リンナイから発売されているガス衣類乾燥機「乾太くん(かんたくん)」は、ガスならではの強い温風が特徴です。
リフォームを機に導入を検討している方や、パワフルな乾燥機をお探しの方、乾太くんの設置費用が気になる方必見!
衣類乾燥機の専門家が、乾太くんの設置費用や方法について詳しく解説します。
乾太くんの特徴や電気乾燥機との違い、ランニングコストや口コミについては「リンナイ製ガス衣類乾燥機「乾太くん(かんたくん)」とは?」をご覧ください。
⇒乾太くんの購入・設置に関する具体的なご相談は「ミズテック」へ!
目次
リンナイ製ガス衣類乾燥機「乾太くん(かんたくん)」とは?
リンナイの乾太くんは、ガスをエネルギーとする衣類乾燥機です。
ガスならではの乾燥の早さや、仕上がり具合の満足度が高く、衣類乾燥機の中でも高い人気を誇っています。
一気に乾かすことでシワを軽減して、タオルもふんわりとした仕上がりに。気になるランニングコストも抑えて使用が可能です。
「家事にかかる時間を短縮させて家族との時間を大切にする」その一旦を担うべく、メーカーはホームランドリー化を目指しています。
乾太くんの特徴を以下で4つ、詳しく解説します。
乾燥スピードが速く、家事を時短化できる
火力の高いガスを利用するため、電気式乾燥機の3~5倍の早さで衣服を乾燥できます。
ガスと電気の乾燥機で、6kgの洗濯物を乾かすのにかかる時間を比較すると以下の通りです。
機種 | 乾燥時間 |
---|---|
ガス式衣類乾燥機「乾太くん」 | 約60分 |
電気ヒートポンプ式 全自動洗濯乾燥機 | 約185分 |
電気ヒーター式 全自動洗濯乾燥機 | 約312分 |
比較表の通り、電気式の乾燥機に比べてガス式は3~5倍の時間を節約できます。
早く衣服を乾燥させたい方に、乾太くんはおすすめです!
生乾きの原因菌を除去できる
乾太くんでは80℃以上の超高温風で衣服を乾燥するため、生乾きの原因菌を99%除去できます。
生乾きの悪臭の原因は、「モラクセラ菌」です。家庭内の様々な場所に存在している菌の一種で、部屋干ししていると付着してしまうことがあります。
たんぱく質などを餌にして増殖し、悪臭を放つ原因となります。
乾太くんを利用すれば高温風で乾かすため、確実にこの原因菌を除去できます。
清潔に衣服を乾燥できる
ガス式衣類乾燥機乾太くんは、雨風の強い日や花粉や黄砂の季節でも、環境に左右されることなく大活躍してくれます。
また一部の機種※では、乾燥前にドラム除菌運転をおこなうことで、ドラム内の菌を99%以上除去が可能です。
そのため、天日干しと同様にいつでも清潔な仕上がりが期待できます。
※RDT-9、RDT-63、RDT-80、RDT-54S、RDT-31Sシリーズに搭載
衣服がふんわり快適な仕上がりになる
ガスならではの強い温風で乾燥させた後は、衣類の繊維が根元から立ち上がり、気持ちの良い快適な仕上がりが可能です。
以下、3つのパターンで仕上がり具合を比較しました。
乾燥方法 | 仕上がり具合 | タオル4枚のかさ高 |
---|---|---|
乾太くん | 繊維1本1本がしっかりと立ち上がり、ふっくらで柔らかい | 約21.5cm |
天日干し | ふんわり感が少なく、ゴワゴワしている | 約18cm |
全自動洗濯乾燥機 | 乾燥するまでに時間がかかり、繊維がふっくら立ち上がりきらない | 約19cm |
また大風量の乾太くんは、自然とシワが伸びるので、アイロン掛けの手間が省けて一石二鳥です。
乾太くん(かんたくん)などのガス乾燥機と電気乾燥機の違い
ガス乾燥機・電気乾燥機の違いは、基本的に機能性・価格に出ると言ってもいいでしょう。
電気乾燥機は購入費用が比較的安価で済みますが、乾燥するまでに時間がかかってしまうため、天日干しよりもふんわり感のない仕上がりになります。
一方のガス乾燥機は乾燥までが早く、仕上がりもふんわりやさしく快適です。しかし、初期費用は高くなります。
ガス衣類乾燥機と電気式乾燥機の主な違いをまとめると、以下の通りです。
項目 | ガス式 | 電気式 |
---|---|---|
乾燥時間 | 短い | 長い |
仕上がり | 繊維が立ち上がりふっくら | 繊維が立ち上がりきらない |
イニシャルコスト (初期費用) | 高い | 安い |
ランニングコスト (維持費用) | 安い | 高い |
設置場所 | 設置条件あり | 選ばない |
乾太くん(かんたくん)のランニングコスト(ガス代)
乾太くんのランニングコストは、1ヶ月(30日間)使用しても約1,050円~約2,010円と大変経済的です。
乾太くんのランニングコストは、ガス種(都市ガス/プロパンガス)によって異なりますが、電気乾燥機と比較しても費用を抑えて使用できます。
5kgの洗濯物を乾燥した場合にかかるコスト(※)は以下の通りです。
乾燥方法 | 乾燥時間 | コスト |
---|---|---|
乾太くん (都市ガス) | 約52分 | 約40円 |
乾太くん (プロパンガス) | 約52分 | 約67円 |
電気式乾燥機 (ヒートポンプ式) | 約162分 | 約73円 |
電気式乾燥機 (ヒーター式) | 約281分 | 約126円 |
※乾燥時間:リンナイ調べ
※都市ガス算出コスト:東京ガス公表の算出条件を適用
※プロパンガス算出コスト:石油情報センター公表2024年4月全国平均からガス単価を600円で算出し、
乾燥1回にかかるガス使用量0.112㎥を掛け合わせて算出
※電力料金目安単価31円/kWhで計算。:家電公取協2024年調べ
※消費電力は1,000kwで算出
乾太くん(かんたくん)の評判・口コミは実際どう?
「乾太くん」の口コミや評判は、とても評価が高く、悪評はほとんど見受けられません。
リンナイの公式ホームページやインターネットで検索すると、乾太くんに関する多くの評判や口コミが投稿されますが、ポジティブな声が届けられています。
<メリットと捉えられる口コミや評判>
- インテリアに馴染むデザインでおすすめ
- ふわふわで気持ちいい
- 乾燥時間の短さに驚いた
- たった1時間で乾くのがすごい
- 梅雨時期にとても助かった
- 1回目の乾燥中に2回目の洗濯が同時にできるのでとても時短!
- 家族と会話する時間が増えた
- 操作がとても簡単
- 天日干しよりも仕上がりに満足
- 仕事も家事もよりスムーズになった
- 熱が室内にこもらないのが嬉しい
これだけ評判が良いと、直ぐにでも我が家に乾太くんが欲しくなりますね!
<どちらかと言うとデメリットな口コミや評判>
- 機器の上部の排湿筒の見栄えが悪い
- 導入費用が少し高く感じる
- 洗濯機の防水パンが大きくて専用台が置けなかった
やはり導入費用・スペースは避けられない問題と言えます。
そのため、乾太くんを導入する場合は、「初期費用」「設置スペース」に注意が必要です。もし、家を新築する場合は、設置スペースを考慮した設計がおすすめです。
乾太くん(かんたくん)の値段は工事費込みでいくら?
ガス衣類乾燥機「乾太くん」の設置費用は、基本機能を備えたスタンダードタイプであれば、15万円前後、新型のデラックスタイプであれば20万円前後が相場です。
乾太くん(かんたくん)の設置にかかる一般的な費用の内訳は下の表のように、①衣類乾燥機本体(乾太くん)+②工事費(基本工事費+追加工事費)の合計額となります。本体のタイプや工事が新規か交換かによって価格は大きく変動するでしょう。
タイプ | 新規 スタンダードタイプ | 交換 スタンダードタイプ | 新規 デラックスタイプ | 交換 デラックスタイプ |
---|---|---|---|---|
①衣類乾燥機本体費用 (乾太くん) | 7万~14万円 | 7万~14万円 | 10万~16万円 | 10万~16万円 |
②工事用 (基本工事費+追加工事費) | 5万~22万円 | 5万~11万円 | 5万~22万円 | 5万~11万円 |
合計価格(①+②) | 12万~29万円 | 12万~25万円 | 15万~28万円 | 16万~27万円 |
乾太くんの本体価格
乾太くんの販売価格は、3~5kgの乾燥容量であれば7~10万円。
シーツや毛布も乾燥できる6kg以上の場合は15万円前後です。
※メーカー希望小売価格から20~30%以内の割引が相場
タイマーをはじめ、エコや厚着コースなど基本的な機能を持ったスタンダードタイプと、大容量で運転音低減など、さまざまな機能を備えたデラックスタイプの2種類があります。
スタンダード | デラックスタイプ | |
---|---|---|
乾燥容量 | 3~8kg | 6~9kg |
設置場所 | 室内・室外 | 室内のみ |
家族人数の目安※ | 1~5人 | 3~6人 |
価格相場 (税込) | 65,000~140,000円 | 100,000~160,000円 |
静音機能 | なし | あり |
スマホ連携 | なし | あり |
庫内照明 | なし | あり |
本体費用を抑えたい場合は、基本機能を備えたスタンダードタイプ。乾燥コースや機能も充実したい場合はデラックスタイプなど、予算やライフスタイルに応じて選択しましょう。
スタンダードタイプとデラックスタイプの性能比較表は以下の通りです。
シリーズ (型番) | RDT-80 | RDT-54S-SV | RDT-31S | RDT-93 | RDT-63 |
---|---|---|---|---|---|
タイプ | スタンダード | スタンダード | スタンダード | デラック | デラック |
乾燥容量 | 8kg | 5kg | 3kg | 9kg | 6kg |
家族人数の目安※ | 3~5人 | 2~3人 | 1~2人 | 4~6人 | 3~4人 |
メーカー希望小売価格 (税込) | 193,000円 | 157,000円 | 120,000円 | 241,000円 | 207,000円 |
相場 (税込) | 110,000~140,000円 | 90,000~110,000円 | 65,000~85,000円 | 110,000~160,000円 | 100,000~140,000円 |
サイズ | H68.4×W65.0×D64.1cm | H68.4×W65.0×D56.1cm | H60.9×W55.0×D50.6cm | H67.1×W65.3×D67.4cm | H67.1×W65.3×D59.4cm |
また、スタンダードタイプとデラックスタイプのコース・機能比較表は以下です。
シリーズ (型番) | RDT-80 | RDT-54S-SV | RDT-31S | RDT-93 | RDT-63 |
---|---|---|---|---|---|
タイプ | スタンダード | スタンダード | スタンダード | デラックス | デラックス |
標準/エコ/厚物 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
デリケート | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
シーツ/⽑布 | 〇 | – | – | 〇 | 〇 |
除菌・消臭 | – | – | – | 〇 | 〇 |
クリーン | – | – | – | 〇 | 〇 |
花粉ケア | – | – | – | 〇 | 〇 |
マイルド | – | – | – | 〇 | 〇 |
タイマー運転 | 5~90分 | 5~90分 | 5~90分 | 5~90分 | 5~90分 |
残時間表示 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
静音ドラム | – | – | – | 〇 | 〇 |
前面フィルター | – | – | – | 〇 | 〇 |
庫内LED | – | – | – | 〇 | 〇 |
スマホ連携※ | – | – | – | 〇 | 〇 |
乾太くんの工事費
乾太くんの設置に伴う工事費は、新規設置か交換かで金額が大きく異なります。
- 乾太くん新規設置:50,000~220,000円
- 既存機器からの交換:50,000~110,000円
既に都市ガスやプロパンガス(LPガス)を供給する設備が整っており、他に特別な作業が発生しない場合は、基本工事内での作業となります。
反対に、ご家庭にガスの設備がなく、ガス設備から着工する、または2階以上の高層階に設置する場合などは、追加費用がかかるため、工事費が高くなるケースが多いです。
乾太くんの新規設置・交換工事費の内訳の例は以下の通りです。
項目 | 工事内容 | 新規設置 | 交換 |
---|---|---|---|
乾太くん 専用台本体 | 新規また交換時に、必ず専用台の交換が必要 | 20,000~30,000円 | 20,000~30,000円 |
本体設置費 | 前扉の方向変更や専用台への取付 | 20,000~30,000円 | 20,000~30,000円 |
設置台組立費 | 専用台の組立てや転倒防止対策 | ||
排湿管工事費 | 排湿部材の取り付け | ||
開口作業費 | 排湿管を屋外へ通すための壁面穴あけ作業 | 5,000~8,000円 | 5,000~8,000円 |
諸経費 (出張費含む) | – | 5,000円 | 5,000円 |
既存機器処分費 | – | 3,000~5,000円 | 3,000~5,000円 |
また、追加工事費の一例は以下の通りです。
項目 | 工事内容 | 新規設置 | 交換 |
---|---|---|---|
ガス栓増設 ※追加工事のみ必要 | 機器設置付近にガス栓がない場合の増設 | 5,000~10,000円 | – |
ガス配管延長 ※追加工事のみ必要 | ガス栓の増設に伴うガス配管の延長など | 2,500~3,000円/m | – |
ガス設備工事 ※追加工事のみ必要 | 新規にガスを供給する場合のガス設備の施工※都市ガスの引き込みは1m引き込みで1~2万円 | 20,000~100,000円 | – |
高所作業費 ※追加工事のみ必要 | (2階以上の場所の設置に伴う特別作業) | 10,000~30,000円 | 10,000~30,000円 |
※ 工事内容や費用は、施工業者によって異なるため、あくまでも目安としてください。
※ガス設備の状態によっては交換の際も費用が必要となる場合がございます。
基本工事や追加工事の内容は、予め見積もりの段階でよく内容を確認しておき、目安となる費用相場と比較することが大切です。
業者によっては工事費込みで提供している場合もあるので、追加費用が心配な場合は検討してみましょう。
乾太くん(かんたくん)の値段を抑えるためのコツ
乾太くんを購入する際に、少しでもコストを抑えるコツをご紹介します。購入から設置にかかるコストを大きく削減できます。
工事がいらない設置方法を選ぶ
乾太くんを屋内に設置する場合、排気を屋外に逃がすための排気管を壁に通す工事が必要です。しかし、屋外に設置する方法であれば、排気が直接外に排出されるため、壁に穴を開ける工事は不要です。
また、屋内に設置する場合も、窓パネルを利用して排気を窓から外に出す方法があります。窓パネルを使用すれば、排気管の工事が不要になり設置費用を大幅に削減できます。
ただし、窓パネルを利用すると窓の開閉が制限されるため、設置場所は生活スタイルや環境に合った選択を行いましょう。
メーカー・業者・店舗の限定セールやキャンペーンを利用する
メーカーや販売店が実施する年始や年末セールや、在庫処分や新生活応援など季節ごとのキャンペーンでの購入もおすすめです。
ただし割引価格と記載があっても、実際の値引き率はそれほど大きくないケースもあります。
必ず複数店舗で、工事費込みの総額を見比べてから購入しましょう。
ガス会社によっては、ガスの新規開設を条件に割引価格で乾太くんを購入できるキャンペーンも実施しています。
乾燥機の購入から設置まで一貫して依頼する
乾太くんの購入から設置まで同じ業者に依頼すれば、費用を大きく抑えられます。
複数の業者へ依頼すると、各会社で手数料が発生し割高になるためです。
一括して同じ業者へ依頼すれば、手数料を省ける分、安い価格で購入可能です。
さらに、万が一初期不良や設置トラブルがあった場合も、1社に依頼しておけば余計な手間がかかりません。
たとえば、給湯器交換の専門業者であるミズテックであれば、購入から設置まで一括してお任せいただけます。
掲載価格もすべて本体価格、工事費、10年間保証がすべて含まれるので、追加費用の心配は不要です。
「乾太くん(かんたくん)」をご検討中ならミズテックまでご相談ください!
ガス衣類乾燥機「乾太くん」の導入を検討中、どのタイプを選ぶべきか、設置場所はどこがいいのかお悩みの方もいるでしょう。
そんなときは、まず専門業者ミズテックまでご質問、ご相談ください。弊社はリンナイの正規販売店です。
ご家庭の環境や住宅、ライフスタイルや予算に合わせたご提案で安心を提供します。
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乾太くん(かんたくん)を設置する際の注意点
乾太くんを設置する際の注意点は以下の通りです。
設置スペースと、乾太くんの外形寸法を照らし合わせ、奥行きなど設置に十分なスペースや安全面を考慮しましょう。
また、乾太くん(かんたくん)は左右可変ドアのため、ドアの開き方を設置場所の様子でどちらにでも変更することが可能です。
乾太くんは雨水がかからない屋外のベランダや軒下に設置可能
衣類乾燥機「乾太くん」は、条件が合えば屋内でも屋外でも設置が可能です。
十分なスペースがあれば、取り出しに便利な屋内設置がいいですが、洗濯機が屋外にある・屋内に十分なスペースがない場合は、屋外設置を検討しましょう。
スペースが十分か不明な場合は、業者への事前相談がおすすめです。
屋内設置・屋外設置で注意すべき点を詳しく解説します。
乾太くんを屋内設置する場合
乾太くんを屋内設置する場合には湿気に注意しましょう。
乾太くんは短時間に大量の湿気が排出されるため、排出筒をつけて湿気を屋外に排出する必要があります。
排出筒を取り付けないと屋内に湿気が貯まり、カビ・結露が発生する原因となってしまいます。
そのため、排出筒を屋外に出すために、壁を貫通させる工事が必要となります。壁に穴をあけられない場合は、窓の隙間に専用のパネルを設置して排出する必要があります。
窓を開ける程度では排出が不十分なため、必ず工事か専用パネルの設置を検討しましょう。
また、屋内設置で利用する場合は、ガスコード接続タイプの乾太くん(かんたくん)を選びましょう。
乾太くんを屋外設置する場合
乾太くんを屋外設置する場合、屋外の雨・風に晒されるところに設置すると、経年劣化が激しくなるため気を付けましょう。
屋根のあるところに置いたり、雨や風を防ぐ専用の保護カバーを併用したりすることで、本体を保護することが可能です。
また、屋外で接続する場合は、ネジ接続タイプの乾太くん(かんたくん)を選びましょう。
マンションなどの集合住宅にお住まいの方で、新規に乾太くんの設置を検討する方は、設備の変更などが必要です。
必ず物件の管理人や管理組合など管理者に相談してください。
また、次のような場所は、機器本体の故障や安全上の理由により設置に適さない場所です。設置場所の検討の際は、十分に注意してください。
場所 | 理由 |
---|---|
①浴室などの高温・多湿の場所 | 感電や火災、機器故障の原因につながる可能性があるため |
②ひさしのようなものがなく、 直接水や雨などがかかる場所 | 感電や火災、機器故障の原因につながる可能性があるため |
③十分な給気や換気が とれない場所 | 不完全燃焼のおそれ |
④屋内で排湿筒が 設置出来ない場所 | カビや結露発生のおそれ |
⑤揮発性引火物を使用する場所 (シンナーやガソリンなど) | 火災の危険性があるため |
⑥棚の下など 落下物のおそれのある場所 | 火災や機器故障のおそれ |
⑦綿ぼこりの多い場所 | 機器故障のおそれ |
スペースに余裕がある場所に置く
乾太くん本体の設置に必要なスペースは、衣類乾燥機本体の大きさに加えて、以下のスペースが必要です。
防火上必要な離隔距離は、以下の通りです。
(給気口から必要な空気を取り入れる、また安全装置の不要な作動を防止するための適度なスペース)
- 機器上方4.5cm以上
- 機器側方(左右)4.5cm以上
- 機器前方0cm ※日常においては、扉の開閉や洗濯物の出し入れのできる距離が必要
- 機器後方0cm
また、メンテナンス上必要な離隔距離は、以下になります。
(機器を台から下して作業する場合に必要なスペース)
- 機器上方30cm以上
- 機器正面左側方25cm以上
- 機器正面右側方10cm以上
- 機器後方4.5cm以上
- 機器前方50cm以上
また、乾太くんを設置する専用台の設置スペース分も考慮しなければなりません。
その他、洗濯機の上に衣類乾燥機の設置をお考えの方は、洗濯機の下に設置されている防水パンに専用台の脚がかからないように、予め寸法を測っておく必要があります。
ご自宅に十分なスペースがあるのかわからない、という場合は業者に相談しましょう。ミズテックでもご相談をお受けしていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
資格保有者による設置が必要
ガス衣類乾燥機の設置は、状況によって資格保有者による施工が必要となります。
ガス栓の増設や機器へのガス接続をネジ式でおこなうなど、専門的な作業が必要なためです。
- 都市ガス:内管工事士/簡易内管施工士/ガス機器設置スペシャリスト/ガス可とう管接続工事監督者
- プロパンガス:液化石油ガス設備士
その他、屋外設置で防雨型コンセントを新設する場合や、新設に伴う電線の接続、アース接続など、電気工事が発生する場合も同様に専門業者への依頼が必要です。
値段を抑えて乾太くん(かんたくん)を試す方法はある?
乾太くんを設置するガス会社や専門業者の一部では、2,000円~4,000円ほどの金額で無理なく利用する「リース」や「ご利用お試しキャンペーン」を開催している場合があります。
予算的に厳しいという方も、まずは使ってみて良さを体験してみてはいかがでしょうか。ただし業者によってプラン内容や、リース満了時の取り扱いや故障時の保証が異なりますので注意が必要です。
リース契約やお試しキャンペーン開催の有無については、直接専門業者へお問い合わせください。
乾太くん(かんたくん)は値段に見合う導入メリットが十分ある
リンナイ製のガス衣類乾燥機「乾太くん(かんたくん)」は、速く乾かしたい・洗濯物もふんわり仕上げたいと欲張りな方にもおすすめできます。
設置費用は3~5kgの乾燥容量であれば7~10万円、6kg以上の場合は15万円が相場です。
タイプはスタンダードとデラックスの2種類あり、初期費用を抑えるのであればスタンダードタイプ。性能や機能にこだわりたい場合は、デラックスタイプがおすすめです。
電気式乾燥機よりも、乾燥時間は短くランニングコストも抑えられますが、購入費用は高くなるため、仕様や機能性を踏まえつつご検討ください。
設置スペースや機種についてなどのお困りごとがあれば、ぜひミズテックへお気軽にご相談ください。