「給湯器のお湯がぬるいのだが、どうすればいいのだろう…」
上記のように、給湯器のお湯の温度について悩んでいる方も多いでしょう。
この記事では、給湯器のお湯がぬるい原因と対処法について詳しく解説します。
原因ごとの対処法が分かる上に、それでも解決しない場合の対処法も分かるため、給湯器のお湯がぬるいトラブルの根本的な解決につながります。
この記事が、給湯器の温度の不具合について悩んでいる方のお役に立てば幸いです。
目次
給湯器のお湯がぬるい原因と対処法
給湯器の温度の不具合にはいくつかの原因があり、原因ごとに対処法も異なるため、原因を突き止めた上で適切な方法で対処しましょう。
給湯器での設定温度が低い
給湯器のお湯がぬるい場合、給湯器での設定温度が低い可能性が考えられます。
給湯器のリモコンで設定できる温度が低い場合には、沸かしたお湯の温度も低くなってしまいます。
現在の温度でぬるいと感じる場合には、リモコンで設定温度を上げることで、沸かしたお湯の温度も改善されます。
給湯器の種類や季節によっては、設定温度をやや高めに設定しておかないと実際のお湯の温度が高くならない可能性があります。
このように設定温度を高くしてもお湯の温度が変わらない場合、他に原因がある可能性も高いです。
冬で水温が低い
給湯器のお湯がぬるい場合には、冬場で水温が低いことが原因である可能性もあります。
冬場はもともとの水温が低いため、夏場と同じ設定温度で給湯しても水が温まりづらく、設定温度よりもぬるくなるケースも多いです。
特に寒冷地ではお湯が温まりづらいため、冬場はやや高めの設定温度で給湯してみてください。
このように、水温が低い冬場は設定温度を高くすることでお湯のぬるさが改善されるケースも多いです。
もし改善されない場合には、他の原因を探る必要があります。
優先設定がされている
優先設定がされていることで、給湯器のお湯がぬるくなってしまうケースもあります。
例えばキッチンで使うお湯が優先設定されている場合、お風呂のお湯もキッチンでの設定温度と同じ温度で給湯されます。
キッチンではお風呂よりもぬるめのお湯を使うことも多いため、優先設定によってお風呂のお湯がぬるい場合もあります。
お風呂以外の場所で優先設定がオンになっている場合には、お風呂のリモコンで優先設定をオンにすることで、風呂のお湯の温度を調整することができます。
また、他の場所でお湯を使っていることでお風呂のお湯がぬるくなっているケースもあるため、優先設定とともに他の場所でお湯を使っていないかも確認しましょう。
混合水栓に不具合がある
給湯器のお湯がぬるい原因としては、混合水栓の不具合も考えられます。
混合水栓は、一つの蛇口から水もお湯も出せるタイプの水栓です。
2つのハンドルで調節するタイプやシングルレバーで調節するタイプなどがありますが、このような混合水栓に不具合が生じていることで、設定した温度での給湯ができないケースもあります。
混合水栓に不具合がある場合には、一部の部品を交換することで不具合が直ることもあります。
ただし、ご自身で修理するのが不安だという場合には、給湯器専門業者に点検・修理を依頼するのが無難です。後述する専門業者に依頼して、原因から根本的に解決しましょう。
お風呂の循環フィルターが詰まっている
お風呂の循環フィルターが詰まっていることで、給湯器のお湯がぬるい可能性も考えられます。
浴槽には、お湯張りや追い焚きをするための循環フィルターが設置されていますが、このフィルターに髪の毛や入浴剤のカス、その他の汚れなどが詰まっていると、お湯が浴槽に流れていかなくなります。
お風呂の循環フィルターが詰まっている場合には、フィルターを掃除しましょう。
目に見えるゴミなどを取り除いた上で、フィルターの網目の部分は、歯ブラシなどで掃除するのが効果的です。
フィルターが正常に取り付けられておらず、斜めに取り付けられている場合にもお湯は正常に循環しづらくなるため、再度取り付ける際は正しく取り付けましょう。
また、お湯の不具合を防止するためには、定期的に循環フィルターを掃除するのがおすすめです。
給湯器に不具合が起きている
給湯器のお湯がぬるい原因としては、給湯器内部の不具合も考えられます。
給湯器自体が経年劣化などで不具合・故障を起こしている場合には、お湯の温度が上がりにくくなることも多いです。
また、下記のような症状が同時に確認される場合には、給湯器が寿命を迎えて不具合を起こしている可能性も高いです。
- ガス漏れしている
- 小さな爆発音がする
- 炎の色が青くない
上記のような症状が見られ、給湯器が寿命を迎えて故障していると考えられる場合には、給湯器本体を交換するのがおすすめです。
一度給湯器専門業者に点検してもらった上で、給湯器の交換を検討しましょう。
ガス栓・止水栓が閉まっている
ガス栓・止水栓が閉まっていることで、給湯器のお湯がぬるくなっている可能性もあります。
長期的に家を空ける際の水抜きなどのために、ガス栓や止水栓を閉めることもありますが、その後再度開栓する際に、栓の戻し方が不十分なためにお湯の温度に影響を与えていることもあるのです。
ガス栓が完全に開いていないと火力が足りず、温度が上がりづらくなります。また、止水栓が完全に開いていないと、水圧が弱くなり、通水量が少なくなることで自動的に消火してしまうこともあります。
ガス栓や止水栓が閉まっていることでお湯がぬるい場合には、ガス栓・止水栓それぞれをしっかりと開け直しましょう。
栓が開けづらい場合には、タオルなどを巻いて開けてみるのがおすすめです。それでもなかなか開けられないという場合には、ガス会社や水道局、業者などに連絡してみてください。
上記でも解決されないときの対処法
既述のような原因ごとの対処法を施しても、お湯のぬるい状態が解決されないケースもあります。そのような場合には、下記の2つの対処法を試してみてください。
エラーコードを確認する
既述の対処法を施してもお湯がぬるいままの場合にはまず、エラーコードを確認してください。
給湯器の一時的なエラーによってお湯がぬるくなっている可能性もあります。エラーコードが出ている場合には、下記の手順でエラーを解除してください。
- すべてのお湯を止める
- リモコンの運転スイッチを「切」にする
- スイッチを再び「入」にする
- お湯が正常に出るか確認
上記の手順でエラーを解除することで、お湯の温度が正常に戻ることもあります。エラーが繰り返し表示される場合には給湯器自体が故障している可能性も高く、業者に点検・修理を依頼するのがおすすめです。
リンナイ(Rinnai)給湯器のエラーコード一覧|リセット方法、点滅解除などの対処法
給湯器専門業者に修理を相談する
エラーコードを確認してもお湯の温度が改善されない場合、給湯器専門業者に点検・修理を相談しましょう。
原因ごとに対処法を施した上で、一時的なエラーでもない場合には、ご自身では解決できない給湯器内部の故障である可能性も高いです。
解決しづらい故障の場合、ご自身の修理を試みることで、給湯器の不具合や故障が悪化してしまうケースもあります。
このような場合には、給湯器専門業者に点検してもらい、原因を突き止めた上で修理をしてもらうのがおすすめです。
ただし、給湯器専門業者と一口に言っても技術や料金には大きな差があるため、下記のような観点から信頼できる業者を選びましょう。
- 確かな技術や実績があるか
- 良心的な料金設定か
- 対応が早いか
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給湯器のお湯がぬるい まとめ
この記事では、給湯器のお湯がぬるい場合の対処法について詳しく見てきました。お湯がぬるい原因とその対処法をまとめると、下記の通りです。
- 給湯器での設定温度が低い:設定温度を上げる
- 冬で水温が低い:設定温度を上げる
- 優先設定がされている:優先設定の解除
- 混合水栓に不具合がある:部品交換or業者に点検・修理を依頼
- お風呂の循環フィルターが詰まっている:フィルターの掃除
- 給湯器に不具合が起きている:他の症状も確認し業者に点検・修理を依頼
- ガス栓:止水栓が閉まっている:ガス栓・止水栓を完全に開ける
上記の原因ごとの対処法を施してもお湯の温度が直らない場合にはまず、エラーコードを確認してください。
一時的なエラーではない場合には、業者に点検・修理を依頼するのがおすすめです。
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