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生ゴミを処理するディスポーザーについて解説|生ごみ処理機との違いやメリット・デメリット、注意点など

ディスポーザーは、生ごみをその場で粉砕し排水と一緒に下水に流せるため、生ゴミの臭いや置き場所、害虫対策に悩むご家庭にとって大変魅力的な製品です。

ディスポーザー導入で、毎日の生ゴミ処理の負担を減らし、衛生的にキッチンを使用できます。

とは言え、ディスポーザーはすべて住宅に後付けで導入できるわけではありません。

この記事では、ディスポーザーの仕組みやメリット・デメリット、生ゴミ処理機との違い、設置時の注意点、費用相場まで詳しく解説します。

導入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

ディスポーザーの設置や交換、疑問や不安についてのご相談は、最短30分で対応可能なミズテックまでご連絡ください。

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生ゴミを処理できるディスポーザーとは?

ディスポーザーとは、シンク下に設置される生ゴミ粉砕機のことです。

野菜や魚、肉などの生ゴミを投入すると、内部の機械が細かく粉砕してくれます。

生ゴミを細かく粉砕し、排水と一緒に流すことで、生ゴミ特有の悪臭を防ぎキッチンを清潔に保ちます。

さらに、ゴミ出しの手間も軽減してくれます。

1927年にアメリカで発明されたディスポーザーは、洗濯機や冷蔵庫と同様に一般家庭に普及し、日本でも導入が進んでいます。

最近では、埋立や焼却による環境負荷を低減させる効果があるとして、ディスポーザーの導入に補助金を出す自治体もあるほどです。

駆けつけ隊
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衛生的で快適なキッチン環境を維持したい方や、環境にも配慮したい方にとって、ディスポーザーは非常に魅力的な設備と言えるでしょう。

ディスポーザーの仕組みに関する詳しい情報を見る

ディスポーザーと生ゴミ処理機との違いは?

ディスポーザーと生ゴミ処理機は、どちらも生ゴミを処理する機器ですが、処理方法や設置スペース、メンテナンスの難易度に違いがあります。

ディスポーザー生ゴミ処理機
処理方法・粉砕・乾燥式
・バイオ式
・ハイブリッド式(バイオ・乾燥)
設置場所・スペース・シンク下に設置
・スペースは取らない
・キッチン周り・屋外
(近くに電源が必要)
・広いスペースが必要
メンテナンス定期的な水洗いのみで容易フィルター交換や内部清掃やゴミ処分も必要

処理方法の違い

ディスポーザーは、生ゴミを粉砕して排水するため、わずか数秒で処理が完了し即座にゴミを片付けられます。

標準的なディスポーザーであれば三角コーナー満杯の生ゴミを、30~60秒程度で処理してくれます。

一方、生ゴミ処理機は、生ゴミを乾燥・発酵させて処理します。

処理には時間がかかるため、即効性はありません。

たとえば、乾燥式の場合は、3~8時間程必要になります。

また、発酵過程で悪臭が発生する可能性もあります。

即効性や悪臭を防ぎたい場合は、ディスポーザーの導入がおすすめです。

設置場所とスペースの違い

ディスポーザー本体は、シンク下にコンパクトに設置できるため、見た目もすっきりし、三角コーナーのようにシンクスペースもとりません。

一方、生ゴミ処理機はディスポーザーよりも本体が大きいため、設置場所には広いスペースが必要です。

さらに、生ゴミ処理機は電源を必要とするため、設置場所によっては延長コードを使用する必要があります。

特に屋外で延長コードを使用する場合は、漏電や火災のリスクがあるため、安全な設置場所の確保が重要となります。

設置スペースに制限があるご家庭では、生ゴミ処理機導入が難しい場合があるため、ディスポーザーを検討しましょう。

メンテナンスと維持管理の違い

ディスポーザーと生ゴミ処理機は、どちらも日常的なメンテナンスが必要ですが、維持管理の手間やコストに違いがあります。

ディスポーザーは、定期的な水洗いや氷を入れて粉砕するだけで内部の汚れを落とせます。

元々、粉砕して生ゴミを処理する仕組みなので、故障やトラブルのリスクが少なく、手軽に使えます。

一方、生ゴミ処理機は、定期的にフィルターやバイオ基材の交換など掃除やメンテナンスが必要となり、ディスポーザーと比べると維持管理に手間がかかります。

また、掃除の途中で生ゴミの悪臭が発生する可能性もあります。

駆けつけ隊
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メンテナンスと維持管理のしやすさを重視するのであれば、ディスポーザーがおすすめです。

生ゴミ処理にディスポーザーを導入するメリット・デメリット

快適かつ清潔にキッチンを保てるディスポーザーですが、導入にはいくつか注意点があります。

メリットデメリット
・生ゴミの量を減らせる
・ゴミ出しの回数を減らせる
・害虫の発生を抑えられる
・キッチンを清潔に保てる
・設置工事が必要
・使い方を誤ると詰まりの原因になる
・作動音が気になる場合がある

メリット

  • 生ゴミの量を減らせる
  • ゴミ出しの回数を減らせる
  • 害虫の発生を抑えられる
  • キッチンを清潔に保てる

ディスポーザーの最大のメリットは、生ゴミの量を大幅に減らせることです。

4人家族で、一日に出る生ゴミの量は、300g~1kg程と言われています。

ディスポーザーは生ゴミを粉砕して排水するため、ご家庭の生ゴミを大幅に削減できます。

さらに、生ゴミの腐敗による悪臭や虫の発生を抑え、キッチンを清潔に保てます。

ゴミ出しの回数を減らし、重いゴミ袋を持ち運ぶ負担を軽減できるのも、メリットのひとつです。

デメリット

  • 設置工事が必要
  • 使い方を誤ると詰まりの原因になる
  • 作動音が気になる場合がある

ディスポーザー設置には、電気配線や排水管の接続工事が必要です。

専門業者に依頼する必要があるため、工事と設置費用がかかります。

また、粉砕できる生ゴミの種類や量に限りがあるため、硬いものや繊維質のもの、油分を含むものを大量に投入すると、詰まりの原因にもなりかねません。

駆けつけ隊
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さらに、ディスポーザーは、ゴミを粉砕するためミキサーのような作動音が発生します。
壁が薄い住宅や、早朝・深夜に使用する場合は、近所迷惑になる可能性があります。

ディスポーザーのデメリットに関する詳しい情報を見る

生ゴミ処理にディスポーザーを使用する際の注意点

便利なディスポーザーですが使用する際には、以下の点に注意が必要です。

たくさんの生ゴミを一度に処理できない

ディスポーザーが、一度に処理できる生ゴミの量には限りがあります。

たくさんの生ゴミを一度に投入すると、詰まりや故障の原因になります。

生ゴミは少量ずつ、時間を空けて処理するようにしましょう。

また、粉砕中は水を流しながら作動しましょう。

十分な水量がないと、生ゴミが詰まってしまう可能性があります。

特に、キャベツの芯など繊維質が多いものやご飯、パン生地など粘着性の高い生ゴミは、スムーズに排水されるように注意が必要です。

ゴミの大きさや種類によってはディスポーザーに投入せずに、従来通り処理しましょう。

ディスポーザーの詰まりに関する詳しい情報を見る

塩素系の洗剤が使用できない

キッチンハイターなど塩素系の洗剤は、ディスポーザーに使用できません。

塩素成分がディスポーザー内部の金属部品やゴムパーツを劣化させる可能性があるためです。

特にマンションで設置される事の多い生物処理タイプのディスポーザーは、粉砕した生ゴミを分解するための微生物が漂白剤で死滅する恐れもあります。

ディスポーザーを利用する際は、中性洗剤や専用のディスポーザー用洗剤を使用しましょう。

汚れが気になる場合は、ディスポーザー専用の洗浄方法や定期的なメンテナンスを行うことも大切です。

生ゴミすべてを処理できるわけではない

ディスポーザーは、どんな生ゴミでも粉砕できるわけではありません。

貝殻やカニなど硬いものや、トウモロコシの皮など繊維が多いものは、粉砕できない場合があります。

たとえ、砕けても排水管に詰まる恐れがあるため、無理に処理しないように注意が必要です。

その他、油やでんぷん質のものも、排水管に詰まりやすいので避けるべきです。

また、熱湯や高温の油もディスポーザーの部品が変形し、正常に動作しない可能性があります。

ディスポーザーを使用する前に、処理できる生ゴミとそうでないものは、事前にしっかりと確認し適切に分別しましょう。

駆けつけ隊
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処理できるものについては、以下にまとめていますので、合わせてご参考ください。

生ゴミでディスポーザーに入れていいもの・いけないものは?

ディスポーザーに入れていいものと、入れてはいけないものをまとめました。

特に、硬い固形物や油分、繊維質のゴミは詰まりや故障の原因となるため、絶対に入れないようにしましょう。

入れていいもの入れてはいけないもの
・野菜くず
・果物の皮
・麺類
・残飯
・卵の殻
・柔らかい食品
・大きな貝殻
・大きな骨
・繊維質の多いもの(とうもろこしの皮、枝豆のさやなど)
・油
・弾力性の高いもの(鳥の生皮、タコなど)
・熱湯
・その他生ゴミでないもの(プラスチック、ガラス、金属類など)

ディスポーザーの使い方

集合住宅は注意!エコワンを検討するなら一定の設置スペースも必要
連続投入式ディスポーザーの使い方一括投入(バッチ)式ディスポーザーの使い方
1.最初に水道水を出す(人差し指の太さ程度の水量)
2.ディスポーザーのスイッチを入れる
3.生ゴミを投入する
4.粉砕が終了して停止後、10秒程水を流してからスイッチを切る
5.最後に水道水を止める
1.生ゴミを投入する(100~150g程度)。
2.水道水を出す(人差し指の太さ程度の水量)。
3.蓋スイッチを入れる。
4.粉砕が終了して停止後、10秒程水を流してからスイッチを切る。
5.最後に水道水を止める。

ディスポーザーの使い方は、種類によって異なりますが、どちらにも共通するのは、正しい手順を守ることです。

「水を流しながら使用」「一度に大量投入しない」などのポイントを押さえれば、詰まりや故障のリスクを大きく防げます

ディスポーザーのメンテナンス方法は?

ディスポーザーを長く快適に使用するためには、定期的なお手入れが欠かせません。

内部に生ゴミが残っていると、カビや悪臭の発生、さらには故障の原因になります。

以下に、ご家庭で行えるディスポーザーのメンテナンス方法をご紹介いたします。

・ため水洗浄(頻度:毎日~2、3日)

  1. シンクやバケツに水を溜める(6~8L)
  2. 一気に水を流し、排水管の汚れを押し流す

・氷を使った掃除(頻度:毎日~2、3日)

  1. ディスポーザーの中を空にする
  2. 氷を半分ほど入れる
  3. 中性洗剤を入れる
  4. ディスポーザーを作動させ、氷を粉砕する
  5. 水を流して氷を溶かす

・重曹とクエン酸を使った掃除(頻度:1週間)

  1. ディスポーザーの中を空にする
  2. 重曹を1/2カップ振りかける
  3. クエン酸(または酢)1/4カップを加える
  4. お湯(60℃程度)を少しずつ流しながら泡立てる
  5. 30分放置
  6. 氷を半分ほど入れる
  7. ディスポーザーを作動させ、氷を粉砕する
  8. 水を流して氷を溶かす

また、半年~1年に1回は専門業者の点検を受けましょう。

駆けつけ隊
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水の流れが悪い、粉砕能力が落ちた、異音がするなどの症状がある場合は、早めに点検を受ければ、故障や不具合を未然に防げます。

生ゴミ処理にディスポーザー設置を検討する際の注意点

  • 賃貸住宅の場合は大家さんへ確認が必要
  • 設置が禁止されている自治体がある

賃貸住宅にディスポーザーを設置する場合、事前に必ず大家さんへの許可を得る必要があります。

ディスポーザーの設置は、物件の管理規約で禁止されている場合もあるためです。

大家さんへ許可を取る場合は、事前に管理規約や設置予定の製品や仕様、退去時にディスポーザーを撤去し、元の状態に戻す事も説明しておくとよりスムーズです。

無断で設置すると、トラブルや退去を求められる可能性もあるため、注意しましょう。

また、お住まいの地域によっては、ディスポーザーの後付け設置が禁止されています。

たとえば、東京23区ではディスポーザーが、下水道管の詰まりや悪臭につながるとして、後付けで設置できないため、購入前に注意が必要です。(参考:「ディスポーザ排水処理システム」の設置について

生ゴミ処理にディスポーザー導入にかかる費用相場

ディスポーザー導入にかかる費用相場は、9~15万円程(※ミズテック価格)です。

内訳は、本体価格が6~12万円、工事費が3万円~となります。

後付けではなく、ディスポーザー交換の際は、業者によっては撤去費用もかかりますが、ミズテックではすべて含めての価格ですのでご安心ください。

駆けつけ隊
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また、ディスポーザーを購入する際は、安全で環境に問題ないと認められた製品を購入するようにしましょう。

ミズテックでは、公益社団法人日本下水道協会規格適合型式として認定した商品を取り扱っているため、安心してご相談ください。

生ゴミ処理ができるディスポーザーの導入を検討中ならミズテックへご相談ください

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ディスポーザーは、生ゴミを粉砕して水と一緒に流せるため、生ゴミの量を減らし、悪臭や虫の発生を抑制する効果があります。

どの住居にも設置できる訳ではなく、自治体のルールや大家さんへの許可などによっては、設置できない可能性があります。

ディスポーザーを後付けする場合の導入費用の相場は、9~15万円程(※ミズテック価格)です。

ディスポーザーの導入を検討される場合は、必ず正確な見積りを取り、ご自宅の環境に合った最適な機種を選ぶようにしましょう。

ディスポーザーの設置を検討している方は、安心価格・長期保証のミズテックまでご相談ください。

経験豊富な専門スタッフがディスポーザー設置に関する疑問や不安に、丁寧にお答えいたします。

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