日常生活において、家電量販店は身近な存在です。家電を買い替えるタイミングだけでなく、ガス給湯器や電気温水器（電気給湯器）の交換、買い替えを検討する際の選択肢とした方もいるのではないでしょうか。
今回は、家電量販店の中からヤマダ電機を取り上げ、ガス給湯器やエコキュートの交換を行う場合の価格相場をご紹介します。
目次
ヤマダ電機で給湯器の交換を行う場合の費用相場
給湯器のタイプについて
給湯器は主に「給湯専用」、「高温水供給式」、「ふろ給湯」、「給湯暖房」の4タイプに分けることができます。
また設置場所や、利用する人数によって号数が変わります。給湯器交換を検討する場合は、設置場所や家族の人数に適したものから選びましょう。
具体的な給湯器の選び方については、以下でもご紹介しています。
ヤマダ電機の給湯器交換工事に含まれるもの
ヤマダ電機でガス給湯器の交換工事を依頼した場合、価格に給湯器本体とリモコン、そして標準取付工事費など、以下の内容が含まれた価格表示となっています。
＜標準工事費内訳＞
①給湯器本体交換
②給湯・給水配管接続
③コンセント接続
④ガス配管接続（500mm以内）
⑤リモコン取付け
⑥産廃費用
⑦循環アダプター工事（オート・フルオートタイプ給湯器のみ）
⑧おいだき配管工事（オート・フルオートタイプ給湯器のみ）
⑨ドレン配管（3mまで）
ガス給湯器(給湯専用)の交換・工事をヤマダ電機に依頼したときの価格相場は？
給湯専用のガス給湯器は、単純に給湯のみのシンプルな構造で、給湯器の中でも一番安い給湯器で売れ筋商品です。ヤマダ電機で給湯専用給湯器を交換する場合、11万円程度かかります（※メーカーや機種により変動）。
ヤマダ電機の価格詳細は以下の通りです。
■給湯専用タイプ屋外壁掛け（20号）の場合
| メーカー／機種名 | 価格 | 価格 |
|---|---|---|
| パーパス／GS-2002W-1 | 109,780円（税込） | MC-201リモコン付属 |
| パロマ／PH-2015AW | 120,780円（税込） | MC-150Vリモコン付属 |
| ノーリツ／GQ-2039WS-115A | 137,280円（税込） | RC-7607Mリモコン付属 |
| リンナイ／RUX-A2016WE | 159,280円（税込） | MC-145V（A)リモコン付属 |
※上記は全て標準工事費込み
＜ヤマダ電機の給湯専用タイプ（20号）相場＞
給湯器本体+リモコン本体+標準工事費価格＝110,000～159,000円（税込）
参考：一般的な給湯専用タイプ（20号）相場
給湯器本体+リモコン本体+標準工事費価格＝95,000～135,000円（税込）
給湯専用タイプ（20号）における、ヤマダ電機の給湯器交換費用相場と一般的な費用相場を比較すると、相場の中でも高めの価格であることが分かります。
ガス給湯器(オートタイプ)の交換・工事をヤマダ電機に依頼したときの価格相場は？
オートタイプのガス給湯器は、「ふろ給湯器」の種類に属し、給湯機能をはじめ、お風呂の自動湯はりができる機能を兼ね備え、自動追い焚きや自動保温機能などが搭載されています。
またオートタイプなどの各給湯器は、従来型（非エコジョーズ）と、従来型より熱効率の高いエコジョーズ型が存在します。エコジョーズは高効率型給湯器とも呼ばれ、熱効率が高い分、従来型と比較した場合にガスの使用量削減が期待できるため需要が高まっています。
オートタイプの給湯器は、後述するフルオートタイプと機能は似ていますが、フルオートタイプと比較すると、機能がやや少ないため価格はフルオートより安価です。
ヤマダ電機でオートタイプ給湯器の交換をする場合、19万円程度かかります（※メーカーや機種により変動）。ヤマダ電機の価格詳細は以下の通りです。
■オートタイプ屋外壁掛け（20号）の場合
| メーカー／機種名 | 価格 | 備考 |
|---|---|---|
| パーパス／GXR-H2003AW-2 | 186,780円（税込） | TC-680リモコン付属、EJ |
| パロマ／FH-E2012SARL | 230,780円（税込） | MFC-250Vマルチセット付属、EJ |
| ノーリツ／HCTC2072SAW20A | 230,780円（税込） | RC-J101Eマルチセット付属、EJ |
| ノーリツ／HCT-C2062SARX-2 20A | 247,280円（税込） | RCJ101Eマルチセット付属、EJ |
| パーパス／GX-HFL200AW-1 | 252,780円（税込） | TC-900リモコン付属,EJ |
※上記は全て標準工事費込み
※EJはエコジョーズ
※HCTCシリーズは、ホームセンター向けの型番で、ノーリツのGT-Cシリーズと同じ商品です。
＜ヤマダ電機のオートタイプ（20号）相場＞
給湯器本体+リモコン本体+標準工事費価格＝187,000～253,000円（税込）
参考：一般的なオートタイプ（20号）相場
給湯器本体+リモコン本体+標準工事費価格＝189,000～270,000円（税込）
オートタイプ（20号）における、ヤマダ電機の給湯器交換費用相場と一般的な費用相場を比較すると、相場の中でも平均的な価格であることが分かります。
ガス給湯器(フルオートタイプ)の交換・工事をヤマダ電気に依頼したときの価格相場は？
フルオートタイプの給湯器は、上述したオートタイプ給湯器の機能（給湯・自動湯はり・自動追い焚き・自動保温）に加えて、自動足し湯や追い焚き配管洗浄ができる機能を兼ね備えています。
フルオートタイプの給湯器は、オートタイプの給湯器よりも機能が多く、給湯器の中でも高額商品です。ヤマダ電機でフルオートタイプの給湯器を交換する場合、23万円程度かかります（※メーカーや機種により変動）。ヤマダ電機の価格詳細は以下の通りです。
■フルオートタイプ屋外壁掛け（20号）の場合
| メーカー／機種名 | 価格 | 備考 |
|---|---|---|
| ノーリツ／HCT-C2062AWX-220A | 225,280円（税込） | RC-J101Eマルチセット付属、EJ |
| パーパス／GX-HFL200ZW-1 | 274,780円（税込） | TC900リモコン付属,EJ |
| リンナイ／RUF-U2007AW(A) | 329,780円（税込） | MBC-240V(A)リモコン付属,EJ |
※上記は全て標準工事費込み
※EJはエコジョーズ
※HCTCシリーズは、ホームセンター向けの型番で、ノーリツのGT-Cシリーズと同じ商品です。
＜ヤマダ電機のフルオートタイプ（20号）相場＞
給湯器本体+リモコン本体+標準工事費価格＝225,000~330,000円（税込）
参考：一般的なフルオートタイプ（20号）相場
給湯器本体+リモコン本体+標準工事費価格＝225,000～268,000円（税込）
フルオートタイプ（20号）における、ヤマダ電機の給湯器交換費用相場と一般的な費用相場を比較すると、相場の中でも高めであることが分かります。
ヤマダ電機でエコキュートの交換を行う場合の価格相場
エコキュートは主に、「給湯専用」、「ふろ給湯（①フルオート／②オート）」、「床暖房機能付き」の4つのタイプに分けることができます。
エコキュートの交換や取り付けを検討する際には、お住まいの設置環境、タンク容量、給湯タイプ、水圧タイプ、そしてメーカーの違いなど、いくつか考慮するポイントがあります。具体的なエコキュートの選び方については、以下で紹介しています。
ヤマダ電機のエコキュート交換工事に含まれるもの
ヤマダ電機で給湯器の交換工事を依頼した場合、価格に給湯器本体とリモコン、そして標準取付工事費など、以下の内容が含まれた価格表示となっています。
＜標準工事の内訳＞
- 既設給湯器取外し
- 基礎工事
- 本体設置
- 給排水・おいだき配管工事
- リモコン取付け
- 循環アダプター工事
- 脚部カバー取付け
- エコキュート専用回路増設
- ブレーカー取付け
- 本体電源工事
- リモコン配線工事
- アース工事
- 電力会社申請代行
- 産廃費
エコキュート(フルオートタイプ)の交換・工事をヤマダ電気に依頼したときの価格相場は？
オートタイプの給湯器は、給湯機能をはじめ、お風呂の自動湯はりができる機能を兼ね備え、お風呂が冷めた時には、手動による高温さし湯やたし湯もできる機能も搭載されています。
フルオートタイプの給湯器は、オートタイプ給湯器の機能に加えて、自動保温と自動たし湯機能を有しており、全てが自動機能でお任せできる点が特徴的です。
フルオートタイプの給湯器は、オートタイプの給湯器よりも機能が多く、給湯器の中でも高額商品であると言えます。（※2024年4月のカタログでは「給湯専用」「オートタイプ」の給湯器は掲載がありませんでした。そのためこのページでは「フルオートタイプ」についてのみ記載します）
ヤマダ電機でフルオートタイプのエコキュートを交換する場合、53万円程度かかります（※メーカーや機種により変動）。ヤマダ電機の価格詳細は以下の通りです。
■フルオートタイプ エコキュート（370L）
| メーカー／機種名 | 価格 | 備考 |
|---|---|---|
| Housetec／HHP-YE37AY6 | 527,780円（税込） | リモコンと脚部カバー付属 |
| 三菱／SRT-B466U | 538,780円（税込） | リモコンと脚部カバー付属 |
| Housetec／HHP-YE372AY4-A | 593,780円（税込） | リモコンと脚部カバー付属 |
| Panasonic／HE-SU37LQS | 599,280円（税込） | リモコンと脚部カバー付属 |
| 三菱／SRT-S376 | 604,780円（税込） | リモコンと脚部カバー付属 |
| HITACHI／BHP-F37WD | 637,780円（税込） | リモコンと脚部カバー付属 |
| 三菱／SRT-S376U | 637,780円（税込） | リモコンと脚部カバー付属 |
| HITACHI／BHP-FV37WD | 692,780円（税込） | リモコンと脚部カバー付属 |
※上記は全て標準工事費込み
※上記は全て安心10年商品保証および安心10年工事保証付き
＜ヤマダ電機のフルオートタイプ（370L）相場＞
給湯器本体+リモコン+標準工事費+保証込み価格＝528,000～693,000円（税込）
参考：一般的なフルオートタイプ（370L）相場
給湯器本体+リモコン本体+標準工事費価格＝500,000～620,000円（税込）
フルオートタイプ（370L）における、ヤマダ電機のエコキュート交換費用相場と一般的な費用相場を比較すると、相場の中でも高めであることが分かります。
ヤマダ電機でのエコキュート交換は、こちらでも解説しています。
【まとめ】給湯器・エコキュートの交換工事をヤマダ電機に依頼したときの平均的な価格相場について
ヤマダ電機の交換工事の費用相場は、一般的な相場価格の幅で推移しており、相場の中でもタイプによって平均値またはやや高めであることが分かります。
しかし、商品と工事の無償10年W保証や、24時間365日の安心サポート体制を整えているなど、手厚いアフターサービスが付帯されており、急なトラブルが発生したときでも安心できるでしょう。
ヤマダ電機のエコキュートの価格については、こちらのWEBカタログも参考にしてみてください。
給湯器の交換はどこに依頼するのがおススメ？
家電量販店に依頼する場合の平均費用相場とメリット・デメリット
ヤマダ電機をはじめとした家電量販店では、ガス給湯器の交換以外に、キッチンやバスルームなど家の内外装のリフォームも請け負っているため、一社で全てが完結できることや家電量販店独自のポイント還元などもあり、消費者にとって大変便利であると言えます。
■ヤマダ電機のメリット
・ポイントサービスがつく
・全国展開しているため、広い地域で交換対応が可能
・エコキュート以外の商品も購入出来る
・工事保証が充実している
■ヤマダ電機のデメリット
・下請け業者による交換工事でスキルにばらつきがある
・販売価格が施工業者より高いケースがある
・店舗で対応するスタッフは、エコキュートに詳しくない
ホームセンターに依頼する場合の平均費用相場とメリット・デメリット
ホームセンターは家電量販店と同様に、ガス給湯器の交換やリフォームを請け負っていること、またポイント還元もあり、消費者にとって大変便利であると言えます。日常的に物を購入しているホームセンターだと安心感もありますね。
■ホームセンターのメリット
・ショールームなどで実機の確認ができる
・現場確認後の見積もり提示で交換工事費用が明瞭
・給湯器交換費用が比較的安い
■ホームセンターのデメリット
・下請け業者による交換工事でスキルにばらつきがある
・基本的に現場調査が必要なため、交換までに時間を要する
・店頭へ足を運ばなければならない
給湯器専門業者に依頼する場合の平均費用相場とメリットとデメリット
給湯器専門業者は、給湯器交換に特化したプロの交換業者であるため、経験実績が豊富で信頼度が高いと言えます。
■給湯器専門業者のメリット
・交換実績が豊富で多くの現場に対応できる
・他の業者と比較して、一般的に給湯器交換費用が安い傾向にある
・現場調査なしにインターネットで見積もりできる場合がある
・業者独自の保証制度が充実している
・電話一本で即日交換対応が可能な場合もある
■給湯器専門業者のデメリット
・インターネットで見積もりした場合、交換当日に追加工事が発生する場合がある
・工事担当者によってスキルにばらつきがある
・対応できる地域が限定される場合がある
・定期的なアフターフォローが期待できない
業者によってメリットやデメリットはさまざまです。
給湯器は10年に一度交換するかしないかの買い物であるため、当然ながら選定することに不慣れであることや、それ以前にどこの業者に依頼したらよいのか分からないのが実情です。
また給湯器は高額商品であり、一歩間違うと事故が起きる可能性もあることから、誠実で安心感があることを前提として、価格や対応スピードなど、自分にあった業者を選びたいものです。
ミズテックでは、高度な技術と確かな経験を持った専門スタッフが、迅速かつ格安価格で対応可能です。ご相談ください。
給湯器の交換｜費用相場とかかる時間、交換時期（修理？）、どこに頼むか解説
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