給湯器にエラーコードが出たときの正しい対処方法は?
突然の動作不良や、エラーコードが表示されると、「もしかして故障?」と不安や心配になるものです。
そこで本記事では、ノーリツ給湯器のエラーコードの一覧と、その確認方法、解除方法をご紹介いたします。
応急処置やリセット方法も解説するので、今後はノーリツ給湯器のエラーコードに悩む必要はありません。
早急で確実な解決をお求めの方は、即日対応も可能なミズテックまでお気軽にお問い合わせください。
目次
ノーリツ給湯器のエラーコードと解除方法を一覧で紹介
ノーリツ給湯器のエラーは、2~3桁の英数字で表示されます。
とくに、対処方法に「点検を依頼」と記載されているエラーは、安全のためにも早めに点検を依頼しましょう。
- 「0」から始まるエラーコード
- 「1」から始まるエラーコード
- 「2」から始まるエラーコード
- 「3」から始まるエラーコード
- 「4」から始まるエラーコード
- 「5」から始まるエラーコード
- 「6」から始まるエラーコード
- 「7」から始まるエラーコード
- 「8」から始まるエラーコード
- 「9」から始まるエラーコード
- 「E」から始まるエラーコード
- 「L」から始まるエラーコード
- 「U」から始まるエラーコード
エラーコードについて不明点があれは、ミズテックの無料相談・お問い合わせへお越しください!
「0」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
00F | 水はり中 | 暖房の試運転時に表示されるのは正常です。水はりスイッチを「OFF」にすると、表示が消えます。 |
00H | 暖房の試運転中 | 試運転時に表示されるのは正常です。 |
002 | 水位設定不良(初回お湯はり時) | 1.ふろ自動スイッチを押し、故障表示を消す 2.次回お風呂を自動で沸かす際、残り湯がない状態で行う |
003 | 運転中の停電 | 1.給湯器リモコンの暖房スイッチを「入」にする 2.給湯器リモコンを使用していない場合は、暖房スイッチを「OFF」にする |
01 | 給湯を連続で60分以上運転 | 1.給湯栓を閉める運転スイッチを「入」→「切」 2.給湯栓を開ける |
011 | 給湯を連続で60分以上運転した | 1.給湯栓を閉める運転スイッチを「切」→「入」 2.給湯栓を開ける |
012 | 追いだきを連続で90分以上運転した | 1.運転スイッチを「切」→「入」 2.追いだきをする |
032 | 排水栓の閉め忘れ | 1.運転スイッチを「切」→「入」 2.排水栓を閉める |
043 | 暖房水(不凍液)不足 | 暖房水の補給を依頼 ⇒補給を依頼 |
「1」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
10 | 対震自動消火装置が作動(石油給湯器)経年劣化により熱効率が低下(ガス給湯器) | 1.石油給湯器の場合運転スイッチを「入」→「切」 2.給湯栓を開ける 3.地震の場合は、機器の損傷や水漏れがないか確認 4.ガス給湯器の場合、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
11 | 燃焼制御装置の非検知 | 1.ガスコンロなどのガス器具が点火するか確認 2.ガスメーター、ガスの元栓、オイルタンクの元栓を確認 |
112 | ふろ点火不良 | 1.ガスコンロなど、ガス器具の点火を確認 2.ガスメーター、ガスの元栓、オイルタンクの元栓を確認 ※石油給湯器の場合、灯油切れの可能性あり |
113 | 燃焼の不具合 | ガス給湯器の場合 1.ガスメーター、ガスの元栓、オイルタンクの元栓を確認 2.すべてのガス機器が使用できるか確認 ※給湯器以外が使える場合、給湯器の修理が必要 ⇒点検を依頼 石油給湯器の場合 1.オイルタンクの残量を確認 2.試運転時、オイルレベラーリセットスイッチを何回か押して空気を抜く |
12 | 燃焼の不具合 | ガス給湯器の場合 1.運転スイッチを「切」にする 2.ガス栓、オイルタンクの元栓が開いているか確認 3.ガスメーターが止まっていないか確認 4.すべてのガス機器が使用できるか確認 石油給湯器の場合 1.オイルタンクの残量を確認 2.試運転時、オイルレベラーリセットスイッチを何回か押して空気を抜く |
120 | 燃焼の不具合 | ガス給湯器の場合 1.運転スイッチを「切」にする 2.ガス栓、オイルタンクの元栓が開いているか確認 3.ガスメーターが止まっていないか確認 4.すべてのガス機器が使用できるか確認 石油給湯器の場合 1.オイルタンクの残量を確認 2.試運転時、オイルレベラーリセットスイッチを何回か押して空気を抜く |
121 | 炎検知、安全装置の不具合 | 1.運転スイッチを「切」にする 2.ガス栓、オイルタンクの元栓が開いているか確認 3.ガスメーターが止まっていないか確認 |
122 | ふろ立ち消え安全装置が作動 | 1.ガス製品の場合、ガスコンロなどのガス器具の点火を確認 2.ガスメーター、ガスの元栓、オイルタンクの元栓を確認 |
123 | 暖房立ち消え安全装置が作動 | 1.すべての暖房スイッチを「切」にする(床暖房なども) 2.ガスメーター、ガスの元栓、オイルタンクの元栓などを確認 |
14 | 過熱防止装置が作動 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
140 | 過熱防止装置が作動 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
15 | ふろ洗浄のお湯の温度が低い | 1.運転スイッチを「切」にする 2.次回のふろ洗浄時、給湯温度を32~45℃にしておく |
16 | 給湯器内が高温 | 1.運転スイッチを「切」→「入」 2.給湯栓を開ける |
161 | 給湯出湯温度の異常 | 1.運転スイッチを「切」→「入」 2.給湯栓を開ける |
162 | 自動お湯はりができない | 循環アダプターのフィルターが汚れていたら掃除する |
163 | 暖房温度コントロールの不能 | 1.暖房配管の施工間違えがないか確認 2.暖房配管の循環不良がないか確認 3.床暖熱動弁の作動を確認 |
17 | 缶体圧力スイッチが作動 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
170 | ドレン金具逆止弁の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
173 | 暖房回路の漏水を検知 | 1.暖房配管の中に空気が残っていないか確認 2.配管の漏れがないか確認 3.試運転時、電源をリセットしてエラーコードが解消されるか確認 |
190 | ドレンタンク水位電極の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
193 | 通信コードの不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
「2」から始まるエラーコード
「3」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
300 | F点サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
31 | 入水サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
310 | F点サーミスタの異常 | 運転スイッチを「切」→「入」にする 解消しなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
311 | 給湯入水サーミスタの異常 | 運転スイッチを「切」→「入」にする 解消しなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
312 | ふろサーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
313 | 暖房低温サーミスタの異常 | 運転スイッチを「切」→「入」にする解消しなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
314 | 室温センサーの不具合 | 電源コンセントを抜き差しする 解消しなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
321 | 給湯出湯サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
322 | ふろ出湯サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
323 | 暖房高温サーミスタの異常 | 運転スイッチを「切」→「入」にする 解消しなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
331 | 給湯缶体サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
332 | 高温検知サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
342 | 沸騰防止サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
35 | 缶体貯湯サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
351 | 貯湯缶体サーミスタの異常 | 運転スイッチを「切」→「入」にする 解消しなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
36 | 沸騰防止サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
360 | 給気サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
390 | 排気サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
391 | バーナーセンサーの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
392 | ふろバーナーセンサーの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
393 | 暖房バーナーセンサーの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
「4」から始まるエラーコード
「5」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
502 | UVランプ切れ | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
510 | ガス通路部品の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
512 | UVランプの寿命警告 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
520 | 制御弁、サブ基板の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
540 | 中和器の不具合 | 寒い時期であれば、管が温まれば復旧する 復旧しない場合、点検または修理が必要⇒点検を依頼 |
542 | 三方弁の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
543 | 暖房水の多量の漏れ | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
562 | ふろ自動注湯流量の異常 | 1.給水元栓が開いているか確認 2.蛇口から水が出るか確認 3.運転スイッチを「入」→「切」 4.自動運転を行う |
563 | 暖房熱動弁の異常(自動試運転時) | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
570 | 三方弁の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
580 | 浴槽三方弁ユニットの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
「6」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
61 | 燃焼用部品の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
610 | 送風機系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
611 | 給湯燃焼ファンの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
612 | 送風機系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
613 | 送風機系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
632 | ふろ循環の不良 | 1.循環アダプターより上まで、浴槽にお湯(もしくは水)を入れる 2.循環アダプターのフィルター詰まりを確認→汚ければフィルターを掃除 ※寒い時期は配管が凍結している場合があるので、自然解凍を待つか。給水元栓にぬるま湯をかける |
640 | ドレンポンプの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
642 | ふろポンプの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
643 | 暖房ポンプの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
65 | 水量調整弁の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
651 | 水量調整部品の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
652 | 水量調整部品の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
661 | お湯と水を混ぜる部品の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 ※熱湯が出る恐れがありますので、火傷にご注意ください。 |
「7」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
700 | 通信の不具合 | 1.リモコン型番が適合しているか確認 2.電源コンセントを抜き差しする 解消されなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
71 | 電装基板の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
72 | 過熱防止装置が作動 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
720・721 | 燃焼用部品の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
722 | ふろ側の炎を検出する部品の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
723 | 燃焼用部品の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
73・730 | 電装基板の不具合 | 電源コンセントを抜き差しする 解消されなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
738 | デップスイッチ途中切替の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
76・760 | 通信の不具合 | 1.リモコン型番が適合しているか確認 2.電源コンセントを抜き差しする 解消されなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
763 | 暖房通信の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
764 | 通信の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
「8」から始まるエラーコード
「9」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
90 | 燃焼の異常 | フィルターがついていれば、フィルターを掃除 解消されなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 ※給湯器の寿命の可能性もあります。 |
900 | 給気口・排気口が閉鎖 | 1.給気口・排気口が閉鎖していないか確認 2.運転スイッチを「切」→「入」にする 解消しなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
901 | 燃焼用部品の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 ※給湯器の寿命の可能性もあります。 |
902 | ふろ燃焼異常/高温検知 | 給気口・排気口が閉鎖していないか確認 解消されなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 ※給湯器の寿命の可能性もあります。 |
903 | 燃焼用部品の不具合 | 給気口・排気口が閉鎖していないか確認 解消されなければ、点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
910 | 浴槽三方弁ユニット接続の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
920・930 | 中和器の寿命予告 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
991 | 給湯燃焼の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 ※給湯器の寿命の可能性もあります。 |
992 | ふろ燃焼の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 ※給湯器の寿命の可能性もあります。 |
993 | 暖房燃焼の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
「E」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
E01 | 給湯入水サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E02 | ふろ自動による水位の不具合 | 1.ふろ自動スイッチを押す 2.次回お風呂を自動で沸かす際、残り湯がない状態で行う |
E03 | 給湯立ち消え安全装置が作動 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E05 | 給湯を連続で60分以上運転 | 1.給湯栓を閉める 2.運転スイッチを「切」→「入」 3.給湯栓を開ける |
E06 | 台風・豪雨などによる点火不良 | 1.ガスコンロなどのガス器具の点火を確認 2.ガスメーター、ガスの元栓、オイルタンクの元栓を確認 |
E07 | 燃焼用部品の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E09 | センサー系統の不具合 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E10 | 暖房の試運転中 | 試運転時に表示されるのは正常です。 |
E11 | 暖房高温サーミスタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E15 | 暖房回路の漏水を検知 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E16 | 暖房水位検出装置系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E17 | 自動注湯温度の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E18 | 缶体温度センサー系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E19 | 即出湯の循環不良 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E20 | 三方弁系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E21 | 落とし込み用水量サーボの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E22 | 水位センサー系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E23 | 三方弁リミッタの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E24 | 浴槽排水栓の閉め忘れ | 1.運転スイッチを「切」→「入」 2.浴槽の排水栓を閉める |
E26 | タンクフロートスイッチ信号の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E27 | 落とし込み水量センサー系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E28 | 自動注湯の異常 | 水道元栓を確認 |
E29 | 落し込み水量センサーの異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E36 | 燃焼検出装置系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E37 | 缶体圧力スイッチの異常 | 1.給湯栓を開いて水が出るか確認 2.給水管の凍結、給水元栓が止まっているか確認 |
E38 | 過熱防止装置が作動 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E0L | 暖房(ふろ)の点火不良 | 1.運転スイッチを「切」にする 2.ガス栓が開いているか確認 3.ガスメーターが止まっていないか確認 |
E0H | 追いだきを連続で90分以上運転 | 1.運転スイッチを「切」→「入」 2.追いだき運転を再開 |
E0C | ふろ追焚の循環不良 | 1.循環アダプターより上まで、浴槽のお湯(または水)を入れる 2.循環アダプターのフィルター詰まりを確認→汚ければフィルターを掃除 |
E0E | ふろ燃焼検出装置系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E0F | タンクフロートスイッチ信号の異常 | 1.蛇口を開いて水が出るか確認 2.給水管の凍結、給水元栓が止まっていないか確認 |
E0P | ふろ燃焼用ファン系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E1C | 暖房水不足 | 暖房水を補給 |
E1P | リモコン接続時の本体操作コネクタの抜き忘れ | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E2C | 給湯用水量センサー系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E2E | 給湯水量サーボ系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E2F | バイパス水量サーボ系統の異常 | 点検または修理が必要 ⇒点検を依頼 |
E2L | 水位設定の不良 | 1.浴槽の水を抜く 2.電源コンセントを抜き差しする 3.ふろ自動運転を行う |
「L」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
LL | 給油お知らせ | オイルタンクに灯油を補給 |
LLL | ガス未開栓でのふろ自動試運転 | ガス未開栓でふろ自動試運転を行い、水のまま水位設定完了した場合に表示されるのは正常です。 |
LL0 | 給油お知らせ | オイルタンクに灯油を補給 |
「U」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
U3H・U3L・U3P | リモコン、コントローラ系統伝送の通信不良 | 電源をコンセントを抜き差しする |
情報参考元:https://faq.noritz.co.jp/
解決しない場合は、ノーリツコンタクトセンターへお問い合わせください。
【エラーコード別】ノーリツ給湯器の原因と対処法
ノーリツ給湯器の使用中によく出るエラーコードを6つご紹介します。
以下が表示されたら、慌てず対処しましょう。
エラーコード「888」
エラーコード「888」は、標準使用期間を超えたときに表示されます。
不具合ではありませんが、給湯器の寿命が近いため、法定点検または安心点検、給湯器の買い替えをおすすめします。
⇒法定点検・あんしん点検のお申し込みはこちら
エラーコード「920」
エラーコード「920」は、中和器の寿命予告です。
中和器とは、ドレン水を排水する際に、酸性から中性になるよう中和する部品です。これにより、配管をダメージから守ります。つまり、中和器が機能しないと、酸性のドレン水により配管が傷ついてしまいます。
寿命を迎えた中和器はすぐに交換する必要があるため、エラーコード「920」が出たら業者に連絡しましょう。
エラーコード「10」
エラーコード「10」は、給排気(空調設備)の異常、もしくは対震自動消火装置が作動したことによるエラーです。
給排気(空調設備)の異常の場合は、使用はできますが、安全のため点検を受けましょう。
対震自動消火装置が作動している場合は、運転スイッチを「入」→「切」してから給湯栓を開けます。地震で作動しているのなら、機器の損傷や水漏れがないか確認する必要があります。
エラーコード「11」
エラーコード「11」は、燃焼制御装置の非検知によるエラーです。
まずは、ガスコンロなど他のガス器具が点火するか確認しましょう。ガスメーター、ガスの元栓、オイルタンクの元栓を確認し、エラーコードが消えなければ修理を依頼してください。
エラーコード「12」
エラーコード「12」は、給湯立ち消え安全装置の作動によるエラーです。
運転スイッチを「切」にしたのち、ガス栓、オイルタンクの元栓が開いているか確認しましょう。次に、ガスメーターが止まっていないか確認し、エラーコードが消えなければ修理を依頼してください。
エラーコード「90」
エラーコード「90」は、燃焼の異常によるエラーです。ご自身では対応できませんので、修理サービスに依頼してください。
ご購入から10年ほどであれば、給湯器の寿命の可能性もあります。その場合は、給湯器の買い替えをご検討ください。
⇒給湯器の買い替え・交換を検討するならミズテックへご相談ください
ノーリツ給湯器でエラーコードが発生したときのリセット方法
給湯器リモコンの液晶画面上にエラーコードが点滅表示されても、故障でないケースもあります。
たとえば、断水や配管が凍結しているケースではエラーが表示されますが、問題が解決すれば、再度お湯が使えるようになります。
まずは、リモコンのエラーリセットと電源プラグの抜き差しを行い、エラーが解消するか確認しましょう。
給湯器リモコンのエラーリセット方法
ノーリツ製給湯器リモコンのエラーリセット方法は以下の手順で行います。
- 給湯器の運転を全て停止する
- リモコンの電源を「切」にする
- リモコンの電源を「入」にする
- エラーコードが液晶画面から消えていることを確認する
- エラーが点滅表示された時と同じ操作を行う
給湯器電源プラグのエラーリセット方法
【重要】給湯器電源プラグでのリセット方法は、安全上、以下の状況下では絶対に行わないでください。
- ガスくさい臭いがするとき(危険性:引火の恐れ)
- 雨が降っているとき、濡れた手で作業を行う(危険性:感電の恐れ)
ノーリツ製給湯器の電源プラグからのエラーリセット方法は以下の手順で行います。
破損や火災の恐れがあるため、電源プラグの抜き差しは、コードではなくプラグを持って行うようご注意ください。
- 給湯器電源プラグをコンセントから抜く
- 10秒ほど経過した後に電源プラグをコンセントへ差し込む
上記2つのリセット操作で再びエラーコードが点滅表示された・給湯器が動かない場合は、根本的な不具合が解消されていません。
その場合は、「ノーリツ給湯器のエラーコード一覧」を確認し、対応して下さい。
また、使用から10年以上が経過する給湯器は、突然の故障が起こるかもしれません。そうなる前に買い替えることをおすすめします。
⇒給湯器の交換が必要か気になる方はミズテックへご相談ください
ノーリツ給湯器のエラーコードが解消しないならプロに問い合わせましょう
給湯器が故障した場合の点検や修理、交換は「給湯器メーカー(ノーリツ社)」「ガス会社」「給湯器専門業者」など3タイプの業者に依頼できます。
それぞれの業者は、以下のケースで使い分けるとスムーズな修理対応が可能です。
依頼先 | 目的 |
---|---|
給湯器メーカー (ノーリツ社) | 点検を含めて修理を希望(メーカー保証期間内) |
ガス会社 | 安心感が優先!点検も含めて修理と交換の両方を検討 |
給湯器専門業者 | 費用を抑えて給湯器の修理もしくは交換を検討したい |
ノーリツの給湯器が頻繁にエラーを出すようになった場合、給湯器の使用年数が10年未満なら修理できる可能性があります!
8~9年使用している場合は、見積りを依頼して修理と交換のどちらにするか検討しましょう。
給湯器の耐用年数は一般的に家庭用製品は10年、業務用製品は3年が目安とされています。設置から10年以上経過したガス給湯器は、メーカー側で部品の保有期間が過ぎている可能性があり、修理できない場合もあります。
上記の内容も考慮し、業者に問い合わせる前に給湯器の製造年月を確認しておきましょう。本体に記載されていますので、簡単に確認できます。
製造年月の確認方法
給湯器本体の前板のラベル(銘板)に製造年月や型番、型式が記載されています。
表記は〇年〇月でなく、下記画像のように分かりづらい製品もあるためご注意ください。
記載例)製造年月:2020年6月/20.6
画像引用元:https://www.noritz.co.jp/aftersupport/repair/hinmei.html
ノーリツの給湯器の修理については以下で詳しくご説明しています。修理を依頼する際、どこに依頼すればよいのか、費用もあわせてご覧ください。
ノーリツ給湯器が故障したら修理と交換どっちがいい?
給湯器の故障が判明した後、修理または交換の最終的な判断をしなければなりません。判断の目安として、一般的に給湯器設置後の経過年数を一つの指標としています。
ただし、アパートやマンションなどの集合住宅にお住まいの方は、給湯器の持ち主は物件の管理人であるため、必ず大家さんや管理会社への相談が必要です。
給湯器が壊れて「お風呂に入れない!」と慌てる前に、お風呂に入れない時の応急処置をご参照ください。
また、給湯器の修理は自分で行うと危険です。費用相場や交換との判断基準も紹介しているので、修理を依頼する際にご確認ください。
そこで気になるのが、「修理をしたほうがいいのか? 本体ごと交換したほうがいいのか?」という点です。
給湯器は、使用から10年を目安に修理か交換かが決まります。10年以上が経過してから修理をすると、早くて数日後に別の部品が壊れることもあります。
また、部品が用意できない場合は、結局本体を交換することにもなりかねません。
10年以上ご使用の給湯器は、不具合が起きたら本体の交換をおすすめします。
修理の目安
修理をおこなうと、当然ながら正常な状態に戻ります。しかし、給湯器の使用年数によっては他の部品の劣化で再度故障することが懸念されるため、「使用年数」と「保証期間」で判断します。
購入から7年以内の給湯器の場合
給湯器は一度設置したあと、耐用年数も考慮すると10年以上は使用可能な設備です。
メーカーの無償保証期間は、基本的に購入してから1~2年間は無償での修理が可能であること、また7年程度で1度故障した場合でも、その先長く使用できる可能性が高いため修理がおすすめです。
ただし、修理代金が高額となる場合は、新しい給湯器を購入した方が安くなるケースもあります。そのため、新しく導入した場合と修理の際の価格を比較することも大切です。
※メーカー無償保証期間は、BL認定品や非BL認定品の違い、またノーリツ社独自の保証プランのご加入状況によって大きく異なります。
BL認定品とは「優良住宅部品」として評価を受けた部品を指し、ノーリツではBL認定品の保証期間は2年、一般品は1年となっています。
8~10年を経過した無償修理保証期間内の給湯器の場合
給湯器メーカーや設置業者の有償による無償保証契約をおこなっている場合で、期間内であれば無償での修理が可能です。そのため修理をおすすめします。
保証期間外でも修理という選択肢はありますが、当該箇所の修理をおこなったとしても別の部品の経年劣化で再び故障するリスクが懸念されます。
また、メーカー側で部品の保有期間が過ぎている場合は修理できません。
総合的な観点から、設置から約10年を経過した給湯器は交換を検討しましょう。
交換の目安
「使用年数」と「費用」で交換を判断します。
修理費用よりも交換費用が安い場合
修理費用よりも交換費用が安い場合、または修理費用より高いがそれほどの金額差がない場合は、今後の故障リスクを踏まえて交換がおすすめです。
利用年数が8~10年を経過した給湯器
当該箇所の修理をおこなっても別の部品の経年劣化で再び故障するリスクが高く、修理の度に費用が積み重なります。また、経年劣化によるガス漏れや不完全燃焼などの危険性も高まります。
そのため、8~10年を経過した給湯器は安全のためにも、不具合発生のタイミングで交換の検討をおすすめします。
ノーリツ給湯器の修理・交換にかかる平均費用
無償保証期間外の修理になると、不具合の状況によって費用はさまざまです。
以下の相場を参考に、修理を重ねて使い続けるか、もしくは給湯器本体を交換するか検討しましょう。
修理を実施した場合
給湯器を修理する場合、以下の料金がかかります。
- 部品代
- 技術料
- 出張費
故障診断のみで修理を実施しなかった場合
給湯器の故障診断のみで修理を実施しなかった場合、以下の料金がかかります。
- 出張費
- 故障診断料
修理費用は故障の場所や複数の修理、また修理業者などによって大きく異なります。
部品別に修理した場合の概ねの相場は下記の通りです。
※下記は相場目安です。故障の状況やお住まいの地域、設置場所によって異なる場合があります。
修理箇所 | 項目別 | 一般的な費用相場 |
---|---|---|
電装系 | 部品代:2,000~30,000円程度 技術料:3,000~12,000円程度 出張費:2,000~3,000円程度 | 7,000~45,000円程度 |
安全装置 | 部品代:2,000~20,000円程度 技術料:3,000~15,000円程度 出張費:2,000~3,000円程度 | 7,000~38,000円程度 |
水量制御系 | 部品代:2,000~20,000円程度 技術料:5,000~15,000円程度 出張費:2,000~3,000円程度 | 9,500~38,000円程度 |
燃焼系 | 部品代:7,000~25,000円程度 技術料:5,000~15,000円程度 出張費:2,000~3,000円程度 | 14,000~43,000円程度 |
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給湯器本体を交換する場合の費用相場
一般的な交換費用にかかる項目と金額は、下記となります。
- 商品代
- 標準工事費
- 標準工事費以外の工事費
給湯器の交換費用は、設置する給湯器の機種や設置環境、使用部材、お住まいの地域、また交換業者によって大きく異なります。
給湯器 | 商品代(本体+リモコン) | 標準工事費 | 標準工事費以外の工事費(※3) | 費用相場 |
---|---|---|---|---|
16号給湯(※1) | 53,000~105,000円 | 38,000~80,000円 | 10,000~30,000円(※4) | 91,000~185,000円 |
16号ふろ(※2) | 110,000~150,000円 | 38,000~80,000円 | 10,000~30,000円(※4) | 158,000~240,000円 |
20号給湯(※1) | 68,000~110,000円 | 38,000~80,000円 | 10,000~30,000円(※4) | 106,000~190,000円 |
20号ふろ(※2) | 130,000~160,000円 | 38,000~80,000円 | 10,000~30,000円(※4) | 178,000~250,000円 |
24号給湯(※1) | 78,000~110,000円 | 38,000~80,000円 | 10,000~30,000円(※4) | 116,000~190,000円 |
24号ふろ(※2) | 150,000~170,000円 | 38,000~80,000円 | 10,000~30,000円(※4) | 116,000~190,000円 |
(※1)お湯のみ出湯するタイプの給湯専用給湯器
(※2)自動湯はりやおいだきのできるタイプのふろ給湯器(オート・フルオート)
(※3)設置に際して必要に応じて想定される工事費
(※4)別途足場が必要となる場合はプラス50,000円以上
給湯器故障の際は素早く幅広い対応可能な業者へ相談を!
ノーリツ給湯器のエラーコードが出て故障が疑われる際はミズテックへご相談ください
給湯器はエラーが表示されても、全ての状況で停止するとは限りません。運転を継続できるケースもありますが、根本的な解決ではないため、使用を継続した場合、万が一のガス事故や火災につながるおそれもあります。
とくに10年以上お使いの給湯器は、事故のリスクが急増する危険性もあるため、早めに業者への相談をおすすめします。
エラーコードが表示されてご自身で解決に至らない場合は、すぐに対応してもらえる、また特定のメーカーに関わらず要望に幅広く対応してもらえるプロの業者へ相談しましょう。
しかしガス給湯器の修理は高い技術力が必要なため、受け付けていない業者も少なくありません。
ミズテックではノーリツの給湯器をはじめ、あらゆるガス給湯器の修理にも対応可能!最短30分でお宅に伺います。
交換が必要になった場合、今お使いのノーリツ製にこだわらず、リンナイ製のガス給湯器やパナソニック製エコキュートなど、幅広い商品からお選びいただけます。ご自宅の状況を確認・拝見して、最適なものをご提案!本体&施工の10年ダブル保証をご用意していますので、末永い安心をお届けします。