「エコキュート おすすめしない」「エコキュート 後悔」って、ネガティブなワードが検索画面に出てるけど本当?やっぱりやめておいた方がいいのかな…
そうお悩みではありませんか?ミズテックでもお問い合わせ口にてよくご相談を承ります。
エコキュートは今や多くの家庭にて使用されています。日本冷凍空調工業会の統計値によると、年々出荷台数を増やし、2023年9月にはなんと累計出荷台数が900万台を突破したそうです。ですが、正直後悔しているご家庭があるのも事実。
給湯器は決して安くはない買い物ですから、悪評も踏まえた上でエコキュートにするかどうかを判断したいですよね。
そこで今回は、一部ユーザーにエコキュートをおすすめしない理由について詳しく解説いたします!
エコキュート導入に適しているご家庭の特徴もご紹介するので、この記事を読めばエコキュートを導入するかどうか悩むことはもうありません。
それでは早速、エコキュートをおすすめしない・後悔した理由について解説していきます。
エコキュートをおすすめしない理由
「エコキュートをおすすめしない」デメリットは、主に以下の9つです。
- 初期費用が高い
- お湯切れを起こす恐れがある
- 使い方によっては電気代が割高になる
- シャワーの水圧が弱い
- 停電時に長時間お湯を使えなかった
- お湯が飲料として不衛生
- 置き場所が確保できない・スペースをとられる
1.初期費用が高い
エコキュートの初期費用は、総額で約30万円~70万円と高めです。
普通の給湯器とエコキュートの交換費用を比較すると、以下の通りです。
給湯器 | エコキュート |
---|---|
7万円~30万円 | 30万円~70万円 |
エコキュートは、本体価格が高額ということもあり、通常の給湯器の倍以上の初期費用がかかります。
ちなみに、エコキュート交換の専門業者に依頼すると40万円前後、家電量販店では60万円以上となることが多いようです。
ミズテックは、エコキュートの交換・設置も行っています。見積もりは無料なので、お気軽にお問合せください。
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また、エコキュートの耐用年数(寿命)は10年が目安です。年数を追うごとに故障の修理・買い替えの費用が必要になる点も考慮しておきましょう。
2.お湯切れを起こす恐れがある
エコキュートを使用する時は、常にお湯切れを気に掛ける必要があります。
エコキュートは割安な深夜電力でお湯を沸かし、タンクに保存します。しかし昼間に保存分以上を使い切ってしまうと、お湯切れしてお湯が使えなくなります。
一番湯切れしやすいのが冬です。お風呂を焚くだけでなく、キッチンや床暖房などにも使用すると、かなり使用量が多くなります。お子さんの帰省などで使用湯量がいつもの倍以上になる日もあるでしょう。
AIの進化により湯切れを起こす前に湯が沸かされることは多いです。しかし、湯が沸かされている時間はお湯を使用できません。
さらに結局電気代の高い昼間に沸き増し運転をすることになり、電気代が高くなりがちです。
3.使い方によっては電気代が割高になる
エコキュートで昼間にお湯を沸かすと、電気代が割高になってしまいます。
昼間にお湯切れしてしまった場合、その都度割高な電気料金の時間帯で沸かすことになります。高額に請求されるケースもあるので注意が必要です。
特に大家族の場合は注意が必要です。
4.シャワーの水圧が弱い
エコキュートは水圧が弱いです。それは、エコキュートの貯湯タンクが水道水の水圧に耐えられないため、減圧弁で強制的に水道水の水圧を下げる仕組みとなっているためです。
給湯器とエコキュートの水圧を比較すると、以下のようになります。
種類 | 水圧 | 水の動き |
---|---|---|
ガス給湯器 | 500kPa程度 | 水道→給湯管・追い焚き管→蛇口 |
エコキュート | 180〜190kPa程度 | 水道→貯水タンク→蛇口 |
このように、給湯器のほうが2.5倍以上の水圧が発生していることがわかります。
給湯器は管から直接お湯を出す「水道直圧式」のため、水道管での水圧のまま水が出ます。そのため、エコキュートと比較して水圧が高くなります。
ただし、今では日立などから水圧の高いエコキュートモデルも発売されているためそこまで気になることはありません。特に、浴槽が3階以上にある場合は、高圧タイプのエコキュートを選ぶようにしましょう。
どうしても水圧の低さが気になる場合は、シャワーヘッドを低水圧用に交換することを推奨します。
5.停電時に長時間お湯を使えなかった
エコキュートは電気を使用するため、停電時は長時間お湯を使えない可能性があります。
特に停電は雷・台風などで発生しやすく、あまり珍しいことではありません。銭湯などにも行きにくいことが多いでしょう。
不安な方は、蓄電池の導入を検討してみても良いですね。
6.お湯が飲料としては不衛生
エコキュートのお湯は、日々入れ替わるため清潔に思えるかもしれませんが、一度タンクに貯めるため、衛生面の問題で飲用水に適していません。通常の水道水に含まれる消毒成分が抜け落ちてしまうからです。
エコキュートで沸かされた水道水には国の基準以上の消毒成分が含まれておらず、飲料水としての使用はやめておくのが無難です。緊急事態など、どうしても飲用する必要がある場合は、煮沸を行いましょう。
もちろん、地震の際など非常時の生活用水としての使用は可能です。
※各エコキュートメーカーの取扱説明書の中でも「飲用に適していない」と記載されています。
さらに貯湯タンクにはカルシウムやマグネシウムが酸化した成分が溜まりやすく、それが汚れとなりやすいです。定期的に貯湯タンクを掃除していないとその汚れ成分が流れ出ます。そのようなこともあり、エコキュートで沸かしたお湯は飲料としては不衛生です。
7.置き場所が確保できない・スペースをとられる
タンク・ヒートポンプユニットの設置スペースの確保が必要です。
庭の狭い方だと余白が少なくなるか、そもそも設置できない可能性があります。お隣との距離が空いておらず、導入できないこともあります。見た目的にも多少殺風景になるので、庭を綺麗に整えておきたい方にとっては抵抗感があるようです。
庭のスペースや景観から逆算して、設置するかを決めるといいでしょう。
また、エコキュートの選択において、すべてのメーカーが均等におすすめできるわけではありません。実際、「おすすめしないメーカー」というキーワードは消費者の間でよく検索され、選ぶ際の重要な判断基準の一つとなっています。
購入前には製品のレビューや評価をしっかりと調査し、信頼できるメーカーから購入することが賢明です。エコキュートを選択する際には、メーカーの評判や保証サービス、アフターサポートの質にも注意を払うことが大切です。
信頼できるブランドを選ぶことで、購入後の満足度が大きく向上する可能性があります。
エコキュートが選ばれる理由は?
ここまで、エコキュートのデメリットを解説してきました。
しかし、それでも多くの人から選ばれ続けているのには、以下のような理由があります。
- 電気代(ランニングコスト)が安くなる
- 非常災害時の生活用水として活用できる
- 地球環境に優しい
- 地方自治体から補助金がもらえる場合がある
1.電気代(ランニングコスト)が安くなる
エコキュートを使用すると、電気代が安くなります。
他給湯器とエコキュートのランニングコストを比べた結果、エコキュートが他の半分~3分の1以下となっています。
種類 | 年間コスト | 月間コスト | |
---|---|---|---|
ガス給湯器 | 都市ガス | 約73,320円 | 約6,110円 |
プロパンガス | 約135,000円 | 約11,250円 | |
エコジョーズ | 都市ガス | 約62,880円 | 約5,240円 |
プロパンガス | 約113,280円 | 約9,440円 | |
エコキュート | 約24,360円 | 約2,030円 | |
電気給湯器 | 約102,000円 | 約8,500円 | |
石油給湯器(灯油ボイラー) | 約41,280円 | 約3,440円 |
水温が低い冬の方が給湯のコストが高くなる傾向にありますが、平均すると上記の金額となります。
ご覧の通り、エコキュートを使用するだけで、年間の光熱費が格段に安くなります。
特に昼間に炊き上げなどをしなければ、数年で初期費用分のコストを回収できるでしょう。
エコキュートを使用している家庭は、非常に節約上手です。
東京電力や関西電力など、各電力会社のHPでは、電気料金のシミュレーションができます。エコキュートを導入することで、どのくらいランニングコストが変わるのか試算し、プランを立ててみてくださいね。
2.非常災害時の生活用水として活用できる
非常災害時に断水が起こった場合、エコキュートの貯湯タンク内の水を生活用水として活用できます。
タンクの容量にもよりますが、ライフラインが復活するまでの数週間は十分に活用できるでしょう。
また、停電時でもシャワーや蛇口からお湯を出すこと自体は可能です!(一部の製品については出湯不可の場合があります)
3.地球環境にやさしい
エコキュートは二酸化炭素を排出しないので、地球環境に優しいです。
お湯が沸くときに発生した熱をもう一度取り込んでいるため、非常に省エネルギーでお湯が沸かせます。
火を使わないためガス漏れや一酸化炭素中毒、火災の心配もありません。小さなお子様やお年寄りのいる家庭でも安心して使えます。
また、太陽光発電と相性が良いという特徴もあります。
太陽光発電は導入から10年間の「固定価格買取制度」の期間が過ぎると、余剰電力の売電価格が大幅に下落するため、自家消費をした方がお得です。
エコキュートがあれば、余剰電力でお湯を沸かして効率良く自家消費ができます。その分、光熱費を下げることにもつながります。
エコキュートの中には、天気予報を取得し、沸き上げタイミングの判断までを自動で行ってくれる機種もあります。
エコキュートは、オール電化で太陽光発電を導入している家庭には必須の省エネ設備といえるでしょう。
Panasonicのサイトでは、光熱費シミュレーション「エネピタ」が利用できるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
4.地方自治体から補助金がもらえる場合がある
エコキュートの購入・設置により、地方自治体から補助金がもらえる可能性があります。
地球に優しいことから、設置を推進するためにも市町村が補助金を出しています。
手続きは多少面倒ですが、初期費用が高いため取り組む価値があるのでしょう。
エコキュート補助金を出しているのは、自治体によるため情報をチェックしてください。
また、資源エネルギー庁が行っている「給湯省エネ事業」では、一部エコキュートを対象に国から補助金を出しています。エコキュートが電力需給ひっ迫対策に役立つためです。2023年12月31日までと期限が迫っているため、早めにチェックするようにしましょう。
エコキュートの補助金については、こちらの記事も参考にしてください。
⇒2024年エコキュート買い替え補助金を徹底解説!対象・金額・申請・期間など
後悔しない!エコキュートの選び方
エコキュート選びに失敗しないためにも、以下の3点には気をつけてください。
- 家族構成にあったタンク量
- 用途に応じた機種や機能
- 騒音レベルが低いエコキュート
では、一つずつ詳しく解説します。
家族構成にあったタンク量
エコキュートは、使用人数に応じたタンク容量を選ぶことが大切です。以下に目安を挙げます。
家族構成 |
タンク容量 |
3〜5人家族 |
370L |
4〜7人家族 |
460L |
5〜8人家族 |
550L〜560L |
ただし、上記はあくまでも目安です。家族の人数が同じでも、浴槽の大きさ・入浴の回数・台所で温水を使用するかどうかなどで使用量は大きく変わります。
お湯が足りなくなると、電気代が高い日中(10時~17時など)に追加で沸かさなくてはならなくなります。頻繁に湯切れを起こすと不便なため、1日の使用量を見極め、自分の家にはどの容量が見合うのか慎重に選ぶようにしましょう。
「どの容量のタイプを選ぶか悩む」という方は、ぜひ一度ミズテックにご相談ください。無料なのでお気軽にお問合せくださいね。
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用途に応じた機種や機能
エコキュートは、「給湯専用」「セミオート」「フルオート」の3種類があります。それぞれ、以下の通り機能が異なります。
自動湯はり |
自動保温 |
追い焚き |
たし湯 |
高音差し湯 | |
給湯専用 |
× |
× |
× |
× |
× |
セミオート |
○ |
× |
× |
○ |
○ |
フルオート |
○ |
○ |
○ |
○ (自動) |
○ |
セミオートとフルオートの大きな違いは「追い焚き機能」があるかという点です。追い焚き機能を使いたい方は、フルオートを選びましょう。ただし、フルオートタイプは使用できる入浴剤に制限があるため注意が必要です。ちなみに、にごり湯タイプは使用できないことが多くなっています。
また、セミオートタイプであっても、差し湯やたし湯でお風呂を温め直すことはできます。
できるだけ導入費用を抑えたい方は、シンプルな機能の給湯専用タイプを推奨します。
加えて、メーカーごとの独自技術もチェックしてみましょう。例えば、パナソニックのエコキュートには節電技術「エコナビ」、三菱電機のエコキュートには排水後に配管を洗浄する「バブルおそうじ機能」などが搭載されています。
騒音レベルが低いエコキュート
エコキュートは、ヒートポンプユニット(室外機)から、40dbから50db程度の稼働音がするという点は決して無視できません。「ブーン」という低周波音で、そこまで大きい音量ではなく図書館程度の館内と同じレベルです。
ただし、エコキュートはみんなが寝静まる深夜に稼働させるという点と、振動もあるため、設置場所を隣家の寝室から離すなどの対策は必要です。
最悪の場合、騒音問題でトラブルとなり裁判沙汰に発展するリスクもあるため、特に家が密集した住宅地にお住まいの方は注意しましょう。
また、エコキュートは、メーカー・サイズによって騒音レベルがやや異なります。騒音対策を徹底したい方は、できるだけ騒音レベルが低いエコキュートを選ぶようにしましょう。
ミズテックでは、無料でエコキュートに関する相談が可能です。「できるだけ静かなエコキュートを教えてほしい」など、お気軽にご相談くださいね。
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ミズテックのメリット②:エコキュートの業界最安値挑戦中!
ミズテックでは、エコキュートの業界最安値挑戦中です。定価の半額以下の値段にて、エコキュートの購入はもちろん、取り付け工事も行います。
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給湯器はすべてメーカーから直接仕入れており、非常に安価に給湯器を販売できます。
さらに工事は弊社の専門スタッフが行うので、仲介料0で安くサービスを提供いたします。
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エコキュートをおすすめしない まとめ
ここまで「エコキュートをおすすめしない」といわれる理由やおすすめできるご家庭の特徴についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
改めて、エコキュートをおすすめしないといわれる理由は以下の通りです。
- 初期費用が高い
- お湯切れを起こす恐れがある
- 使い方によっては電気代が割高になる
- シャワーの水圧が弱い
- 停電時に長時間お湯を使えなかった
- お湯が飲料として不衛生
- 置き場所が確保できない・スペースをとられる
決して安くはない買い物ですから、みんなが導入しているからといってエコキュートを購入する必要はありません。
ご家庭状況を鑑みつつ、じっくりご決断いただけますと幸いです。
ミズテックでは、エコキュートの修理・交換を受け付けています。「エラーコードが出て困っている」「そろそろ10年で寿命・入れ替えの時期かも」など、なんでもお気軽にご相談ください。