床暖房対応のおすすめ給湯器解説！交換はどうする？性能・暖房効率や選び方も解説！

「給湯器で床暖房を使いたいけど、どの機種を使えばいいんだろう…」

そうお悩みではありませんか？

そこで今回は、床暖房を利用するために必要な給湯器をご紹介いたします！

床暖房を利用するのに必要な給湯器は？

今回は床暖房で利用できる熱源機について、詳しくご紹介します。

床暖房は、「熱源機」で沸かした温水を利用して足元から暖める役割を担っています。

熱源機という言葉よりも、普段は給湯器という言葉のほうがよく耳にするのではないでしょうか？

熱源機には3つの種類があります。

ご覧の通り、3つの熱源機は搭載されている機能が異なりますが、床暖房を利用するために必要な暖房機能は全ての熱源機に搭載されており、床暖房を利用することが可能です。
※注意）一部のガス暖房専用熱源機では床暖房を利用することができません。

給湯器と熱源機の違い

給湯器と熱源機の2つの言葉が存在すると、消費者の混乱を招くと耳にすることもありますが、ガス業界では、給湯器と熱源機を以下のように区別しています。

また熱源機は温水暖房機能以外に、給湯や自動湯張りなどの機能を複合的に有するものが多く、そのようなガス機器は、「ガスふろ給湯暖房用熱源機」や「ガス給湯暖房用熱源機」などと呼ばれています。

床暖房を利用できる給湯器（熱源機）交換の流れ

熱源機交換の一般的な流れは、以下の通りです。

①熱源機交換受付⇒②現場調査⇒③見積もり⇒④本体発注⇒⑤交換工事

交換期間は、最短で当日、長くても1週間程度です。給湯器交換の詳細は、弊社給湯器まとめページをご参照ください。

あまりよくわからないから、とりあえず見積してほしい！という場合は、お気軽にご相談ください。

>>お問い合わせページ

床暖房を利用できる給湯器（熱源機）の選び方

熱源機は多くの種類があります。

既にお使いの床暖房に対応していること、また他に利用している機能が活用できる熱源機を選ばなければなりません。

STEP1　「2温度」を選ぶ

熱源機は、メーカーに関わらず「1温度」と「2温度」というものがあります。

床暖房を利用するのであれば、「2温度」を選ぶようにしましょう。

1温度とは、暖房温水が高温の1温度だけであることを意味します。

浴室暖房乾燥機は使用しているけれど、床暖房は使用していない消費者向けになります。

2温度とは、暖房温水が高温と低温の2温度の2種類があることを意味します。

浴室暖房乾燥機と床暖房の両方を使用している消費者向けになります。

もう少し詳しくリンナイとノーリツを例に説明します。

■リンナイ製熱源機の型番表記
リンナイは、熱源機の型番の後方に「2-1」「2-3」「2-6」と表記しています。
頭の数字の2は「2温度」つまり、高温と低温があり、その後ろの数字の1や3、6は低温用の暖房端末の最大接続可能数（系統数）を表しています。1であれば1端末のみ、6であれば6端末の接続が可能であることを意味します。

また、1温度の場合は、型番には何も表示されません。

＜型番の表示例＞
1温度の場合：RUFH-TE2405AW（Wの後ろに何も表示がない）
2温度の場合：RUFH-E2406AW2-6（Wの後ろに2-6「2温度の6系統」と表示あり）

■ノーリツ製熱源機の型番表記
ノーリツは、熱源機の型番の後方に「D」「3H」「6H」と表記しています。
1温度は表記がなく、高温と低温の2温度のみ「D」「3H」「6H」と表記し、D=1系統、3H=3系統、6H=6系統で、低温用の暖房端末の最大接続可能数（系統数）を表しています。Dであれば1端末のみ、3Hであれば3端末の接続が可能であることを意味します。

＜型番の表示例＞
1温度の場合：GTH-C2460AW BL（Wの後ろに系統を示す表示がない　※BLはBL認定品を意味します）
2温度の場合：GTH-C2460AW3H BL（Wの後ろに3H「2温度の3系統」と表示あり）

床暖房を利用している場合は、使用している端末の数を確認し、必要な系統数にあった熱源機を選択します。ただし、1温度の熱源機では床暖房に対応していない（低温不可）ものがあるため、注意が必要です。

もし不安な場合は、現在お使いの熱源機の前板に貼られている銘板に記載された型番を確認して同じ温度で同じ系統数の熱源機を選んでいただければ間違いありません。

STEP2　種類を選ぶ

熱源機には3種類あります。

4人家族でよくお風呂を使う場合は、①のガスふろ急騰暖房用熱源機がおすすめです。機能が多く搭載されており、自由な自動湯はりも可能です。

60代以上の二人暮らしであれば、②のガス給湯暖房用熱源機もいいでしょう。ちょうどいい機能数で、比較的お求めやすいです。

1人暮らしで暖房機能以外必要ないのであれば、③ガス暖房船用熱源機がおすすめです。

熱源機の種類は、現在のライフスタイルに合わせた選択がベストです。

STEP3　給湯能力（号数）を選ぶ

給湯能力は1分間に「水温+25℃」のお湯を出すことができる能力のことを言い、その能力を国内では号数で表しています。

一般的に家庭用としては16号、20号、24号の3種類があり、号数が大きいほど一度に多くのお湯を出すことができます。
例）24号の給湯器＝1分間に「水温+25℃」のお湯を24L出すことができます。

>>給湯器の号数について詳しい説明を見てみる

給湯能力は、家族構成やお湯の使い方からご家庭に合った号数を選びます。

＜家族構成からみた給湯能力の目安＞

STEP4　設置場所を選ぶ

基本的に設置場所は、現在と同じ場所へ設置します。

また屋内設置型の熱源機やマンションなどの集合住宅のPS(パイプシャフト)内に設置している熱源機は現在と同じ給排気方式のものを選択する必要があります。

>>給湯器の設置場所には決まりがある?!

床暖房を利用できる給湯器（熱源機）の費用・相場

熱源機の種類ごとに従来型とエコジョーズに分けて費用相場をまとめました。
熱源機本体価格は業者によって異なりますが、定価の4割～5割引が相場の目安となります。

■従来型（非エコジョーズ）熱源機

■エコジョーズ熱源機

床暖房付き給湯器についてよくある質問

ガス温水式床暖房とは何ですか？

ガス温水式暖房とは、熱源機で沸かした温水を暖房用のポンプで排出し、パイプを通して床暖房に循環させながら、その熱を利用して暖房する仕組みのことを言います。

ガス温水式の仕組みは床暖房以外に、浴室暖房や簡易温水マット、パネルヒーターなど幅広く利用されています。

温水を作る熱源には、ガス以外に電気や灯油があり、その中でもガス温水暖房の優位性として、主に5つのメリットが挙げられます。

床暖房を既存の住宅に新設できる？

今住んでいる住宅にこれから床暖房を設置したいとお考えの方も床暖房の新設は可能です。
床暖房の設置方法としては、①床上に直接施工する方法、②床を剥がして施工する方法の2つがあります。

床下に直接施工する場合

床上に直接施工する方法は、簡易的なリフォームとして1～2日程度で完了します。

費用を安く抑えて設置できます。

しかし、既存よりも床が1cm程度高くなるため、他の場所との段差をなくす工事が追加で必要となる場合があります。

床をはがして施工する場合

また床を剥がす場合は工程にもよりますが、工期に3～4日はかかるとみておきましょう。

床を剥がす補修するなどで費用が高くなる傾向にあります。

ただ、床が高くなることはなく、床暖房には欠かせない断熱材を追加することもできるので効率的な設置が可能です。

※注意：分譲マンションでは管理規約上の制約を確認する必要があり、また賃貸住宅では、大家さんなどの物件管理者に相談が必要です。

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床暖房機能付き給湯器　まとめ

ここまで、床暖房機能付き給湯器についてまとめてきましたが、いかがでしたか？

床暖房付き給湯器は、使いこなせば非常に便利です。

今回紹介した選び方をしっかり抑えて、しっかり失敗しない給湯器選びをしましょう。

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