エコキュートの交換費用相場-交換時期や業者の選び方も徹底解説

「エコキュートが壊れた…交換費用の相場はどのくらいなの?」
「ガス給湯器や電気温水器からエコキュートに交換する場合、費用はいくらかかる?」

そのようにお考えではありませんか?

エコキュートを交換・買い替える費用は、選択する機種や貯湯タンクの容量、選ぶ業者などによって異なります。出費をなるべく抑えるためには、交換費用の相場を知っておく必要があるでしょう。

そこで今回は、「エコキュート交換費用の相場」を徹底解説していきます。

合わせて、エコキュートの交換時期や業者の選び方も紹介するので、エコキュートの交換を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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エコキュート交換費用の相場はいくら?

エコキュートの交換費用相場!出費を最小限にするには?

エコキュートの交換にかかる費用相場は、40~50万円です。

費用の構成は、以下の通りです。

交換にかかる総費用 = ①商品代(エコキュートの本体費用) + ②標準工事費用 +③ その他の費用(標準工事以外の工事費用)

※業者によって、「リモコン」や「脚部カバー」を商品代に含めている場合と含めていない場合があります。あらかじめよく確認しておきましょう。

これらの交換費用に加えて、電気代や点検などのランニングコストも考えておくことが重要です。

電力会社によっては、エコキュートを導入しているオール電化住宅向けに電気代がお得になるプランを用意していることもあるので確認しておきましょう。

エコキュート交換にかかる、それぞれの費用について細かく見ていきましょう。

  1. エコキュート本体の費用相場
  2. エコキュートの工事費用相場
  3. その他の費用相場

①エコキュート本体の費用相場

エコキュート本体価格の相場は、20万円~50万円が目安です。

エコキュート本体の料金を3通りに分けると、以下のようになります。

 ご家庭人数の目安給湯器機能
15万円以下1~2人給湯専用/オート
15万円~25万円3~4人オート/フルオート
25万円以上4人以上フルオート

家族の人数によってタンク容量が異なり、サイズが大きくなるほど費用が高くなります。

また、エコキュートは機能によってグレードが異なります。グレードが高くなれば費用も高くなるので、どの機能が必要なのか事前に考えておきましょう。

【給湯器の機能】

  • 給湯専用:給湯のみが可能なタイプ(追い焚き機能なし)
  • オート:追い焚き機能があるタイプ。浴槽へのお湯はりや保温なども可能。浴槽のたし湯は手動であれば可能。
  • フルオート:追い焚き機能があるタイプ。お湯はりや保温なども可能。浴槽のたし湯も自動で行われる。配管自動洗浄機能も付いている。

エコキュート本体の費用を抑えたい場合は、「エコキュート施工専門業者」を選ぶことをおすすめします。定価からの割引率が高いのは、エコキュート施工専門業者になります。

関連記事:エコキュートの仕組みとは

②エコキュートの工事費用相場

エコキュートの工事費用の相場は、10万円~20万円です。

こちらは、エコキュートの取替・交換における「標準工事」の費用です。そのため、エコキュートを新設する場合は、標準工事より作業項目が増えるため、費用が高くなる場合があります。

標準工事の内訳は以下の通りです。

項目相場備考
基礎(コンクリートベース)工事20,000~50,000円土台、機器設置含む
既存機器撤去費5,000~15,000円ガス給湯器、電気給湯器含む(室外機含む)
配管工事費20,000~45,000円給湯、給水、ふろ配管
電気工事費40,000~60,000円ブレーカー増設、専用回路据付、配線工事
電力会社申請費15,000~30,000円機器交換の情報申請
試運転調整費3,000~5,000円試運転確認、試運転時のリモコン操作など機器の取り扱い説明含む
諸経費5,000~10,000円移動車両の経費など

③その他の費用相場

エコキュートの交換工事を行うにあたり、ご家庭の環境によっては、一般的な標準工事では補えない作業が必要になるケースがあります。例えば、配管の延長や循環アダプターの据付箇所、分電盤の交換などです。

標準工事費用とは別の費用がかかる場合があるので、ご注意ください。

その他の費用(標準工事以外の工事にかかる費用)の例は、以下の通りです。

項目相場備考
機器搬入費15,000~30,000円ユニック車による吊り上げ
壁貫通工事費5,000~10,000円
配管延長工事費25,000円程度配管延長費
分電盤交換費25,000~40,000円配線状況、回路数により異なる
循環アダプター設置費5,000~10,000円

交換工事当日になってみないと、上記のような追加費用が発生するかどうかは分からないケースがほとんどです。追加の配線や配管工事の発生など不測の事態も考慮して、ある程度予算を上乗せしておくと安心でしょう。

人気メーカー別・エコキュート交換費用

この章では、以下人気メーカーのエコキュートをミズテックで交換する場合の費用総額を紹介します。

  • パナソニック
  • 三菱電機
  • ダイキン(DAIKIN)
  • 日立

価格は、本体価格・工事費・​出張費​・既設処分費・運搬費等をすべて含んだコミコミ価格です。(※設置場所や搬入経路で特別な作業が必要な場合は別途料金がかかります。)エコキュートを買い替えるか検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

パナソニック

HE-C30LQMS HE-D37FQMSHE-D46FQMS
給湯タイプフルオートフルオートフルオート
タンク容量300L370L460L
工事費込み価格504,010円545,529円573,295円

三菱電機

SRT-NK376DSRT-C466SRT-N556
給湯タイプ給湯専用セミオート給湯専用
タンク容量370L460L550L
工事費込み価格438,367円457,559円482,071円

ダイキン

EQN37XVEQX46XFVEQ46XV
給湯タイプフルオートフルオート給湯専用
タンク容量370L460L460L
工事費込み価格483,932円521,164円435,397円

日立

BHP-ZA37WUBHP-F37WUBHP-F46WD
給湯タイプ給湯専用フルオートフルオート
タンク容量370L370L460L
工事費込み価格376,072円421,222円485,642円

エコキュートの価格に影響するポイント4つ

エコキュートの本体価格に影響するポイントは以下の4つです。

それぞれの特徴・価格差を踏まえた上で、エコキュートを選択するようにしましょう。

貯湯タンクの容量

エコキュートは、一般的に貯湯タンクの容量が大きくなるほど価格が高くなります。家族の人数やお湯の使用量、設置場所のスペース等を考慮し、最適な容量を選びましょう。

以下に家族人数に応じたタンク容量の目安を紹介するので、参考にしてください。

家族の人数タンク容量
1〜2人180L程度
2〜3人300L程度
3〜5人370L程度
5〜7人460L程度

災害で断水した時などに貯湯タンクのお湯が使えるため、大きめを選ぶのも一つの方法です。

ちなみに、狭小スペース用にタンクが薄型に設計されているエコキュートは、通常の角型タイプよりも価格が高くなります。

給湯タイプ

エコキュートの給湯タイプは、以下の通り3種類です。

  • 給湯専用
  • セミオート
  • フルオート

給湯専用のエコキュートは、お風呂を沸かす際に蛇口から手動で湯はりを行います。お湯を沸かすだけと機能がシンプルな分、料金は抑えられます。

フルオートは、全自動の湯はり・手動でたし湯ができるのに加え、追い焚き・自動保温の機能が搭載されています。機能が多い分高価にはなりますが、利便性の高さから人気を集めています。

セミオートは、追い焚き・自動保温の機能がない分、フルオートよりも料金が抑えられるのが特徴です。

水圧タイプ

エコキュートは、水圧が標準圧タイプのものと高圧力タイプのものがあります。

高圧タイプのエコキュートはシャワーや蛇口からの水圧が高いため、同時に複数の場所でお湯を使っても水圧が安定しており、使用感が快適です。浴室の設置場所が2階以上の場合は、水圧が弱くなりやすいため高圧タイプがおすすめです。中でも、日立のエコキュートは「水道直圧給湯」という独自技術を採用しており、パワフルな給湯を実現しています。

ただし、高圧タイプは標準圧タイプよりも価格が高くなるため注意が必要です。

機能性

以下のような機能が搭載されているエコキュートもあります。

  • スマホアプリ対応
  • 太陽光発電自動連動
  • 追い焚き配管自動洗浄
  • マイクロバブル入浴
  • 除菌
  • 昼間シフト

機能が豊富になるほど価格は高くなります。

ちなみに、寒冷地仕様・塩害地仕様のエコキュートは通常のエコキュートより高額になる点も注意しましょう。

エコキュート交換でもらえる補助金について

エコキュートの交換費用について、「給湯省エネ2024事業」を活用すれば、補助金が支給されます。
給湯省エネ2024事業は、省エネの目標を達成するためにエコキュートを含む高効率給湯器の導入を推奨しています。

エコキュートの交換や買い替えを行った場合の補助額は、以下のとおりです。

  • 基本の補助額:1台につき8万円
  • A要件(ネット接続による予測で湧き上げシフト機能がある機種):1台につき+2万円
  • B要件(基準値よりもCO2排出量が少ない性能の機種、もしくはおひさまエコキュート):1台につき+4万円
  • A要件とB要件を同時に満たす機種の場合:1台につき+5万円

2つの案件は、同時に条件を満たせる機種もあるため、最大で13万円が支給されます。

⇒エコキュート交換の補助金(2024年版)について詳しくはこちらの記事で解説しています

エコキュートを交換する目安

エコキュートの予算別の交換(買い替え)可能機種

一般的に、エコキュートの耐用年数は10年~15年です。

使用頻度や使用環境によって寿命は変わってきますが、設置から10年〜15年経っているのであれば早めに交換しておくと安心です。

関連記事:エコキュートの買い替え時期は10年?費用やお得な補助金制度、選び方を解説
関連記事:エコキュートの寿命は何年?交換時期やメーカーの保証期間などを詳しく解説!

 

エコキュートの交換業者の選び方

エコキュートの交換で信頼できる業者を選ぶ際は、以下の項目を重視してみましょう。

  • エコキュートの交換に必要な資格を保有している
  • 施工実績が豊富
  • 保証やアフターサービスが充実している
  • 対応スピードが速い
  • スタッフの対応がよい

公式サイトの情報だけでなく、相談したときの対応からも信頼できる業者か否かは、感じ取れます。

エコキュート交換業者選びについて詳しくはこちらの記事で解説しています。

安く・速く対応できるエコキュート交換業者を選ぶならミズテックがおすすめです!

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補助金や業者選びでお得にエコキュートを交換するまとめ

エコキュートの交換や業者選びについてのポイントを以下にまとめました。

  • エコキュートの交換費用相場は、商品代や工事費用を含めて40~50万円
  • 交換後の電気代や点検などのランニングコストも考慮しておく
  • エコキュートの耐用年数は10年~15年
  • 交換業者によって、交換費用や給湯器の種類、技術力に違いがある
  • 信頼できる業者を選ぶためには交換に必要な資格を保有していて、豊富な施工実績や保証・アフターフォローがある業者を選んだ方がよい
  • 対応スピードや相談時のスタッフの対応も選ぶ基準になる
  • 業者選びに迷ったときは、ミズテックがおすすめ

2024年内の交換などは条件を満たした場合に補助金が支給されるため、交換を考えている人は早めに相談や依頼するのがおすすめです。

業者を絞り切れない場合は、ミズテックの無料相談から始めて、わからない点を解決しましょう。

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