給湯器の追い焚きができない原因は?確認ポイントと業者を呼ぶ基準

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ガス給湯器の追い焚きができないときに考えられる原因

本記事では、ガス給湯器で追い焚きができないときの原因や対処方法について解説します。うまく追い焚きができないとお悩みの方は、以下をご覧いただき参考にしてください。

追い焚き機能とは?

追い焚き機能とは「浴槽内のお湯を循環口から吸い込み、給湯器で温め直してから浴槽に戻す仕組み」のこと。追い焚き機能を使うためには、追い焚きできる給湯器とリモコンが必要です。

ひとくちに「追い焚きができない」といってもいろいろな症状があります。まずは、ご自宅の追い炊きがどの状態に当てはまるのか把握してください。以下、症状の例です。

  • 作動しない
  • 作動してもすぐに止まる
  • 設定温度まで上がらない(ぬるい)

給湯器の状態を把握したら、つづいて上述の症状が出る原因を探っていきましょう。

考えられる原因

追い焚きは、浴槽のお湯を給湯器に送り温めてから再度浴槽に送り返す機能です。ですから、追い焚きのトラブルは「給湯器・追い焚き配管・浴槽の循環口」のどこかが原因となり発生します。

原因 備考
給湯器本体 故障や不具合によって、給湯器本体が作動しないケース。不具合の原因の除去や給湯器の修理が必要。
追い焚き配管~浴槽の循環口 追い焚き機能を停止させる不具合が発生しているケース。不具合の原因の除去や、配管や金具の交換が必要。

もうひとつ、特殊なケースとして「断水」が考えられます。追い焚き機能は、給湯器に水圧がかかっていないと作動しません。

断水中は、通水するまで待ちましょう。

参考:ノーリツ「断水時に浴槽に水がある場合、追いだきができますか?」

ガス給湯器の追い焚きができないときの確認ポイント

追い焚きができないときは、まず蛇口(水栓)から設定温度のお湯が出るか確認してください。それで、おおよその不具合箇所がわかります。

蛇口からお湯が出ない場合は、給湯器本体の故障が考えられます。給湯器の専門業者に連絡して、点検を依頼してください。

お湯が出る場合は、追い焚き機能の不具合が考えられます。自分で復旧できるケースもありますので、以下に記載した確認事項をチェックしてみてください。

浴槽の湯量がじゅうぶんか確認

先述のとおり追い焚きでは「浴槽内のお湯を循環口から吸い込み、給湯器で温め直してから浴槽に戻す」ので、循環口を超える高さの湯量が必要です。不足分を補ってから、追い炊きしてください。

じゅうぶんな湯量がないまま給湯器のポンプが空回りし続けると、エラーコード「E-632」が出て止まってしまいます。大きな異音をともなうこともあるので、ご注意ください。

参考:リンナイ「給湯器|エラーコード632が表示」

配管に空いた穴が原因で、追い焚きが止まることもあります。勝手に浴槽の水量が減ったり循環口から気泡が出たりしているときは、ご注意ください。

なお、発泡系入浴剤を使ったときに似た現象を起こすことがあります。発泡系入浴剤のご利用中は、追い焚きしないほうがよいでしょう。

参考:ノーリツ「入浴剤を入れてもいいですか」

リモコンは問題なく作動しているか確認

追い焚き機能が作動せず、リモコンにエラーコードが出ることがあります。そんなときは、取扱説明書でエラーコードの意味を確認してください。

取り扱い説明書には、トラブルの発生原因や対処方法が書かれています。ご自分で復旧できるエラーもありますので、指示に従って対処してください。

リモコン自体が反応しない場合は、台所用と風呂用のどちらも反応しないのか、片方だけ反応しないのかご確認ください。

  • 両方反応しない ⇒ 電源が切れているか給湯器の故障の可能性あり
  • 片方だけ反応しない ⇒ リモコンまたは配管の不具合の可能性あり

リモコンが作動しない場合の対処方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

これって故障?給湯器のリモコンや本体の電源がつかないときの原因・解決方法まとめ

追い焚きができるのにぬるく感じる場合は、追い焚きの設定温度を上げてみてください。

それでもぬるいようなら、後述する「循環口フィルターの確認」をお試しください。フィルター掃除をしても温度が上がらないようなら、リモコンの通信不良や温度センサーの不良が考えられます。

循環フィルターが詰まっていないか確認

浴槽の循環口には、フィルターが付いています。循環フィルターには髪の毛や湯アカが付着するので、定期的な清掃が必要です。

フィルターがつまり循環がうまくいかなくなると、温め直した湯が浴槽に行きません。すると、給湯器の温度センサーが設定温度に上がったと勘違いしてしまいます。

この状態をショートサイクル(ショートサーキット)と言い、追い焚き機能を停止させてしまうことがあります。

天候に問題がなかったか確認

屋外設置の給湯器は風雨にさらされても大丈夫ですが、台風や豪雨で安全装置が作動すると点火しない場合があります。

給湯器内部の湿度が高くなっているときも、感電防止のための機能低下で点火しづらくなることがあります。しばらく様子を見て復旧しないようなら、業者に点検を依頼してください。

まんがいち浸水した場合はそのまま使用せず、必ず業者の点検・修理を受けてください。

参考:ノーリツ「台風・豪雨・落雷の場合」

なお、冬場に凍結防止対策として配管内の水(呼び水)を抜いてしまうと、再充填するまで追い焚きができません。

氷点下で配管内の水が凍結しまい、追い焚きできなくなることもあります。解凍するまで様子をみて、それでも動かない場合は点検を依頼してください。

追い焚きができないときの対処方法は?給湯器業者を呼ぶ基準

最後に、追い炊きができないときに自分でできる対処方法と、給湯器の専門業者を呼んだほうがいケースについてご説明します。

自分でできる対処方法

給湯器で追い焚きができないときの確認ポイントを、いくつかご紹介しました。そのどこかに異常をみつけた場合は、以下のことを試してみてください。

ケース 対処法
蛇口からお湯が出る場合 一度給湯器の電源を切ってから再度電源を入れ、もう一度追い焚きしてみる。
リモコンにエラーコードが出ている場合 取扱説明書の指示に従う。
湯量が足りなかった場合 湯量を増やして、もう一度追い焚きしてみる。
循環フィルターが詰まっていた場合 フィルターを掃除してから、もう一度追い焚きしてみる。
悪天候に遭遇した場合 しばらく時間が経ってから、もう一度追い焚きしてみる。

上述のことを試してみて、それでも改善しないときは、専門業者に点検を依頼してください。

業者を呼んだほうがいいケース

お使いの給湯器の利用年数が10年を越えている場合は、点検されることをおすすめします。

給湯器メーカーは、給湯器が安全上支障なく使用できる期間として「設計標準使用期間」を定めています。これが、各社10年程度なのです (以下参照)。

  • Rinnai(リンナイ)⇒ 10年
  • NORITZ(ノーリツ)⇒ 10年
  • Paloma(パロマ)⇒ 9~11年
  • PURPOSE(パーパス)⇒ 10年

適切な点検を受けずに設計標準使用期間を超えて使用すると、経年劣化の程度によっては重大な事故に至るおそれがあります。

ちなみに、給湯器の通電時間がおよそ10年に達すると、リモコンに「88(または888)」が表示されます。これを点検時期の目安にしていただくとよいでしょう。

利用期間が10年を超えた給湯器は、いたるところの部品が経年劣化しています。連続して不具合が出るようなら、最新機種への交換もご検討ください。

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