「エコキュートを交換するとなったけど、どれを買えばいいんだろう…」
そうお悩みではありませんか?
エコキュートは基本的にお湯切れの心配はないはずですが、「小さいサイズ」を選択してしまうと日中にお湯切れを起こします。
日中にお湯切れをすると、結局電気代が高くなってしまいます。
日中は電気代が高いためです。せっかく夜に沸かすと安いのに、日中に沸かすと意味がないですよね。
とはいえ、最大サイズのエコキュートを買っても、結局無駄な初期費用が掛かってしまうだけです。
そこで今回は、エコキュートのプロが適切なタンク容量・サイズの選び方を徹底解説いたします!
目次
Webで無料相談・見積もりをする
【注意】エコキュートのタンク容量=使える容量ではない!
エコキュートのスペック表にあるタンク容量300Lや370L、460L、550Lを見て、実際に使える容量だと思ってしまう方が非常に多いのですが、実際は「エコキュートのタンク容量=使える湯量ではない」ことに注意が必要です。
タンク容量は給湯温度や使用温度などによって変わり、例えば460Lのエコキュートであれば約772Lのお湯を使うことができます。
なぜタンク容量と実際に使えるお湯の量が違うのでしょうか。
答えは、貯湯タンクユニットは通常60~90度になる高温のお湯で満たされており、当然そのまま使うと火傷してしまいます。
そこで、水道水と混ぜ適温に変えてから給湯する仕組みになっているため、「タンク容量+温度を下げる水道水の量=実際に使える湯量」になっているのです。
必要なエコキュートの容量の目安【家族構成別】
それでは、世帯人数ごとの「お湯の使用量の目安」とエコキュートの「最大給湯量」を参考に、家族構成別におすすめのサイズをご紹介します。
1人から2人家族なら300Lのエコキュート
1~2人家族のご家庭には、1日に「約504L」給湯できる300Lタンクのエコキュートがおすすめです。
なお、世帯人数ごとの「お湯の使用量の目安」は以下のとおりです。
世帯人数 | 内訳 | 合計 |
---|---|---|
1人世帯 | 風呂:200L | 280L |
シャワー:50L | ||
その他:30L | ||
2人世帯 | 風呂:200L |
360L |
シャワー:100L | ||
その他:60L |
3人から4人家族なら370Lのエコキュート
3~4人家族のご家庭には、1日に「約621L」給湯できる370Lタンクのエコキュートがおすすめです。
なお、世帯人数ごとの「お湯の使用量の目安」は以下のとおりです。
世帯人数 | 内訳 | 合計 |
---|---|---|
3人世帯 | 風呂:200L | 440L |
シャワー:150L | ||
その他:90L | ||
4人世帯 | 風呂:200L | 520L |
シャワー:200L | ||
その他:120L |
5人から6人家族なら460Lのエコキュート
5~6人家族のご家庭には、1日に「約772L」給湯できる460Lタンクのエコキュートがおすすめです。
なお、世帯人数ごとの「お湯の使用量の目安」は以下のとおりです。
世帯人数 | 内訳 | 合計 |
---|---|---|
5人世帯 | 風呂:200L | 600L |
シャワー:250L | ||
その他:150L | ||
6人世帯 | 風呂:200L | 680L |
シャワー:300L | ||
その他:180L |
7人以上の家族なら550Lのエコキュート
7人家族以上のご家庭には、1日に「約924L」給湯できる550Lタンクのエコキュートがおすすめです。
なお「お湯の使用量の目安」は以下のとおりです。
世帯人数 | 内訳 | 合計 |
---|---|---|
7人世帯 | 風呂:200L | 760L |
シャワー:350L | ||
その他:210L |
寒冷地に住んでいるなら、大きめの容量・サイズを!
先述のとおり、水道の水温が低いほどエコキュートの最大給湯量が減ります。寒冷地にお住まいでしたら、やや大きいサイズのエコキュートを選ぶとよいでしょう。
ちなみに、先述の式に「貯湯温度65度、給水温度-10℃、使用温度42℃」を当てはめて、タンク容量別に最大給湯量を計算すると以下のようになります。
- 300Lタンク:約432L/1日(-72L)
- 370Lタンク:約533L/1日(-88L)
- 460Lタンク:約662L/1日(-110L)
- 550Lタンク:約792L/1日(-132L)
※ ( )内は水温8℃との比較
なお、寒冷地とは「最低気温が-25から-10℃までの地域」とお考えください (-25度以下は、エコキュートが利用できない)。以下の都道府県の一部の地域が、寒冷地に該当します。
また、寒冷地以外にお住まいでも、お子様の帰省等で頻繁に宿泊者が増えるご家庭は、少し大きめサイズにされるとよいでしょう
シャワー回数が多いご家庭も、大きめサイズがおすすめです。
より正確にエコキュートの容量を決めるコツ
エコキュートの適切な容量は、イメージしづらく難しいですよね。
お湯の使用量は家族構成やライフスタイルによって大きく異なります。
ご自身の生活環境と照らし合わせながら選んでいくと、正確なエコキュートの容量がイメージしやすくなります。
- 1日にどれくらいのお湯を使うかを確認する
- エコキュートのタンク容量を調べる
- 最大給湯量を計算してエコキュートを決定する
- エコキュートのサイズが入るか確認する
それぞれ細かく解説していきます。
STEP1:1日にどれくらいのお湯を使うかを見てみる
ご家庭でどれくらいのお湯を使うのか、正確に算出してみるといいでしょう。
家族の人数にかかわらず、湯量が多いor少ない場合があります。
1人が1日に使うお湯の量がどれくらいか、ご存知ですか?風呂・キッチン・洗面台、それぞれどの程度のお湯が必要か、目安をご紹介しましょう。
浴槽の湯張り | 180~200L/1回 |
---|---|
シャワー | 10~15L/1分 |
キッチン・洗面台 | 10~30L/1人1日 |
一般的にもっとも多くお湯を使うのは、お風呂(浴槽の湯張りとシャワー)です。お風呂で使う湯量に比べたら、その他(キッチン・洗面台)を合算しても遠く及びません。
それでは上述の使用量を参考に、浴槽に湯張りしたうえでシャワーも少し使うと仮定して、世帯人数ごとのお湯の使用量の目安を算出してみましょう。
- 1人:約280L
- 2人:約360L
- 3人:約440L
- 4人:約520L
- 5人:約600L
- 6人:約680L
- 7人:約760L
上述のお湯の使用量を目安に、各ご家庭の湯の使い方に合わせて、1日に使う湯量を算出してみてください。
なお、お湯の使用量は、もっともお湯を使う真冬を想定して計算することをおすすめします。
STEP2:エコキュートのタンク容量を調べる
ご家庭で使う湯量が把握できたら、次はエコキュートのタンク容量の規格について確認しておきましょう。
エコキュートの主なタンク容量
- 300Lタンク:約504L/1日
- 370Lタンク:約621L/1日
- 460Lタンク:約772L/1日
- 550Lタンク:約924L/1日
エコキュートの主なタンク容量は上記のとおりですが、お湯をあまり使わない少人数の家庭向けのエコキュートも発売されており、パナソニックが195L〜300L、三菱が180L〜300L、コロナが185L〜300Lのネオキュートを販売しています。
STEP3:最大給湯量を計算してエコキュートを決定する
ご家庭で使う湯量とエコキュートのタンク容量が分かったので、最後に自宅に必要なエコキュートの給湯量を計算してみましょう。
少し複雑ではありますが、最大給湯量は、以下の計算式によって算出できます。
最大給湯量 = (貯湯温度 - 給水温度) ÷ (使用温度 - 給水温度) × タンク容量
首都圏エリアであれば「貯湯温度65度、給水温度8℃ (東京の真冬の水温)、使用温度42℃」を参考に当てはめてみましょう。
そもそも、エコキュートは2つのユニットにわかれていて、それぞれ役割が違います。
最大給湯量 = (貯湯温度 - 給水温度) ÷ (使用温度 - 給水温度) × タンク容量
そもそも、エコキュートは2つのユニットにわかれていて、それぞれ役割が違います。
ヒートポンプユニット | エアコン室外機みたいな形状、水を熱湯に変える |
---|---|
貯湯タンクユニット | 背が高い箱形のユニット、こちらの容量で1日に使える湯量が決まる |
貯湯タンクの容量は、370Lと460Lが主流です。この2サイズは、主なエコキュートメーカーなら必ずラインナップしています。
さらに、小型タイプ(195~320L)と大型タイプ(550~560L)のエコキュートを製造しているメーカーもあります。
タイプ | メーカー | タンク容量 |
---|---|---|
小型 | パナソニック | 195L(Vシリーズ)、300L(Cシリーズ) |
三菱電機 | 180L(Sシリーズ・Aシリーズ)、200L(Aシリーズ)、300L(Aシリーズ) | |
ダイキン工業 | 320L(ネオキュート) | |
大型 | パナソニック | 560L(Bシリーズ) |
三菱電機 | 550L(Pシリーズ・Sシリーズ・Aシリーズ) | |
日立 | 560L |
エコキュートは、上述の貯湯タンクに深夜電力で沸かした熱湯を溜めます。沸き上げ温度が65~90℃程度ですので、貯湯温度はそれより少し低いくらいでしょう。
給湯時は、この熱湯に加水することで適温にして利用します。つまり、水道水の水温によって給湯量が変わるのです。
STEP4:エコキュートのサイズが入るか確認する
エコキュートを選ぶ際は、設置場所とエコキュートのサイズが適合するかを事前に確認しておきましょう。サイズを間違えてしまうと
- 湯切れを引き起こす
- 電気代が高くなる
- 設置できない
など、トラブルの原因になるため注意が必要です。
ここからはエコキュートのサイズについて解説していきます。
エコキュート本体のサイズ
エコキュート本体のサイズは下記の通りです。
- 300L
- 370L
- 460L
- 550L〜560L
サイズによって設置できる場所も異なるため、ご自宅の設置スペースと照らし合わせながら選んでみましょう。
300Lの本体サイズは比較的小さいため、最小限のスペースにも設置できます。
また、一般的な4人家族であれば、370Lの容量でも十分なお湯を確保できるでしょう。
対して550L〜560Lサイズは、大家族やお水をたっぷり使う方に最適です。
しかし、設置場所としてやや広いスペースが必要になりますので、本体サイズが置けるスペースがあるか、必ず確認しましょう。
設置場所と通路の幅を確認
エコキュートの導入を検討している方は、設置する場所や向き、道路の幅を事前に確認する必要があります。
エコキュートは道路側に設置することが理想とされているため、道路の幅や設置スペースをしっかりと把握しましょう。
設置する場所や向きが悪いと、エコキュートの動作音が近所迷惑になる可能性もあるので注意が必要です。
道路側に設置できれば、交換時の工賃も安く済むといったメリットもあります。
お風呂の近くに設置できれば、さらに理想的ですね。
【番外編】そのほかご家庭に合った容量を選ぶコツ
サイズや容量のほかにも、各家庭によってお湯の使用量は大きく異なります。
- 大家族
- 寒冷地に住んでいる
- 自炊を頻繁にする
- 洗濯回数が多い など
北海道や東北などの寒冷地にお住まいの方は、他の地域よりもお湯の使用量が多い傾向にあります。
普段からお湯の使用量が多いご家庭の場合、通常よりも大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。
ここからは、各ご家庭にあった容量を選ぶコツをご紹介します。
シャワーをよく使うご家庭は1サイズ大きめのものを選ぼう
「夜のお風呂以外でもシャワーを使う」といったご家庭は、1サイズ大きめの容量を選びましょう。
例えば、
- 朝にシャワーを浴びる方
- 介護が必要な方がいるご家庭
- ペットや子供がいるご家庭
大容量のエコキュートは、急なお湯の使用量増加にも対応しやすく、快適にお湯を使えるので便利です。
お子様が泥だらけで帰宅した場合も、大容量のエコキュートがあれば問題なくお湯を使用できますよね。
家族の生活スタイルやお湯の使い方に合わせて、エコキュートの選び方を工夫する必要があります。
[小見出し]10年間は使うことを考えて容量を選ぼう
エコキュートを選ぶ際は、この先10年間は使用することを前提に選ぶとよいでしょう。
今後10年の間に介護の必要性や子供の誕生など、ライフスタイルは著しく変化する可能性があります。
エコキュートの平均寿命は10年〜15年とされており、修理の部品も10年を目安に保管されています。
今後の人生に変化が生まれる可能性を考慮し、大きめの容量を選ぶのもおすすめです。
エコキュートの寿命について詳しく知りたい方は下記の記事をご参考ください。
エコキュートの寿命は何年?交換時期やメーカーの保証期間などを詳しく解説!
ライフスタイルにあった容量を選ぼう
エコキュートの選び方はそれぞれのライフスタイルによっても大きく異なります。
例えば、家を空けることが多い方であれば、小さい容量でも問題ありませんが、来客が多い方は、小さい容量では湯切れを引き起こす可能性も考えられます。
ライフスタイルの変化はイメージしにくいため、できれば大きめの容量を選んでおきましょう!
とはいえ、最大サイズのエコキュートを買っても、結局無駄な初期費用が掛かってしまうだけです。
そこで今回は、エコキュートのプロが適切なタンク容量・サイズの選び方を徹底解説いたします!
【注意】エコキュートのタンク容量=使える容量ではない!
エコキュートのスペック表にあるタンク容量300Lや370L、460L、550Lを見て、実際に使える容量だと思ってしまう方が非常に多いのですが、実際は「エコキュートのタンク容量=使える湯量ではない」ことに注意が必要です。
タンク容量は給湯温度や使用温度などによって変わり、例えば460Lのエコキュートであれば約772Lのお湯を使うことができます。
なぜタンク容量と実際に使えるお湯の量が違うのでしょうか。
答えは、貯湯タンクユニットは通常60~90度になる高温のお湯で満たされており、当然そのまま使うと火傷してしまいます。
そこで、水道水と混ぜ適温に変えてから給湯する仕組みになっているため、「タンク容量+温度を下げる水道水の量=実際に使える湯量」になっているのです。
必要なエコキュートの容量の目安【家族構成別】
それでは、世帯人数ごとの「お湯の使用量の目安」とエコキュートの「最大給湯量」を参考に、家族構成別におすすめのサイズをご紹介します。
1人から2人家族なら300Lのエコキュート
1~2人家族のご家庭には、1日に「約504L」給湯できる300Lタンクのエコキュートがおすすめです。
なお、世帯人数ごとの「お湯の使用量の目安」は以下のとおりです。
世帯人数 | 内訳 | 合計 |
---|---|---|
1人世帯 | 風呂:200L | 280L |
シャワー:50L | ||
その他:30L | ||
2人世帯 | 風呂:200L |
360L |
シャワー:100L | ||
その他:60L |
3人から4人家族なら370Lのエコキュート
3~4人家族のご家庭には、1日に「約621L」給湯できる370Lタンクのエコキュートがおすすめです。
なお、世帯人数ごとの「お湯の使用量の目安」は以下のとおりです。
世帯人数 | 内訳 | 合計 |
---|---|---|
3人世帯 | 風呂:200L | 440L |
シャワー:150L | ||
その他:90L | ||
4人世帯 | 風呂:200L | 520L |
シャワー:200L | ||
その他:120L |
5人から6人家族なら460Lのエコキュート
5~6人家族のご家庭には、1日に「約772L」給湯できる460Lタンクのエコキュートがおすすめです。
なお、世帯人数ごとの「お湯の使用量の目安」は以下のとおりです。
世帯人数 | 内訳 | 合計 |
---|---|---|
5人世帯 | 風呂:200L | 600L |
シャワー:250L | ||
その他:150L | ||
6人世帯 | 風呂:200L | 680L |
シャワー:300L | ||
その他:180L |
7人以上の家族なら550Lのエコキュート
7人家族以上のご家庭には、1日に「約924L」給湯できる550Lタンクのエコキュートがおすすめです。
なお「お湯の使用量の目安」は以下のとおりです。
世帯人数 | 内訳 | 合計 |
---|---|---|
7人世帯 | 風呂:200L | 760L |
シャワー:350L | ||
その他:210L |
寒冷地に住んでいるなら、大きめの容量・サイズを!
先述のとおり、水道の水温が低いほどエコキュートの最大給湯量が減ります。寒冷地にお住まいでしたら、やや大きいサイズのエコキュートを選ぶとよいでしょう。
ちなみに、先述の式に「貯湯温度65度、給水温度-10℃、使用温度42℃」を当てはめて、タンク容量別に最大給湯量を計算すると以下のようになります。
- 300Lタンク:約432L/1日(-72L)
- 370Lタンク:約533L/1日(-88L)
- 460Lタンク:約662L/1日(-110L)
- 550Lタンク:約792L/1日(-132L)
※ ( )内は水温8℃との比較
なお、寒冷地とは「最低気温が-25から-10℃までの地域」とお考えください (-25度以下は、エコキュートが利用できない)。以下の都道府県の一部の地域が、寒冷地に該当します。
また、寒冷地以外にお住まいでも、お子様の帰省等で頻繁に宿泊者が増えるご家庭は、少し大きめサイズにされるとよいでしょう
シャワー回数が多いご家庭も、大きめサイズがおすすめです。
より正確にエコキュートの容量を決めるコツ
エコキュートの適切な容量は、イメージしづらく難しいですよね。
お湯の使用量は家族構成やライフスタイルによって大きく異なります。
ご自身の生活環境と照らし合わせながら選んでいくと、正確なエコキュートの容量がイメージしやすくなります。
- 1日にどれくらいのお湯を使うかを確認する
- エコキュートのタンク容量を調べる
- 最大給湯量を計算してエコキュートを決定する
- エコキュートのサイズが入るか確認する
それぞれ細かく解説していきます。
STEP1:1日にどれくらいのお湯を使うかを見てみる
ご家庭でどれくらいのお湯を使うのか、正確に算出してみるといいでしょう。
家族の人数にかかわらず、湯量が多いor少ない場合があります。
1人が1日に使うお湯の量がどれくらいか、ご存知ですか?風呂・キッチン・洗面台、それぞれどの程度のお湯が必要か、目安をご紹介しましょう。
浴槽の湯張り | 180~200L/1回 |
---|---|
シャワー | 10~15L/1分 |
キッチン・洗面台 | 10~30L/1人1日 |
一般的にもっとも多くお湯を使うのは、お風呂(浴槽の湯張りとシャワー)です。お風呂で使う湯量に比べたら、その他(キッチン・洗面台)を合算しても遠く及びません。
それでは上述の使用量を参考に、浴槽に湯張りしたうえでシャワーも少し使うと仮定して、世帯人数ごとのお湯の使用量の目安を算出してみましょう。
- 1人:約280L
- 2人:約360L
- 3人:約440L
- 4人:約520L
- 5人:約600L
- 6人:約680L
- 7人:約760L
上述のお湯の使用量を目安に、各ご家庭の湯の使い方に合わせて、1日に使う湯量を算出してみてください。
なお、お湯の使用量は、もっともお湯を使う真冬を想定して計算することをおすすめします。
STEP2:エコキュートのタンク容量を調べる
ご家庭で使う湯量が把握できたら、次はエコキュートのタンク容量の規格について確認しておきましょう。
エコキュートの主なタンク容量
- 300Lタンク:約504L/1日
- 370Lタンク:約621L/1日
- 460Lタンク:約772L/1日
- 550Lタンク:約924L/1日
エコキュートの主なタンク容量は上記のとおりですが、お湯をあまり使わない少人数の家庭向けのエコキュートも発売されており、パナソニックが195L〜300L、三菱が180L〜300L、コロナが185L〜300Lのネオキュートを販売しています。
STEP3:最大給湯量を計算してエコキュートを決定する
ご家庭で使う湯量とエコキュートのタンク容量が分かったので、最後に自宅に必要なエコキュートの給湯量を計算してみましょう。
少し複雑ではありますが、最大給湯量は、以下の計算式によって算出できます。
最大給湯量 = (貯湯温度 - 給水温度) ÷ (使用温度 - 給水温度) × タンク容量
首都圏エリアであれば「貯湯温度65度、給水温度8℃ (東京の真冬の水温)、使用温度42℃」を参考に当てはめてみましょう。
そもそも、エコキュートは2つのユニットにわかれていて、それぞれ役割が違います。
最大給湯量 = (貯湯温度 - 給水温度) ÷ (使用温度 - 給水温度) × タンク容量
そもそも、エコキュートは2つのユニットにわかれていて、それぞれ役割が違います。
ヒートポンプユニット | エアコン室外機みたいな形状、水を熱湯に変える |
---|---|
貯湯タンクユニット | 背が高い箱形のユニット、こちらの容量で1日に使える湯量が決まる |
貯湯タンクの容量は、370Lと460Lが主流です。この2サイズは、主なエコキュートメーカーなら必ずラインナップしています。
さらに、小型タイプ(195~320L)と大型タイプ(550~560L)のエコキュートを製造しているメーカーもあります。
タイプ | メーカー | タンク容量 |
---|---|---|
小型 | パナソニック | 195L(Vシリーズ)、300L(Cシリーズ) |
三菱電機 | 180L(Sシリーズ・Aシリーズ)、200L(Aシリーズ)、300L(Aシリーズ) | |
ダイキン工業 | 320L(ネオキュート) | |
大型 | パナソニック | 560L(Bシリーズ) |
三菱電機 | 550L(Pシリーズ・Sシリーズ・Aシリーズ) | |
日立 | 560L |
エコキュートは、上述の貯湯タンクに深夜電力で沸かした熱湯を溜めます。沸き上げ温度が65~90℃程度ですので、貯湯温度はそれより少し低いくらいでしょう。
給湯時は、この熱湯に加水することで適温にして利用します。つまり、水道水の水温によって給湯量が変わるのです。
STEP4:エコキュートのサイズが入るか確認する
エコキュートを選ぶ際は、設置場所とエコキュートのサイズが適合するかを事前に確認しておきましょう。サイズを間違えてしまうと
- 湯切れを引き起こす
- 電気代が高くなる
- 設置できない
など、トラブルの原因になるため注意が必要です。
ここからはエコキュートのサイズについて解説していきます。
エコキュート本体のサイズ
エコキュート本体のサイズは下記の通りです。
- 300L
- 370L
- 460L
- 550L〜560L
サイズによって設置できる場所も異なるため、ご自宅の設置スペースと照らし合わせながら選んでみましょう。
300Lの本体サイズは比較的小さいため、最小限のスペースにも設置できます。
また、一般的な4人家族であれば、370Lの容量でも十分なお湯を確保できるでしょう。
対して550L〜560Lサイズは、大家族やお水をたっぷり使う方に最適です。
しかし、設置場所としてやや広いスペースが必要になりますので、本体サイズが置けるスペースがあるか、必ず確認しましょう。
設置場所と通路の幅を確認
エコキュートの導入を検討している方は、設置する場所や向き、道路の幅を事前に確認する必要があります。
エコキュートは道路側に設置することが理想とされているため、道路の幅や設置スペースをしっかりと把握しましょう。
設置する場所や向きが悪いと、エコキュートの動作音が近所迷惑になる可能性もあるので注意が必要です。
道路側に設置できれば、交換時の工賃も安く済むといったメリットもあります。
お風呂の近くに設置できれば、さらに理想的ですね。
【番外編】そのほかご家庭に合った容量を選ぶコツ
サイズや容量のほかにも、各家庭によってお湯の使用量は大きく異なります。
- 大家族
- 寒冷地に住んでいる
- 自炊を頻繁にする
- 洗濯回数が多い など
北海道や東北などの寒冷地にお住まいの方は、他の地域よりもお湯の使用量が多い傾向にあります。
普段からお湯の使用量が多いご家庭の場合、通常よりも大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。
ここからは、各ご家庭にあった容量を選ぶコツをご紹介します。
シャワーをよく使うご家庭は1サイズ大きめのものを選ぼう
「夜のお風呂以外でもシャワーを使う」といったご家庭は、1サイズ大きめの容量を選びましょう。
例えば、
- 朝にシャワーを浴びる方
- 介護が必要な方がいるご家庭
- ペットや子供がいるご家庭
大容量のエコキュートは、急なお湯の使用量増加にも対応しやすく、快適にお湯を使えるので便利です。
お子様が泥だらけで帰宅した場合も、大容量のエコキュートがあれば問題なくお湯を使用できますよね。
家族の生活スタイルやお湯の使い方に合わせて、エコキュートの選び方を工夫する必要があります。
[小見出し]10年間は使うことを考えて容量を選ぼう
エコキュートを選ぶ際は、この先10年間は使用することを前提に選ぶとよいでしょう。
今後10年の間に介護の必要性や子供の誕生など、ライフスタイルは著しく変化する可能性があります。
エコキュートの平均寿命は10年〜15年とされており、修理の部品も10年を目安に保管されています。
今後の人生に変化が生まれる可能性を考慮し、大きめの容量を選ぶのもおすすめです。
エコキュートの寿命について詳しく知りたい方は下記の記事をご参考ください。
エコキュートの寿命は何年?交換時期やメーカーの保証期間などを詳しく解説!
ライフスタイルにあった容量を選ぼう
エコキュートの選び方はそれぞれのライフスタイルによっても大きく異なります。
例えば、家を空けることが多い方であれば、小さい容量でも問題ありませんが、来客が多い方は、小さい容量では湯切れを引き起こす可能性も考えられます。
ライフスタイルの変化はイメージしにくいため、できれば大きめの容量を選んでおきましょう!
エコキュートのタンク容量を間違えると、どうなる?
実際に使用してみると、エコキュートのタンク容量が小さすぎたというケースをよく耳にします。
各家庭のライフスタイルによっては、使用量が予想を大幅に上回るケースも珍しくありません。
ここからは、エコキュートのタンク容量を間違えるとどのような影響があるかを解説していきます。
【容量が小さすぎると】お湯切れが起こる
エコキュートの選び方を間違えてしまい、タンク容量が使用量に対して小さすぎるとお湯切れが発生します。
「お湯切れ」とは、タンクに貯めているお湯がなくなってしまうことを指します。
このお湯切れを起こすと、どのような影響があるのでしょうか。
お湯切れを起こすと、日中の高額な沸き増しが必要になる
お湯切れを引き起こしてしまうと、お湯を貯めるための「沸き増し」が必要になります。
沸き増しは、エコキュートが自動でお湯を満タンにしてくれる機能です。
頻繁に日中に沸き増しをすると、電気料金プランによっては電気代が高額となります。
小さすぎる容量のエコキュートでは、満タン量が少なすぎることから、「お湯切れ」を引き起こすリスクが高くなります。
エコキュートならではの光熱費削減効果が薄くなる
本来、エコキュートは光熱費削減のために導入される機器です。
しかし、お湯切れにより沸き増しを頻繁に行うと、無駄な電気料金が発生し、結果的に光熱費が増加してしまいます。
そのため、ご家庭に合った適切な容量を選ぶことで、エコキュート本来の光熱費削減効果が得られることから、最適なサイズ選びを慎重に行いましょう。
日中は電気代が高いです。せっかく夜に沸かすと安いのに、日中に沸かすと意味がないですよね。エコキュートの光熱費削減効果を活用して、電気代を安くあげましょう!
【大容量のデメリット】導入コストがかかる
一方で、大容量のエコキュートを購入する際のデメリットは、導入コストがかかってしまう点にあります。
導入コストは、タンクの容量によって異なります。
各容量の導入コストの目安を下記にまとめています。
- 300L:約31万円から50万円程度
- 370L:約36万円から60万円程度
- 460L:約41万円から65万円程度
- 550L〜560L:約46万円から70万円程度
目安として工事費込みで平均50万円前後かかります。
お湯切れを防ぐために、ワンランク上の容量を選ぶと5万円〜10万円ほど値段が上がるため、導入コストにご注意ください。
また、エコキュートの定期的な点検やメンテナンスも重要となります。
導入後、点検費用やメンテナンス費用がかかることも、頭に入れておきましょう。
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ミズテックのメリット①:最短30分で駆けつけ対応可能
ミズテックは、最短30分で駆け付け対応可能です。
もちろん、土日祝も対応しております。
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ミズテックのメリット②:エコキュートの業界最安値挑戦中!
ミズテックでは、エコキュートの業界最安値挑戦中です。定価の半額以下の値段にて、エコキュートの購入はもちろん、取り付け工事も行います。
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給湯器はすべてメーカーから直接仕入れており、非常に安価に給湯器を販売できます。
さらに工事は弊社の専門スタッフが行うので、仲介料0で安くサービスを提供いたします。
ミズテックのメリット③:経験豊富な技術者が対応
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技術力の必要な修理も積極的に受け付けており、安心して修理を依頼できます。
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エコキュートの容量 まとめ
ここまででエコキュートの容量についてまとめてきましたが、いかがでしたか?
一般的な3~4人家族のご家庭には、1日に「約621L」給湯できる370Lタンクのエコキュートがおすすめです。
とはいえ、ご家族のライフスタイルによって必要な給湯量は異なります。
「最初に絶対失敗したくない」という方は、是非お気軽にミズテックへご連絡ください。
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この記事が少しでもお役に立つと幸いです。
- 小さ過ぎた場合 ⇒ 湯切れを起こし、日中の高い電気代で沸き増しすることになる
- 大き過ぎた場合 ⇒ 必要以上に高いエコキュートを買ったことになる
容量を自分で計算するのが不安ならミズテックまでご相談を!
ミズテックのメリット①:最短30分で駆けつけ対応可能
ミズテックは、最短30分で駆け付け対応可能です。
もちろん、土日祝も対応しております。
ミズテックの自社ですべて受付~工事を行っており、非常に早く対応できます。
ミズテックのメリット②:エコキュートの業界最安値挑戦中!
ミズテックでは、エコキュートの業界最安値挑戦中です。定価の半額以下の値段にて、エコキュートの購入はもちろん、取り付け工事も行います。
安さの秘密は「コストカット」です。仕入れから工事まで自社で行うことによって、70%コストカットしています。
給湯器はすべてメーカーから直接仕入れており、非常に安価に給湯器を販売できます。
さらに工事は弊社の専門スタッフが行うので、仲介料0で安くサービスを提供いたします。
ミズテックのメリット③:経験豊富な技術者が対応
ミズテックに所属している経験豊富な技術者が、あなたのもとに駆け付けいたします。
ミズテックには、高度な技術と確かな経験を持った有資格の専門スタッフが多数在籍しています。
お客様アンケートでも97.3%の満足度を獲得しているように、高品質な施工技術・丁寧な対応は高く評価されています。
技術力の必要な修理も積極的に受け付けており、安心して修理を依頼できます。
まずはお気軽に、お見積りしてみてください。
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エコキュートの容量 まとめ
ここまででエコキュートの容量についてまとめてきましたが、いかがでしたか?
一般的な3~4人家族のご家庭には、1日に「約621L」給湯できる370Lタンクのエコキュートがおすすめです。
とはいえ、ご家族のライフスタイルによって必要な給湯量は異なります。
「最初に絶対失敗したくない」という方は、是非お気軽にミズテックへご連絡ください。
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