電気温水器の修理は専門の業者や購入店舗、メーカーが担当します。電気温水器が突然壊れてもスムーズに対応できるように、依頼先を前もって決定しておくと安心です。

電気温水器の調子が悪い日が続く場合、修理を検討し始めるのが賢明です。
電気温水器の状態によっては自力で解決できたり、修理より交換が推奨されたりするケースがあります。余計な時間や出費をかけないために、それぞれの状況に適した対処法を把握しておくのも重要です。
今回は電気温水器の修理業者の選び方や故障したときの症状、修理の費用相場を紹介します。電気温水器の修理・交換を検討している方や、不具合が頻発して困っている方におすすめです。
目次
電気温水器の修理を依頼する前に確かめること


電気温水器の修理を依頼する前に、6つの点を確認しておきます。
- 購入時期
- 購入した店舗
- 製品メーカー・品番
- 故障とみられる症状
- エラー表示
- メーカー保証の有無
購入時期と製品メーカー・品番は電気温水器の情報を、症状とエラー表示は機器の状態や原因を調査するのに役立ちます。電気温水器の品番は、本体の前面または側面に貼ってある銘板シールに記載されています。エラー表示の内容によっては早急な対応が求められるため、メモや写真などで正確な情報を記録しておくと安心です。
購入した店舗は、独自の保証制度の有無を確認するためです。メーカー保証の有無とともに確認して、期間内であるかをチェックします。店舗またはメーカーの保証期間内である場合は、無償または通常より安い値段で修理してもらえます。
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電気温水器の修理依頼はどこに連絡すればいい?


電気温水器の修理の依頼先は、大きく3つあります。
修理の費用や問い合わせから工事までのスピードは、依頼先によって異なります。依頼先選びで失敗しないためには、それぞれの特徴や違いを事前に把握しておくのが重要です。
給湯器の交換を専門とする業者

専門業者は、スムーズな対応や独自の保証制度が魅力です。
最短で当日対応してくれる業者が多くあり、突然のトラブルもすぐに駆け付けてくれます。
専門の業者に依頼すれば、メーカーや店舗が設けているより期間の長い保証が適用される場合があります。無償または通常より安い値段で修理してもらえる期間が延長されるため、工事も安心です。
ミズテックは、最短で即日対応のスピード感のあるサービスを提供しています。最短30分で現地に到着するため、突然のトラブルにもすぐに対処できるのが強みです。
アフターサポート体制が充実しており、工事・商品ともに無料の10年保証付きです。期間内なら無料で修理・交換を受けられるため、費用面の負担の軽減につながります。
購入した店舗(保証期間が残っている場合)

電気温水器を販売する店舗では、独自の保証制度を設けているところがあります。
店舗独自の保証に加入しており、期間内であれば購入した店舗に依頼するのがおすすめです。修理にかかる費用を大幅に抑えられるため、出費が気になる方も気軽に利用できます。
保証期間終了後の修理は、有償です。修理費用が高くつく可能性があるため、保証期間を事前に確認しておくと安心です。
購入した店舗に修理を依頼しても、実際の工事は委託業者が担当します。施工実績や必要な資格の有無、スタッフの対応の良し悪しなど依頼先の詳細が確認できないため注意が必要です。
電気温水器の販売メーカー
メーカーの保証期間内なら、電気温水器の販売元に依頼するのがおすすめです。修理にかかる費用負担の軽減や、販売メーカーとしての安心感の高さが魅力です。

製品に関する知識が豊富で、修理箇所の特定や工事を的確に行ってくれます。
保証期間を過ぎている場合、修理にかかる費用は専門業者や店舗よりも割高な傾向にあります。問い合わせから修理までに、時間を要するケースも多くあります。メーカーの保証期間外に修理が必要な不具合が発生したときは、専門の業者または購入店舗に依頼するのが効率的です。

実際の工事を担当するのは、購入店舗と同様に委託業者なのもデメリットです。
電気温水器の修理を依頼する業者の選び方

電気温水器の修理を頼む業者を選択するときは、5つのポイントに注目します。
- 連絡から修理までのスピード感
- 電気温水器の修理・交換の実績
- 電気温水器の修理に必要な資格の有無
- 修理後の保証やアフターサービスの有無
- スタッフの対応の丁寧さ・親切さ
電気温水器の修理・交換の実績の有無は、信頼感・安心感に直結します。あらゆる電気温水器に対応する技術を備えているため、故障とみられる症状に合った対処を的確に行ってもらえます。公式HPやSNSで、施工実績や最新の情報をチェックするのが重要です。

電気温水器の修理には専門的な資格と知識、道具が必要です。
修理に必要な資格をもっていない業者に依頼するのは、工事後にトラブルが起きる可能性があります。大きな事故につながるリスクもあるため、必要な資格をもつ担当者が在籍する業者を選択するのが賢明です。
電気温水器の修理をどこに頼むか迷ったらミズテックへ!

電気温水器の修理の依頼先に迷っているなら、ミズテックへご相談ください。平日・土日祝問わず毎日営業しているため、自身のスケジュールに合わせて好きなタイミングで利用できます。
ミズテックでは、電気温水器の修理を専門的な資格・知識をもつ経験豊富なスタッフが担当します。工事中のトラブルやその後に故障・不具合が起きるリスクを、最小限に抑えられるのも魅力的です。

ミズテックでは、現地調査・お見積りを無料で行っています。
お申し込みは公式HPまたはLINEから受け付けているので、電気温水器の調子が悪い方は気軽にお問い合わせください。
電気温水器が故障?修理するかの判断基準となる症状

電気温水器を修理すべきか判断に迷ったときは、故障とみられる症状と原因に注目するのが重要です。電気温水器によくある3つの故障の症状と原因、対処法を紹介します。
同じ症状でも原因が違うだけで、自力で解決できたり修理が必要になったりなど対応が異なります。
お湯・水がでない
電気温水器からお湯または水が出ないときには、大きく6つの原因が考えられます。寒さの厳しい時期にお湯または水が出ないときは、電気温水器の配管の凍結が疑われます。自然に解凍するまで待つか、ぬるま湯をかけて少しずつ溶かすのが効果的です。

保温材や布を巻いたり水を出し続けたりなど、凍結予防するのが大切です。
- 凍結
- 断水
- 水漏れ
- お湯切れ
- 止水栓の開け忘れ
- 電気温水器本体の故障
1日に大量のお湯を使用すると、お湯切れを起こします。貯湯タンク内が空の状態で、沸き増し機能を使用してお湯を作る必要があります。頻繁にお湯切れを起こす場合は、お湯の使い方を見直したり使用状況に合った機器に交換したりするのがおすすめです。

どの原因にも該当しない場合は、本体自体が故障している可能性が高いです。
貯湯タンクから水が漏れている
電気温水器の貯湯タンクから水が漏れているなら、内部部品の故障または劣化が原因である可能性が高いです。貯湯タンク内の部品が故障しているときは、対象部品の交換で解決します。メーカーに部品の在庫がない場合は、貯湯タンク自体の交換が必要です。
- 内部部品の故障
- 劣化による腐食・破損

外的要因によって劣化が進行して、水漏れが発生した可能性もあります。
電気温水器の貯湯タンクは野外に設置されているため雨や風、紫外線など外の影響を受けやすいです。貯湯タンク内には常にお湯・水が貯まっているので、腐食も起こりやすい状態です。
腐食・破損した貯湯タンクは、衛生面に不安が残ります。長期間問題なく使用し続けるために、本体ごと交換するのが賢明です。
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お湯にごみのような異物が混ざっている
電気温水器を使用したとき、お湯に異物が混じっている場合は配管内の汚れまたは部品の劣化が考えられます。電気温水器を毎日使用すると配管内には皮脂や垢、入浴剤の成分などさまざまな汚れが蓄積します。

蓄積された汚れが、お湯張りによって剝がれた可能性が高いです。
配管内の汚れを放置するのは、雑菌の繁殖につながります。定期的に清掃を行って、清潔な状態を保つのが重要です。配管内の汚れを除去しても異物が混ざるときは、1度専門の業者に点検を依頼するのがおすすめです。
- 配管内の汚れ
- 部品の劣化
電気温水器内部のゴム製品が劣化して剥がれると、お湯に混ざる場合があります。対象部品または使用年数によっては、本体の交換が必要です。
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電気温水器の修理代はいくらかかる?費用相場を紹介

電気温水器の修理代の費用相場を、故障した箇所別に紹介します。修理代の費用の相場は、故障した箇所によって大きく変動します。修理・交換で使用する部品や作業にかかる時間、求められる技術が異なるためです。
電気温水器 | 修理の費用相場 |
---|---|
混合弁・三方弁 | 20,000~45,000円 |
制御基板 | 20,000~50,000円 |
電気ヒーター | 20,000~50,000円 |
逃し弁・配管接合部分 | 50,000円~ |

費用の相場を事前に理解しておくと、業者選びに役立ちます。
修理を依頼する予定の業者が相場からかけ離れた額を提案してきた場合は、一旦保留または検討し直すのが賢明です。同程度の技術を、費用相場以内の適正価格で提供する業者が見つかる可能性があります。
混合弁・三方弁
電気温水器の混合弁・三方弁の修理にかかる費用は、20,000~45,000円です。電気温水器からお湯が出ないときは、混合弁・三方弁の故障が疑われます。

混合弁は温度の調節、三方弁はお湯の流れの向きを調節する役割を担う部品です。
混合弁・三方弁が故障するとお湯が出ない以外にも、温度が不安定になったり出湯量が少なくなったりします。お湯の温度や出湯量に異変を感じたら、混合弁・三方弁の故障を疑うのが賢明です。
混合弁・三方弁の故障の主な原因は、経年劣化による破損です。使用年数がかなり経過している場合は、電気温水器本体の交換を視野にいれる必要があります。
制御基板
電気温水器の制御基板の修理にかかる費用は、20,000~50,000円です。制御基板の修理には特に高度な技術が求められるため、他の部品よりやや割高に設定されています。

電気温水器からお湯がでない・沸かないときは、制御基板の故障が疑われます。
制御基板は電気温水器の機能の全てを管理・制御する、中心的役割を果たす部品です。制御基板が壊れるとお湯が出ない・沸かない以外にも、リモコンや本体自体が動かなくなるため注意が必要です。
制御基板の故障の原因は経年劣化やほこりの付着、湿気などがあげられます。

落雷で制御基板がショートして、故障につながるケースもあります。
電気ヒーター
電気温水器の電気ヒーターの修理にかかる費用は、20,000~50,000円です。お湯が沸かない・電気温水器の漏電ブレーカーが落ちるときは、電気ヒーターが故障している可能性が高いです。
電気ヒーターはお湯を沸かす役割を担っている部品で、電気温水器には欠かせません。電気ヒーターが壊れるとお湯が沸かなかったり、漏電して漏電ブレーカーが落ちたりします。電気ヒーターは漏電が起きやすい部品で、漏電ブレーカーが落ちたときは最初に疑うのが重要です。

電気ヒーターの故障は、使用年数の経過による経年劣化や水質などが原因です。
逃し弁・配管接合部分
電気温水器の逃し弁・配管接合部分の修理にかかる費用は、50,000円~です。水漏れやお湯の温度が低いときは、逃し弁・配管接合部分の故障が疑われます。
電気温水器の配管接合部分には逃し弁や減圧弁、ゴムパッキンが取り付けられています。逃し弁は貯湯タンク内の圧力を外に逃がす、減圧弁は水圧を調整して一定に保つ役割を果たしている部品です。

配管接合部分の故障の主な原因には、経年劣化や施工ミスがあげられます。
電気温水器の配管接合部分は部品のなかでも消耗が激しいため、定期的にメンテナンスを行ってトラブルを未然に防ぐのが重要です。
修理が頻発するなら電気温水器を交換した方がお得かも?

修理が頻発する場合、電気温水器の交換を検討するのも選択肢の1つです。修理が頻発する電気温水器を使用し続けても修理の費用がかさんだり、機能低下によってランニングコストが増えたりなどデメリットしかありません。

何度も修理するより交換した方が、出費を抑えられて結果的にお得です。
電気温水器の工事費込みの費用相場は、180,000~400,000円です。修理の費用は、貯湯タンクの容量や搭載されている機能によって変動します。追加で工事が必要な場合は、別途費用がかかります。
機器 | 工事費込みの費用相場 |
---|---|
電気温水器 | 180,000~400,000円 |
エコキュート | 400,000~500,000円 |
電気代を抑えたい方や環境に優しい機器を使用したい方には、エコキュートがおすすめです。エコキュートは電気と大気中の熱を利用してお湯を沸かす仕組みで、電気代を節約できます。予算や求める機能に応じて、適した機器を選択するのが重要です。

エコキュートは補助金の対象で、最大130,000円が交付されます。
エコキュートの工事費込みの交換費用相場に関する詳しい情報を見る
電気温水器を買い替えるときの値段相場やタイミングに関する詳しい情報を見る
電気温水器を10年以上使い続けているなら修理より交換がおすすめ


電気温水器の寿命は、10~15年です。
10年経過した電気温水器は、各部品の経年劣化で故障が起こりやすくなっています。一旦修理をしても、他の箇所ですぐに不具合が発生する可能性が高いです。何度も修理代を支払うのは、費用面の負担増大につながります。
寿命が近付いている電気温水器を使用し続けるのは、不具合が頻発したりいきなり動かなくなったりするリスクもあります。10年以上経過した電気温水器で故障とみられる症状が現れたときは、修理より交換を検討するのが賢明です。

最新の電気温水器に交換すれば、経年劣化による故障とは無縁の生活を送れます。
修理後も電気温水器をトラブルなく使うなら日頃のメンテナンスが大切

修理した電気温水器を長く使用し続けるなら、日頃からメンテナンス(点検・修理)が重要です。電気温水器を使用し続けると、内部に汚れが蓄積します。定期的にメンテナンスを行って、機器の状態をチェックしたり汚れを除去したりするのが必要です。
電気温水器 | メンテナンスの方法 |
---|---|
水漏れの点検 | 貯湯タンクまたは周辺に水漏れがないか目視で確認する |
漏電遮断器の動作点検 | 1.本体の操作カバーを開ける 2.漏電遮断器のテストボタンを押す 3.漏電遮断器が切になるか確認する 4.漏電遮断器を入にして、操作カバーを閉める |
逃し弁の点検 | 1.逃し弁の点検ふたを開ける 2.逃し弁のレバーを上げる 3.排水管からお湯または水が出ているか確認する 4.逃し弁のレバーを下げて、お湯または水が止まるか確認する 5.逃し弁の点検ふたを閉める |
貯湯タンクの掃除 | 1.本体の操作カバーを開けて、漏電遮断器を切にする 2.給水配管専用止水栓を閉める 3.逃し弁のレバーを上げる 4.排水管を開けて、1~2分排水する 5.給水配管専用止水栓を開ける 6.逃し弁のレバーを下げる 7.漏電遮断器を入にして、本体の操作カバーを閉める |
浴槽フィルターの掃除 | 1.大きなゴミを取り除く 2.歯ブラシで汚れを落とす |
ふろ配管の掃除 | 1.ふろ配管用洗剤またはメーカー推奨の洗浄剤を購入する 2.浴槽にお湯をためて、洗剤を投入する 3.追いだきをして、しばらくつけ置きする 4.一度排水をしてから、再度お湯をためる 5.追いだきをして、排水する |
メンテナンスを行うと寿命を伸ばせたり、ちょっとした異変に気づくきっかけにつながったりします。

常に清潔な状態を維持すれば、身体への悪影響を心配する必要もありません。
メンテナンスの頻度は日常的から汚れが気になったとき、半年~1年の数回など箇所によって異なります。掃除の頻度は貯湯タンクが年に2~3回、浴槽フィルターは使用後毎回、ふろ配管が半年に1回程度が目安です。
電気温水器の修理は信頼できる業者へ依頼しよう

電気温水器を修理するならスピーディーな対応と独自の保証制度、豊富な実績をもつ専門の業者に依頼します。電気温水器の使用年数によっては修理より交換が推奨されるため、自身の状況に適した方法を選択するのが重要です。
電気温水器の修理・交換は、ミズテックにお気軽にご相談ください。お急ぎの場合は現地の状況を写真で送るだけで、最終見積もりまで案内できます。スピード感のある対応で、電気温水器の不具合を今すぐどうにかしたい方も安心です。
ミズテックはメーカーや一家店からの一括仕入れで、格安価格での提供を実現しています。

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10年以上使用している電気温水器の交換を検討している方や、最新の電気温水器をお手頃価格で購入したい方にもおすすめです。