | 180kPa | 約12リットル | 290kPa | 約16リットル |
東芝 | 170kPa | 11〜15リットル | 300kPa | 14〜18リットル |
日立 | 190kPa | 7〜10リットル | 500kPa | 12〜16リットル |
パナソニック | 170kPa | ー | 320kPa | 18〜20リットル |
ダイキン | 170kPa | 約12リットル | 290kPa | 約14リットル |
もし高圧タイプを使用するのであれば、できるだけ水量は抑え気味にすることで水道代を抑えられます。
また、高圧タイプにしなくてもエコキュートの水圧を上げる方法があります。
- エコキュートの設定温度を上げる
- 低水圧用のシャワーヘッドに交換する
エコキュートのタンク内温度をお風呂の設定温度よりも10度程度高くしておくことで水圧を強めることが可能です。ただし、タンク内温度をあげることで電気代が高くなってしまうというデメリットがあることは頭に入れておかなければなりません。
また、水圧を強めることができる低水圧用のシャワーヘッドを利用するといいでしょう。低水圧用のシャワーヘッドは安いものだと数千円で買うことができるので、エコキュートにした際の水圧が気になる場合には低水圧用のシャワーヘッドを導入するといいでしょう。
エコキュートの水漏れ
エコキュートで水道代が高くなるケース2つ目は、エコキュートの水漏れです。
普段は気にならないにも関わらず、急に水道代が上がったという場合にはエコキュートの水漏れを疑った方がいいでしょう。エコキュート本体の貯湯タンクやヒートポンプユニット周辺が常に濡れているなどエコキュートの水漏れの恐れがある場合には、以下のことを確認してみましょう。
- 貯湯タンクやヒートポンプユニットに接続されている配管が外れてないか
- 配管の継ぎ目から水が滲み出てないか
- 暖かいお昼でもエコキュートの周囲が水で濡れてないか
上記のことが確認されればエコキュートからの水漏れの可能性があるので、もしもエコキュートから水漏れしている場合には操縦に止水しなければなりません。止水方法は以下の通りです。
- 家の中の蛇口を全て閉める
- エコキュート用の給水栓を閉める
- 水道メーターが止まっているかを確認
上記作業を行なった上で水道メーターが止まっていればエコキュートの水漏れの可能性が高まります。
エコキュートから水漏れがある場合には、エコキュートのメーカーやエコキュートの施工会社に修理の依頼を行いましょう。修理を実施した場合には「部品代+技術料+出張費」がかかり、水漏れの場合の修理箇所別の修理費用の目安は以下の通りです。
修理箇所 | 費用相場 |
---|---|
三方弁や混合弁、風呂循環ポンプ 等の貯湯ユニット内部の部分的な部品交換 |
15,000円~50,000円程度 |
配管交換 | 20,000円~30,000円程度 |
ヒートポンプユニット修理 | 100,000円~150,000円程度 |
各メーカーでは無償保証制度を整えているので、保証期間内であれば無償で修理可能です。
もしメーカーの保証期間外であった場合は、ミズテックへお気軽にご相談ください。ミズテックでは保証期間外のエコキュートであっても、修理に対応しております。
「交換とまではいかないけど、調子が悪いから修理をしてほしい」という方は、是非ミズテックへお見積りください。
以下からも簡単に概算見積が可能です。
エコキュートでさらに水道光熱費を節約する方法4選
エコキュートの使い方次第ではさらに光熱費を下げることができます。エコキュートでさらに水道光熱費を節約する方法は以下の通りです。
- 日中の沸き上げを抑えて夜間に沸き上げる
- 冷めたお湯を温める時は高温足し湯にする
- 貯湯タンクの設定温度を季節によって変える
- 給湯温度は50度にする
それぞれの節約方法について詳しく解説していきます。
日中の沸き上げを抑えて夜間に沸き上げる
エコキュートでさらに水道光熱費を節約する方法1つ目は、日中の沸き上げを抑えて夜間に沸き上げるという方法です。
エコキュートは電力を利用してお湯を沸き上げますが、日本の一般的な家庭であれば日中よりも夜間の方が電気代が安くなる仕組みになっています。つまりなるべく夜間にお湯を沸かすようにして、日中はお湯の湧き上げを控えるような使い方ができれば光熱費をかなり抑えることができます。
同時に、自分たちの生活スタイルに合わせた電気料金プランを選択することが重要です。電力会社によってプランは異なりますが、深夜の光熱費が安くなるプランを選ぶといいでしょう。
世帯の生活スタイルをしっかりと考え、適当な電気料金プランを選択するようにしましょう。そして、昼間よりも夜間の沸き上げを中心に行えるようにしましょう。
冷めたお湯を温める時は高温足し湯にする
冷めたお湯を追い炊きするのではなく足し湯にすると、光熱費を節約できます。
エコキュートでは沸かしたお湯は貯められます。そのためすでに沸かされたお湯を追加することで、お湯を再度沸かす電気代を節約できるのです。
お風呂などではとくに、追い炊きにせず足し湯を利用しましょう。
貯湯タンクの設定温度を季節によって変える
貯湯タンクの設定温度を季節によって変えることでも、水道光熱費を節約できます。
夏と冬では年中同じ温度設定にしているとかなり無駄が発生します。冬場では設定温度が低ければ電気代は低いが湯量が足りなくなる、夏場は設定温度が高ければ湯量がかなり余ってしまうということになりかねません。そのため貯湯タンクの設定温度を夏場は低く、冬場は高くすることで水道光熱費を節約することができます。
給湯温度は50℃にする
エコキュートでさらに水道光熱費を節約する方法4つ目は、給湯温度を50℃にするという方法です。
エコキュートの貯湯タンクから蛇口に届くまでに3℃程度温度が下がると言われており、50℃に設定しておくことで実際に使う際には47℃程度になる計算になります。47℃は実際に使う場合には熱いと感じる方が大半ですが、水を足すことで適温にして使用することで問題は解決されます。さらに、エコキュートの懸念である水圧の弱さを解消することにもつながります。
よって、給湯温度を50℃と高めに設定し、水を足して適温にすることが水道光熱費の節約になります。
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エコキュート 水道代 まとめ
ここまでエコキュートの水道代についてまとめてきましたが、いかがでしたか。
- エコキュートの水道代が高くなることはない
- 高圧タイプのエコキュートを使用している・水漏れが発生している場合は、エコキュートにより水道代が高くなっている可能性がある。
- エコキュートの水道代を節約する方法
- 日中の沸き上げを抑えて夜間に沸き上げる
- 冷めたお湯を温める時は高温足し湯にする
- 貯湯タンクの設定温度を季節によって変える
- 給湯温度は50度にする
この記事が少しでもお役に立つと幸いです!
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