「お風呂の給湯が自動で止まらない！」
お風呂の給湯・自動お湯はりが止まらず、困ったことはありませんか？
本記事では、お風呂の給湯・自動お湯はりでよくあるトラブルや原因を解説します。
また、早く解決したい、プロのスタッフにチェックしてもらいたいという場合は、ミズテックにご相談ください！
【お風呂の給湯・自動お湯はりが止まらない原因】
- 給湯器が故障している
- 浴槽内に残り湯がある
- 循環アダプターの掃除不足
- 設定湯量が多すぎる
- お湯はり中に入浴した
- お湯はり中に設定湯量を変更した
- お湯はり中に給湯器リモコンの電源を操作した
- 浴槽形状の記憶が正しくない
- 入浴剤を使用している
なお、ご自分で原因究明するのが難しいと感じる方は、お気軽に弊社までご相談ください。状況に応じて、アドバイスや点検等の対応をさせていただきます。
目次
お風呂の自動お湯張りがあふれる！止まらない原因は？
お風呂の自動お湯はりでお湯があふれる原因は、主に2つのパターンに分けることができます。
給湯器が故障している
給湯器内部の部品の経年劣化による故障の場合は、業者による点検・修理をご依頼ください。
ミズテックは、専門資格を持ったスタッフが最短30分で駆けつけます。ぜひご相談ください！
自動お湯はりの問題
自動お湯はり設定の問題については、以下の項目をチェックしましょう。
- 浴槽内に残り湯がある
- 循環アダプターの掃除不足
- 設定湯量が多すぎる
- お湯はり中に入浴した
- お湯はり中に設定湯量を変更した
- お湯はり中に給湯器リモコンの電源を操作した
- 浴槽形状の記憶が正しくない
- 入浴剤を使用している
浴槽内に残り湯がある
浴槽内に残り湯がある状態でお湯はりをすると、お湯があふれてしまうことがあります。
自動でお湯はりするガス給湯器には、「フルオート(全自動)タイプ」と「オート(自動)タイプ」の2種類があり、タイプの違いによって原因や対処法が異なります。
| お湯はりのタイプ | 機能 | お湯はりの方法 |
| フルオート | お湯はり・おいだき・保温・たし湯の機能が全て自動 | 初期に記憶した水位を基準にお湯を張る |
| オート | お湯はり・おいだき・保温までの機能が自動 | リモコンで設定した湯量でお湯を張る |
フルオートとオート、どちらも浴槽の残り湯の量によっては、お湯があふれてしまいます。残り湯の量による対処法の違いを見てみましょう。
■フルオートの場合
原因：浴槽にお湯がたくさん残っている状態で自動お湯はりを行った
対策：浴槽内に十分な湯量がある状態で自動お湯はりを行わない
残り湯の早期検知のために、お湯はり開始時に数リットルのお湯を排出して残り湯を確認するため、お湯があふれることがあります。
浴槽内に十分な湯量がある状態で自動お湯はりを行わないようにしましょう。
■フルオート／オートの場合
原因：浴槽内に若干の残り湯がある状態で自動お湯はりを行った
対策：残り湯がない状態でお湯はりを行う
浴槽内についている、お湯が出る丸い部分を「循環アダプター」といいます。
残り湯の水位が循環アダプターより低い状態で自動お湯はりをおこなうと、残り湯が感知されず、残り湯の分だけ水位が高くなってしまいます。
循環アダプターの掃除不足
対策：循環アダプターを週に一度掃除する
ガス給湯器のタイプに関係なく、循環アダプターのフィルターに髪の毛などの異物が詰まると、「浴槽内の湯量が少ない！」と循環アダプターが誤って判断し、水位が高くなります。
また、フィルターが詰まっているせいで給湯器と浴槽とのお湯の行き来がうまくいかず、追い炊きの速度が落ちるなどの弊害もあります。
そのため、毎日お湯に浸かる方は、循環アダプターを週に一度は掃除しましょう。フィルターを外し、フィルターの網目に詰まった異物を歯ブラシなどで取り除きます。
そのとき、循環アダプター本体は動かさず、取り付けられた状態で異物の付着を落としてください。
設定湯量が多すぎる
対策：浴槽サイズにあった湯量に設定する
一般家庭の浴槽の容量は、200～280リットルがほとんどです。
ご家庭の浴槽サイズに合わせて、ガス給湯器のリモコンで湯量を設定し直しましょう。
メーカーにもよりますが、浴室内のリモコンでのみ操作が可能である場合がほとんどです。
お湯はり中に入浴した
対策：湯はりが完了するまで浴槽に入らない
フルオート給湯器でのお湯はり中に人が浴槽に入ると、正しい水位が検知できず、お湯があふれることがあります。
そのため、自動お湯はり中は、湯はりが完了するまで浴槽に入らずに待ちましょう。
お湯はり中に設定湯量を変更した
対策：お湯はり完了を待つ
「お湯が少ないかも」と思ってお湯はり中に湯量を変更すると、お湯があふれることがあります。
まずはお湯はり完了を待ちましょう。それでもお湯が少ない場合は、蛇口やシャワー、手動たし湯で湯量を調整してください。
お湯はり中に給湯器リモコンの電源を操作した
対策：お湯はり中に電源操作を行わない
フルオート給湯器でのお湯はり中に電源を落として再び入れ直すと、湯量に誤差が生じることがあります。
お湯はり中には電源の操作をおこなわないようにしましょう。
浴槽形状の記憶が正しくない
フルオート給湯器は、浴槽のサイズを記憶しており、それに合わせた設定水位までお湯はりをします。そのため、リフォームで浴槽を交換すると、以前のサイズのままの水位までお湯を張ってしまいます。
本来なら、浴槽形状の記憶や湯量設定は、工事業者によるお湯はりの試運転時におこなわれます。
浴槽の交換後に「お湯の量がおかしい」と感じたら、給湯器リモコンによる再操作をおこなってください。
■フルオートの場合
対策：給湯器リモコンで水位リセット操作を実施する
- 記憶内容を全てリセット（詳しいリセット操作は、リモコンの取扱説明書をご確認ください）
- 浴槽に残り湯がない状態にする
- 自動お湯はりをおこなう
- 自動お湯張り完了後に再設定が完了
■オートの場合
対策：給湯器リモコンで、設定されている湯量を変更する
※操作方法は、リモコンの取扱説明書をご確認ください。
入浴剤を使用している
対策：入浴剤の使用頻度を減らす
フルオート給湯器を使用しているご家庭で、泡の出る入浴剤や白く濁る入浴剤を頻繁にお使いの場合、配管内に入浴剤の成分が付着して汚れが詰まることがあります。
入浴剤を使用していて「湯量がおかしいな」と感じたら、入浴剤の使用を中止してみてください。
入浴剤の使用頻度を減らすことで、配管の汚れを抑えることができます。
※関連ページ：入浴剤はエコキュート故障の原因になる？メーカー別の推奨商品と故障を引き起こす成分とは
お湯はりが止まる原因と対処法
お湯はりが止まってしまうケースについても、原因と対処法を解説します。
他の場所で給湯を使用している
対処法：給湯器の容量に合わせてお湯を使用する
給湯器は、一定量のお湯が使われると再びお湯を沸かす時間が必要となるため、同時に複数箇所でお湯を使用すると給湯が止まってしまうことがあります。この現象を「給湯量不足」といいます。
たとえば、お風呂とシャワーを同時に使用すると、お湯の出が弱くなる、お湯が止まってしまうといった状態です。
容量が小さい給湯器を使用していれば、より短時間で給湯器が空になるでしょう。そのため、給湯器の容量に合わせてお湯を使用することが重要です。
循環判定が働いている
対処法：再度お湯が出るまで待つ
循環判定とは、給湯器がお湯を沸かしている最中に、残り湯の有無を確認する機能です。循環判定中に循環ポンプが回らないように制御されている給湯器は、お湯はりが止まってしまうことがあります。
もし給湯が途中で止まったら、循環判定が終わり、再度お湯が出るまで待ってください。
循環アダプターのフィルター詰まり
対処法：フィルターの汚れを落とす
循環アダプターのフィルターが詰まっていると、循環機能が正常に動作せず、お湯はりが止まってしまうことがあります。
フィルターが詰まっているときは、循環アダプターを取り外し、歯ブラシなどでフィルターの汚れを落としてください。
フィルター詰まりが頻繁に起こる場合には、給湯器の不純物を除去する機能が正常に働いているかを確認しましょう。
本体の不具合
上記で上げたもの以外にも、
- 水温や水圧を感知する給湯器のセンサーの故障
- バルブ、電気系統、ガス系統の故障
などが原因でお湯はりが止まることがあります。自力での修理はできないため、専門業者に連絡してください。
ミズテックは、専門資格を持ったスタッフが最短30分で駆けつけます。ぜひご相談ください！
※関連ページ：お風呂のお湯がたまらないのはなぜ？エラーや故障の原因・対策を解説！
自動お湯はりの故障を防ぐ方法は？
以下のような点検を日常的におこない、自動お湯はり機能の故障を防ぎましょう。
| 循環アダプターのフィルター交換 | フィルターをきれいな状態に保ち、異物の混入を防止します。 |
| 不要時は電源を切る | 使わないときに電源を切っておくことで、機器の負荷を減らします。 |
| 適切な温度設定 | 過剰な温度上昇による故障を防止します。 |
給湯器の故障かなと思ったら？よくあるパターンと対処法
給湯器の故障が疑われるとき、リモコンにエラーコードが点滅表示されることがあります。
| エラーコード | エラー内容 |
| 032 | ふろ水流スイッチの故障循環アダプターの掃除不足など |
| 432 | 水位センサの故障など |
| 502 | お湯はり回路部品の故障など |
| 562 | お湯はり電磁弁の故障など |
※各エラーに共通：電装基盤の故障
※上記以外のエラーコードが出る場合があります。
※不具合の原因はこの限りではありません。
以下の2通りのリセット操作をおこなうことで、エラーが解消される場合があります。
- 給湯器本体のリセット
①給湯器の電源プラグをコンセントから抜く
②10秒ほど経過した後、コンセントに差し込む
- 給湯器リモコンのリセット
①リモコンの電源を「切」にする
②リモコンの電源を「入」に戻す
リセット操作を実施してもエラーコードが消えなければ、給湯器内部で故障が発生している可能性が高いため、業者による点検・修理が必要となります。
ミズテックは、専門資格を持ったスタッフが最短30分で駆けつけます。ぜひご相談ください！
ガス給湯器にエラーコードが表示された場合の対処方法・リセット方法
給湯器のリモコン表示が点滅する原因は？エラーコードの意味や対処方法を解説
エラーコードが出ない場合でも、以下の原因による不具合が考えられます。
追い焚き配管の詰まりや折れ
お風呂を日々使用していると、追い焚き配管や給湯器内部の追い焚き回路に、髪の毛やゴミなどの異物、湯垢などの汚れが溜まっていきます。
また、経年劣化により、配管が曲がったり折れたりすることもあります。
ご自身で対処するのが難しいときは、業者による点検・修理が必要となります。特に配管の折れは、そこから水漏れする危険もあるので、早めに相談しましょう。
経年劣化による給湯器本体の故障
10年以上使っている給湯器であれば、お湯はりに関わる部品の劣化による故障も考えられます。
給湯器の製造終了から約10年間はメーカー側で交換部品を保有していますが、機種によっては交換部品の保有期間を過ぎている場合があり、給湯器の交換が必要となります。
また、もし当該部品が用意できる場合でも、使用年数が10年を超えていたら給湯器の交換を視野に入れましょう。
給湯器工事はミズテックにお任せ！
もし給湯器の交換・修理をご検討中であればミズテックにお任せください！
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まとめ
本記事では、自動湯はりがとまらない理由についてまとめてきました。
基本的には、自動湯はり中に操作をした・残り湯があったことで、お湯があふれてしまうケースが多いです。
まずは慌てずに状況を確認し、対処法を一つひとつ試しましょう。
それでもお湯はりが止まらなければ、給湯器の故障の可能性もあります。
ミズテックでは、他業者では受け付けていない修理も積極的におこなっておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
