「エコキュートを買いたいけど、実際に工事をするとどのくらい費用がかかるのかな」とお困りではないでしょうか?
エコキュートは、空気熱を使い水を温めるため、省エネ効果や節電効果が高く、光熱費が抑えられます。 IHクッキングヒーターなどを採用したオール電化の住宅にも人気の給湯器です。
今回は、エコキュートの工事費込みの全体的な価格・初期費用について徹底解説いたします!
エコキュートの導入を安くするためのポイントも解説しますので、コストを抑えて導入したい方はぜひ参考にしてください。
目次
エコキュートの本体価格と工事費込みの相場はいくら?
使用人数 | 本体価格 | 工事費込みの価格 |
---|---|---|
1~2人 | 約30~40万円 | 約40~50万円 |
3~4人 | 約30~40万円 | 約40~50万円 |
4人以上 | 約35~70万円 | 約45~80万円 |
エコキュート本体の定価は、約30万円~70万円ほどです。
給湯タイプの違い(オート・フルオートなど)や貯湯タンクの容量で費用は変わります。
メーカーやガス会社、電力会社から直接購入すると定価での購入になりますが、給湯器専門業者やハウスメーカーであれば、定価から60~80%ほど安くなる場合があります。
エコキュート本体の価格は、定価から60%の値引きがされた価格が最低ラインで、定価からの割引が80%に近ければ最安値だとお考えください。
【メーカー別】エコキュートの本体価格(工事費込み)の相場
価格は、本体価格・工事費・出張費・既設処分費・運搬費等をすべて含んだコミコミ価格です。
(※設置場所や搬入経路で特別な作業が必要な場合は、別途料金がかかります。)
エコキュートの購入にあたって、ご参考にしてみてください。
パナソニック
型番 | HE-H37LQS | HE-H46LQS | HE-W37LQS |
---|---|---|---|
税込価格(工事費込み) | 457,853円 | 480,216円 | 623,182円 |
タンク容量 | 370L | 460L | 370L |
使用人数 | 3~5人用 | 4~7人用 | 3~5人用 |
給湯タイプ | フルオート | フルオート | フルオート |
水圧タイプ | 標準圧 | 標準圧 | 標準圧 |
設置地域 | 一般地 | 一般地 | 一般地 |
JIS | 3.0 | 3.0 | 3.0 |
特長・機能 | エコキュート専用アプリ 無線LAN搭載台所リモコン AIエコナビ キレイキープコート ECHONET Lite AIF認証対応 昼間沸き上げ停止 | エコキュート専用アプリ 無線LAN搭載台所リモコン AIエコナビ キレイキープコート ECHONET Lite AIF認証対応 昼間沸き上げ停止 | エコキュート専用アプリ 無線LAN搭載台所リモコン ステンレス配管採用 配管洗浄 リズムeシャワープラス 昼間沸き上げ停止 |
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パナソニックのエコキュートは、エコキュート専用アプリ「スマホでおふろ」の利用が便利です。
これにより、外出先やほかの部屋からお風呂を沸かしたり、予約をしたりすることもできます。それに必要な無線LANは台所リモコンに搭載されており、新しく機器を設置する手間がかかりません。
三菱電機
型番 | SRT-B376U | SRT-B466U | SRT-C376 |
---|---|---|---|
税込価格(工事費込み) | 539,127円 | 576,359円 | 446,727円 |
タンク容量 | 370L | 460L | 370L |
使用人数 | 3~4人用 | 4~5人用 | 3~4人用 |
給湯タイプ | フルオート | フルオート | フルオート |
水圧タイプ | 高圧 | 高圧 | 標準圧 |
設置地域 | 一般地 | 一般地 | 一般地 |
JIS | 3.6 | 3.6 | 3.2 |
特長・機能 | ZEH住宅向け フルオートW追いだき ハイパワー給湯 電力自由化対応 お天気リンクEZ おそうじ湯はリンク MeAMOR | ZEH住宅向け フルオートW追いだき 電力自由化対応 あったかリンク お天気リンクEZ おそうじ湯はリンク MeAMOR | エコオート 耐震クラスS対応 電力自由化対応 省エネ制御 お天気リンクEZ MeAMOR |
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三菱電機のエコキュートは、ZEH住宅に適しています。
ZEHとは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略で、生み出すエネルギーが消費エネルギーを上回る住宅のことです。給湯効率が高いため、エネルギー消費量が少ない点がポイント。
それに加えて節電モードを使うことで、「おまかせ」時よりも沸き上げ量を抑え、さらなる節電が叶います。
日立
型番 | BHP-ZA37WU | BHP-ZA46WU | BHP-F46WU |
---|---|---|---|
税込価格(工事費込み) | 376,072円 | 403,829円 | 442,106円 |
タンク容量 | 370L | 460L | 460L |
使用人数 | 3~5人用 | 4~6人用 | 4~6人用 |
給湯タイプ | 給湯専用 | 給湯専用 | フルオート |
水圧タイプ | 減圧弁方式 | 減圧弁方式 | 減圧弁方式 |
設置地域 | 一般地 | 一般地 | 一般地 |
JIS | 3.3 | 3.3 | 3.3 |
特長・機能 | インテリジェント制御 節約サポート機能 入浴剤対応 汚れガードパネル 太陽光発電利用沸き上げ 耐震クラスS対応 | インテリジェント制御 節約サポート機能 入浴剤対応 汚れガードパネル 太陽光発電利用沸き上げ 耐震クラスS対応 | インテリジェント制御 節約サポート機能 ステンレス・クリーン自動洗浄システム 入浴剤対応 汚れガードパネル 太陽光発電利用沸き上げ |
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日立のエコキュートには、「インテリジェント制御」という機能が備わっています。
たとえば、過去1週間の湯量をもとに沸き上げ量を自動で調節したり、設定温度よりお湯の温度が下がっていたら自動で追いだきしたりします。
また、節約サポート機能も搭載しています。これまでの使用湯量が表示されるので、お湯を使いすぎていないか確認できます。あらかじめ設定したシャワーや蛇口の連続使用時間を超えるとアラームが鳴る「シャワーアラーム」は、節水におすすめです。
ダイキン
型番 | EQN37YV | EQN46YV | EQN37YFV |
---|---|---|---|
税込価格(工事費込み) | 490,431円 | 529,354円 | 506,170円 |
タンク容量 | 370L | 460L | 370L |
使用人数 | 3~5人用 | 4~7人用 | 3~5人用 |
給湯タイプ | 給湯専用 | 給湯専用 | フルオート |
水圧タイプ | 高圧 | 高圧 | 高圧 |
設置地域 | 一般地 | 一般地 | 一般地 |
JIS | 3.5 | 3.5 | 3.5 |
特長・機能 | 無線LAN対応リモコン Daikin Smart APP対応 昼間シフト機能 昼間シフト天気予報連動 電力抑制設定 ECHONET Lite規格 &AIF認証対応 | 無線LAN対応リモコン Daikin Smart APP対応 昼間シフト機能 昼間シフト天気予報連動 電力抑制設定 ECHONET Lite規格 &AIF認証対応 | ウルトラファインバブル入浴 無線LAN対応リモコン Daikin Smart APP対応 昼間シフト機能 昼間シフト天気予報連動 ECHONET Lite規格 &AIF認証対応 |
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太陽光発電の余剰電力は、売るよりも自分で使うほうがお得です。
昼間シフト機能では、昼間までに必要な湯量を夜間に沸かし、残りは翌日の昼間に太陽光発電の余剰分を利用して沸き上げます。
また、ダイキンのエコキュートはECHONET Lite(エコーネットライト)規格に対応しています。これにより、再生可能エネルギーの利用や、新築ZEH住宅での太陽光発電の余剰電力を使うこともできます。
エコキュートの価格を決める要因
各メーカーで多くの製品が出ているエコキュートですが、以下の6つの観点により価格が変わります。
貯湯タンクの容量・形状
タンクが薄型のものは、通常サイズのものより価格が高い傾向があります。家族の人数やお湯の使用量、設置場所のスペース等を考慮し、最適な容量を選びましょう。
給湯タイプ
給湯専用、フルオート、セミオートの3種類があります。
機能がシンプルな給湯専用は、ほかに比べて価格が低いです。フルオートは全自動で湯はりや追い焚きまで行うため高価ですが、利便性の高さが人気です。
水圧タイプ
標準圧と高圧があります。
高圧タイプは複数個所や2階以上での使用でも水圧が安定しますが、価格は高くなります。ただし、浴室が2階以上にある場合は水圧が弱くなりやすいため、高圧タイプがおすすめです。
グレード
年間給湯保温効率の数値により、標準グレードとハイグレードに分かれ、値が大きいものがハイグレードです。この値が大きれば大きいほど、お湯を沸かすときの消費電力が抑えられます。
しかし、当然ながらハイグレードのほうが価格も高いです。
保証・サポート付帯
エコキュートの購入・設置時に保証をつけるかどうかでも価格が変わります。
メーカーによる5年間の無料保証もありますが、給湯器は10年は使えるものですので、有料の延長保証をつけるのがおすすめです。メーカーや工事業者によって保障の内容や金額が変わるので、購入する前に確認しましょう。
便利な機能
給湯器によっては、スマホアプリ対応や昼間シフト機能などの便利な機能がついています。
当然ですが、機能が増えるにつれて価格は高くなります。絶対に必要だと思える機能を確認しておき、それ以外のものが削られた製品を選ぶのもよいですね。
エコキュート価格の内訳|本体以外に何の費用がかかる?
エコキュートを設置するにあたり、本体費用のほかに工事費がかかります。工事費は、標準工事費とその他の工事費に分けられます。
項目 | 費用相場 |
---|---|
標準工事費 | 約10~20万円 |
その他の工事費 | 約3~5万円 |
標準工事費
エコキュートの標準工事費の相場は、約10~20万円です。
標準工事費の内訳は、おおよそ以下7つの項目です。
項目 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
基礎工事 | 約2~4万円 | 機器設置含む |
既設機器撤去・処分費 | 約3~4万円 | ガス給湯器、電気給湯器含む |
水道工事費 | 約3~6万円 | 給湯、給水、ふろ配管 |
電気工事費 | 約2~4万円 | ブレーカー増設、専用回路の設置・幹線の張り替えなどの配線・電気工事 |
電力会社申請費 | 約2~4万円 | 機器交換の情報を電力会社に申請 |
試運転調整費 | 約1~2万円 | リモコン操作など機器の取り扱い説明含む |
諸経費 | 約0.5~1万円 | 移動車の経費 |
基礎工事費・水道工事費は、エコキュートの設置場所から実際にお湯を使う場所までの距離により変動します。
また、エコキュートは電気でお湯を沸かすので、石油給湯器などから替える場合は配線などの電気工事が必要です。エコキュートからエコキュートに買い替えるのか、別タイプの給湯器から買い替えるのかによっても費用は変わります。
その他の工事費
標準工事費以外にかかる工事費の内訳は、おおよそ以下の5項目です。
項目 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
機器搬入費 | 約1.5~3万円 | ユニック車による吊り上げなど、特殊な運搬方法が必要な場合 |
壁貫通工事費 | 約0.5~1万円 | ー |
配管延長工事費 | 約2.5万円 | 給湯器や配管の移設が必要な場合に給水・給湯配管を新設する。 |
分電盤交換費 | 約2.5~4万円 | 200Vに対応できない場合に必要。ガス給湯器や石油給湯器から交換する場合に必要になる可能性がある。 |
循環アダプター設置費 | 約0.5~1万円 | オートタイプからフルオートタイプに変更する場合に浴槽に設置する。 |
標準工事費以外の工事費は、必ずしも必要となるわけではありません。
たとえば、搬入が難しい場所にエコキュートを設置する場合は機器搬入費がかかりますが、そうでない場所に置いてもらうよう依頼することもできます。
また、エコキュートからエコキュートに買い替えるときは、分電盤交換費はかかりません。
見積もりの段階で、どのような工事が必要になるかを確認しましょう。
エコキュートの価格を工事費込みで安く抑えるコツ
「エコキュートの設置、結構お金がかかるなぁ……」と感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
費用を少しでも安く抑える方法をご紹介します。
エコキュートの設置までまとめて依頼できる(自社施工)業者を選ぶ
本体の購入から設置まで依頼できる業者であれば、最初から工事費込みの価格で契約できます。総費用が明確になるので、「こんなに高くなるなんて思わなかった」という事態にならず、安心です。
購入と設置を分けてしまうと、結果的に高くついてしまう場合が多いです。
エディオンやヤマダ電機、ケーズデンキなど家電量販店やネットスーパーは、基本的に工事費が別料金です。総費用を初めから把握しておきたい方はご注意ください。
使用する状況に合ったエコキュートの容量・タイプを選ぶ
ご自身のライフスタイルに合ったサイズのエコキュートを選ぶことで、設置費用を安くできる場合があります。
エコキュートのサイズ別の使用人数の目安と価格は下記の通りです。
タンク容量 | 使用人数の目安 | 相場 |
---|---|---|
300L | 1~2人 | 約20~30万円 |
370L | 2~3人 | 約25~35万円 |
460L | 4人 | 約30~40万円 |
550~560L | 5~6人 | 約35~50万円 |
やはり、タンク容量が小さいもののほうが値段も安くなります。ただし、コストを抑えるために小さい容量に変更するのはおすすめできません。
各家庭の使用量によりますが、タンクが小さすぎると、
- お湯が足りなくなる可能性がある
- 何度も沸き上げが必要になる
- 結果的に不便になり、サイズ変更が必要になる
といった問題が起こり、むしろお金がかかってしまうかもしれません。
ご自身のライフスタイルに合わせた適切な容量を選びましょう。
複数の業者に見積もりをとって工事費込みの価格を比較する
見積もりをとるときは、必ず複数の業者に依頼し、値段を比較してみましょう。最安値だけではなく、各業者が提供しているサービスの内容やオプションを確認することも忘れずに。
見積りのときにチェックするポイント
見積もりの際に、下記の項目を一緒にチェックしておきましょう。
- 追加費用はかかるのか
- 設置場所に十分なスペースがあるか
- 標準工事(基本工事)の範囲
- 貯湯タンクの容量は適切か
- 工事費込みの価格か
- オプション料金も含まれているか
- 10年保証やアフターサービスの有無
これらの点は価格だけではなく、故障・点検時の対応にも関わります。
業者のスピード感や対応もチェックしておこう!
値段だけでなく、各業者のサービスの質も重要です。
- 対応のスピード感
- 対応が丁寧でわかりやすい
- 細かい部分を調整してくれる など
業者によって対応に大きな違いがあるため、事前に評判やレビューを確認しておきましょう。
給湯器は10年は使える機器ですので、工事業者とも長い付き合いになります。対応のよい業者であれば、安心して10年任せられますよね。
価格を抑えてエコキュート購入を検討中ならミズテックへご相談ください
エコキュートの設置や交換は、専門業者を選ぶことをおすすめします。
それにより、家電量販店やメーカーに依頼するよりもエコキュートを安く設置・交換できるケースがあります。専門業者は、メーカーへ直接交渉し、格安で仕入れるなどの対応が可能なためです。
一方、ヤマダ電機やJoshinといった家電量販店や、ガス会社、エコキュートのメーカー(パナソニック・三菱・コロナ・東芝・日立など)ハウスメーカー、リフォーム業者などは、価格が高くつく場合があります。
専門業者なら、それらの最大半額以上安くなる可能性があります。
ただし、業者によって対応に大きな違いがあるため、事前に評判やレビューを確認し、信頼できる業者かどうかを見極めましょう。
信頼できる専門業者をお探しの方は、ミズテックにご相談ください。
エコキュートの価格の負担を抑える補助金制度も活用しましょう
エコキュートは、補助金の対象となる場合があります。決して安くはない買い物ですので、補助金制度を上手に活用しましょう。
対象機器であれば、1台につき8万円の補助金が出ます。
たとえば、4人世帯で一般的な460Lのエコキュートであれば、一般地でJIS(年間給湯保温効率)3.5以上のものが対象です。
対象機器の詳しい要件は、経済産業省のページをご覧ください。
さらに、ダイキンの「昼間シフト機能」のように、「天気予報と連動して沸き上げを調整する機能があれば+2万円」などの条件もあります。せっかくエコキュートにするのであれば、お得に利用したいですね。
ミズテックの補助金シミュレーションを活用し、どれだけ安く購入できるのかを確認してみてください。
エコキュートの保証は有料でもつけるべき?
エコキュートを購入すると、メーカー保証が無料でつきます。
たとえば貯湯タンクは5年間の保証がつき、購入から5年以内であれば無料もしくは安価で修理・点検ができます。このメーカー保証は、追加料金を払うと最長10年まで延長できます。
給湯器は5年以上使われることがほとんどですので、有償補償をつけることをおすすめします。
ミズテックでご購入いただいた給湯器は、10年間の無料保証がつきます。商品の故障や欠陥にかかる修理・交換、工事による過失や事故による損害を保証します。
ご家庭に合ったエコキュートを選んで適正価格で購入しましょう
エコキュートの費用は、本体・工事費用合わせて、40万円~80万円ほどです。できるだけ安く抑えたい方は、エコキュート専門業者からの購入・設置がおすすめです。
ミズテックでは、エコキュートを格安で自社仕入れ・自社工事を行っています。
さらに、補助金制度やミズテックの10年間無料保証を利用して、エコキュートをお得に導入してみませんか?
「価格を抑えて導入したい」「信頼できる業者に任せたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
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