エコキュートとアンペアの関係。契約電力はどうすればいい?

エコキュートを設置する際に気を付けたいのは、ご家庭の電力の契約アンペアです。

アンペア数が不足するとブレーカーが落ちてしまい、生活に不自由をきたしてしまいます。一方で、契約アンペア数を大きくするとブレーカーが落ちてしまうリスクを押さえられますが、基本料金が高くなってしまいます。

今回は、エコキュートとアンペアの関係について解説します。

 

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エコキュートの使用アンペア

エコキュートの使用アンペア数は機種やタンクのサイズによって若干異なります。

例えばパナソニックのパワフル高圧型Nシリーズの説明書には最大電流17.0Aと記載されています。他の機種も大きく変わるわけではなく、おおむね16~19A程度です。

ただし、エコキュートで電力を使用するのは通常深夜の時間帯なので、エコキュートを使用するからといって契約電力を大きく引き上げる必要性は低いでしょう。

 

その他電気機器の使用アンペア

家庭の中にはさまざまな電化製品があります。東京電力エナジーパートナーがWebページにて案内している電気機器ごとの使用アンペアの目安は以下の通りです。

・冷蔵庫(450Lクラス) 2.5A

・テレビ(液晶42型) 2.1A

・掃除機 弱2.0A、強10.0A

・クッキングヒーター(200V) 20~30A

・へアドライアー 12A

・電子レンジ 15A

・電気炊飯器 13A

・エアコン (冷房)5.8A/立ち上がり時14A (暖房)6.6A/立ち上がり時20A

 

オール電化の場合はクッキングヒーターの電力に注意

家電製品一つひとつをプラスしていくと、想像以上に電力を消費していると感じられるのではないでしょうか?

特に注意したいのがクッキングヒーターの使用電力です。オール電化のご家庭では特にIHクッキングヒーターを使用されると思いますが、1口あたり20~30Aの電力を使用するため、調理中の使用アンペア数はかなり大きくなります。

ご飯を作っている最中に、その都度ブレーカーが落ちてしまうようだと大変不便ですので、クッキングヒーターの利用を見越した電力量の契約をおすすめします。

 

エコキュートは日中の湯切れに注意

エコキュートは深夜に電力を多く消費しますが、注意したいのは日中の湯切れです。

タンクのお湯を使い切ってしまうと、エコキュートは自動的にお湯を補充するために日中に湯沸かしを行います。そのため、日中に使用電力が膨らんでしまいます。

契約電力量がギリギリの場合は、日中の湯沸かしによってブレーカーが落ちてしまう場合があることも頭に入れておきましょう。

 

おわりに

エコキュートの湯沸かし時には16~19A程度使用します。

通常は家庭での電力使用の少ない深夜の時間帯に湯沸かしをするので問題になることはありませんが、一度にたくさんの電流を使用し電力会社との契約アンペアを上回るとブレーカーが落ちてしまいます。特にIHクッキングヒーターを使用しているご家庭では、ブレーカーが落ちやすいので慎重に契約プランを検討しましょう。

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