エコキュートには様々な種類があるため、選び方のポイントをあらかじめ押さえておくことが大切です。また、販売業者選びも重要です。
目次
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エコキュート本体の選び方
エコキュートを選ぶ際、カタログを見て比較する方法が最も一般的かもしれません。
しかし、カタログには機能や容量などの基本的な内容は記載されているものの、それぞれの機種にどのような特徴があるか、自分の自宅に最適なエコキュートであるかを判断するのは難しいといえるでしょう。
適切な選び方をしなければ、使い勝手が悪く不便だと感じたり高い料金を支払うことになったりと、せっかくエコキュートを導入してもデメリットが多くなってしまいます。自宅の環境、普段の使い方を考えることが大切です。
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最重要ポイントはタンク容量
エコキュートの選び方として最も重要なポイントは、タンクの容量だといえます。
タンクの容量は320 L・370 L・460 Lの3種類が一般的です(メーカーごとに多少タンクの容量に違いあり)。
エコキュートのタンク容量を見極めるときは、住んでいる地域や家族構成、エコキュートを使う方法といった項目のバランスを検討しながら選ばなければ、お湯切れなどのトラブルが起こる可能性が高くなります。お湯の使用量を計算したうえで、余裕のあるタンク容量を選択することが大切です。
タンク容量は同じでも、北海道など極端に寒い地域や、沖縄など極端に暖かい地域を比べてみると、使えるお湯の量は倍以上の差が出る場合があります。寒い地域であれば大きなタンク容量のエコキュート選択する方法が最適であり、暖かい地域であればタンク容量が小さなエコキュート選ぶ方法が有効です。自分の住んでいる地域の気候も加味して検討する必要があります。
また、使用できるお湯の量はタンクの容量とイコールではなく、実際にはタンク容量よりも多くなることを認識しておきましょう。タンク容量とは、エコキュートのタンク内に蓄積することが可能なお湯や水の量のことであり、実際に使う場合には水とお湯を混ぜて最適な温度にする仕組みです。
エコキュートのタンク内のお湯は90度ほどの高温に維持されており、実際に使う際には水を混ぜて適切な温度にします。例えば、370 Lタンクのエコキュート使う際には、その倍以上のお湯を使えることになります。そのため、タンク容量を選択する際には、お湯を利用する地域の水道水の温度を確認したうえで選択することもポイントとなります。
エコキュートの容量・サイズの決め方!一番のポイントは家族の人数
使う湯量は家族構成で決まる
家族で使うお湯の量を見極め、タンク容量を選択することも大切です。
家族で使う場合、
370Lは4~5人家族
460Lは5~7人家族
550Lは8人家族
と言われています。
また、結婚や出産などで家族が増える可能性がある、子供が自立し家を出て行く可能性があるなどで、家族構成が変わる場合もあります。
基本的にエコキュートは深夜の電力を使ってお湯を沸かし、タンク内に蓄積しておき、お湯を使いたい時に排出するというシステムです。例えば、現在4人家族であるという理由で370Lのタンクを選択したとしても、家族が増えれば蓄積するお湯の量より使うお湯の量が増えることで、頻繁にお湯切れを起こすといったトラブルも考えられます。反対に家族が減ってしまえば、作ったお湯は日常的に余らせてしまい無駄になってしまいます。
また、お正月や夏休みなど親族が集まるときや、長期間宿泊するといったことがあれば、お湯切れを起こす可能性も高くなります。
実際の家族構成のみでなく、将来家族が増えるのか減るのか、来訪者が多い家庭なのか等も考えたうえで、タンク容量を検討しましょう。
タンク形状は3種類
エコキュートの選ぶ上で大切なポイントの1つは、設置場所を確保できるかどうかです。
タンクの形状は、一般的に「薄型」・「角型」・「スリムタイプ」の3種類があります。「薄型」は奥行きがないところに設置したい家庭に向いており、「角型」は最もポピュラーな形状であり販売されている種類も多いため選びやすいといえるでしょう。
タンクのサイズによって容量にも違いがあるため、それぞれのメーカーの詳細をチェックし、実際にタンクの設置を検討している場所に最適かどうかを判断しなければなりません。
住宅によっては大きなエコキュートを選択したくとも設置場所を確保できず、他の給湯器を検討しなければならない場合もあるでしょう。そのため、現実的に設置する場所に適したサイズとタンクの形状を検討することも大切です。
住んでいる地域の気温も考慮しよう
空気中の熱を利用してお湯を生成するエコキュートは、気温の外気が低い場合、熱の量も減少することにより、効率が悪くなるという特徴があります。
そのため、実際に使用する地域の温度に適した機種を選ぶ必要があります。
例えば、全国的に見れば寒い地域である福島県・山形県・新潟県・宮城県ですが、基本的には一般的なエコキュートを導入しても問題はありませんが、岩手県・秋田県・青森県といった気温が極めて低い地域でエコキュートを使用するのであれば、寒冷地タイプのエコキュートを使用しなければなりません。
他にも、海から近い場所へ設置する場合には、錆を予防する耐塩害タイプのエコキュートを選ぶ必要があります。
エコキュートの販売業者の選び方
エコキュートを実際に購入する際には、どこで購入するのかという点も重要です。そこで、主な販売業者と選び方のポイントを紹介します。
エコキュート販売業者選びが重要な理由とは
同じ機種のエコキュートを導入する場合でも、販売業者ごとで購入価格には違いがあります。
おおよその相場はあるものの、なかには相場よりも高額な設置費用を請求する業者もあるため注意しなければなりません。また販売業者ごとにエコキュートの設置工事の品質や知識についても差があります。
エコキュートは、導入から設置までの工事で終了するものではなく、定期的なメンテナンスも行います。あらかじめ知らせておくべきリスクなどの情報を開示せず、工事を着工してからトラブルが起こったり、取り付けが悪く水漏れや故障を起こしたりするケースもあるため、信頼できる業者を選んで依頼することによって、安心して長く利用できるでしょう。
販売業者選びのポイント
エコキュートの販売業者を選ぶ際には、業者がそれぞれ設置費用を自由に設定するため、支払う金額も異なってきます。
エコキュートの販売業者を探している場合に目にする機会が多いのは「工事費込み」といったキャッチコピーです。エコキュートの設置工事込みの料金は非常にリーズナブルであり魅力的ですが、トータルの金額で判断せざるをえません。
工事費費用が別途請求される販売業者であれば、その分本体の価格を安く設定しており、トータルの費用として安くなる場合もあるでしょう。しかし、「工事費込み」という話であったにもかかわらず、標準工事以外は追加工事費用として請求され、結果として支払う金額は割高になるという場合もあります。そのため、見積もりの段階で内訳をしっかり確認することが重要です。
さらに、数ある販売業者のなかから選ぶ際のポイントは、質問に分かりやすく回答してくれること、料金形態が分かりやすいなど、依頼者にとって親切な業者であるかどうかも重要なポイントとなります。
エコキュートを設置する際には、電気工事、配管工事といった追加工事が行われるケースも多く、専門知識がない一般の人には分かりにくい内容も多いです。最終的な見積金額が割高ではないということは重要ですが、疑問や質問に丁寧に回答する、料金形態が分かりやすいなど、依頼者の目線でサービスを提供している業者を選びましょう。
主な購入場所は4つ
エコキュートの主な購入場所は、「インターネット通販」、「家電量販店」、「取り付け施工会社」、「訪問販売」の4つです。
エコキュートは、大手通販サイトはもちろん、価格比較サイトやエコキュートを扱っているサイトで購入することもできます。インターネット通販は価格もしっかり比べながら購入を検討できることが特徴です。
また、大型量販店だけではなく個人経営の量販店でも販売しており、独自のポイントを貯められることもあります。
取り付け施工会社はエコキュートの販売から設置工事までを請け負っているため、スムーズにエコキュートを導入することが可能です。
訪問販売は自宅にエコキュートの販売員が訪れ、エコキュートのメリットのみをアピールすることが特徴であり、4つの方法のなかで最も注意しなければなりません。
インターネット通販のメリットとデメリット
インターネット通販を利用した際のメリットとデメリットを紹介します。
メリット
インターネット通販でエコキュートを購入する際のメリットは、なんといってもお得な価格で本体が購入できることです。
さらに、インターネットは時間や場所を問わず、比較・検討が可能であり、忙しい人には最適でしょう。また、インターネット通販サイトごとの価格をスムーズに比較できることもメリットです。
デメリット
インターネット通販で購入する際のデメリットは、通販サイトごとに後悔している口コミの真偽が明らかではないことや、設置までの流れや商品の選び方がわからないケースもあることが挙げられます。
工事保証や製品保証がそれぞれ異なるケースも多いため、トラブルや故障が起こるリスクを考えると、知識が少ない方にとってはリスクが高いでしょう。
工事の特徴
インターネット通販サイトを通してエコキュート購入設置工事まで一括して依頼する際には、工事の方法が下請け施工か自社施工かをチェックすることが大切です。
基本的に自社施工の方が技術力は高いといえるうえに、万が一不備があった際にも責任の所在が明確であり、スムーズに対応してもらえます。
家電量販店のメリットとデメリット
家電量販店を利用した際のメリットとデメリットを紹介します。
メリット
家電量販店でエコキュートを購入すると、大型量販店であればポイントを利用できたり貯まったりするというメリットが挙げられます。さらに、在庫一斉セールなどの期間に購入すれば、リーズナブルな価格で購入することが可能です。
デメリット
家電量販店の場合は、インターネット通販サイトと比較して価格が高くなることや、実物を見られないケースもあることがデメリットです。
さらに、基本的に下請け業者が工事を行うことになるため、技術力が低いことが多く、トラブルが起こる確率も高くなります。
工事の特徴
家電量販店へエコキュートの設置工事を依頼した場合、設置工事に関しては下請け業者へ依頼されることが一般的です。
万が一トラブルが起こった場合にも、アフターフォローが十分ではないケースが多いため、家電量販店での購入は、すでにエコキュートに対して知識がある人向けだといえるでしょう。
エコキュートの工事費込みの価格は?ヤマダ電機、エディオン、ビックカメラ
取り付け施工会社のメリットとデメリット
取り付け施工会社を利用した際のメリットとデメリットを紹介します。大手だとキンライサー、正直屋、交換できるくん、イースマイルなどがあります。
メリット
取り付け施工会社でエコキュートを購入する場合には、間に販売会社が入らないため中間マージンが発生せず、お得な価格で購入できることがメリットです。
さらに、施工会社のスタッフはスキルや技術力も高く経験も豊富な傾向があるため、安心して工事を依頼できます。また、アフターフォローに注力しているケースが多く、購入後も安心して使用を続けられるでしょう。
デメリット
エコキュートの取り付け施工会社のなかには、専門資格を持っていないスタッフが工事を行っているところもあります。工事に関する専門資格を持っていないスタッフが行うと、取り付け工事の品質の低下や水漏れ、故障などのトラブルが起こるリスクも高くなってしまいます。
施工会社のなかから選ぶ際のポイントは、給水装置工事主任技術者や第二種電気工事士などの資格を持つスタッフが在籍しているかどうかをチェックしましょう。施工会社のホームページには、資格を持つスタッフが在籍していることを強みとして紹介することが一般的であるため、ウェブサイトなどで確認できることも多いはずです。
ほかにも、問い合わせをした際に丁寧に回答をしてくれるか、見積書は分りやすいかなども判断基準になるでしょう。
工事の特徴
取り付け施工会社の場合は、設置から仕入れまでを一括で行います。さらに、専門資格を持っている社員が在籍している施工会社であれば工事の品質や知識に関しても信頼でき、経験も豊富なため安心して依頼できるでしょう。
訪問販売には注意が必要
4つの購入方法のなかで最も注意すべき訪問販売について、どのような点に注意すべきなのかを紹介します。
悪質なエコキュートの訪問販売とは
エコキュートの販売が開始された直後である2003年頃から、訪問販売で購入した際のトラブルが続出しており国民保険センターも再三注意を呼びかけています。エコキュートの販売開始から15年以上が経った現在もエコキュートの訪問販売によるトラブルは起こり続けています。
訪問販売が一概に悪質であるとは断言できないものの、基本的には訪問販売で即決・購入しないことがトラブルを避けるための最善策だといえます。
悪徳業者の見抜き方
悪質なエコキュートの訪問販売は、「エコキュート集中工事」などの名目でスタッフが家庭を訪問して、ローンでエコキュート購入させようとします。他の販売方法に比べて費用が高額であるにもかかわらず購入してしまう人が非常に多いです。購入する理由としては、訪問販売業者の巧妙かつ強引な手口が理由だといえます。
悪徳業者の販売スタッフは、エコキュートで電気代を節約できるなどのメリットを過剰に強調したり、その場で契約した場合の受けられる特典などを強調したりと、強引に契約を進めることが特徴です。さらに、訪問販売で購入した場合、消費者の権利として与えられているクーリングオフを利用しないように高圧的な態度を見せる非常に悪質なケースもあります。エコキュートの訪問販売は、大手電力会社のスタッフと名乗る人間や、インターネットと比べると倍以上の高値でエコキュート勧める、商品知識を持たないスタッフが押し売りをすることも多く報告されています。
インターネット通販サイトであっても、同じメーカーの同じ機種のエコキュートでも業者ごとに価格は違います。しかし、悪質な訪問販売で購入すると、相場と比較して非常に高額な代金を支払わなければならないため注意しましょう。
また、販売業者や販売員によってエコキュートについての工事の品質や知識にも差があります。
悪質なエコキュート訪問販売員の見分け方としては、メリットだけを強調していないか、その場で契約させようとしていないかが重要なポイントです。さらに、質問に対して分かりやすい回答をしてくれるか、スムーズに回答してくれるかなどをチェックしましょう。
対策
エコキュートはメリットが多いですが、当然デメリットやリスクも存在します。訪問販売では、リスクなどの情報は開示されず、設置した後にトラブルを起こしたり工事の品質が低く水漏れや故障が起こったりするケースも多いです。
訪問販売の場合は、販売員の知識や工事の質を確認すること、そしてその場で契約せずに様々なメーカーや機種を比較する前提で話を聞く姿勢が大切です。
エコキュートは施工会社へ相談して選ぼう
エコキュートは高額な商品であることから、悪質な販売業者のターゲットにもなりやすいため、購入時には注意しなければなりません。
そろそろ買い替えどき?
ウチにピッタリの給湯器はどれか知りたい
全部でいくらかかるんだろう?
エコキュートの選び方のポイントを押さえて最適なエコキュートの目星を付けた後は、エコキュート専門施工会社へ相談や確認をして導入を決定することをオススメします。
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