ガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換を検討している方も多いのではないでしょうか。ガスコンロとIHクッキングヒーターには、それぞれメリットとデメリットがあります。また、交換費用や光熱費も異なるため、しっかりと比較検討することが大切です。
本記事を読むことで、ご自身にとってどちらが最適か自信をもって選択できるようになりますので、ぜひご参考ください。
目次
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ガスコンロからIHに交換する時の費用は?
ガスコンロからIHに交換する場合の総額は、約20〜25万円ほどです。この費用には、IHの本体価格と工事費用が含まれます。
【費用内訳】
本体価格 |
15~18万円 |
工事費用 |
5~7万円 |
総額 |
20〜25万円 |
IHへの交換工事では、今後使わなくなるガスの閉栓を行います。この作業は資格を持つ専門業者へ依頼する必要があります。
また、ビルトインタイプのIH製品は、ほとんどが200V仕様のため、200Vの電源設置をしなければいけません。
電源設置には、電気ブレーカーに3本の線が通っている「単相3線式」の配線や、電気会社との契約アンペアが50A以上であるのも条件です。
このように、IHへの交換は複雑で追加工事が必要となるケースもあるため、ガスコンロからガスコンロへの交換よりも、工事費用が高くなる傾向があります。
とは言え、難しい工事や設定はすべて業者へ依頼できますので、専門知識がなくてもご安心ください。
ガスコンロとIH、光熱費はどちらがお得?
1kWhあたりの電気代は約31円、都市ガスは約14円です。そのため、都市ガスを使用したガスコンロの方が光熱費は安くなります。
情報引用元:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会|
情報引用元:1kWhあたりのエネルギー別単価比較!!|ほかほかアカデミー
しかし、オール電化の家庭であれば、夜間など電気代が安く設定されている時間帯に調理をすれば、光熱費を効率的に抑えることが可能です。
下記は、東京電力のオール電化住宅向けの料金プランですが、午前1時〜6時までの使用は日中よりも安く電気を使えます。
画像引用元:スマートライフ|東京電力エナジーパートナー
さらに、火を使わないIHの方が、火災のリスクが低く安全面も高いです。また、シンプルでフラットなデザインのIHはお手入れも簡単で、毎日の料理を快適にしてくれます。
光熱費は多少高くても、生活スタイルや家庭環境によっては、十分IHへ交換する価値はあるでしょう。
ガスコンロからIHに交換したい場合、どこに頼むの?
IHへ交換する場合、下記業者へ依頼できます。
- IHクッキングヒーター交換専門業者
- 工務店・リフォーム業者
- ホームセンター・家電量販店…など
IHの交換工事では200Vの電源設置を行うため、電気工事士の資格保有者でないと作業は行えません。さらにガスの閉栓にも、必ず資格が必要です。
知識がなく、不慣れな人が設置してしまうと、破損や正常に使用できない可能性もあります。
火災・ガス中毒など思わぬ事故を防ぐためにも、自分で行わず必ず資格を持ったプロの業者へ依頼しましょう。
ガスコンロからIHへ交換を依頼する業者選びのポイント
業者を選ぶ際は、下記5つのポイントを確認することが大切です。
- 資格を持っている
- 見積もりを出してくれる
- 費用が公開されている
- 実績がある
- 上記が明確になっている業者を選ぶ
特に、ガスコンロからIHへの交換するために適切な資格を保有しているかは、非常に重要なポイントとなります。公式サイトなどで資格についての記述があるか必ず確認しておきましょう。
画像引用元:給湯器駆けつけ隊ミズテック
また、同じIH製品と工事内容でも業者によって費用が異なります。そのため、事前に見積もりを確認できる業者へ依頼すれば、費用を効率的に抑えることも可能です。
さらに、下記のように実際にかかった費用や施工実績が写真付きで明確に確認できる業者であれば、安心して依頼ができるでしょう。
画像引用元:IHクッキングヒーター施工事例|給湯器駆けつけ隊ミズテック
⇒ガスコンロからIHへ交換する手順はこちら
ガスコンロからIHに交換するメリットは?
ガスコンロからIHに交換する主なメリットは、以下の通りです。
掃除がラク
IHは、食材や油が飛び散ってもサッと拭き取るだけで簡単に掃除ができる点が人気です。
ガスコンロのように、掃除が面倒な五徳やバーナーもないため、日々の掃除が格段にラクになり、キッチンを清潔かつ快適に保てます。
ガスを使わなくなるので安全
IHでは、ガスコンロと違い火を使わないため、引火やガス漏れの心配もありません。
また、IHは磁力と電気で鍋やフライパンを直接加熱する仕組みのため、ガスコンロと比較して周囲への燃え移りや火傷のリスクも低いです。
自動OFF機能やチャイルドロックなど、安全機能が備わっているIHもあるため、小さなお子様や高齢者がいるご家庭でも、安心して使用できます。
火力が強い
IHは熱効率が90%と非常に高いため、素早く高温で鍋やフライパンを加熱でき、調理時間を短縮できます。
ガスコンロの場合、鍋やフライパンの底に当たっていない火は外側へ逃げてしまうため、熱効率は約50%ほどとIHの約半分ほどです。
火が目に見えないため、ガスコンロよりも火力が弱いと考える方もいらっしゃいますが、実は高温調理はIHの方が優れています。
ガスコンロからIHに交換するデメリットは?
一方で、ガスコンロからIHに交換するデメリットもいくつかあります。
IH用のフライパンや鍋が必要
IHを使用する際には、鉄やステンレス素材の調理器具を用意する必要があります。
最近では、アルミや銅も使える「オールメタル加熱方式IH」も販売されていますが、土鍋・耐熱ガラス・陶磁器(セラミックス)素材の器具は、どちらも使用できません。
【IH対応のフライパンや鍋の素材】
使える素材 |
|
通常のIH |
鉄・ステンレス |
オールメタル加熱方式IH |
鉄・ステンレス・アルミ・銅 |
※土鍋・耐熱ガラス・陶磁器(セラミックス)素材はどちらも使用不可
さらに、平らで天板に密着する形状のフライパンや鍋でないと、正しく温度センサーが働かないケースがあります。
そのため、鍋底が丸い・足がある・反りがあるタイプの使用も注意が必要になるでしょう。
天板と接触していないと加熱できない
IHでは、調理器具が天板から浮いていると加熱が停止してしまいます。そのため、チャーハンや炒め物など、フライパンを振って直火で調理する料理には不向きです。
その他、ガスコンロの火を使い、スルメを焼いて焦げ目を付けたり、海苔を炙ったりなどの調理が難しくなります。
停電時に使えない
IHは電気を使いますので、停電時は調理ができません。そのため、IHを導入する場合は事前の停電対策も必要です。
たとえば、太陽光発電や蓄電池の導入の検討や、カセットコンロを用意しておくなどの準備をしておけば、いざという時でも安心できます。
また、調理中に停電が起きた場合は、IHの主電源は自動でオフになりますが、天板はすぐに冷めませんので、うっかり触って火傷をしないように注意しましょう。
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