「浴室乾燥機で洗濯物を乾かすのにどのくらい時間かかるの?」
「入浴後に浴室乾燥機を使用しても大丈夫なのか心配…」
このような疑問やお悩みはございませんか?
浴室乾燥機を入浴後すぐに使用すれば、浴室のカビ・結露予防になり、余熱を使うことで乾燥機がすぐに稼働し電気代の節約にもなります。
本記事では浴室乾燥機で洗濯物を乾かすのに必要な時間や時短テクニックなどを紹介します。
最後まで読めば浴室乾燥機で洗濯物を早く乾かす方法を理解し、電気代を節約するコツも身につけられるので、ぜひ参考にしてください。
目次
浴室乾燥機を入浴後すぐに使用すると効果的!

浴室乾燥機は、入浴後すぐに使うことで高い効果を発揮します。理由は以下の3つです。
入浴後すぐに浴室乾燥機を使うメリットについて詳しく解説します。
湿気を逃さず乾燥できるベストなタイミング
入浴後すぐは浴室内の湿度が最も高い状態であり、この瞬間に乾燥機能を稼働させると効率的に湿気を排出できます。
湯気で満たされた空間をそのまま放置すると、壁や天井に水滴として付着し、乾燥に余計な時間とエネルギーが必要です。

とく冬場は室温が低く湿気が結露しやすいため、入浴直後の乾燥が効果的です。
また、浴室内の余熱を活用できるため、乾燥機の立ち上がりが早く消費電力の節約にもつながります。
浴室が温かいうちに乾燥を始めると、湿気が抜けやすく時短にもつながるでしょう。
浴室内のカビ予防に効果的
入浴後すぐに乾燥機を使用することは、カビ対策として非常に有効です。
湿度が70%を超えるとカビが広がりやすく、浴室はとくに増えやすい場所です。
入浴後に乾燥機を使わずに放置すると水分がカビの栄養源となり、数時間でカビの繁殖が始まることも珍しくありません。

乾燥機能を即座に稼働させればカビの発生を抑え、浴室を清潔に保てます。
目に見えない隙間や排水口周辺は湿気がこもりやすく、手拭きでは完全に乾かすことが難しいでしょう。
湿気がたまりやすい排水口周辺も、乾燥機ならムラなく乾かせて安心です。
ヒートショックの予防
入浴後すぐに浴室乾燥機を使用することは、ヒートショック予防にも効果的です。
冬の入浴後に体が急に冷えると、血圧が変動してヒートショックを起こす危険があります。
入浴後に乾燥機の温風機能を使えば、浴室から出るまでの間、室温を一定に保てるため、急激な温度変化を防げます。

お年寄りや体調に不安のある方がいる家庭では、入浴後すぐに乾燥機を使うと、温度差がやわらぎ安心です。
また、体が濡れた状態での急激な冷えも防ぐため、風邪の予防にもつながります。
浴室乾燥機を入浴後すぐに使用する際の注意点

入浴後すぐに浴室乾燥機を使うことは効率的ですが、注意点を押さえておくことで、より効果的に使用できます。
快適な浴室環境を維持するためのポイントを解説します。
換気扇との併用はNG
浴室乾燥機と換気扇を同じタイミングでの使用は避けるべきです。
乾燥中に換気扇を回すと、温風が外に出てしまい乾きにくくなります。
入浴直後は湿度が高く、乾燥機の温風で効率的に湿気を飛ばしたいタイミングです。しかし、換気扇との併用では効果が半減するため非効率です。

多くの浴室乾燥機には換気機能が内蔵されており、温風と換気のバランスが最適化されています。
同時運転は機器に不要な負荷をかけるため、故障の原因になります。
入浴後は「乾燥モード」だけを使い、換気は機械に任せるのが一番効率的です。
フィルターは月1回を目安に掃除
浴室乾燥機のフィルターは定期的な掃除が欠かせません。
フィルターにホコリや髪の毛が詰まると、風量が低下して乾燥効率が悪くなり、余計な電気代がかかります。
掃除の手順は以下のとおりです。
- フィルターを取り外す
- 掃除機でホコリを吸い取る
- 水洗いして、しっかり乾かしてから取り付ける
入浴後すぐの使用は、ホコリや髪の毛を吸いやすくなるため、こまめなフィルター掃除が大切です。
定期的なメンテナンスで機器の性能を維持しましょう。
浴室乾燥機で洗濯物を乾かすのに必要な時間

浴室乾燥機で洗濯物を乾かすのに必要な時間は、2〜4時間前後です。
浴室乾燥機の稼働時間には以下の要因が関係します。
- 洗濯物を干す量
- 衣類の種類
- 浴室内の広さ
浴室乾燥機を使って1回あたりに乾かせる洗濯物の量は、2〜3kgが目安です。
洗濯物は1人分で約1.5kgなので浴室乾燥機なら、まとめて2人分ほど乾燥可能です。
なお、浴室の広さや換気性能も影響するため、リフォームを検討中の方は乾燥効率を意識した設計にするとよいでしょう。

2人分以上の洗濯物をまとめて干すと、浴室乾燥機の稼働時間が長くなり、光熱費が上がります。
ジーンズやパーカーなど厚手の服は乾きにくいので、干す量を調整すれば時短が可能です。
浴室乾燥機が設置されている浴室が広い場合は、浴室内の湿気取りに時間を要するため、トータルの稼働時間が長くなります。
乾燥時間は条件によって変わるため、機種ごとの適量や干し方を確認して使いましょう。
浴室乾燥機の電気代の目安

浴室乾燥機は便利な設備ですが、使う頻度によっては電気代が高くなる場合があります。
以下の表では、一般的な浴室乾燥機の電気代について主要な数値をまとめました。
一般的な使用状況の参考になるため、確認しておきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
1時間あたりの電気代 | 約37〜62円 (消費電力1,200W〜2,000Wの場合) |
夏季の使用例 | 約3時間使用で111〜186円 |
冬季の使用例 | 約5時間使用で185〜310円 |
月間電気代の目安 | 約3,000円〜10,000円 (使用頻度や家族構成による) |
節約方法 | ・浴室内の水気を拭き取る ・フィルターを定期的に掃除する ・洗濯物を適切な間隔で干す |
季節や使用環境によって電気代は大きく変わります。冬季は乾燥に時間がかかるため、電気代が高くなる傾向です。
効率的な使用を心がけることで、光熱費を抑えながら浴室乾燥機の便利さを最大限に活用できるでしょう。
省エネ乾燥機への交換リフォームは、光熱費の節約につながります。
【時短】浴室乾燥機で時間をかけずに乾かす方法5選

浴室乾燥機で効率よく乾かすには、次の5つのポイントが効果的です
浴室乾燥機で洗濯物を乾かす時間は、使い方次第によって時短できます。
浴室乾燥機を使っている人にも、検討中の人にも役立つ情報をまとめました。
新築やリフォームで浴室乾燥機を検討されている方は、参考にしてください。
浴室内の水気を拭き取る
浴室乾燥機を使う前に浴室内の水気を拭き取ることで、湿気取りにかかる時間を短縮できます。
以下のような便利アイテムを使えば、より早く拭き取りが可能です。
- 吸水スポンジ
- 水切りワイパー
浴室乾燥機を使う前に、壁や床の水気を拭き取る習慣を取り入れてみましょう。
空気の通り道を作る
浴室乾燥機で洗濯物を効率よく乾かす方法としては、浴室のトビラを数センチ開けて風の通り道を作るのも有効です。
浴室乾燥機は浴室内の湿気を換気口のみから排出しているため、トビラを数センチ開けるだけで新たに1箇所換気口を作り出せます。
洗濯物から発生する湿気を排出できる換気口が増えると、乾く時間が短縮します。
一方で、以下の点には注意が必要です。
- ドアを開けすぎること
- 乾燥モードの使用中はドアを開けない
乾燥モードを使用中は、温風を浴室内に循環させることで、乾燥効率を最大化できます。
浴室乾燥機の使用方法に応じて使いわけましょう。
洗濯物を干す間隔をあける
浴室乾燥機を使って洗濯物を乾かすときは、洗濯物を干す間隔を5〜10cm程度あけ、風を通り抜けるようにしましょう。
洗濯物の間に隙間がないと空気が循環せず、うまく乾きません。乾き残しの原因となります。

洗濯物同士の間隔があけられると衣類の水気・湿気を放出しやすくなり、浴室内全体の空気が循環しやすくなります。
浴室乾燥機は洗濯物の間隔を意識して干すだけで乾くスピードが変わるので、試してみてください。
衣類の種類によって場所を変える
浴室乾燥機で洗濯物を乾かす時間は、衣類の種類によっても変わります。
乾くのに時間がかかる衣類は、以下のとおりです。
- ニット
- ジーンズ
- ダウンジャケット
- フード付きパーカー
上記のような厚手の衣類を浴室乾燥機で乾かすなら、風が直接当たる場所に配置しましょう。
たとえば、天井埋め込み型ならジーンズは乾燥機の真下に干すと風がよく当たり、早く乾きます。
シャツや下着などの薄手の衣類は端へ配置し、厚手の衣類を真ん中に持ってくれば効率よく乾かせるでしょう。
サーキュレーターを併用する
浴室乾燥機だけでは洗濯物を乾かす時間は大きく変えられないため、サーキュレーターの併用も1つの手段です。
浴室乾燥機とサーキュレーターを併用すると、風量は強くなり浴室内の空気も効率的に循環するので、洗濯物を早く乾かせます。
サーキュレーターを設置するのに効果的な場所は、風呂フタの上や浴室内の床です。

注意点としてサーキュレーターは漏電するリスクがあるので、浴室内の水を拭き取ってから使用してください。
また、電源が取れない場合は、コードレスのサーキュレーターを選択肢に入れてもいいでしょう。
浴室乾燥機で洗濯物を乾かす時間がかかる原因

浴室乾燥機で洗濯物を乾かす時間がかかるのは、以下の3つが主な原因です。
日常的に確認することで、スムーズな乾燥が可能になります。
浴室乾燥機のフィルターが目詰まりしている
浴室乾燥機のフィルターが目詰まりしていると、浴室内の空気をうまく循環できず、乾燥機能が低下します。
浴室乾燥機のフィルターにはホコリやカビが付着しやすいため、定期的な清掃で目詰まりを防ぎましょう。

フィルターを掃除するときは柔らかいスポンジやブラシを使って優しく洗い、浴室乾燥機本体もタオルで拭きましょう。
浴室乾燥機の掃除を怠ると不衛生な空気を循環させる原因になるので、清潔に保ちながら使用してください。
洗濯物を干す量が多すぎる
浴室乾燥機は洗濯物の量が多いほど乾かす時間がかかり、乾き残しを起こす原因になります。
たとえば、4人分の洗濯物がある場合、2人分ずつに分けて干すのがおすすめです。
浴室乾燥機の機種や製造メーカーによっても1回で乾かせる量の目安が変わるので、カタログや取扱説明書をチェックしてください。
乾燥モードになっていない
浴室乾燥機を使う際に乾燥モードにし忘れていると、洗濯物は一向に乾きません。
乾燥モードを適切に活用することで、効率的に洗濯物を乾かし、時間や電気代の節約が可能です。
浴室乾燥機には、以下のようなモードが搭載されています。
機能 | 説明 | 主な用途 |
---|---|---|
乾燥 | 風を浴室内に循環させ、湿気を室外に排出し洗濯物や浴室を乾燥させる機能 | ・洗濯物の乾燥 ・浴室の湿気除去 |
換気 | 浴室内の湿気や空気を外に排出し、空気を入れ替える機能 | ・湿気除去 ・カビ防止 |
暖房 | ヒーターや温風で浴室全体を温める機能 | ・冬場の入浴前の予備暖房 ・ヒートショック防止 |
涼風 | 浴室内の空気を循環させ、湿気を外に排出しながら涼しい風を送る機能 | ・夏場の入浴時の快適性 ・湿気除去 |
浴室乾燥機で洗濯物を乾かすときは、リモコンを使って乾燥モードへの切り替えが必要です。
乾燥モードへの変更を忘れることがあるので、浴室乾燥機を使うときはモードが変わっているかを毎回チェックしましょう。
浴室乾燥機を入浴後にすぐに利用して洗濯時間を減らそう

浴室乾燥機は入浴後すぐに使用するのが最も効率的です。
湿気が多い状態で乾燥機能を稼働させれば、浴室のカビ防止や結露予防になり、温かい空気を利用して効率よく洗濯物を乾かせます。
ただし、使用時には換気扇との併用を避け、定期的なフィルター掃除を行うことが大切です。
洗濯物を干す際は適切な間隔をあけ、衣類の種類に応じて配置を工夫すると乾燥時間を短縮が可能です。
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