「日立のエコキュートって実際どうなの?評判は?」
上記のようにエコキュートのメーカー選びに関して悩んでいる方も多いでしょう。
日立といえば日本が誇る世界的な電機メーカーですが、エコキュートの性能の良さ・省エネ性の高さでも人気を博しています。エコキュートへの買い替えに際して日立が気になっている人も多いと思いますが、実際に日立のエコキュートはどんな製品であり、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
この記事では、日立製エコキュートに関して口コミ・評判をチェックし、メリット・デメリット、他社との違いを紐解きます。この記事が、あなたのエコキュートのメーカー選びの一助となれば幸いです。
目次
日立のエコキュートとは?
日立といえば、世界有数の電機メーカーとして冷蔵庫や電子レンジ・IHクッキングヒーターなど様々な人気製品を輩出してきました。総合力のあるブランドとしてエコキュートに関しても、性能の高さと操作性の良さで人気を博しています。日立がエコキュート業界に参入したのは2003年のことですが、これは2001年にコロナ社が世界初のエコキュートをリリースしてから2年に満たない間のことでした。
ウレタンクで耐久性と省エネ性に優れている上に、パワフル給湯で水圧も申し分ないなど、日立エコキュートは様々な観点で高く評価されています。そんな日立エコキュートを使った人の評判や口コミ、さらには他社製エコキュートと比較した際のデメリットなども踏まえ、ご自身に合った機種を選びたいものです。
日立エコキュートを使った人の評判・口コミ
日立エコキュートを使った人の評判・口コミは下記の通りです。
悪い評判・口コミ
日立エコキュートの悪い評判としては、下記のようなものが挙げられます。
前のエコキュートは水圧が緩く不満だったが、この日立の水道直圧は申し分無く、シャンプーの泡切れが良くなりました。使用水量がリモコンパネルに表示されないのが残念。
リモコンパネル液晶が少し奥にあるのか、角度がついて見ると文字や絵が見にくくなります。それ以外は全く使い勝手良いエコキュートです。(引用:楽天市場)
上記は、日立製エコキュートの「使用水量がリモコンに表示されない点が残念」という口コミです。水圧の強さでは高く評価しているものの、リモコンの視認性などは改善の余地ありと感じる人もいるようです。
ただし、リモコンの液晶の見やすさ・使いやすさよりも水圧の強さなどを重視したい人にとって、日立製エコキュートはおすすめと言えるでしょう。
良い評判・口コミ
日立エコキュートは、下記のような良い評判・口コミを得ていました。
噂どおりの水圧の強さに感激しました。食器洗いもはかどりそうです。
(引用:楽天市場)
上記は、「日立エコキュートの水圧が強くてよかった」という口コミです。エコキュートは水圧の弱さが懸念点として挙げられることも多いですが、日立製であれば食器洗いも満足に行えるほどの水圧で満足するユーザーもいるようです。
今回の商品は、水道直圧式で水圧がとても強いです。エコキュートで飲めるお湯が出るのは日立製だけとの事。入浴剤も使用できます。
お湯張りがすごく早く、お風呂がとても気持ちいいと主人も絶賛!(引用:楽天市場)
上記は、日立製エコキュートの「水道直圧式による水圧の強さ」と「飲用できる」点を評価する口コミです。飲めるほど清潔なお湯を作れる点は、日立製エコキュートが他メーカーよりも優れている点の一つだと言えるでしょう。
日立エコキュートの特徴5選
続いて、日立エコキュートの特徴5選をチェックしましょう。
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断熱性・耐震性の強いウレタンクを使用
日立製エコキュートの特徴としては、ウレタンクを使用しており耐熱性・耐震性が強い点が挙げられます。日立エコキュートの貯湯タンクは、ウレタンフォームを使用したウレタンク仕様となっており、断熱性に優れています。従来の発泡スチロールよりもお湯が冷めにくいため、保温や沸き直しにかかるコストを削減できる点がメリットです。また、耐震性にも優れており、災害に備えた製品を選びたい人にもおすすめです。
ナイアガラ出湯(直圧式)など4種類から選べる
日立製エコキュートには、水道直圧式の「ナイアガラ出湯」を含む4種類から選べるという特徴もあります。日立のエコキュートは、下記の4種類から好きなものを選ぶことが可能です。
- ナイアガラ出湯(水道直圧給湯)・フルオート
- ナイアガラタフネス(水道直圧給湯・高硬度水道水・井戸水対応)・フルオート
- フルオート
- 給湯専用
上記のうち、ナイアガラ出湯やナイアガラタフネスであれば、水道直圧のため強い水圧のシャワーを楽しむことができます。一般的なエコキュートは貯湯式のためガス給湯器などに比べて水圧が弱い点がネックですが、日立のナイアガラ出湯・ナイアガラタフネスであれば、エコキュートのデメリットを補えるでしょう。
寒冷地・塩害地・井戸水に対応した機種も
日立製エコキュートには、寒冷地・塩害地や井戸水に対応した機種もあります。既述のナイアガラタフネスは、水道直圧式であることに加え、高硬度水道水や井戸水にも対応しているというメリットがあります。
他にも、寒冷地対応エコキュートや塩害地仕様のエコキュートもあるなど、様々な環境に合わせた製品を取り揃えている点がメリットです。寒冷地や塩害地に住んでいるため、使用できる給湯器が限られて困っていたという人は、日立製エコキュートをぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
インテリジェント制御で3種の設定を選べる
日立エコキュートの特徴としては、インテリジェント制御も挙げられます。インテリジェント制御機能とは、過去7日間の使用湯量を学習して平均値を取り、適切な湯量を沸かしてくれるという機能です。また、おまかせ設定ボタンを押すだけで、下記の3種の設定を選べる点も魅力です。
- おまかせ節約
- おまかせ小世帯
- おまかせ多め
給湯コストを節約したいときやお湯を多めに沸かす必要がある時などシチュエーション別に上記の設定を使い分けられるため、利便性が高いです。
日立エコキュートアプリで太陽光発電利用沸き上げも可能
日立エコキュートは、専用アプリを用いて太陽光発電を利用した沸き上げも可能となっています。エコキュートでは基本的に電気単価の安い深夜にお湯を作りますが、自宅の太陽光発電による余剰電力を使えば昼間に沸き上げを行うことも可能です。
翌日の天気予報を確認して翌日の昼間に沸き上げ時間を設定できる上に、天気予報が外れた場合当日に太陽光発電による沸き増しを行うこともできます。また、季節や太陽光発電による発電量に合わせた設定ができる点も魅力です。太陽光発電を使っている人・エコキュートと同時に導入予定の人にも、日立エコキュートは向いています。
日立エコキュートのメリット3選
ここでは、日立エコキュートのメリット3点をチェックします。
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水道直圧給湯の機種も選べる
日立エコキュートには、水道直圧給湯の機種を選べるというメリットがあります。通常であればエコキュートは直圧式ではなく、水圧の弱さがネックとなります。
水道直圧給湯タイプのナイアガラ出湯やナイアガラタフネスなどの機種を選べるため、水圧に不満があったという人でも満足できることでしょう。ナイアガラタフネスは、井戸水対応である点も魅力です。
ライフスタイルに合わせた沸き上げが可能
日立エコキュートでは、昼間シフト機能などを活用してライフスタイルに合わせた沸き上げが可能な点もメリットとなっています。太陽光発電と組み合わせて昼間の沸き上げもお得に行えるため、家族人数が多く様々なライフスタイルを送っているという家庭にはメリットが大きいです。
また、インテリジェント制御によって「おまかせ節約」「おまかせ小世帯」「おまかせ多め」の3つの設定を使い分けられます。様々な世代や生活スタイルの家族が一堂に会する過程でこそ、日立は本領を発揮すると言えます。
貯湯ユニットや配管内を清潔に保ちやすい
日立エコキュートには、貯湯ユニットや配管内を清潔に保ちやすいというメリットもあります。これは、日立エコキュートに下記のような機能が搭載されているためです。
- きらりUVクリーン:除菌効果が高い
- ステンレス・クリーン自動洗浄システム
上記のように、除菌効果が高い仕様である上に自動洗浄システムもあるため、貯湯ユニットや配管内を清潔に保ちやすいです。長く使い続ける給湯機器だからこそ、清潔に気持ちよく使いたいという人にこそ、日立製エコキュートは向いているでしょう。
日立エコキュートのデメリット3選
続いて、日立製エコキュートのデメリット3点を確認しましょう。
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導入コストが高い(特に直圧式)
日立製エコキュートのデメリットとしてはまず、導入コストの高さが挙げられます。エコキュートの費用相場は30~70万年ですが、日立製エコキュートの中でも直圧式の機種は50万円以上の費用がかかるケースも多いです。
ナイアガラ出湯やナイアガラタフネスなどは高性能で人気ですが、費用がかさんでしまう点はデメリットです。予算を十分に確保しておくこと、また少しでも安い業者を見つけることが重要だと言えます。
井戸水を使用する場合は水質検査が必要
日立製エコキュートのデメリットとしては、井戸水使用の際には水質検査が必要な点も挙げられます。日立製エコキュートでは一部機種において井戸水でも使用可能という特徴がありますが。あくまで事前の水質検査は必須です。
この検査のために、エコキュート購入前に別途検査キットを購入し、水質のセルフチェックが必要です。とはいえ、検査さえクリアすれば井戸水などであっても使用可能な機種がある点は、日立製エコキュートの大きなメリットでしょう。
濁りのある入浴剤は使えない
日立製エコキュートのデメリットとしては、濁りのある入浴剤は使えない点も挙げられます。日立製エコキュートで使用できる入浴剤は、下記のように多岐に渡ります。
- バブ
- バスクリン
- きき湯
- バスロマン
上記のように4つの主要ブランドの入浴剤が使えるのはありがたいものですが、いずれの入浴剤に関しても濁りタイプは使用することができません。推奨されていない入浴剤の使用は給湯器の寿命を早めるため注意してください。
日立と他メーカー3社のエコキュートの性能や価格相場を比較
日立 | パナソニック | 三菱電機 | ダイキン | |
シェア率 | △ | ○ | ◎ | △ |
特徴 |
・ナイアガラ出湯 |
・エコナビでセンサー感知 ・温浴セレクト |
・かしこい沸き上げモード ・バブルおそうじ |
・業界トップの給湯能力 ・ウルトラファインバブル入浴 |
続いて、日立と人気3社のエコキュートを比較しましょう。各社のエコキュートの特徴、日立生徒の違いは下記の通りです。
日立エコキュートとパナソニックエコキュートを比較
パナソニックエコキュートの特徴を挙げると、下記の通りです。
- エコナビ:センサーで入室・退室を管理
- ぬくもりチャージ:お湯を再利用
- ソーラーチャージ:太陽光発電を活用
- 温浴セレクト:適切な温度での入浴
上記のような特徴を持つパナソニックエコキュートは、シェア率の高いメーカーの給湯器で省エネ・ecoを実践したい人に向いています。
日立エコキュートと三菱エコキュートを比較
三菱エコキュートの特徴を挙げると、下記の通りです。
- かしこい沸き上げモード:自動でお湯の沸き上げ量を調節
- バブルおそうじ:配管洗浄機能
- サーモジャケットタンク:タンクの保温性アップ
- ホットりたーん:お湯の熱を再利用
三菱電機エコキュートは、シェア率が最も高い人気メーカーの製品を求めている人や自動機能を重視したい人に向いています。
日立エコキュートとダイキンエコキュートを比較
ダイキンエコキュートの特徴を挙げると、下記の通りです。
- 業界トップクラスの給湯能力:320kPa
- ウルトラファインバブル入浴:快適な温浴タイムを演出
- 昼間シフト機能搭載:太陽光発電活用可
- ヒートポンプユニットの別売りあり
上記のような特徴を持つダイキンエコキュートは、給湯能力にこだわりつつ湯冷め防止や太陽光発電機能にも妥協したくない人におすすめです。
日立エコキュートのカタログ2023年から人気製品を紹介
ここでは、日立エコキュートの2023年のカタログから人気製品を取り上げます。2023年カタログの中でも特に人気なのは、下記の製品です。
- BHP-FV46WD:[水道直圧給湯]フルオート 標準タンク(高効率)ナイアガラ出湯
- BHP-FW46WD:[水道直圧給湯]フルオート 標準タンク (高硬度水道水・井戸水対応) ナイアガラタフネス
上記のように、フルオートかつ日立ならではのナイアガラ出湯・ナイアガラタフネスの機能を搭載した機種は特に人気となっています。日立製エコキュートの中でも特に性能のよい製品を求めるという人は、上記の人気最新機種をチェックしてみてはいかがでしょうか。
なお、上記2機種やその他の機種に関してもタンク容量は選ぶことが可能です。家族人数やライフスタイルに合ったタイプを選んでみてください。
日立エコキュートをお得に購入する方法
エコキュートの初期費用は高くなってしまうことが多いため、少しでも費用を抑える方法を知りたいものです。ここでは、日立製エコキュートをお得に購入する方法をチェックしましょう。
無資格や訪問販売の悪徳業者を避ける
日立エコキュートをお得に購入するためには、無資格業者や訪問販売の悪徳業者を避ける必要があります。悪徳業者に交換工事を依頼した場合、下記のようなトラブルに見舞われる可能性もあります。
- 工事に不備があり再工事で余計な費用がかかる
- 訪問販売により相場以上の価格で給湯器を売りつけられる
上記のようなトラブルによって、必要以上に費用が発生するケースも多いです。少しでもお得にエコキュートを購入するためにはまず、余計な費用がかからないように悪徳業者を避けましょう。
割引率の高い給湯器交換業者に依頼する
日立エコキュートをお得に入手するためには、割引率の高い業者に依頼するのも重要です。エコキュートの提供価格は業者ごとに異なります。一般的にはメーカー希望小売価格の5~7割程度で販売する業者が多いですが、割引率と当該割引率が適用されるメーカー・機種は違うものです。
希望する日立エコキュートの製品に対して、高い割引率を適用してくれる業者に依頼することで、少しでも本体価格を安くできます。エコキュートの交換工事を行う業者を選ぶ際には、業者ごとの料金体系と割引率を必ず確認してください。その上で、日立エコキュートに対する割引率が高い業者を選びましょう。
保証をつけてトータルコストを抑える
日立エコキュートにかかるトータルコストを抑えるためには、保証をつけて無駄な修理工事費用を削減することも重要です。エコキュートはイニシャルコストの高い機器ですが、寿命目安は約10年となっており、10年近く使用し続けるものです。
保証がないまま使用してしまうと、不具合が生じた際の修理費用がかさんでしまいます。10年という寿命目安を基準にして5~10年間の保証をつけられれば、不具合や故障が生じたときでも安心でしょう。
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日立製エコキュートに関しても、下記のような特別価格での提供が可能です。
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日立エコキュートに関してよくある質問
最後に、日立エコキュートに関してよくある2つの質問をチェックしましょう。
日立エコキュートは故障が多い?
日立エコキュートは、他社製メーカーに比べて一概に故障が多いとは言えません。使い方や機種によっては故障が多いと感じるケースもありますが、シェア率は三菱電機やパナソニックの方が高く、台数の多いメーカーの方が故障数が多くなる傾向にあります。とは言っても、特定のメーカーが故障しやすいというわけではありません。
また、日立エコキュートはウレタンクを使用しており、強度の高い仕様となっています。この点を考慮すると、日立製エコキュートは長持ちする製品を選びたい人にもおすすめだと言えるでしょう。
日立エコキュートは価格値上げした?
エコキュートの価格は、新型コロナウイルスやロシア・ウクライナ情勢などの煽りを受ける形で値上がりが続いています。日立エコキュートも例に漏れず値上げの対象となってしまいました。具体的には、家庭用エコキュートUシリーズ(薄型のみT型で2種類)が2022年6月に順次発売となりましたが、これは原材料費高騰による価格改定に伴うものです。
エコキュートが値上がりしている今重要なのは、少しでも安い業者を探して工事を依頼すること、これ以上値上がりが悪化する前に少しでも安い製品を確保しておくことでしょう。
まとめ
この記事では、日立エコキュートの評判やメリット・デメリットについて詳しく見てきました。日立エコキュートは、ウレタンク使用で強度が高い上に、ナイアガラ出湯などの機能も人気となっています。水圧や強度にこだわりたい人、あるいは井戸水などを使用している人には日立製エコキュートが向いていると言えます。ミズテックでは、各メーカーのエコキュート・エコジョーズや石油給湯器など様々な製品を取り揃えています。給湯器交換にお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。