「エコキュートに買い換えると電気代が相当安いって聞いたけど本当?」
エコキュートへの買い替えを検討しており、上記のような疑問に頭を悩ませている方もいるでしょう。結論から述べると、確かにエコキュートにかかる初期費用は他の給湯器に比べると高めですが、光熱費を大幅に削減することで元を取ることも可能です。
この記事では、エコキュートの光熱費が他の給湯器に比べてどれくらい節約できるのかや、エコキュートのお得な買い方および使い方を徹底解説します。エコキュートが本当にお得なのか知りたい方、給湯器を少しでも安く買いたい方は、ぜひ最後までご一読ください。
目次
エコキュートは本当にお得?他給湯器より光熱費がいくら節約できるか比較
エコキュートは光熱費が安くお得と言われることが多いですが、本当にお得なのでしょうか。他タイプの給湯器とエコキュートの光熱費(年間)を比較すると、下記のようになります。
1~2人 | 3~5人 | 6人以上 | |
エコキュート | ・約1.4~2.1万円(オール電化) ・約1.8~2.8万円(ガス併用) |
・約2.5~2.8万円(オール電化) ・約3.3~3.8万円(ガス併用) |
・約3.2万円~(オール電化) ・約4.3万円~(ガス併用) |
ガス給湯器 | ・約4~5.2万円(都市ガス) ・約6.2~8万円(プロパンガス) |
・約6.2~6.7万円(都市ガス) ・約9.2~10万円(プロパンガス) |
・約7.5万円~(都市ガス) ・約11万円~(プロパンガス) |
エコジョーズ | ・約3.4~4.6万円(都市ガス) ・約5.4~7万円(プロパンガス) |
・約5.4~5.9万円(都市ガス) ・約8.1~8.7万円(プロパンガス) |
・約6.6万円~(都市ガス) ・約9.9万円~(プロパンガス) |
電気温水器 | ・約4.2~6.4万円(オール電化) ・約5.6~8.5万円(ガス併用) |
・約7.5~8.4万円(オール電化) ・約10~11.3万円(ガス併用) |
・約9.7万円~(オール電化) ・約13万円~(ガス併用) |
石油給湯器 | 約2.3~3.5万円 | 約4.2~4.8万円 | 約5.5万円〜 |
上記の通り、給湯器かかる光熱費(ガス代・灯油代・電気代)を給湯器のタイプ別に比較すると、エコキュートが最も安いことが分かります。一般的なガス給湯器の光熱費は、エコキュートの2~3倍かかるケースが多いです。特に、オール電化でエコキュートを使用している場合は基本的に電気代しかかからないため、他の給湯器と比べてかなりお得になるでしょう。
このように、エコキュートは光熱費を大幅に安くしたい人におすすめです。しかし、エコキュートの難点としては初期費用の高さが挙げられます。長期的に見ると光熱費で高い導入費用の元を取ることも可能ですが、導入時に30~70万円の費用がかかる点はあらかじめ理解しておきましょう。
そもそもエコキュートとは?電気代の安さ以外のメリット3つ
エコキュートは他の給湯器に比べて光熱費がかなり安いことが分かりました。電気代の安さが魅力のエコキュートですが、そもそもどんな給湯器なのでしょうか。エコキュートの電気代の安さ以外のメリットを3つご紹介します。
大気熱を利用し少ないエネルギーでお湯を沸かせる
エコキュートは、電気と大気熱を利用してお湯を沸かすタイプの給湯器です。従来型の電気温水器とは異なり、大気熱も活用するため少ない電気エネルギーで同じ量のお湯を沸かすことが可能です。エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクの2つに分かれており、ヒートポンプ技術を駆使することで大気熱を取り込んでお湯を作ります。
ガスなどを使わないため環境に優しいですが、従来型の電気温水器と比較すると約1/3の電気で同量のお湯を沸かせるため、光熱費もかなり安くなります。このように、電気だけでなく大気熱を取り込んでお湯を沸かす点が、エコキュートの大きな特徴の一つです。
ガスを使用しない給湯器でオール電化にも対応
エコキュートの特徴としては、ガスを使用しないためオール電化に対応できる点も挙げられます。ガスや石油などを使用しないため環境に優しいのはもちろんのこと、電気のみで稼働できるためオール電化住宅で活用できる点も強みです。
昨今では、新築住宅への引越しなどを機に、オール電化に切り替えるという人も増えています。その際にエコキュートを導入すれば、オール電化に対応できる上に、他の給湯器に比べて光熱費をかなり安く抑えられる点も魅力でしょう。エコキュートは、オール電化を検討している人にもオススメの給湯器です。
貯湯タンクにお湯を貯めるため災害時でも安心
お伝えしたように、エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクに分かれています。ヒートポンプ技術を駆使して作ったお湯を、貯湯タンク内に貯めておき、シャワーを使用するなど必要に応じてタンクからお湯を供給するというシステムです。
つまり、お湯を沸き上げた後であれば、貯湯タンクにお湯が貯まっている状態となります。タンク内にお湯が貯まっていれば、何らかの災害が発生した場合でも安心でしょう。電気やガス、水道などが止まっている場合でも、タンクからお湯を取り出し、非常用生活水として活用することが可能です。ただし、タンク内のお湯がなくなり新たな沸き上げが行われていない場合には、日常においてもお湯切れの心配がある点と表裏一体であることも理解しておきましょう。
エコキュートを購入する前に知っておきたいデメリット3つ
エコキュートには「大気熱を利用し効率よくお湯を沸かす」「オール電化対応」「災害時でもお湯を使える」などのメリットがあることが分かりました。一方で、エコキュートにはいくつかのデメリットも存在します。エコキュートを買って後悔しないためにも、下記の3つのデメリットを確認しておきましょう。
他の給湯器に比べて初期費用が高い(30~70万円)
エコキュートのデメリットとしてはまず、他タイプの給湯器に比べて初期費用が高いことが挙げられます。エコキュートの初期費用相場は、30~70万円です。安くても30万円程度の初期費用が必要ですが、タンク容量が大きくハイスペックなモデルを購入したい場合には、50万円以上の費用がかかるケースも少なくありません。
ガス給湯器であれば、工事費込みで10万円台で導入できる製品も多いです。たとえエコジョーズであっても、30万円以下で導入できるケースもあります。このような他の給湯器との価格差を考慮すると、高い初期費用がかかってしまう点がエコキュートを導入の障壁となるケースもあるでしょう。
ただし、業者によっては50~70%近い割引を適用してくれたり、分割払いに対応してくれたりするものです。できるだけ安くエコキュートを導入するためには、後述する「エコキュートのお得な買い方のポイント3つ」もチェックしてみてください。
広い設置スペースが必要
エコキュートのデメリットとしては、広い設置スペースが必要なことも挙げられます。お伝えしているように、エコキュートは大気熱を取り込むためのヒートポンプユニットと、沸かしたお湯を貯めておく貯湯タンクの2つのパートに分かれています。
従来型のガス給湯器であれば、壁掛けタイプもあるなど、限られたスペースに設置することも可能でした。エコキュートの設置は基本的に屋外であり、他の給湯器に比べて広い設置スペースを必要とします。貯湯タンクは屋内に設置することも不可能ではありませんが、ヒートポンプユニットは屋外設置が原則です。
そのため、屋外の広い設置スペースを確保できない場合には、エコキュートの導入が向いているとは言えないでしょう。また、屋外であってもスペースが十分ではない場合には、共振によって運転音が増幅し、騒音問題などに発展するケースもあります。このようなデメリットも考慮した上で、エコキュートの導入に踏み切りましょう。
お湯切れの不安がある
エコキュートには、お湯切れの不安がつきまとうというデメリットもあります。既述の通り、貯湯タンクにお湯を貯めておけるため、災害時などいざという時にお湯を使えるというメリットがあります。一方で、タンク内のお湯を使ってしまった状態で新たな沸き上げが行われていない場合には、お湯切れにより「お湯が使えなくなった!」という事態にも発展しかねません。
エコキュートでは、基本的に電気料金の安い深夜の時間帯にお湯を沸かします。これにより光熱費を大幅に削減することが可能ですが、日中にお湯切れを起こした場合、新たなお湯の沸き上げが必要です。この場合には、深夜の安い電気料金ではなく、日中の通常料金でお湯を沸かすため、電気代が高くつきます。
また、急な来客などがあった場合にはすぐにお湯が使えないという点も、デメリットとなるでしょう。エコキュートの導入を検討している方は、このようなお湯切れのデメリットも頭に入れておきましょう。
エコキュートのお得な買い方のポイント3つ
エコキュートの大きなデメリットとしては初期費用の高さが挙げられます。エコキュートを導入する際には、少しでも初期費用を抑えたいものです。エコキュートをお得に購入するための買い方のポイントは、下記の3つです。
割引率の高い給湯器専門業者に依頼する
エコキュートをお得に購入するためには、割引率の高い給湯器専門業者に依頼することが重要です。給湯器を専門に扱う業者であれば、大手家電量販店や総合リフォーム業者などに依頼するよりもお得な、50~70%ほどの割引率でエコキュートを購入できます。
また、給湯器を専門に扱っているために他の業者に比べてエコキュートの品揃えが豊富な点も魅力です。下記は、ミズテックにおけるエコキュートの割引の一例です。
上記のように、人気のエコキュートを約6割引で購入することも可能です。このような給湯器専門業者ならではの割引を活用し、他の給湯器に比べて本体価格の高いエコキュートをお得に購入しましょう。
リボや分割払いが利用可能な業者に依頼する
エコキュートをお得に購入するためには、リボ払いや分割払いが利用可能な業者に依頼するのもおすすめです。エコキュートの導入時には30~70万円ほどの高い費用が発生するため、まとまった費用を現金で用意できないというケースも多く見受けられます。
そのような場合にリボ払いや分割払いに対応している業者を利用すれば、初期費用を数万円に抑えることも可能です。リボ払いや分割払いでは手数料が発生しますが、長期的な光熱費の節約を考慮すると、依然お得なケースも多いです。予算が足りないという方は、リボや分割払いでエコキュートを導入してみてはいかがでしょうか。
自治体の補助金制度を活用する
エコキュートをお得に購入するためには、補助金制度を活用するのもおすすめです。自治体によっては、エコキュートをはじめとする省エネ性の高い家電・住宅機器を対象とした補助金制度を設けています。
補助金の内容は、「一律30,000円」「対象経費の20%(上限200,000円)」など、自治体によっても異なります。一般的には、エコキュートの導入に際して3~5万円の補助金を受けられるケースが多いです。少しでも安くエコキュートを導入したいという方は、お住まいの地域で補助金制度がないかをチェックしてみてはいかがでしょうか。
エコキュートのお得な使い方のポイント3つ
エコキュートをお得に導入するためには「割引率の高い専門業者を利用する」「リボ払い・分割払いを利用する」「自治体の補助金制度を利用する」などの方法がおすすめです。エコキュートは光熱費の安さが魅力ですが、使い方によってはよりお得に利用することが可能です。エコキュートのお得な使い方のポイントを3つチェックしましょう。
安い深夜料金の時間帯を確認する
エコキュートをお得に使うためには、安い深夜料金の時間帯や電力会社ごとのプランを確認しましょう。エコキュートの光熱費が安い理由としては、少ない電力でお湯を沸かせることに加え、お湯を貯めておけるため電気料金が安い時間にお湯を沸かせることも挙げられます。
深夜料金が安いプランであれば、日中に比べて単価で5~10円以上安いケースも多いです。単価の安い時間にまとめてお湯を沸かしておくことで、トータルの光熱費も節約しやすくなるでしょう。注意点としては、深夜料金が安いプランでは日中の電気料金が高くなる点を覚えておきましょう。お湯切れを起こして日中の沸き上げが必要になると、むしろ電気代がかさんでしまうため注意が必要です。
季節ごとにモードや設定を使い分ける
エコキュートの光熱費を少しでも削減するためには、季節ごとにモードや設定を使い分けるのもおすすめです。メーカーを問わず「省エネモード」が、最も省エネ性の高いエコキュートのモード設定です。ただし、常時省エネモードにしていると、頻繁にお湯切れを起こすなどのリスクもあります。
例えば、お湯の使用量が多い冬にお湯を沸かすモード設定を多用する場合、使用湯量の少ない夏に省エネモードに切り替える、などの対策を行ってみてください。このように季節ごとのモード設定を見直すことで、お得なエコキュートをよりお得に使えるようになるでしょう。
追い焚きよりも省エネな高温足し湯を活用する
エコキュートをお得に使う裏技としては、追い焚きよりも高温足し湯を活用する対策も挙げられます。追い焚きあるいは自動保温は、使用頻度の高いエコキュートの機能として挙げられます。これらの機能では、ぬるくなったお風呂のお湯を循環させ、タンク内の熱によって温め直すものです。
この場合、タンク内の熱がなくなってしまう点がネックです。一方の高温足し湯であれば、タンク内の熱いお湯をそのまま足すことができ、省エネ性が高いです。
また、前日のお湯を沸かし直すよりも、新規のお湯張りを行う方が省エネ性が高い点も覚えておきましょう。水がもったいないという場合には、沸かし直すのではなく洗濯に使用するなど、別の方法で活用するのがおすすめです。
このようなエコキュートの機能の特徴を理解し、少しでも光熱費を削減しましょう。
エコキュートが本当にお得か悩んでいる方はミズテックにご相談を!
「エコキュートの光熱費が安いのは分かったけど、やっぱり初期費用が高い…」
「できるだけ安くエコキュートを導入したいけど、どうすればいいだろう…」
上記のような悩みをお持ちの方は、給湯器専門業者のミズテックにご相談ください。ミズテックでは様々なタイプの給湯器を取り揃えていますが、エコキュートに関しても在庫を豊富に確保している上に、50~60%ほどの割引を適用した特別価格での提供が可能です。また、日立・三菱電機・ダイキン・パナソニックなど、様々なメーカーのエコキュートを取り扱っている点も強みです。
さらに、「給湯器駆けつけ隊」として知られるミズテックは、最短30分での駆けつけ訪問にも定評があります。給湯器の交換だけでなく修理にも対応しているため、「本当に交換が必要なケースか分からない」「まだ使える給湯器を直してほしい」という方にもおすすめです。
エコキュートをお得に購入したい時や給湯器の故障に関して何か分からないことがあるという時には、お気軽にお問い合わせください。
エコキュート 本当にお得か まとめ
この記事では、エコキュートが本当にお得かということを掘り下げました。エコキュートは、給湯器の中でも光熱費が最も安いタイプであり、買い方や使い方を工夫することで、トータルコストをさらに削減することも可能です。ミズテックでは、日立・三菱電機・ダイキン・パナソニックなど、多種多様な人気メーカーのエコキュートを取り揃えています。メーカー直仕入れの専門業者ならではの特別価格でのご提供も可能なため、ぜひ一度無料見積もり相談を行ってみてはいいかがでしょうか。