電気温水器のお湯が出ない原因は?減圧弁や引越し先での対処法も解説

電気温水器 お湯が出ない

「電気温水器のお湯が出ない…もしかして故障?」

電気温水器のお湯が突然出なくなり、故障なのか、どのように対応したらいいか心配になっている方もいることでしょう。

電気温水器のお湯が出なくなると、本体の故障を考えてしまいがちですが、ケースによっては故障ではない場合もあります。

この記事では、電気温水器のお湯が出ない原因と対処法を、水が出るケース、出ないケースに分けてお伝えします。

また、修理・交換が必要なケースや、お湯が出ない以外の注意すべき症状についても解説しています。

この記事が、電気温水器の不具合に悩んでいる方のお役に立てば幸いです。

電気温水器のお湯が出ない原因を特定!まずは水が出るかを確認しよう

電気温水器のお湯が出ない時はまず、水が出るかどうかを確認しましょう。

電気温水器からお湯は出ないが水は出るケースと、水すら出ないケースでは原因が異なります。

下記のように、水が出るケースでは内的要因が、水も出ないケースでは外的要因が原因のことが多いです。

状況原因
お湯→出ない 水→出る内的要因(例:タンクのお湯切れ、減圧弁や混合水栓フィルターの詰まり、引っ越し・入居直後で時間が経っていない、エラーなど)
お湯→出ない 水→出ない外的要因 (例:断水、凍結、給湯器の故障など)

したがって、水は出るのかどうかをまず確認し、具体的な原因を特定した上で適切な対処法を実施することが重要です。

「電気温水器のお湯が出ないけれど、故障だろうか?」

「電気温水器が寿命を迎えているようだが、エコキュートなど別の製品に買い替えるべき?」

「エコキュートの設置基準を満たしているかわからない」

このような悩みをお持ちの方は、給湯器駆けつけ隊のミズテックにご相談ください

ミズテックは電気温水器をはじめ、エコキュートなどの給湯器など、住宅設備の修理や交換を主に行っています。

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「お風呂に入ろうとしたらお湯が出ない」といったピンチにもスピーディに駆けつけます。

電気温水器のお湯が出ない原因7選と対処法

まずは、電気温水器からお湯は出ないが水は出るケースにおいて、主な原因と対処法をチェックしましょう。

原因ごとに適切な対処法を実践すれば、お湯が出ない状況が改善できる可能性もあります。

貯湯タンクがお湯切れしている

対処法:お湯が少なくなってきたら沸き増しを行う

電気温水器のお湯が出ない場合には、貯湯タンクのお湯切れが考えられます。

近年の電気温水器の多くは貯湯式の給湯器であり、作られたお湯は貯湯タンクに貯めて使用していますが、電気料金の安い深

夜に湯沸かしをするケースが多く、日中にお湯が足りなくなるケースが多く見受けられます。

そのため、電気温水器の故障ではなくお湯切れを起こしている可能性もあります。

特に、急な来客などでお湯の使用量が増えた場合には、お湯切れを起こしやすいため、注意が必要です。

駆けつけ隊
駆けつけ隊

残湯量はリモコンなどで随時確認できるため、通常よりも使用湯量が多い場合はチェックしてみるのもいいでしょう。

なお、通常料金の時間帯に電気温水器で沸き増しを行うと、電気代がかさんでしまうため、日中に沸き増しを行っても電気代を節約したい方は、より少ないエネルギーでお湯を作れるエコキュートへの買い替えを検討するのも一つの手です。

減圧弁や混合水栓のフィルターが詰まっている

対処法:フィルターの掃除をして詰まりを解消する

減圧弁や逃し弁、混合水栓のフィルターの詰まりによって、お湯が出ないケースもあります。

電気温水器には、安全を確保するために水道水の圧力を下げる減圧弁が内蔵されていますが、この減圧弁のフィルターにゴミや汚れが詰まっていると、お湯が出にくくなったり全く出なくなったりすることがあります。

混合水栓のフィルターも減圧弁同様に汚れが詰まることで、お湯が出なくなるケースがあります。

減圧弁や混合水栓のフィルターが詰まっている場合は、清掃して詰まりを解消しましょう

なお、減圧弁は詰まりによってお湯が出なくなったりするだけでなく、水漏れを起こしやすい部品のため、定期的なメンテナンス・交換などを行い、電気温水器を長く使い続けましょう。

止水栓が閉まっている

対処法:止水栓を開栓する

見落としがちな原因として、電気温水器の止水栓が閉まっていることも挙げられます。

初めての使用で止水栓が閉まっていたり、なんらかの修理直後で止水栓を開け忘れしまっている場合、貯湯タンクへの給水がストップしてしまうため、お湯は出ません。

止水栓が閉まっている場合には、ご自身で止水栓を開けるだけで解決するケースも多く、同時に水道の元栓が開いているかも確認しておくと良いでしょう。

電源が落ちている

対処法:ブレーカーを上げる、プラグを入れて電源をつける

なんらかの原因で電源が落ちているために、電気温水器のお湯が出ない可能性もあります。

家を空けていたためにブレーカーを落としていたり、給湯器の電源プラグを抜いていたりした場合、これらを戻さない限りお湯は出ません。

また、エラーや不具合のためにブレーカーが落ちてしまうケースもあります。

駆けつけ隊
駆けつけ隊

電気温水器のお湯が出ない場合やその他の不具合が確認される場合には、ブレーカーが落ちていないかも必ずチェックしましょう。

見落としがちな原因でもあるため、注意が必要です。

なお、ブレーカーが何度も落ちる場合には電気温水器の故障も疑われるため、ブレーカーの作動などのエラーが多い場合には、専門業者に点検を依頼してください。

引っ越し・入居直後で時間が経っていない

対処法:電源を入れる、通電作業を行いお湯を作る など

引っ越し直後や入居直後で時間が経っていない場合には、下記のような理由でお湯が出ない可能性もあります。

  • 電気温水器の通電が完了していない
  • ブレーカーが上がっていない
  • 電気温水器の電源が入っていない

見落としがちな原因ですが、引っ越し直後には起こりやすい現象のため注意が必要です。

なお、通電後に運転を開始してからタンクに水を貯め、お湯を沸かし終えるまでには8時間程度かかります。

お湯を使えるようになるのは翌日になるケースも多いことを理解しておきましょう。

一時的なエラーが発生している

対処法:エラーコードの解除 ※漏水の場合は業者に連絡をする

一時的なエラーで電気温水器のお湯が出ない場合もあります。

リモコンにエラーコードが表示されている場合は、特定のエラーによってお湯が使えなくなっている可能性も高いです。

一時的なエラーであれば、エラーを解除することでお湯が使えるようになりますので、取扱い説明書やメーカーサイトなどでエラーコードを確認し、該当の対処法を試してみてください

ただし、漏水検知のエラーコードなどには注意が必要です。

普段と使用湯量が変わらないにもかかわらず、配管や貯湯タンクからの漏水によってお湯切れを起こしたり、漏水のエラーが出たりするケースもあります。

駆けつけ隊
駆けつけ隊

マンションでの漏水は階下への浸水トラブルにもつながるため、管理会社や設置業者にすぐ連絡をしましょう。

電気温水器本体が故障している

対処法:専門業者に修理・交換を依頼する

ここまでで紹介したものが原因ではない場合、電気温水器本体の故障による可能性も高いです。

電気温水器本体の具体的な故障としては、下記が挙げられます。

  • 安全弁の故障
  • 電気ヒーターの故障
  • 貯湯タンクの腐食による水漏れ

電気温水器は電気ヒーターの熱によってお湯を作りますが、経年劣化によってヒーターが故障すると、水は使えてもお湯が使えなくなってしまいます。

また、貯湯式の電気温水器の場合、貯湯タンクが腐食するなどして水漏れが発生し、水やお湯が出ないケースも多いです。

このような故障は、自然災害の影響や取り付け時の不良が原因ではない限り、経年劣化が原因であることがほとんどです。

電気温水器本体の故障をご自身で直すことは専門的な知識が必要となるため極めて難しく、また危険も伴います。

電気温水器の故障は必ず専門業者に連絡をし、部品の修理や交換、あるいは給湯器本体の交換などを行いましょう。

電気温水器のお湯も水も出ない原因3選と対処法

お湯だけではなく水も出ないケースの原因には下記の3つが挙げられます。

また、対処法もチェックしていきましょう。

配管が凍結している

対処法:開栓して自然解凍を待つ、またはタオルの上からぬるま湯をかける

電気温水器のお湯も水も出ない原因として配管の凍結が挙げられます

冬場に外気温が下がった影響で配管が凍結すると、お湯も水も出なくなります。

外気温が0度を下回る日には配管の凍結が起こりやすく、冷風が配管に直接当たるケースでは、外気温が0度を上回っていても凍結の恐れがあります。

配管が凍結した場合には、混合栓をお湯側にして少し開き、自然解凍を待ちましょう。

もし自然解凍に時間がかかりすぎるようであれば、配管部分にタオルをかぶせてぬるま湯をかける方法も有効です。

注意点として、熱湯をかけると配管が破損する恐れもあるため、絶対に熱湯は使用しないようにしましょう。

駆けつけ隊
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破損が心配な方は、専門業者に依頼した方が安心です。

また、配管が凍結してしまってから解凍するのは時間がかかって厄介なため、前もって下記のような凍結防止策を施すことも重要です。

  • 夜間に少量の水を流し続ける
  • 浴槽のお湯を残しておく
  • 凍結防止ヒーターなどを活用する

特に冬場の厳寒期はしっかり対策をとって、凍結を予防しましょう。

断水している

対処法:復旧を待つ(止水栓を閉める)

電気温水器のお湯も水も出ない場合、断水が原因の可能性があります

断水時には水の供給が断たれてしまっているために、自宅のどの水道でも水が止まっています。

電気温水器の多くは貯湯式のため、タンク内に水が残っていれば使えそう…と思う方もいるかもしれませんが、水道の圧力がなければ水栓から水もお湯も出すことはできません。

そのため、断水時には復旧を待つ必要があります。

付近で水道工事などがあり断水になっている場合、復旧後の水が濁る恐れもあるため注意が必要です。

駆けつけ隊
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また、断水時には止水栓を閉めておき、復旧後は蛇口の水側を開いて水の状態を確認してから使用しましょう。

ただし、タンク内の水を非常用取水栓から取り出して生活用水として活用することは可能なため、断水が長時間に及ぶ場合に備えて、タンク下部の非常用取水栓の位置も確認しておきましょう

電気温水器本体が故障している

対処法:専門業者に修理・交換を依頼する

電気温水器本体の故障により、お湯も水も使えない可能性もあります。

ヒーターのみの故障であれば、お湯のみが出ないことも多いですが、より重度の故障や水漏れの場合には、お湯も水も出ないことがあるため注意しましょう。

お湯も水も出ない原因が電気温水器本体の故障の場合や、原因が分からない場合には、ご自身で処置を行うことは大変困難です。

給湯器をいじらずに専門業者に連絡をし、水もお湯も出ない旨を伝えて、修理・交換を行いましょう。

電気温水器のお湯が出ない以外に注意すべき症状3選

電気温水器のお湯が出ない場合には本体の故障が原因のこともあり、修理・交換が必要なケースも多いです

お湯が出ない症状以外で注意しておきたい、修理・交換の目安となる症状は下記の3つです。

お湯の温度がぬるい

「お湯の出が悪くなった」「設定した温度にならない」などの症状が重なっている場合は、業者に点検を依頼しましょう。

電気温水器のお湯の温度がぬるい場合には、内部の電気ヒーターなどが故障し、保温する機能に異常が疑われるためです。

また、冬場で温度が上がりづらいケースなどもありますが、季節や時間を問わずにお湯がぬるい状態が続く場合には、故障の可能性も高いため、湯温が上がりにくい際は業者への点検依頼をしてください。

お湯がすぐ水になってしまう

「温かいお湯が出るときもあるが、すぐに温度が下がる」「お湯が出たり水が出たりを繰り返す」などの症状が出ている場合には、すぐに業者に点検を依頼しましょう。

このようにお湯がすぐ水になってしまう場合も、電気ヒーターや安全弁、温度センサーなどの故障が疑われます

朝になってもお湯が沸いていない

朝になってもお湯が沸いていない場合にも業者に点検を依頼しましょう。

電気温水器による沸き上げが行われていないことが原因の可能性があります。

設定のミスや一時的なエラーでお湯が沸いていないケースもありますが、設定をしっかり行っているにも関わらず、お湯が沸いていない場合には故障を疑いましょう

電気温水器内部の故障によって沸き上げ機能が正常に動作していない可能性や、貯湯タンク側に問題があることが考えられます。

駆けつけ隊
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また、エラーが頻繁に表示される・お湯がいつもより早くなくなるなどの症状も、故障のサインと言えます。

電気温水器のお湯が出ない場合は修理やエコキュートへの交換が必須?

電気温水器のお湯が出ない場合にはさまざまな原因が考えられますが、凍結や断水などの外的要因であれば復旧を待つことで対処でき、タンクのお湯切れや止水栓が閉まっている場合などにもご自身で解消できるため、すぐにお湯を使用できます。

しかし、電気温水器本体の故障によってお湯が出なかったり、原因が分からないもののお湯が使えなかったりといった場合もあります。

このような場合には、DIYでの修理などは難しく、今後も安全に電気温水器を使用するためにも、専門業者にお湯が出ない旨を伝え、点検や修理を行ってもらうのがベストです。

業者に依頼した結果、部分的な洗浄や修理、部品の交換などで解消することもありますが、場合によっては本体の交換が必要になることもあります。

たとえば、経年劣化により電気温水器本体が重度の故障を起こしている場合には、本体の交換が必要です。

電気温水器の耐用年数は10年とされており、7~8年程度使っていると徐々に不具合が発生するようになります。

10年という寿命も目安に、業者と相談しながら修理や交換を行いましょう。

駆けつけ隊
駆けつけ隊

なお、他の給湯器を購入する場合には、電気温水器からエコキュートに買い替えるという選択肢もあります。

エコキュートは、エアコンの室外機と似た外観のヒートポンプユニットで空気の熱を利用して効率よくお湯を沸かし、貯湯タンクにためておく仕組みの給湯器です。

エコキュートは電気温水器に比べて下記のようにメリットも多く、長期的に節約を行いたい方には特におすすめです。

仕組み本体価格電気代 (一般地・同条件)
電気温水器電気ヒーターの熱でお湯を作る20~30万円月6,000円
エコキュート
大気熱と電気でお湯を作る(熱効率が高い!)
30~70万円月2,000円 (約3分の1!)

電気温水器のお湯が出ない場合はミズテックにご相談を!

「電気温水器のお湯が出ないけれど、故障だろうか?」

「電気温水器が寿命を迎えているようだが、エコキュートに買い替えるべき?」

このような悩みをお持ちの方は、給湯器駆けつけ隊のミズテックにご相談ください。

ミズテックは、給湯器のプロフェッショナルとして「電気温水器のお湯が出ない」などのトラブルに対処できます。

最短30分での駆けつけ訪問も可能なため「今すぐなんとかしてほしい!」という方でも安心です。

駆けつけ隊
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ミズテックには、他にも下記のような強みがあります。

  • 施工実績20,400件以上
  • お客様満足度97.3%の高い技術
  • メーカー直仕入れの格安価格
  • 人気のエコキュートの在庫も豊富

万が一給湯器本体の交換が必要だというケースでも、ミズテックであれば在庫を豊富に確保しているため安心です。

人気のエコキュートも取り扱っているため、「電気温水器からエコキュートに買い替えて節約したい!」という方にもおすすめです

パナソニックや三菱などの各種メーカーの製品を格安価格でご提供できるため、エコキュートへの交換費用の高さが気になっている方も、まずは見積もりを受けてみてください。

「修理なのか交換なのか分からない」

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上記のような疑問にも迅速にお答え可能です。電気温水器の交換を機にオール電化住宅にしたい方など、どんなお悩みでもお気軽にお問い合わせください。

電気温水器のお湯が出ない時には買い替えも検討しよう

電気温水器のお湯が出ないが水は出る場合には、「タンクのお湯切れ」「減圧弁や水栓フィルターの詰まり」「引っ越し・入居直後」などの原因が考えられます

一方で、お湯だけでなく水も出ない場合には「断水」や「凍結」などの外的要因が原因のことも多いです。

また、いずれの場合でも電気温水器本体の故障が原因の可能性もあり、ご自身では点検・修理が難しいケースもあります。

電気温水器」本体の故障が疑われる場合には、給湯器専門業者であるミズテックにご連絡ください。

給湯器のプロフェッショナルとして、原因ごとに適切な処置を行うほか、ご家庭の使用状況に見合ったおすすめの機器のご紹介も行っています。

エコキュートへのお得な買い替えもミズテックがご案内いたしますので、機種などのご相談も、お気軽にご相談ください。

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