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ディスポーザーは後付けできる?戸建て・マンション別での注意点や費用感を紹介

後付けできるディスポーザーの種類

ディスポーザーは、キッチンの排水口に取り付ける生ごみ処理機です。生ごみを投入すると、微生物または物理的な力で素早く処理して下水に流します。

株式会社東京カンテイの調査によると、新築マンションでディスポーザーの設置率が最も高いのは首都圏です。戸数規模100戸以上の新築マンションの場合、2011年から9年間70%台を維持していました。

今回はディスポーザーの後付けを検討している方に向けて、設置の条件や費用相場を解説します。ディスポーザーの設置の可否を確認したい方や、後付け工事の費用を知りたい方におすすめです。

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排水処理装置つきのディスポーザーなら後付けできる

後付けできるディスポーザーの種類

ディスポーザーで後付けできるのは、排水処理装置付きのみです。排水処理装置が付いていないディスポーザー単体は下水道管の詰まりや悪臭、下水処理に支障をきたして河川の汚染などの原因につながります。

排水処理装置付きのディスポーザーには、生物処理タイプと機械処理タイプの2種類が存在します。各タイプで生ごみの処理方法が異なるため、導入前に確認しておくのが重要です。

タイプ機能
生物処理タイプ専用の排水処理槽で微生物が分解
機械処理タイプ処理機で水分を蒸発・乾燥させてから燃えるゴミで捨てる

参考:「ディスポーザー排水処理システム」の設置について

生物処理タイプは微生物の力を借りる、環境に優しいディスポーザーです。排水処理槽で微生物による分解が行われた後、下水道に流します。

機械処理タイプはシンク下に設置した処理機の熱の力で、生ごみと水分を分離させます。乾燥した生ごみは、燃えるごみとして処理が必要です。

生物処理タイプなら戸建て・マンション問わずハードルが高い

生物処理タイプのディスポーザーは、専用の排水処理槽で処理する仕組みです。ディスポーザーの設置経験がない一戸建てやマンションに導入するには、排水処理槽を取り付ける必要があります。

排水処理槽の取り付け工事は、時間もお金もかかって大掛かりです。マンションに取り付けると全住戸の生ごみが処理されるため、住民全員で設置の是非を検討することが求められます。

一戸建ての場合は、小型の排水処理槽を外構に取り付けます。住居の状態によっては外構の撤去や復旧、配管工事が必要です。排水処理槽を取り付けるスペースがない場合は設置ができないため、注意が必要です。

機械処理タイプは比較的後付けに向いている

機械処理タイプのディスポーザーは、シンク下に設置した処理機で生ごみを処理する仕組みです。ディスポーザーの設置経験がない、一戸建てやマンションに導入されることが多くあります。

機械処理タイプのディスポーザーは大掛かりな工事が必要なく、導入のハードルは低めです。生物処理タイプより導入コストを安く抑えられるため、費用面の負担が気になる方も後付けしやすいです。

マンション・賃貸に住んでいる方が機械処理タイプを設置する場合、管理会社への確認が必須です。確認が取れた後は専門家によって、排水口やシンク下のスペースの調査が行われます。

後付け前に要確認!ディスポーザーのメリット・デメリット

ディスポーザーの導入を検討している方に向けて、メリット・デメリットを紹介します。後々後悔しないために、自身の生活に必要かを見極めるのが重要です。

メリットデメリット
・生ごみの処理が簡単で楽になる
・悪臭や害虫の発生を抑制できる
・シンクを清潔な状態で維持できる
・コストがかかる
・電気代や水道代が追加でかかる
・作動音が気になる

ディスポーザーを後付けすると、生ごみの処理が楽になります。生ごみは水分を多く含んでいるため、重さを感じます。機械処理タイプは水分を蒸発させるので、ごみ出しの負担軽減につながります。

ディスポーザーを後付けすれば、三角コーナーを設置する必要はありません。出た生ごみをその都度処理するため、嫌な臭いや害虫の発生を抑制して衛生的です。

ディスポーザーの後付けには、本体代や設置工事代などの初期費用が発生します。ディスポーザー設置後も維持費やメンテナンス代がかかるため、少しでも安く設置する店舗を探すのが賢明です。

ディスポーザーは、作動中にミキサーのような音がします。作動させる時間帯や使用時間に注意して、近隣住民とのトラブルを避けるのが重要です。

参考:ディスポーザーの導入効果・導入事例

ディスポーザーを後付けする際に注意すべきこと

ディスポーザーを後付けするときには、5つの点に注意すべきです。対応を間違えると、ディスポーザーの設置が完了するまでに、かなり時間を要する可能性が十分あります。注意点やルールを事前に把握し、トラブルを未然に防ぐのが重要です。

自治体ごとのルールに沿って設置しなければならない

ディスポーザーを後付けするには、自治体への許可取りが必須です。自治体から許可が下りてから、定められたルールに従って設置工事を行います。自治体に無断で設置すると過料を命じられることがあるため、注意が必要です。

ディスポーザーの設置条件は、各自治体によって異なります。直接投入式のディスポーザーの設置を禁止していたり、工事の自粛を要請していたりするところもあります。製品や依頼する工事業者を探す前に、設置の可否を確認しておくのが重要です。

マンション・賃貸の場合は管理会社からの許可が必要になる

マンション・賃貸に住んでいる方がディスポーザーを後付けするときは、管理会社への確認も必要です。管理規約によっては、ディスポーザーの設置が禁止されている場合があります。

設置が禁止されていると後付けができないため、代替案を検討するのが重要です。生ごみの処理を楽にする方法は、ディスポーザー以外にもいくつか存在します。物事を円滑に進めるためにも、早い段階で自治体・管理会社の両方に確認を取るのがおすすめです。

設置する旨を下水道局へ届け出なければならない

ディスポーザーを後付けするときは、下水道局への必要書類の届け出が必要です。手続きの内容は、各自治体によって異なります。

各自治体の下水道局の公式HPを事前に確認して、ディスポーザーの設置に必要な書類を用意しておくのが重要です。不明な点があれば、直接問い合わせて確認するのも1つの方法です。

下水道局への届け出なしで、ディスポーザーを後付けするのはおすすめしません。条例に基づいて、処分される場合があります。

排水処理装置が設置できるスペースが必要

ディスポーザーを後付けするときには、排水処理装置を設置するスペースがあるか確認が必要です。確認する場所は、ディスポーザーのタイプによって異なります。生物処理タイプなら外構の埋設スペース、機械処理タイプならシンク下(キッチン下)の収納部分です。

排水処理装置を設置するスペースが確保できないと、ディスポーザーの導入が厳しい場合があります。後付けの可否を正確に把握したいときは、依頼した専門業者に直接見てもらうのが手っ取り早くて確実です。

排水溝の形状・直径に合うディスポーザーを選ぶ必要がある

ディスポーザーを後付けするなら、製品選びは慎重に進めます。排水口の形状や直径を確認して、条件に適した製品を選択するのが重要です。排水口の日本の標準規格は正円形で、直径は18㎝です。

形状や直径が合っていないディスポーザーを選択すると、後付けはできません。ディスポーザーを選び直す手間もお金もかかって、設置完了までに時間を要します。購入予定の製品が設置条件に適しているかを、事前に確認しておくのが賢明です。

後付けできてもディスポーザーの維持管理が必要な点も考慮する

ディスポーザーを後付けした後は、事前に提出した維持管理の計画書通りに定期的なメンテナンスが必要です。ディスポーザーは毎日使用するため、内部に汚れが蓄積します。

突然の故障を防ぐためにも、業者による定期的なメンテナンスは重要です。ディスポーザーのパフォーマンスの向上や、長持ちにもつながります。

専門業者による点検(出張費+作業費)の費用相場は、20,000円前後です。費用は依頼する業者や、メンテナンスの内容によって多少変動します。

ディスポーザーの寿命は、7~10年程度です。寿命は、使用頻度によって多少前後します。

購入から7年が経過したり不具合が発生する頻度が増えたりしたときは、交換を検討するのがおすすめです。ディスポーザーの交換費用は既存機器の撤去代や本体代、設置工事費などを含めて200,000円程度です。

ディスポーザーの後付けにかかる費用相場

項目費用相場(税込)
ディスポーザー本体一式70,000~140,000円
※ミズテック価格
排水処理システムの設置工事費用300,000~400,000円
(合計)後付けにかかる本体代+工事費400,000~600,000円

ディスポーザーの後付けの設置費用の相場は、本体代と工事費を合わせて400,000~600,000円程度です。後付けの費用は設置機械の種類や既存設備の状態、依頼する工事業者によって変動します。出費をなるべく抑えたい方は、機器・業者選びを慎重に進めるのが重要です。

後付けの設置費用のなかで、大きな割合を占めるのが排水処理システムの設置工事です。排水処理システムがない場合は別途設置する必要があり、300,000~400,000円程度かかります。

ミズテックのディスポーザーの後付けにかかる費用相場は、本体代のみで70,000~140,000円です。メーカーからの一括仕入れによって、格安価格での提供を実現しています。

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ディスポーザーを後付けする時の手順5ステップ

ディスポーザーを後付けする流れは、5つのステップに分けられます。ディスポーザーを選択するときの基準や、届け出に必要な書類も合わせて紹介します。後付けの詳しい流れをチェックしたい方には、とくにおすすめです。

  1. 自治体・管理会社に許可をとる
  2. ディスポーザーの設置業者に設置の可否を調べてもらう
  3. 設置できる商品の中から選ぶ
  4. 下水道局への届け出を行う
  5. 後付け工事を実施する

1.自治体・管理会社に許可をとる

ディスポーザーを後付けできるか確認するために、住まいの自治体の公式HPをチェックします。必要な情報が掲載されていないときは、直接問い合わせる必要があります。

ディスポーザーの後付けの可否や細かな条件などは、自治体によって異なります。設置を許可していない自治体も存在するため、事前確認は欠かせません。公式HPを確認したりときには直接問い合わせたりして、最新情報を正確に把握するのが重要です。

マンション(集合住宅)・賃貸に住んでいる方は、管理規約をチェックして管理会社にも確認を取ります。自治体・管理会社ともに問題ないと判断された場合は、ディスポーザーの後付け工事が行えます。

2.ディスポーザーの設置業者に設置の可否を調べてもらう

自治体や管理会社からの許可が下りたら、専門業者にディスポーザーの設置の可否を調べてもらいます。

一戸建てで生物処理タイプを設置する場合、外構に排水処理槽を埋設するスペースがあるかのチェックが必要です。敷地内にスペースがないと判断されたときは、機械処理タイプへの変更を検討するのも選択肢の1つです。

機械処理タイプを設置する場合は排水口の形状・サイズや排水管の立ち上げ位置、アース付きコンセントの有無、扉形状を確認します。設置可能なディスポーザーが限定されたり、追加工事が必要になったりするケースがあります。

3.設置できる商品の中から選ぶ

ディスポーザーを選択するときは、3つのポイントに注目します。排水口のサイズ・形との相性や本体価格と合わせて、確認するのがおすすめです。

  • 生ごみの投入方法
  • 粉砕方式
  • 付加機能

生ごみの投入方法には、一括投入と連続投入の2種類があります。一括投入は何回かに分けて、連続投入は連続で処理できるシステムです。連続投入方式はスイッチが入っている間大量の生ごみを処理できるため、片付けがすぐに終了します。

粉砕方式はハンマーミルとチェーンミル、ブレードミルの3タイプです。主流はハンマーミル方式で、粉砕能力が高く硬いものも難なく処理できます。

ディスポーザーには自動洗浄・自動停止機能付きや、作動音が抑えられている製品もあります。複数の機器を見比べながら、自身の理想に近いものを見つけるのが重要です。

4.下水道局への届け出を行う

設置するディスポーザーが決定した後は、下水道局に各種書類の届け出を行います。提出する書類は、各自治体によって多少異なります。

住まいの自治体の下水道局を検索して、必要な書類を詳しくチェックしておくのが重要です。東京都下水道局への届け出で、必要な書類は次の通りです。

  • 排水設備計画届出書
  • ディスポーザ排水処理システムの維持管理などに関する計画書(指定様式)
  • 規格適合評価書及び認証書の写し
  • 維持管理業務委託契約書の写し、または維持管理業務委託契約確約書(指定様式)
  • 構造及び保守点検に関する図面、資料など

排水設備計画届出書は、工事着工の7日前までの提出が必須です。提出後に内容の変更または中止がある場合は、別途届け出を行う必要があります。排水設備計画届出書の届け出は、オンラインまたは紙による窓口受付です。

そのほかの書類は、ディスポーザ排水処理システムに関する取扱要綱で定められたものです。各種書類は、東京都下水道局の公式HPでダウンロードできます。

5.後付け工事を実施する

下水道局への届け出が受理されたら、ディスポーザーの後付け工事を実施します。工事の所要時間は、1~2時間程度が目安です。

追加工事の有無によっては、さらに時間がかかります。所要時間や工事の内容は、見積もりの時点で確認しておくのがおすすめです。

後付け工事を実施するときは、専門的な知識と確かな実績をもつスタッフが在籍する業者がおすすめです。ディスポーザーの設置には、専門的な知識と高い技術力が求められます。

経験が乏しい業者による後付け工事は、ディスポーザーの故障や事故につながるリスクがあります。ディスポーザーを安全な環境で長期的に使用し続けるために、信頼できる業者選びが重要です。

ディスポーザー・後付け工事業者選びに迷ったらミズテック

ミズテック トップ

ディスポーザーの後付けを依頼する業者選びに迷ったら、ミズテックへご相談ください。希望製品の在庫があれば、即日提供が可能です。ディスポーザーをすぐにでも設置したい方や、スピード対応が可能な業者を探している方にはとくにおすすめです。

ミズテックでは、メーカーや一家店からの一括仕入れを行っています。通常より安い値段で提供できる体制が整っているため、費用面の負担を軽減したい方にも利用しやすいです。

ミズテックの表示料金は本体代から工事費、保証までを全て含むコミコミ価格です。シンプルで分かりやすい料金設定で、業者を初めて利用する方も安心して気軽に利用できます。

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ディスポーザーの後付けが厳しい場合に代わりはある?

ディスポーザーの後付けが厳しい場合は、代わりに家庭用生ゴミ処理機やコンポストを使用するのがおすすめです。

名称機能
家庭用生ゴミ処理機生ゴミを微生物や電力で処理する
コンポスト微生物の働きを利用してたい肥を作る

家庭用生ゴミ処理機は、微生物や電力を使用して処理する機械です。微生物で分解させるバイオ式と電動・温風で乾燥させる乾燥式、両方を組み合わせたハイブリッド式の3種類が存在します。自治体によっては補助金が出るため、上手に活用すれば安く購入できます。

コンポストは、生ごみを微生物の力で発酵・分解させてたい肥を作る取り組みです。捨てるはずだった生ごみをそのまま活用するため、捨てる頻度を減らせます。コンポストの導入をきっかけに家庭菜園を始めれば、生活費の削減にもつながります。

後悔しないようにディスポーザーの後付けは慎重に検討しよう

ディスポーザーを後付けするには、自治体・管理会社への許可や下水道局への届け出などさまざまな申請が必要です。諸々の条件をクリアしないと、ディスポーザーの後付けはできません。厳しい基準をクリアするために、分からないことがあれば直接聞くのが手っ取り早くて確実です。

ディスポーザーを後付けできるのか気になる方は、ミズテックへご相談ください。LINEや公式HPでは、お申し込みを24時間受け付けています。不明な点には専門のスタッフが回答するため、不安の払しょくにつながります。

ディスポーザーの後付け工事を行うのは、専門資格を持つスタッフです。無資格者による工事は危険で、トラブルを招くリスクがあります。専門の資格と知識、確かな技術を持つ人物が担当するミズテックにお任せください。

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