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エコジョーズとは?普通の給湯器の違いをもとにメリット・デメリットを解説

エコジョーズの特徴3つ

「エコジョーズ」とは、従来の給湯器では捨てていた排熱を再利用して、少ないガスで効率的にお湯を沸かせられる「潜熱回収型」のガス給湯器です。

従来型の給湯器と比べて、熱効率は95%アップ。ガス消費量は約9〜15%抑えられ、CO2排出量は13%削減と経済的なメリットだけでなく環境にも配慮できます。

特に家族の人数やお湯の使用量が多いご家庭では、大幅に光熱費の削減が期待できるでしょう。

従来型給湯器とエコジョーズ給湯器の違い

とはいえ、エコジョーズには初期費用が高額、環境によってはメリットが少ないケースもあるため、購入前に他の選択肢も検討すべきです。

この記事では、エコジョーズの特徴や従来型の給湯器と比較したメリットとデメリット、さらに、導入前に押さえておきたいポイントまですべて紹介します。

エコジョーズを買うか迷っている方や、光熱費を抑えたい方はぜひ最後までお読みください。

エコジョーズの購入・交換をお考えの方はミズテックへ一度ご相談ください!

エコジョーズとは少量のガスで効率よくお湯を沸かす給湯器

エコジョーズの特徴3つ

エコジョーズとは、少ないガスの量で効率よくお湯を沸かせる、最新型の給湯器です。

主なエコジョーズの特徴には、以下の3つが挙げられます。

排気熱の再利用で給湯熱効率最大95%UP

ガスを無駄なく利用できるエコジョーズの仕組み
出典:ガス業務用給湯器 ユコアPRO
駆けつけ隊
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従来よりも少ないガスの量で従来型給湯器と同じ湯量のお湯が沸かせる!

これまで余熱の約200℃分は排気とともに捨てていました。しかし、エコジョーズではそのうちの約150℃分を再利用してお湯を沸かすので、ガスを無駄なく利用できます。

また、ふろのおいだき側にも二次熱交換器を搭載している機種では、給湯のほかに追い炊きも熱効率が高く、ガスを無駄なく利用できます。

ガス消費量のムダを約9~15%削減で経済的

ガス消費量のムダを約9~15%削減で経済的
出典:エコジョーズについて
駆けつけ隊
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ガス消費量の削減はランニングコストの削減につながる!

熱効率がUPするとガスの消費量が少なくなり、結果として毎月のガス代が安くなることが期待できます。

ノーリツのエコジョーズでは、お湯の使い方は今まで通りで年間ランニングコストを約25,900円削減

さらにエコスイッチをオンにした場合は、トータルで約43,300円もの節約につながると試算しています。さらに機種によってはお湯を使っていない間の待機時消費電力も従来の約1/5まで低減してくれます。

CO2排出量約13%削減で地球環境に優しい

CO2排出量約13%削減で地球環境に優しい
出典:エコジョーズとは
駆けつけ隊
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地球温暖化抑制対応もエコジョーズならでは!

エコジョーズは、熱効率を95%まで高め、燃料消費量を抑えられ年間CO2排出量を約13%削減できる地球に優しい給湯器です。

一年間の削減効果は、約20本分の杉の木が吸収するCO2と同等とされています。

CO2は地球の温暖化を引き起こす原因とされ、環境への深刻な影響が懸念されている問題です。エコジョーズの使用は環境問題への対策にもなるでしょう。

エコジョーズでいくらお得になる?最大メリットの節約効果を試算

エコジョーズでいくらお得になる?最大メリットの節約効果を試算

エコジョーズを導入した場合、月額コストは最大15%抑えられます。

月々のコスト削減はもちろん、長期的にもかなりの節約効果を期待できるでしょう。

ガスふろ給湯器の従来型とエコジョーズを比較した場合、下記のコスト差が生じます。

【ガスふろ給湯器 20号オート】(税込)

従来型給湯器エコジョーズエコジョーズとの
価格差
初期費用
(本体+工事費)
155,000円175,000円+20,000円
月額コスト約4,500円約3,800円-700円
年間コスト
(月額コスト×12)
約54,000円約46,000円-8,000円
10年間コスト
(+初期費用含む)
約695,000円約640,000円-55,000円
※月間コストは【2023年 家計調査 家計収支編】より準用(エコジョーズは15%抑えられた場合)
※4人家族での試算

初期費用はエコジョーズの方が高額ですが、10年間で考えるとエコジョーズの方が約6万円お得です。

さらに、上記は4人家族での試算となるため、家族の人数や給湯器の使用頻度が多い、床暖房も使用している場合は、価格差も大きくなります。

特に浴室暖房機や床暖房も使用しているご家庭では、投資回収は十分可能です。

後悔する前に知りたいエコジョーズのデメリット4つ

後悔する前に知りたいエコジョーズのデメリット4つ

エコジョーズは節約効果が高い一方で、事前に知っておきたいデメリットもあります。

コストや維持に関するデメリット4つは以下の通りです。

  1. 従来型よりもエコジョーズ本体と工事費用が高い
  2. ドレン排水を処理するための設備工事が必要
  3. ガス消費量の少ない世帯は節約効果を期待しにくい
  4. 10年ごとに中和器の交換が必要

エコジョーズは後悔するといわれる理由を確認する

従来型よりもエコジョーズ本体費用が高い

駆けつけ隊
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エコジョーズは、本体価格が従来型給湯器よりも割高なことがほとんどです!

エコジョーズは、従来のガス給湯器の+2~6万円程の費用がかかります。

ガスふろ給湯器 20号オートを選ぶ際、「給湯器本体 + リモコン + 工事費用」に置ける従来型給湯器とエコジョーズの差は以下の通りです。

価格(税込)費用の内訳(税込)
従来型給湯器
RUF-A2005SAB(C)
155,000円円・本体:89,000円
・リモコン:16,000円
・工事費:50,000円
エコジョーズ
GT-C2072SAW-H BL
175,000円・本体:108,000円
・リモコン:17,000円
・工事費:50,000円
エコジョーズとの差額(税込)+20,000円

ガスふろ給湯器 24号フルオートを選ぶ際、「給湯器本体 + リモコン + 工事費用」に置ける従来型給湯器とエコジョーズの差は以下の通りです。

価格(税込)費用の内訳(税込)
従来型給湯器
RUFH-A2400SAU2-6(A)
247,000円・本体:159,000円
・リモコン:17,000円
・工事費:72,000円
エコジョーズ
GT-C2472PAR BL
309,000円・本体:210,000円
・リモコン:50,000円
・工事費:50,000円
エコジョーズとの差額(税込)+60,000
※表の価格はいずれもミズテック販売価格

価格差は比較する機種によって、また業者の販売価格によって増減はあるものの、一般的にはエコジョーズが高い傾向にあります。

ドレン排水を処理するための設備工事が必要

エコジョーズの設置には、給湯器本体の設置に付随してドレン排水の設備を整える必要があるため、時間も費用もかかります。

ドレン排水工事費用は約5,000〜10,000円が相場です。

ただし、集合住宅のPS内設置の場合、特殊な排水工事が必要となれば、ドレン排水の工事費用として20,000〜30,000円程度の費用がかかります。

駆けつけ隊
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排水設備には、汚水系統と雨水系統の排水設備があり、排水方法は各自治体の定めに従って対応する必要があります!

ドレン排水はそのまま流せないため、エコジョーズを設置するのであれば必須の設備です。

見積もりの際は、この費用も踏まえて総額を考える必要があります。

ガス消費量の少ない世帯は節約効果を期待しにくい

 一人暮らし・あまりお湯を使わない二人暮らし世帯であれば、思っているほどランニングコストは安くなりません。

エコジョーズは、給湯頻度が高ければそれだけ削減できるコストが大きくなります。

逆に1人暮らしであると、ランニングコストがそこまで安くなりません。そのため結局のところ、従来型の給湯器を買った方が安いです。

単身世帯の給湯器とエコジョーズの諸費用の比較表(16号)は以下の通りです。

従来型給湯器
RUF-A1615SAB(C)
エコジョーズ
GT-C1672AW-PS BL
初期費用
(本体+工事費)
146,000円178,000円
ランニングコスト
(10年)
約403,000円
(3,359円×12ヶ月×10年 = 403,080円)
約369,000円
(2,856円×12ヶ月×10年 = 366,802円)
合計約549,000円約545,000円

※いずれも税込でミズテックでの取り扱い価格
※月間コストは【2023年 家計調査 家計収支編】より準用(エコジョーズは9%抑えられた場合)

駆けつけ隊
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10年後を見据えたコスト差は4,000円でエコジョーズが高い!

消費量が少なければ少ないほど、節約できるはずのエコジョーズでも、結果的にコスト回収できない可能性があるのです。

10年に1度エコジョーズ特有の部品「中和器」の交換が必要

中和器とは、エコジョーズタイプの給湯器に搭載されている部品で、酸性のドレン水を炭酸カルシウムで中和して機外に排出する役割を担っています。

一般的に、中和器の寿命は10年です。寿命がきて故障を放置していると臭いや故障の原因になります。

中和器は、給湯器が約10年相当までの運転に対して中和機能が有効ですが、10年を超えると機能しないことが増え(炭酸カルシウムが減少)交換が必要になります。

中和器の交換費用の相場を示すと下表の通りです。

費用の内訳価格(税込)
部品代3,000~8,000円
技術料7,000~12,000円
出張費3,000~5,000円
合計15,000~20,000円

エコジョーズの交換費用について詳しく見る

エコジョーズの購入・交換が向いている家庭の特徴

エコジョーズの購入・交換が向いている家庭の特徴

エコジョーズの購入・交換が向いている家庭の特徴を挙げます。

お湯を使う量が多い

ご家族が多い、日々の生活においてお湯を使うシーンが多いなどご家庭は一日に使用するお湯の量も多くなります。そんな中、お湯切れを起こしたり、ぬるいお湯になったりしたら非常にi 不便です。

エコジョーズはエコキュートのような貯湯式ではありませんので、お湯切れなどの心配はいりません。

また、お湯の使用量が多いほど、ランニングコスト削減のメリットも大きくなります。

設置場所に融通がきく

エコジョーズは従来型にはないドレン水の排出が必要です。

排水の対応が必要な設置場所しかなければ大きなデメリットになりますが、逆にしっかり対応可能な場所があるご家庭ならば、エコジョーズのメリットのみを享受できます。

また、臭いや音が気になりにくい場所を選べるなら、さらに良しです。

床暖房(ガス)を使う

エコジョーズ×床暖房の組み合わせは相性がいいです。

熱効率の良いエコジョーズなら、ガス代を抑えながら床を暖められます。

また、エアコンの稼働も減らせるので、電気代までお得になることもあります。

エコジョーズの修理・交換を検討すべきタイミングはいつ?

エコジョーズの修理・交換を検討すべきタイミングはいつ?

エコジョーズの寿命は約10年とされてるため、10年経過したエコジョーズは交換がおすすめです。

耐用年数が近づくと、部品の劣化や消耗が原因で「お湯が出るのが遅い」「温度が安定しない」などのトラブルが増え、修理が必要なことが多くなります。

修理を繰り返すよりも、交換した方が費用対効果が高い場合が多いです。

特定のエラーコードが何度も表示されるなどの症状があれば、部品交換ではなく本体の交換も視野に入れましょう。

不具合の症状を放置すると、火災や一酸化中毒など重大な事故につながる可能性もあります。

万が一に備え、安全で安心してエコジョーズを使用するためにも、早めの交換を検討しましょう。

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給湯器の交換目安時期はいつか詳しく見る

給湯器の交換で迷ったらミズテックまでご相談ください

給湯器の交換で迷ったらミズテックまでご相談ください

ミズテックは、ガス給湯器に関するご相談を24時間365日受付けています。

ノーリツとリンナイの給湯器をはじめ、パロマやパーパスなど全ての給湯器メーカーの製品を取り揃えております。

また、従来型給湯器もエコジョーズも多数お取り扱い中です。

企業名ミズテック
交換費用の目安
(本体+工事費込み)
①給湯専用:68,000円~
②ガスふろ給湯器:105,000円~
③熱源機:190,000円~
修理費用の目安修理対応可:5,000円~
受付時間24時間365日(電話受付08:00~20:00)
問い合わせ方法お問い合わせフォーム
LINE
・電話
・FAX
公式サイトhttps://www.mizu-tech.co.jp/

「従来型にしようか?エコジョーズにしようか?」など、給湯器選びに迷ったらミズテックまでご相談ください。お客様にいち早く寄り添って解決のお手伝いします。

また給湯器の交換や修理では、最短30分でかけつけ、高度な技術と確かな経験をもって対処します。高い技術力があるからこそ、お客様からのご提案にも対応が可能です。

ガス給湯器についての疑問や悩みごとは、土日祝日でも迅速に対応してもらえるプロの業者「ミズテック」までご相談ください。

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エコジョーズと他の給湯器との違い|どちらがいいかも解説

エコジョーズ 給湯器 違い

エコジョーズは省エネ性が高い給湯器として人気ですが、ほかの高性能な給湯器と比較することで、より最適な選択ができるでしょう。

下記に、エコジョーズや他給湯器との違いやおすすめポイントを紹介します。

エコキュートとエコジョーズの違い

エコキュートとエコジョーズの違いは、使用するエネルギー源が違う点です。エコキュートは「電気」。エコジョーズは「ガス」を利用します。

また、エコキュートは、夜間の安い電気を利用してお湯を沸かし、貯めることが可能です。一方、エコジョーズはガスを使い効率良くお湯を沸かします。

そのため、ランニングコストや使い勝手、お住まいの地域にもよって使用メリットが大きく異なります。基本的にエコキュートは初期費用がかなり高くなります。そのため初期費用を出せるのであれば、エコキュートがおすすめです。

初期費用を抑えておきたい・かなり大人数のご家庭であれば、エコジョーズをおすすめします。

ご家庭の予算と使用状況を考えながら、エコキュートとエコジョーズでお得になる方を選びましょう。

エコキュートがおすすめな家庭エコジョーズがおすすめな家庭
・初期費用は多く出せるので、ランニングコスト(月々の光熱費)を安くしたい方
・災害時に備えたい方貯湯タンクを設置する十分なスペースがある方
・シャワーだけで済ますことが多い方
・IH調理器具を使っている方
・オール電化の家に住んでいる方
・初期費用を抑えたい方
・貯湯タンクを設置する十分なスペースがない方
・大人数で暮らしている方毎日湯船につかる方
・1日に何度もシャワーを浴びる方
・洗面所やキッチンでお湯を使う機会が多い方
・ガスコンロを使っている方
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エコキュートとエコジョーズの違いを詳しく見る

エコワンとエコジョーズの違い

エコジョーズはガスのみをエネルギー源としますが、エコワンはガスと電気を併用できるため、エコジョーズよりも省エネ効果が高い給湯器です。

特に都市ガスではなく、プロパンガスを使用しているご家庭では、光熱費を大きく抑えられます。さらに従来の給湯器よりも低い温度でお湯を貯められ、お湯切れの心配も必要なく、停電時にお湯が使えるメリットもあります。

ただし、エコワンはガス給湯器とヒートポンプユニットを組み合わせた複雑な構造をしているため、エコジョーズよりも初期費用は高くなります。

ご家庭でお使いのガス種別や予算に応じて、選ぶのが良いでしょう。

エコワンがおすすめな家庭エコジョーズがおすすめな家庭
・初期費用の予算がある方
・ご家庭でプロパンガスを使用している方
・家族の人数が多く使用頻度が高い方
・オール電化の家に住んでいる方
・災害対策をしたい方
・初期費用を抑えたい方
・貯湯タンクを設置する十分なスペースがない方
・ガスコンロを使っている方
・メンテナンスの手間を抑えたい方
・ご家庭でプ都市ガスを使用している方

エコワンとエコジョーズの違いに関する詳しい情報を見る

エコジョーズの購入・交換を費用面でお悩みなら補助金を活用しましょう

エコジョーズの購入・交換を費用面でお悩みなら補助金を活用しましょう

エコジョーズを購入・交換する場合、補助金制度の利用で費用を大きく抑えられます。

省エネ効果が高いため、国や自治体の補助金制度の対象製品となっているためです。

2024年現在で利用できる補助金制度は、下記となります。

制度名対象者補助金額
子育てエコホーム支援事業子育て世帯、若者夫婦世帯新築住宅:最大100万円
リフォーム住宅:最大60万円
賃貸集合給湯省エネ2024事業賃貸物件オーナー追い焚き機能なし:5万円/台
追い焚き機能あり:7万円/台
地方自治体の補助金制度自治体によって対象者は異なります。自治体によって補助金額は異なります。

地方自治体の補助金制度は、対象者や補助金額が異なるため、あらかじめお住まいの地域で確認する必要があります。

たとえば、東京都在住であれば「東京ゼロミエポイント」を活用できるため、給湯部熱効率が94%以上のエコジョーズ購入で1万円分のポイントが取得可能です。

エコジョーズの補助金に関する詳しい情報を見る

お湯をたくさん使う家庭ならエコジョーズがお得になりやすい

エコジョーズ お得

エコジョーズは、従来型の給湯器と比べて省エネや環境保護にも優れた製品です。

ガス代の節約やCO2排出量削減、そして高い給湯能力という3つのメリットを持ちますが、初期費用が高額であることや、ドレン排水工事が必須、ガス消費量が少ない世帯における費用対効果の低さといったデメリットもあります。

そのため、導入を検討する際は、初期費用だけでなくランニングコストも意識しての検討がおすすめです。

また、エコジョーズの種類やお住まいの地域によっては、国や地方自治体の補助金制度を活用できます。購入前に忘れずにチェックしておきましょう。

エコジョーズの導入や交換をご検討中の方は、豊富な経験と実績を持つ「ミズテック」にぜひご相談ください。

迅速かつ丁寧な対応で、お客様のニーズに最適な給湯器を提供します。

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