電気温水器とは?オール電化で便利なメリットやエコキュート・ガス給湯器との違いを解説

電気温水器とは?

「電気温水器ってどんな給湯器?エコキュートとの違いは?」
給湯器の買い替えに際して、電気温水器の存在が気になっている方も多いでしょう。

この記事では、オール電化でも便利な電気温水器の仕組みや種類、メリット・デメリットを解説します。

エコキュートなど他の給湯器との違いや、エコキュートの方が優れているポイントまで分かるため、ご自身に合った給湯器を選びやすくなります。

この記事が、給湯器選びに悩んでいる方のお役に立てば幸いです。

目次

電気温水器とは?お湯を作る仕組みを解説

電気温水器とは、電気によって稼働するヒーターが内蔵されているタイプの給湯器です。

電気温水器は電熱ヒーターを使用して水を直接加熱しており、電気のみで水を温めることが可能です。電気ヒーターの加熱には電気を使用するため、二酸化炭素の発生や燃焼音もなく動作音が静かといったメリットがあります。

作られたお湯は貯湯タンクに蓄えることもでき、お風呂やキッチンなど幅広く使うことができます。

給湯器といえばガス給湯器の方が一般的なイメージもありますが、オール電化住宅の普及に伴い、電気温水器やエコキュートなども注目を集めています。

駆けつけ隊
駆けつけ隊

電気温水器はガス給湯器と異なり、ガスの使用に伴う不完全燃焼や一酸化炭素中毒などの心配がありません。

電気温水器の一種であるエコキュートは、エアコンと同様にヒートポンプ技術を使って大気中の熱を集めてお湯を作ります。電気を使用して空気中の熱を圧縮・移動させるため、消費電力を大幅に抑えられるのです。

また、お風呂の残り湯の熱を熱交換器が回収、貯湯タンクにある水をその熱で温めますヒートポンプによる沸き上げ熱量を減らす「ふろ熱回収機能」や、「ウレタン発泡充填断熱構造」で貯湯ユニットの保温性能が高いことからも、省エネ性能が高い給湯器と言えるでしょう。

電気温水器は電気代の安い深夜帯の電力を使って蓄熱し、追い炊きに使用することもでき、ガス給湯器のデメリットが気になる方や、オール電化への切り替えを考えている方におすすめです。

「参考:電気温水機器(ヒートポンプ給湯機)の現状について

電気温水器のお湯の沸かし方は2種類に分けられる

浴槽の写真

電気温水器には、主に下記の2つの種類があります。

瞬間式

瞬間式の電気温水器は、水が電気温水器を通過して温められ、瞬間的にお湯を沸かせるタイプです。

給湯の水栓を開けてから瞬間的にお湯を沸かすため、必要な分のお湯を必要な時に沸かせる点がメリットです。

また、次にご紹介する貯湯式のように大きなタンクが必要ないため、省スペースで使用できる点やお湯切れの心配がない点も魅力でしょう。

貯湯式

貯湯式の電気温水器は、電気ヒーターで水を沸かした上で、貯湯タンクにお湯をためておくタイプです。

貯湯タンク内のお湯は常に保温されており、常に安定した温度でお湯を使える点や、非常時の生活用水として活用できる点がメリットです。

また、エコキュートなども含めて深夜の電気料金が安い時間帯にお湯を沸かすことで、電気代を節約できるタイプもあります。

一方で、タンク内のお湯が切れた際にはお湯を再度沸き上げるまでにお湯切れの心配がある点や、タンク設置のスペースが必要となる点がネックです。

【機能別】電気温水器の3タイプを紹介

続いて、電気温水器を機能別に分類した場合の3つのタイプを見ていきましょう。

基本的には、給湯専用→オートタイプ→フルオートタイプの順により多機能かつ高価になります。

給湯専用タイプ

給湯専用タイプの電気温水器は、文字通り給湯のみを行える給湯器です。

現在では一般的な機能となっているお風呂の保温や追い焚き、足し湯などの機能は搭載されていません。

追い焚きなどの機能は特に電気代のかさむ機能であり、シンプルな機能のみでよいため、初期費用も光熱費も安く抑えたいという方におすすめのタイプです。

オートタイプ

オートタイプの電気温水器は、自動でお湯はりを行うことができるタイプです。

ボタン一つでお湯はりを行うことができ、設定湯量までたまったら自動でストップする点が便利です。

ただし、追い焚きや足し湯などの機能は、基本的に手動で行うことになります。

この点がフルオートタイプとは異なりますが、価格的にはフルオートタイプよりもやや安い傾向にあります。

給湯専用タイプほど安くはないものの、自動お湯張り機能は使いたいが、他の自動機能は必要ないという方におすすめです。

フルオートタイプ

フルオートタイプの電気温水器は、お湯はりに加えて追い焚き・保温・足し湯などを全て自動で行ってくれるタイプです。

湯量や温度をその都度気にする必要がないため、毎日快適にお風呂を使用することができます。

価格的には最も高価なタイプとはなりますが、追い焚き機能や保温機能を頻繁に使いたいという方にとっては、最も便利なタイプとなっています。

電気温水器(エコキュート)の寿命・耐用年数

電気温水器やエコキュートの寿命は、一般的に10年程度とされていますが、実際の耐用年数は設置環境や使用状況、メンテナンス頻度によっても大きく変わります。

購入から7年以上経過し、お湯の減りが早くなったり、お湯の温度が低くなったり、エラーコードが頻発するようになったら、そろそろ寿命と考えていいでしょう。

エコキュートは、ヒートポンプユニットや貯湯タンクの2つのパーツで構成されていますが、寿命の目安としては下記の通りです。

主なパーツの寿命の目安

パーツ寿命の目安
ヒートポンプユニット10~15年
貯湯タンク10~15年
配管・内部部品10年程度

エコキュートを長く安全に使うためには、定期的なメンテナンスが重要です。

メンテナンスを怠っていると不具合にも気付きにくいため、重大な故障を見逃さないためにもメーカーや施工業者が推奨する年1回程度の点検を実施しましょう。不具合が見つかった際は早めに修理や交換を検討して下さい。

寿命を超える使用は、効率の低下や突然の故障を引き起こす可能性があるため、早めに交換しましょう。

電気温水器の寿命について詳しい情報を見る

電気温水器のデメリット3選

電気温水器はご自身に合った種類および機能別のタイプを選びたいものですが、そもそも電気温水器が向いているかどうかを見極めることも重要です。

電気温水器を購入する前に知っておきたい、主なデメリット3選をチェックしましょう。

お湯切れが起こることがある

電気温水器のデメリットとしてはまず、お湯切れが起こることが挙げられます。

貯湯式の電気温水器は、一定量のお湯を沸かして貯湯タンクにためておくことで、いつでもお湯が使える状態となっています。

ただし、タンクにためられるお湯の量には限りがあるため、お湯を使っている最中にお湯切れを起こす可能性もあるのです。

電気温水器で使えるお湯の量はタンク容量によっても異なりますが、一般的に4~5人の家族が一日に使うのに十分であることが多いです。

ただし、家族人数に対してタンク容量が少ない場合や、親族や友人が泊まりに来てお湯の使用量が増えた場合には、お湯切れを起こすリスクが高まります。

このデメリットはエコキュートにも共通する部分なため、エコキュートの購入を検討している場合にも注意しておきましょう。

設置場所が限られる

電気温水器のデメリットとしては、広い設置場所を必要とする点も挙げられます。

電気温水器はガス給湯器に比べて本体のサイズが大きく、その分広い設置スペースが必要となります。

電気温水器は室内の水回りの近くに設置することが多く、扉を開けたら大きな機械が設置されているという物件も多いです。

このように設置場所が限られてしまうため、物件によっては設置が難しかったり、より多くの工事を必要としたりします

そのため、マンションなどの賃貸・集合住宅にお住まいの方は特に注意が必要です。

なお、エコキュートの場合には大きな室外機の設置も必要となります。

ガス給湯器より水圧が弱い

電気温水器のデメリットとしては、ガス給湯器よりも水圧が弱いことも挙げられます。

ガス給湯器は基本的に瞬間式の給湯器であり、水道管と直接繋がっているために、水道圧に近い水圧で給湯されます。

一方の電気温水器は多くが貯湯式であり、一度タンクの中にためられたお湯を使うため、ガス給湯器に比べて水圧が弱いです。

このポイントは、シャワーの水圧にはこだわりたい人にとっては厄介なデメリットでしょう。

なお、このデメリットもエコキュートと共通しているものです。

電気温水器のメリット

電気温水器のデメリットを3つ見てきましたが、電気温水器はガス給湯器など他のタイプの給湯器に比べて優れている点も多く存在します。

ここでは、電気温水器の特筆すべきメリットを3つご紹介します。

オール電化に対応できガス代がかからない

電気温水器のメリットとしてはまず、オール電化に対応できる点が挙げられます。

オール電化住宅で給湯器を使用する場合には、ガスを使わない給湯器を選ぶ必要がありますが、電気温水器やエコキュートなどが該当します。

オール電化に対応できる電気温水器であれば、ガス代がかからない点もメリットとなります。

駆けつけ隊
駆けつけ隊

ガス代がかからないことで給湯にかかるコストを電気代のみにまとめられ、コストが分かりやすい上に節約もしやすいでしょう。

このようなメリットのある電気温水器は、オール電化住宅への引越しを検討している人や、効率よく節約をしたい方におすすめです。

ガス漏れや不完全燃焼などのリスクがない

電気温水器のメリットとしては、ガス漏れや不完全燃焼などのリスクがない点も挙げられます。

ガスを用いるガス給湯器の場合、ガス漏れや不完全燃焼、それに伴う一酸化炭素中毒などのリスクは付き物です。

安全に使用していれば基本的には問題ない点ですが、電気温水器の場合はそのリスクが全くないため、より安心です。

住宅設備の使用に伴う安全上のリスクを少しでも軽減したい人にも、電気温水器はおすすめとなります。

貯湯式の場合は非常時にお湯が使える

これは貯湯式のみのメリットとはなりますが、電気温水器には非常時にお湯が使えるメリットもあります。

駆けつけ隊
駆けつけ隊

貯湯タンクにためておいたお湯を使う方式のため、タンクにお湯がたまっている限りいつでもお湯を使えます。

したがって、突然停電などが起きて電気を使えなくなった場合でも、貯湯タンク内のお湯を非常用生活水として使うことが可能です。

タンク内のお湯には限りがある上に、停電中はさらなる沸き上げや温度調整などを行うことはできませんが、瞬間式のように全くお湯が使えないということもありません。

いざという時に備えたい人にとっては、貯湯式の電気温水器は利便性の高い給湯器と言えるでしょう。

稼働中の音が静かで騒音の心配がいらない 

電気温水器は、稼働中の音が非常に静かなため、日常生活や近隣への影響を気にせず使用できるのも特徴の一つです。

環境省の「地方公共団体担当者のための省エネ型温水器等から発生する騒音対応に関するガイドブック」によると、一般的な電気温水器の運転音は40~50デシベル程度とされています。

これは図書館内の静けさや静かな住宅地の騒音レベルに相当します。この範囲は、環境省の定める昼間や夜間の環境基準(昼間65~70デシベル、夜間55~60デシベル)を下回っているため、夜間も近隣への影響を気にすることなく安心して使用できます。

さらに、電気温水器は振動を抑える設計が施されているため、運転音が周囲に響くことがほとんどありません。

この静音性は、住宅密集地やアパートなど隣接する環境での使用においても快適で、騒音によるトラブルのリスクを大幅に低減します。

静音性を重視する方にはおすすめの給湯器です。

電気温水器とガス給湯器との違い

電気温水器とガス給湯器は、給湯に使用するエネルギー源や仕組み、維持費用において大きく異なります。

電気温水器は、主に夜間の割安な電力を活用して水を温め、貯湯タンクにお湯を蓄える仕組みです。そのため、ランニングコストを抑えやすい反面、貯湯量に限りがあるため、一度に大量のお湯を使う場合に湯切れすることがあります。

また、貯湯タンクを設置するスペースが必要で、初期費用も高めです。

一方、ガス給湯器はガスを燃焼して瞬時にお湯を供給するため、連続で大量のお湯を使う際に便利です。設置スペースが小さく済み、導入費用も比較的低いのが特徴ですが、ランニングコストはガス代の影響を受けやすいです。ガス代が電気よりも高いことが多く、使用頻度によっては維持費が電気温水器より高くなる場合があります。また、ガス設備が必要なため、設置場所によっては制限があります。

家族構成や使用頻度、設置環境に応じて、どちらにするかを検討するといいでしょう。

エコキュートとガス給湯器の違いについて詳しい情報を見る

電気温水器とエコキュートの違いとは?

電気温水器とよく比較される給湯器としてはエコキュートが挙げられます。

実際に電気温水器のメリット・デメリットに関しても、エコキュートに共通しているものが多いです。

電気温水器とエコキュートの違いはをまとめると、以下の通りです。

電気温水器エコキュート
お湯を作る仕組み内蔵された電気ヒーターでお湯を作り、貯湯タンクにためる電気の力に加えてヒートポンプユニットで集めた大気熱を利用して効率よくお湯を作り、貯湯タンクにためる
価格相場15~30万円30~70万円
電気代エコキュートほど節約はできない電気温水器よりも安い(約1/4)
設置スペースガス給湯器よりも広いスペースが必要ヒートポンプユニットと貯湯タンクの2つを設置する室内外のより広いスペースが必要
その他のデメリットお湯切れが起こる、水圧が弱いなど電気温水器に同じ
その他のメリットガス漏れなどの心配がないなど電気温水器に同じ +補助金をもらえるケースもある、環境保護に貢献できるなど

電気温水器もエコキュートも電気の力でお湯を作る点は一緒ですが、エコキュートは大気熱も利用しています。

そのためより効率よくお湯を作ることができ、電気代を約1/4程度に抑えられる点が大きなメリットです。

ただし、初期費用は電気温水器に比べて高い点や、より広い設置スペースが必要となる点などには注意が必要です。

電気温水器とエコキュートの違いについて詳しい情報を見る

今から電気温水器を導入するよりエコキュートの方がおすすめ

電気温水器とエコキュートの基本的な違いが分かりましたが、現在では電気温水器よりもエコキュートを導入する方がおすすめです。

電気温水器よりもエコキュートの方がおすすめとなる理由を4つチェックしましょう。

現在では電気温水器よりエコキュートが主流

電気温水器よりもエコキュートがおすすめな理由としては、昨今では省エネ住宅の普及と同時にエコキュートの需要が拡大し、エコキュートの方が主流であることが挙げられます。

「家庭用ヒートポンプ給湯機(エコキュート)国内出荷実績」によると、エコキュートの出荷台数は2022年に国内年間出荷台数70万台を越え、2023年には国内累計出荷台数は900万台を突破しました。

一方の電気温水器の出荷台数は、15年前に比べて半分以下に減少しています。

エコキュートは初期費用が高いものの補助金などもあったことで普及が進みましたが、その高い省エネ性と光熱費の安さが大きな魅力です。

普及に伴いエコキュートは様々な機種が登場しており、今から新しい給湯器を導入するのであれば、エコキュートの方が選択肢が多いです。

現在では電気温水器よりも主流となったエコキュートを選べば、享受できるメリットもより多いでしょう。

エコキュートの方がエコで電気代も安い

エコキュートの方が省エネ性が高く電気代も安い点も、おすすめできるポイントです。

既述の通り、電気の力だけでなく大気熱を利用してお湯を作るエコキュートは、電気温水器に比べて給湯効率が高く、電気代に換算すると約1/4に抑えることも可能です。

初期費用はエコキュートの方が1.5~2倍ほど高いですが、電気温水器との機器本体価格差を4~5年で回収できるケースもあります。

回収した後も電気代を大幅に節約し続けられることを考えると、エコキュートの方がお得です。

このように、省エネ性の観点や長期的に使い続ける観点から、電気温水器よりエコキュートがおすすめです。

エコキュートの電気代に関する詳しい情報を見る

エコキュートの方が高性能・多機能な製品が多い

エコキュートの方がおすすめな理由としては、エコキュートの方が高機能・多機能な製品が多いことも挙げられます。

既述の通り現在では電気温水器が下火になっている一方で、エコキュートの需要は高まり続けています。

それに伴い、様々な機能の搭載された新モデルも登場し続けており、エコキュートの最新モデルを購入して快適なお風呂タイムを過ごす人も多いです。

具体的には、下記のような機能が最新のエコキュートには搭載されています。

  • スマホ連携で遠隔操作ができる
  • 太陽光発電と連携ができる
  • 保温効果の期待できるマイクロバブル
  • ふろ配管自動洗浄機能 など

このような最新機能が搭載されたエコキュートを使うことで、効率よく節電しつつ、これまでにないお風呂体験もできるでしょう。

エコキュートは災害時でも安心できる

エコキュートがおすすめな理由としては、災害時でも安心できる点も挙げられます。

エコキュートは大きな容量の貯湯タンクを必要とし、スペース面でのデメリットはあるものの、災害時に非常用生活水として使えるお湯を確保できる点がメリットです。

また、最新のエコキュートであれば10年前の製品に比べてより耐震性なども優れており、安心して使いやすくなっています

災害時に非常用生活水を使う場合には、止水栓を閉めて逃し弁を上げて、非常用取水栓からお湯を取り出すだけです。

駆けつけ隊
駆けつけ隊

電気はガスよりも復旧が早い傾向にあるため、ガス給湯器よりも安心です。

停電時のエコキュートの使用について詳しい情報を見る

電気温水器やエコキュートを選ぶ際のポイント

エネファームはメリットも多いが向き不向きあり

電気温水器やエコキュートの導入を迷っている方も多いとは思いますが、オール電化の給湯器を選ぶ際には重要なポイントがいくつかあります。

特に重要なポイントを3つチェックしましょう。

家族人数に合わせた容量を選ぶ

電気温水器やエコキュートを選ぶ際にはまず、家族人数に合わせた容量を選ぶことが重要です。

貯湯式の給湯器は貯湯タンクにためたお湯を使う方式となりますが、家族人数に対してタンク容量が不十分な場合、頻繁にお湯切れを起こしてしまいます

エコキュートのタンク容量選定の目安は、下記の通りです。

エコキュートの容量使用人数の目安
300L2~3人
370L3~5人
460L4~7人
550L5~8人

家族人数が2人以下の場合には300Lタイプなど一般的な容量よりも小さい製品を選べるメーカーもありますし、550Lなどより大きな容量を選ぶことも可能です。

このように家族人数に合わせて適切な容量のエコキュートを選び、お湯切れのリスクを軽減しましょう。

エコキュートの容量・サイズの決め方のポイントについて詳しい情報を見る

ライフスタイルと予算に合った機能の製品を選ぶ

電気温水器やエコキュートを選ぶ際には、ライフスタイルおよび予算に合った機能の製品を選ぶことが重要です。

電気温水器は給湯専用・オート・フルオートの3つから選べますが、エコキュートも同じです。

いずれの場合も、多機能になるほど価格も高くなるため、下記のようなポイントをチェックして、ご自身に合った製品を選びましょう。

  • 給湯器の導入にかけられる予算はいくらか
  • どのくらい頻繁に浴槽を使うか
  • 自動追い焚き機能などは本当に必要か

エコキュートの工事費込みの価格相場について詳しい情報を見る

マンション・アパートなど賃貸住宅ではサイズも考慮する

マンションやアパートなどで給湯器を購入する場合には、サイズに注意して適切な製品を選びましょう。

貯湯式の電気温水器やエコキュートは特に広い設置スペースを必要とするタイプの給湯器ですが、マンションやアパートでは給湯器の設置に使えるスペースがあまり広くないものです。

駆けつけ隊
駆けつけ隊

スペースを確認せずに給湯器を購入したものの、設置できないというケースもあるため、注意が必要です

また、賃貸のマンション・アパートの場合には、新たな給湯器の購入前に管理会社・大家さんへの連絡が必須です。

規約により導入できないタイプやサイズの給湯器もあるため、トラブルを避けるためにも必ず確認しておきましょう。

マンションでのエコキュート設置について詳しい情報を見る

豪雪地帯・寒冷地にお住まいなら専用モデルを選ぶ

積雪期間が年間90日以上、年平均気温が10度以下になり、冬季に氷点下になる日が多い地域を寒冷地と言います。

また、降雪量の多い豪雪地帯では、厳しい寒さが長期間続くため、一般的な住宅設備では凍結や性能低下が起こる可能性があります

厳寒期でもエコキュートが安定して給湯できるよう、寒冷地専用モデルの設備を選びましょう。

寒冷地専用モデルの特徴として、凍結防止機能の搭載や、外気温が-20℃から-25℃となる場合でも問題なく使用できることが挙げられます。

例えば、貯湯タンクや配管部分に強化断熱材を使用したり、凍結防止ヒーターによって内部の凍結を防ぐため、寒冷地の厳しい環境でも快適にお湯を使用できるように設計されています。

寒冷地での生活を安全・快適に保つためにも、寒冷地や豪雪地帯に該当する地域にお住まいの場合には、寒冷地専用モデルを導入しましょう。

エコキュートの寒冷地仕様について詳しい情報を見る

電気温水器やエコキュートの購入にお悩みならミズテックにご相談を!

ミズテック トップ

「電気温水器やエコキュートの買い替えを検討しているけれど、どんな機種があるかわからない…。」

「費用や性能面の違いがよくわからない…。」

そのお悩み、ぜひミズテックにお聞かせ下さい。

ミズテックは、給湯器の販売・設置に特化したプロフェッショナルとして、お客様一人ひとりのニーズに合った提案を行います。

エコキュートや電気温水器の特性、ランニングコストの比較、設置条件など、専門資格と知識を兼ね備えたスタッフがしっかりご説明いたします。

さらに、ミズテックなら工事完了日より10年間無料で本体を保証など、施工後も充実したアフターフォローで末永い安心をお約束します。

LINEとお問い合わせフォームのご相談は、無料で24時間・年中無休でお受けしておりますので、初期費用や機器の寿命、使用環境に関するご相談もぜひお聞かせください。

お急ぎの方はお電話からご連絡いただければ、迅速に対応させていただきます。

エコキュートのおすすめメーカー別人気商品について詳しい情報を見る

電気温水器の不具合・トラブルが起きたらどうする?

電気温水器のトラブルは突然起こるものです。

不具合が発生した場合の原因や対処方法を知っておけば、いざという時にも安心です。

ここでは代表的な2つのトラブルについて、原因と対処法を説明します。

お湯が出ない場合

電気温水器のお湯が出なくなってしまった際、まずは水が出るかどうかを確認します。水が出る場合、原因として考えられるのは下記の7点です。

■お湯が出ないが水は出る場合

原因対処法
貯湯タンクのお湯切れ沸き増しを行う
減圧弁や混合水栓のフィルター詰まりフィルターの掃除を行う
止水栓が閉まっている止水栓を開栓する
電源が落ちているブレーカーを上げる、プラグを入れて電源をつける
引っ越し・入居直後で時間が経っていない電源を入れる、通電作業を行いお湯を作る
一時的なエラーエラーコードの解除、漏水の場合は業者に連絡
電気温水器本体の故障専門業者に修理・交換を依頼する

■お湯も水も出ない場合

原因対処法
配管の凍結開栓して自然解凍を待つ、またはタオルの上からぬるま湯をかける
断水している復旧を待つ
電気温水器本体の故障専門業者に修理・交換を依頼する

電気温水器のお湯が出ない原因について詳しい情報を見る

水漏れした場合

電気温水器から水漏れが起こっている場合、すぐに修理が必要な不具合の可能性が高いです。水漏れが起こっている場合、基本的には個人での修理は難しいと考えてください。

一戸建ての場合にはすぐに業者へ連絡を行い、マンションなどの集合住宅の場合には管理組合や管理会社に連絡をしましょう。

原因対処法
経年劣化による故障プラスチック製部品またはゴム製部品の破損→専門業者に修理・交換を依頼する
減圧弁の故障減圧弁(ゴム製品)の破損→専門業者に修理・交換を依頼する
逃し弁の故障専門業者に修理・交換を依頼する
接合部の不具合や劣化専門業者に修理・交換を依頼する

電気温水器から水漏れしたときの応急処置について詳しい情報を見る

電気温水器の修理・買い替えにかかる費用相場

電気温水器の修理費用は、故障の原因や部品の交換範囲によっても異なります。

小さな部品交換なら数千円程度ですが、大規模な修理では数万円かかることもあります。

一方、寿命を迎えた場合は、買い替えが必要です。

機器の容量や機種によって費用が変動しますが、標準的な370リットルの電気温水器では、本体価格が15~30万円、工事費が5~10万円程度が目安です。

高効率タイプや寒冷地仕様モデルの場合は、さらに費用がかかることもあります。

以下に修理と買い替えの費用相場をまとめました。

内容費用相場
修理(軽微な故障)1万~3万円程度
修理(主要部品)5万~10万円程度
買い替え(電気給湯器 370L)20万~40万円(本体+工事費)
買い替え(エコキュート 370L)30万~60万円(本体+工事費)

修理と買い替えのどちらを選ぶべきかは、使用年数や故障内容によって判断するのもポイントです。

使用年数が10年近く経過している場合には、買い替えた方が長期的にお得なケースが多いです。

電気温水器を買い替える際の値段相場について詳しい情報を見る

電気温水器(エコキュート)で快適かつお得にお湯を使いましょう

オール電化でも便利な電気温水器の仕組みや機能などをご紹介しました。

今から新しい給湯器に買い替えを行うなら、電気温水器よりもエコキュートを選んだ方が、高性能で機種も多く、選択の幅が広がります。

また、エコキュートは電気温水器に比べて省エネ性能も高く、電気代も電気温水器よりも約1/4に抑えることができます。続けて電気温水器を検討するよりも、エコキュートへ買い換えた方が快適かつお得に使用できるでしょう。

買い替えを検討の際は、信頼できる専門業者のサポートが必要不可欠です。エコキュートにどんな機種があるかわからない場合にもぜひミズテックにご相談ください。

ミズテックでは、豊富な知識を持つスタッフが、お客様の生活スタイルや設置条件に最適な機種をご提案します。

さらに、設置後のメンテナンスや修理対応も迅速で、お客様が電気温水器やエコキュートを安心して長く使用できる体制を整えています。

電気温水器やエコキュートの買い替えを検討中の場合には、ぜひミズテックにご相談ください。

ページ上部へ