エコキュートのエア抜きって何?
どういうやり方ですればいいのかな?
そうお悩みではありませんか?
エコキュートのエア抜きはできるだけ長く使うためにも重要な作業です。
しっかり作業手順を知って、どういう内容化を知りたいですよね。
そこで今回は、エコキュートのエア抜き方法について解説していきます!
エア抜きを行う際の注意点についてもご紹介するので、この記事を読めばエコキュートのお手入れ・エア抜きについて困ることはもうありません!
目次
エコキュートのエア抜きとは
エコキュートのエア抜きとは、ヒートポンプユニットに溜まった空気を抜く作業のことです。
エコキュートのヒートポンプユニットの中を通る配管は基本的に水で満たされていますが、使用しているうちに空気が混じってきます。
配管に空気が混じると水の流れが悪くなり循環がスムーズにいかない、そして最終的には蛇口から沸かしたお湯が出ないという事態になります。
エア抜きを怠るとエコキュートの故障に直結するので、そのような事態に陥らないためにも定期的にエコキュートのエア抜きが必要です。
また、エコキュートのエア抜きは空気を抜くだけでなく、ヒートポンプユニット内に溜まってきた汚れを外に排出する働きもあります。
エコキュートのエア抜きはお湯をスムーズに循環させるとともに、汚れを排出してお湯をきれいにする効果もあります。
エコキュートのエア抜きの方法
エコキュートのエア抜きはご自身で簡単に行うことができます。
エコキュートのエア抜きの方法は以下の流れで行います。
- ヒートポンプユニットの全ての水抜き栓を軽く開く
- 水が空気と混じって出てくるので1分以上放置
- 出てくるのが水だけになったことを確認して水抜き栓を全て閉じる
※水抜きの方法については、「エコキュート水抜き方法!したことないと汚れが溜まりやすいです。
」で詳しく解説しています。
ヒートポンプユニットの水抜き栓は側面下部にあることが多いです。
通常2〜3個ほどの水抜き栓があるので全ての栓を開けてエア抜きをするようにしましょう。
また、手動でのエコキュートのエア抜き方法について解説しましたが、近年では自動でエア抜きをおこなってくれる機種もあります。
お使いのエコキュートの取り扱い説明書をよく読み、エア抜きについて確認するようにしましょう。
エコキュートのエア抜きが必要なタイミング
エコキュートのエア抜きは定期的に行う必要がありますが、具体的には以下のタイミングで行うといいでしょう。
それぞれのタイミングについて具体的に解説していきます。
エコキュートを使い始める時
エコキュートを設置した直後の使い始める時にはエア抜きが必要です。
使い始めの際にエア抜きを行わなければお湯の沸き上げが正常に行われないなどの不具合が起き、せっかく沸き上げてもお湯が使えないことがあります。
設置直後のエア抜きに関しては工事終了と同時に設置業者がおこなってくれる場合もありますが、必ずエア抜きをしてもらえるわけではないので業者の方に確認してみましょう。
また、長い間使用してなかったエコキュートの使用を再開するといった場合にもエア抜きが必要です。
この場合にはご自身でエア抜きをするようにしましょう。
定期メンテナンスの時
エコキュートのヒートポンプはステンレス製のため錆びることはありませんが、使用しているうちに水道水に含まれている不純物や水垢などが溜まってきます。
前述したように、エア抜きにはヒートポンプユニットの配管の空気を抜くだけでなく汚れを一緒に取り除く効果もあります。
配管内の空気を抜くことはもちろん、ヒートポンプ内の汚れを取るという意味でも定期メンテナンスとして少なくとも6ヶ月に1回程度はエア抜きを行うようにしましょう。
メーカー別エコキュートのエア抜きが必要なエラー表示
エコキュートに不具合があるとリモコンにエラー表示がされますが、ヒートポンプユニットのエア抜きをすることでエラーが解消される場合もあります。
以下は、ヒートポンプユニットのエア抜きをすることでエラーが解消される可能性のあるエラーコードです。
- コロナ:H22、H50
- ダイキン:C80-01、C80-02
- 三菱:C03、C16、C17、C19、C20、C21、C30、103、117、120、121、201
- パナソニック:H93、H94、F11、F12
その他のメーカーについては対策方法としてエア抜きが必要とはしてません。
ただし、メンテナンスとしてのエア抜きはどのメーカーも必要になります。
エラーが出る前にエア抜きを行うことが重要です。
エコキュートのエア抜きをする際の2つの注意点
エコキュートのエア抜きは簡単に行うことができますが、以下の注意点があります。
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
熱湯が勢いよく出ることがある
エコキュートのエア抜きをする際の注意点1つ目は、熱湯が勢いよく出ることがあるということです。
タンクの中にお湯が残っている状況でエア抜きを行おうとすると排水栓から熱湯が勢いよく出る可能性があります。
ヒートポンプユニットのエア抜きは沸き上げが行われてない状態で行うようにし、排水栓にタオルをかけて熱湯が飛ばないようにする、厚手の手袋をつけるなど熱湯対策を施してから行うようにしましょう。
定期的に行う必要がある
エコキュートのエア抜きをする際の注意点2つ目は、定期的にエコキュートのエア抜きを行う必要があるということです。
前述したようにエコキュートのエア抜きは少なくとも6ヶ月に1回程度は行う必要があります。
大切なことは、お湯が出ない、エラー表示が出たといった事後の対処ではなく、そのようなエラー表示を出さないために事前に事前にエコキュートのエア抜きを行なっていくことがエコキュートの寿命を延ばすことにつながります。
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エコキュートのエア抜き まとめ
エコキュートのエア抜きはヒートポンプの循環不良など不具合を治すことはもちろん、不具合を起こさない、エコキュートの寿命を延ばすためにも使い始めや半年ごとなど定期的に行う必要があります。
しかし、エア抜きを行う際には熱湯が飛び散る危険性もあるため、タオルで排水栓を覆うなど火傷をしないよう対策を取らなければなりません。
近年では自動でエア抜きを行なってくれる機種もあるため、お使いのエコキュートの取り扱い説明書をよく読み、エア抜きを行うようにしましょう。