エコキュートは電気代が高い?1ヶ月あたり料金シミュレーションや節約のコツを紹介!

エコキュートの電気代が高くなる原因

電気代を節約したくてエコキュートに買い替えたものの、「エコキュートの電気代が高い」「エコキュートの電気代を安くしたい」と悩まれる方は多い印象です。

エコキュートの電気代は地域や使い方によって大きく異なります。使い方を見直すだけで、月額千円単位で電気代を抑えられる可能性もあります。

この記事では、エコキュートの電気代が高くなってしまう要因を解説しつつ、電気代を節約する方法についてお伝えするので参考にしてください。

また、ミズテックではご家庭に合ったエコキュート製品の提案や設置が可能です。交換・修理も承っているので、給湯器でお困りなら、お気軽にご相談ください。

エコキュートの電気代には地域差あり!1ヶ月の料金をシミュレーション

エコキュートの電気代が高くなる原因

エコキュートの電気代は、地域によって差があります。パナソニック社による地域ごとの電気代は以下の通りです。

エリア月額平均費用(税込)年間費用
北海道電力エリア4,800円57,600円
東北電力エリア4,000円48,000円
東京電力エリア3,100円37,200円
北陸電力エリア3,500円42,000円
中部電力エリア2,100円25,200円
関西電力エリア1,700円20,400円
中国電力エリア3,600円43,200円
四国電力エリア3,700円44,400円
九州電力エリア1,700円20,400円
沖縄電力エリア2,300円27,600円

消費電力を算出するにあたって条件面で差が出ないよう、用いる製品はHE-FPU37LQMSに統一されています。

また、月額平均費用は電気代の年間費用を12ヶ月で割った値です。季節によって月額費用は変動します。

出典:低ランニングコスト|エコキュート|Panasonic

エコキュートの電気代が高くなる原因は?

エコキュートの電気代が高くなる原因は、以下の通りです。

ご自身では変えられない要因もある一方で、見直しから電気代が安くなるケースもあります。

電気料金が割り増しの時間帯に使用しているから

エコキュートで湯沸かしを行う時間について、電気料金が高い時間帯に使用しているケースがあります。

一般的に電気料金が安くなる時間は、23時から翌日の7時までの夜間です。

夜間の電気料金が安いプランでは、昼間の電気料金が2〜5倍程度高い設定になっています。

反対に、電気会社によっては、日中が安めで夜間が高くなるプランもあります。ご自宅で利用している電気会社のプランを確認して、安い時間帯に切り替えましょう。

節約機能を使っていないから

エコキュートの節約機能を使用していない場合、電気料金の効率が悪くなっていると考えられます。

具体的な節約機能として、以下のような機能が挙げられます。

機能名機能の詳細
ピークカット機能電気料金が高い時間帯にはお湯を沸かさない機能
ピークシフト機能運転開始時間を前倒しして、早めに沸かし終わる機能
パワーセーブ機能ゆっくり沸きあげて電力消費を抑える機能
ソーラーチャージ機能太陽光発電の余剰電力を消費してお湯を沸かす機能

節約機能を活用した場合、省エネ設定や湯沸かしの必要がないときの停止が可能です。

導入直後から設定を大きく変えていないご家庭では、節約機能の使用で電気料金が大幅に削減できる可能性があります。

一度節約機能の設定を見直してみましょう。

寒い冬の時期は給湯に必要な熱が増えるから

寒い日冬場は、全体的に電気代が高くなる傾向があります。

エコキュートの場合は、外気を取り込んだ際の空気の熱を利用して、水を温める仕組みです。

外気温が低くなると、温めるために必要な熱量が増えるため、エコキュートの稼働率が上がってしまいます。

そのため、寒い日や冬場は必然的に電気代が高くなります。

参考までに、エコキュートの消費電力を容量別にシミュレーションすると以下の通りです。

時期370L460L550L
1月(冬季)5,200円5,400円6,600円
7月(夏季)1,700円1,800円2,200円

エコキュートの寒冷地仕様について確認する

エコキュートを安くお得に利用する5つの方法

エコキュートは、機能やお湯の使い方を工夫すると、より安くお得に利用できます。

電気代をさらに抑えたい方は、次から紹介する方法を実践してみましょう。

  1. 節約機能を上手に活用する
  2. 料金が高くなる時間帯を避けて使用する
  3. 使用量に合ったサイズのエコキュートを設置する
  4. 「高温足し湯」機能を使う
  5. 電気料金の料金プランを見直す

1.節約機能を上手に活用する

エコキュートの節約機能は、ご家庭に合わせて活用した場合、電気代の削減になります。

導入してからエコキュートのリモコンや説明書を触っていない方は、機能面を確認してみましょう。

日常的に設定しておきたい機能

エコキュートで以下の機能は、日常的に設定や確認をしておくと節約につながります。

  • 基本は各メーカーの「省エネモード」に該当する設定にしておく
  • お湯が足りなくなる場合は、直近の平均使用量から湯沸かし量を判断する「学習機能」を活用する
  • 給湯ガイド」などリモコンに表示される1日のお湯の使用量や目標設定量を確認する

メーカーによって名称が異なる場合はありますが、上記の機能は多くの機種で基本機能として備わっています。

長期間不在の時に役立つ機能

仕事や旅行などで長期間不在になるときは、休止モードの利用がおすすめです。

休止モードは、設定した期間内の沸き上げを休止できる機能です。

期間を過ぎた後は、直前の設定に戻るため、利用する度に設定し直す必要はありません。

2.料金が高くなる時間帯を避けて使用する

節約機能のみで電気代が安くならない場合は、湯沸かしする時間帯生活スタイルの見直しをしてみましょう。

湯沸かしやお風呂に入る時間を調整して、料金が高くなる時間帯を避けて使用できます。

電力が高い時間帯(ピークタイム)を知っておこう

電力会社では、電気を使用する量が多くなる時間帯をピークタイムとして、電気料金を割高にしています。

ピークタイムは10時〜17時の時間帯になる場合が多いですが、地域によって電力会社の設定は異なります。

電力会社の公式サイトなどを確認して、ピークタイムを避けて湯沸かしする時間を設定しましょう。

お湯が不足しないように1日のお湯の量を把握しておく

お湯が足りないときに、追い焚きを利用すると、稼働するための電気代が発生します。

ピークタイムを避けてお湯を貯蓄しても、電気代が高い時間帯に追い焚きしてしまうと意味がありません。

1日のお湯の量を把握するためにも、機能の給湯ガイドなどをよく確認しましょう。

エコキュートの湯切れ対策方法を確認する

3.使用量に合ったサイズのエコキュートを設置する

エコキュートの新規導入や買い替えをする場合は、ご家庭の使用量に合ったサイズを設置しましょう。

必要以上のサイズを使用していると、余分な電気代がかかってしまいます。

家族の人数や使い方で最適なサイズを選ぼう

エコキュートのサイズごとの容量や想定利用人数は、以下のとおりです。

サイズ容量想定利用人数
16号180リットル1~2人
20号370リットル3~4人
24号460リットル4~5人
28号550リットル5~7人

お湯の使用量が少ない家庭、もしくは多い家庭では、想定よりも上のサイズが適しているケースがあります。

こんな人はあえて1つ上のサイズを選ぶのもおすすめ

以下の項目に当てはまる方は、想定利用人数よりもあえて1つ上のサイズを選ぶのもおすすめです。

  • 同じ時間帯で同時にお湯を利用する家庭:サイズが小さい商品は、一気に利用するとお湯の勢いや量が弱まる
  • 冬場でもお湯の勢いを強くしたい家庭:サイズを大きくした方がお湯の勢いが強い
  • 将来的に複数の子どもを設けたいと考えている家庭

特に、子どもが増えてからは湯量が足りなくなるケースが多いため、将来設計しつつサイズを選びましょう。

適切な給湯器の号数について選び方を確認する

今後10年間の生活スタイルでサイズを選ぼう!

エコキュートの寿命は、導入後から約10年間であると、各メーカーが提示しています。そのため、サイズを選ぶときは、今後10年間の生活スタイルを想定しておきましょう。

1つ大きなサイズを選ぶ基準になる子どもの有無も、進学や就職によって、家を出るタイミングがあります。

家族が減った後は、使用する湯量も減るため、次の買い替えではサイズを小さくするなど、先を見越して選ぶのがおすすめです。

エコキュートの買い替え時期について確認する

4.「高温足し湯」機能を使う

家族が多い家庭では、後の方が入るお湯がぬるくなるケースがあります。

追い焚きでもお湯をつくれますが、電気代を気にする場合は、「足し湯」機能を活用してみましょう。

貯蔵タンクユニットにあるお湯から適温の状態にして、温かいお湯を足せます。

高温足し湯」機能がある機種の場合は、より効率的にお湯を温められます。

「高温足し湯」機能とは?

高温足し湯機能とは、貯湯タンクユニットの熱湯をそのままの温度で足し湯する機能です。

高温のお湯を取り出せるため、通常の足し湯よりも少ない湯量で、ぬるま湯を温められます。

追い焚き・保温との違い

足し湯と追い焚きおよび保温機能には、以下のような違いがあります。

  • 足し湯:貯湯タンクユニットから足したお湯分の水道代がかかる
  • 追い焚き・保温::貯湯タンクユニットの水を再度沸かすための電気代がかかる

足し湯の場合、次に湯沸かしする時の水道代は少し増えますが、電気代には影響がありません。

5.電気料金の料金プランを見直す

節約機能や時間帯を調整しても、思うように電気代が下がらないときは、電気料金のプランを見直しましょう。

ピークタイムを避けて湯沸かしする場合は、以下のような料金プランが適しています。

  • 夜間プラン:夜の時間に給湯器や洗濯機を稼働させる方におすすめ
  • オール電化プラン:エコキュートも含めてオール電化の家庭におすすめ

ただし、地域によっては独自のプランから、夜間以外の時間帯の湯沸かしがお得になるケースもあります。

電気代を安く抑えるエコキュートへ買い替えをお考えならミズテックへご相談ください

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補助金対象機種の選定もできるため、電気代によるランニングコストだけでなく、導入時の費用も削減できます。

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導入時や継続時の費用を少しでも抑えたかったり、すぐに給湯器の交換が必要だったりする場合は、お気軽にミズテックにご相談ください。

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電気代の安さにも自信あり!ミズテックでおすすめするエコキュート一覧

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エコキュートとガス給湯器・電気温水器はどっちがお得?実際の価格で徹底比較!

エコキュート・ガス給湯器・電気温水器など、各種給湯器で本体価格やランニングコストにどれくらい違いがあるか気になる方は多いと思われます。

以下の表に、各給湯器の費用相場をまとめました。

エコキュートガス給湯器電気温水器
工事費込みの本体価格400,000~700,000円150,000~200,000円200,000~300,000円
ランニングコスト(1年間)20,400~54,000円75,000~110,000円62,400~193,200円

エコキュートと、ガス給湯器・電気温水器それぞれの費用の違いについて、詳しく確認していきましょう。

エコキュートとガス給湯器で費用面を比較

まずはエコキュートとガス給湯器における、費用面の違いを確認しましょう。

エコキュートガス給湯器
工事費込みの本体価格400,000~700,000円150,000~200,000円
ランニングコスト(1年間)20,400~54,000円75,000~110,000円

エコキュートはガスは使わずにお湯を沸かし、貯湯タンクに貯めます。

したがって効率的にお湯を沸かしたり貯めたりできるのでランニングコストは安くなる半面、初期費用は高くなります。

エコキュートとガス給湯器の違いについて確認する

本体価格(工事費込み)

ガス給湯器との料金面の比較は、以下のとおりです。

エコキュートガス給湯器
商品の本体代金300,000~500,000円50,000~300,000円
設置料金100,000~200,000円25,000~50,000円
交換費用20,000~200,000円30,000~300,000円

エコキュートはガス給湯器と比較して、貯湯タンクを持っていたりヒートポンプを備えていたりと、構造が複雑です。したがって、商品本体は高くなります。

また、エコキュートは配線・配管に加え、貯湯タンクを設置するために基礎工事が必要なことから、ガス給湯器より工事費用も高くなりがちです。

ガス給湯器の交換費用について確認する

ランニングコスト

エコキュートガス給湯器
ランニングコスト(年間)20,400~54,000円75,000~110,000円

エコキュートはガス給湯器と比較して、ランニングコストが半分以下となるケースが多いです。

ランニングコストに差が出る理由として、ガス給湯器は燃料に高いガスを使うことが挙げられます。

また、エコキュートは熱効率がよく、同じ湯量を沸かすために必要なエネルギーが小さい点もランニングコストに差が出る要因です。

給湯器のランニングコスト比較情報を確認する

エコキュートと電気温水器で費用面を比較

次に、エコキュートと電気温水器の費用面における違いを確認しましょう。

エコキュート電気温水器
工事費込みの本体価格400,000~700,000円200,000~300,000円
ランニングコスト(1年間)20,400~54,000円62,400~193,200円

エコキュートと電気温水器のどちらも、電気を用いてお湯を沸かします。しかし、お湯を沸かす手段や構造はそれぞれ異なるため、初期費用やランニング費用に差が出ます

また、費用以外の観点から、電気温水器は内蔵ヒーターを用いるため稼働音が小さく、火災やガス漏れの心配がない点も覚えておきましょう。

エコキュートと電気温水器の違いについて確認する

本体価格(工事費込み)

電気温水器との料金面の比較は、以下のとおりです。

エコキュート電気温水器
商品の本体代金300,000~500,000円100,000~150,000円
設置料金100,000~200,000円50,000~100,000円
交換費用20,000~200,000円20,000~50,000円

電気温水器はエコキュートと異なり、ヒートポンプを持ちません。電気水温器も貯湯タンクは持ちますが、ヒーターでお湯を温めて貯める比較的シンプルな構造のため、エコキュートより安くなります。

設置場所についても電気温水器の方がコンパクトで、工事が簡潔になりやすいことから、工事費用も安めです。

電気温水器本体の費用相場を確認する

ランニングコスト(電気代)

エコキュート電気温水器
ランニングコスト(年間)20,400~54,000円62,400~193,200円

エコキュートも電気温水器も、電気代が安い深夜電力を用いてお湯を沸かす点は同じです。

ただしエコキュートはヒートポンプを使い、空気熱を利用できることから熱効率が非常に高いです。

具体的には、同じ電力を用いた場合、エコキュートは電気温水器の3倍ほどの熱エネルギーを生み出せます。

電気温水器の電気代について確認する

エコキュートの電気代が高い原因を解消してお得にお湯を使おう

エコキュートは、ガス給湯器や電気温水器など、他の給湯器と比較して熱効率が高く、少ない光熱費でお湯を沸かせます。

電気代が高いと感じられる場合、節約機能を活用できていなかったり、ご家庭の人数に合わないサイズのエコキュートを使用されていたりする可能性があります。一度機能の設定や、サイズを見直してみましょう。

ご家庭に合ったエコキュートのサイズや機能がわからない場合、ミズテックまでご相談ください。

ミズテックでは専門のスタッフがご家庭に合わせておすすめのエコキュートを提案いたします。補助金によって導入費用も抑えられるため、安くエコキュートを導入したい方でも安心です。

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