給湯器は毎日の生活に欠かせない設備であるにもかかわらず、何らかの原因で突然お湯が出なくなることがあります。もしお湯が出なくなったときは正確な原因を特定し、適切に対処することが重要です。この記事では、給湯器のお湯が出ない時に考えられる主な原因と、それらに対する効果的な対処法を詳しく解説していきます。
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給湯器のお湯が出ない原因は?
蛇口をひねってもお湯が出ない場合、原因は大きく2種類に分けられます。それは給湯器の故障のような内部的要因か、自然災害のような外部的要因です。
給湯器・蛇口の故障
給湯器や蛇口の故障は、特に経年劣化が進んでいるときに発生しやすいです。給湯器や蛇口を長期間使用していると自然と劣化していくため、これが原因でお湯が出なくなることがあります。また、メーカーや機種による差はありますが、一般的に給湯器の寿命は8年~10年とされています。長い間使用している設備の場合は、給湯器の故障やその寿命を疑ってみましょう。
自然災害や天候
異常気象や自然災害は、給湯器の機能不全を引き起こす可能性があります。このような天候や災害によって、給湯器への電力供給が途絶えたり、設備が物理的に損傷を受けたりすることで、お湯の供給が停止するのです。
例えば、大雨や台風で屋外の給湯器が浸水すると、安全装置が作動してガス供給が停止し、結果としてお湯が出なくなるケースがあります。また、厳しい寒波が原因で給湯管が凍結し、お湯の供給が途絶える事例もあります。
このように天候や自然災害によって給湯器が停止した場合、その災害が収束し、さらに安全が確保された後に復旧作業を行う必要があるため、通常、お湯が再び流れるようになるまでには時間がかかります。
⇒給湯器の凍結防止策と解決策についてはこちらの記事をご参考ください。
給湯器のお湯が出ない時の対処法
突然お湯が出なくなると、日常生活に大きな影響が出ます。そんな時に慌てずに済む対処法をここで紹介します。お湯が出ない状況には様々な原因が考えられますが、まずは基本となる対処法から順に確認していくことが大切です。
蛇口をひねる
蛇口からお湯が出ない時、まずはキッチンや浴室などほかのすべての蛇口をひねってお湯の状態を確認することが重要です。一見単純に見えるこの確認作業ですが、トラブルの原因を見つける手がかりになることがあります。実際にある特定の蛇口からのみお湯が出ない状況と、どの蛇口からもお湯が出ない状況では対処法が大きく変わってきますので、確認するようにしましょう。
水は出るがお湯が出ない場合
一部の蛇口のみでお湯が出ないのであれば、蛇口が故障していることが考えられます。もし故障の疑いがあるときは、蛇口の交換を検討しましょう。
一方で、家中のすべての蛇口からお湯が出ない場合は、給湯器自体に問題がある可能性が高いです。例えば、給湯器の水抜きフィルターにゴミが詰まっていると、お湯の流れが悪くなることがあります。水抜き栓のフィルターを確認し、詰まっているゴミを取り除くことで、お湯が出るようになるかもしれません。
水・お湯のどちらも出ない場合
水もお湯も出ない場合、まず水道の止水栓や元栓が開いているかの確認が必要です。これらが閉じていると、水が供給されず、結果としてお湯も出ません。また、ガス給湯器を使っているのなら給水バルブが開いているかもチェックすることが大切です。
ガスの供給元を確認する
ガス機器が使用できないときもお湯が出なくなります。これは、メーターの停止、プロパンガスの欠乏、またはガスの元栓が閉まっていることが原因で起こり得ます。
ガスメーターが止まっている場合
ガスメーターが止まっていないかをチェックしてみましょう。
ガスの供給が停止している場合、給湯器はお湯を供給できません。ガスメーターに赤いマークやエラー表示がある場合は、ガスの供給が停止していることを示しています。このような状況に遭遇した際には、ガスが自動的に遮断されている可能性が高いです。このケースでは、ガスメーターの復帰作業を行うことで、給湯器が再度正常に機能する場合があります。
プロパンガスがなくなっている場合
プロパンガスを使用している給湯器の場合は、ガスボンベの残量の確認が重要です。プロパンガスは定期的に補充する必要がありますが、ボンベ内のガスが空になると、お湯が供給されなくなります。契約しているプロパンガス販売店に連絡して、ガスを補充してもらいましょう。
ガスの元栓が閉まっている場合
ガスの元栓の状態の確認も大切です。たとえガスが供給されている状態でも、元栓が閉まっている場合、そのガスは給湯器まで届かず、結果としてお湯は出ません。このような場合は、給湯器の配管部分にあるガスの元栓を開栓することで問題を解決できます。
電気系統を確認する
ガス給湯器が正常に機能しない原因として、電気系統のトラブルが起きている可能性があります。給湯器の電源が外れている、ブレーカーが落ちている、またはリモコンの電源が切れている場合、こういったことが原因になっている可能性があります。
ガス給湯器の電源が外れている場合
ガス給湯器の電源が正しく接続されているか確認することが重要です。電源プラグが外れていると、給湯器自体が動作しないため、お湯が供給されません。掃除を行ったり、近くにある物を移動させたりした際に、うっかり電源プラグが抜けてしまうケースもあります。このような状況を防ぐためにも、お湯が出ない問題に遭遇した際は、電源プラグがしっかりと差し込まれているかをチェックし、もし抜けていた場合は再度接続してください。
ブレーカーが落ちている場合
給湯器が機能しない原因として、家全体または給湯器専用のブレーカーが落ちている場合があります。これは、ブレーカーが落ちていると給湯器に電力が供給されなくなり、その結果お湯が出なくなるからです。特に、雷雨のときなどはブレーカーが落ちやすいです。もしブレーカーが落ちた場合は安全を最優先に考え、危険がないか確認した上でブレーカーを上げ直しましょう。
また、給湯器自体の稼働が原因でブレーカーが落ちてしまうケースもあります。その際は、自己判断での対処よりも、専門のメーカーや技術者に問い合わせることをおすすめします。
給湯器のリモコンの電源が落ちている場合
給湯器の操作にはリモコンが必須ですが、電源が入っていなかったり、電池が切れていたりすると、給湯器自体を正常に操作できません。その結果、お湯が出なくなることがあります。リモコンの電源が入っているか、または電池の残量があるかを確認しましょう。
万一、電池を新しいものに交換してもリモコンが反応しない場合は、リモコンそのものが故障している可能性があります。リモコンの電源の確認や電池交換をしても問題が解決しない時は、製品のメーカーや専門の修理業者に問い合わせましょう。
給湯器の状態を確認する
最後に確認すべきは、給湯器自体にトラブルが発生していないかです。エラーコードの表示がないか、給湯器の寿命に関するサインがないかをチェックしましょう。これらの問題があれば、専門家に相談することが重要です。
エラーコードが出ている場合
給湯器やその周辺機器に異常が発生すると、給湯器のリモコンのディスプレイにエラーコードが表示されることがあります。エラーコードは、給湯器が何らかのトラブルを検知している合図であり、給湯器が動かない原因を突き止める手掛かりとなります。例えば、あるメーカーの「111」というエラーコードは、点火不良を示唆しており、この場合はガスの供給が適切に行われていない状態を指しています。エラーコードの意味はメーカーによって異なることが多いので、トラブル発生時はまずメーカーのWebサイトを調べ、エラーコードの詳細情報を確認するようにしましょう。
⇒給湯器のエラーコードについてはこちらの記事をご参考ください。
給湯器が寿命を迎えている場合
給湯器が寿命を迎えている場合、一般的に8年~10年がその期間とされています。給湯器の寿命が近づくと、各部品の劣化や性能の低下が非常に顕著になり、故障するリスクが高まります。特に設置から10年以上経過していて、故障やトラブルが頻繁に発生している場合には、給湯器の交換を真剣に検討する必要があります。
⇒給湯器の交換タイミングや壊れる前兆についてはこちらの記事をご参考ください。
まとめ:給湯器のお湯が出ないならミズテックへ!
今回は原因ごとにお湯が出ないときの対処法を解説しました。
給湯器が思うように動作しなくなる原因は様々です。もし「給湯器が故障したかも」と思ったら、まずは落ち着いて今の状態を把握するようにしましょう。起きている原因によっては業者に頼らずに解決できる場合もあります。
もし原因が特定できず対処しようがないとなったときは、業者に連絡して解決を図りましょう。
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