「リンナイのエコワンX5がハイスペックと聞いたけど本当?」
省エネ製の高い給湯器としてエコワンが気になっている人の中には、特にエコワンX5の購入を検討しているという人もいるでしょう。この記事では、リンナイエコワンX5に関して、従来モデルとの違い、特徴3選、他機器と併用する方法、口コミ・評判などを掘り下げます。客観的な情報から利用者のリアルな声までをチェックできるため、この記事を読めばリンナイエコワンX5について分からないことがなくなるはずです。省エネ型給湯器の購入に悩まれているという方は、ぜひ最後までご一読ください。
目次
リンナイエコワンX5とは?従来モデルとの違いをチェック
エコワンは、リンナイが製造・販売しているハイブリッド給湯器です。ヒートポンプ技術による沸き上げと、省エネ製の高いガス給湯器であるエコジョーズによる瞬間式の沸き上げを組み合わせて、効率よく給湯を行えるハイブリッドタイプの給湯器となっています。
そんなエコワンの中でも特に注目を集めているのが、X5です。エコワンX5は、「優れた性能とコストパフォーマンスを発揮するハイブリッド給湯器の決定版」としてリリースされた最新型のハイブリッド給湯器です。従来型のエコワンに比べて、
- 新沸き上げ制御
- ターボヒーティング
などを搭載している点が魅力です。サイズはコンパクトながらも、省エネ性・コストパフォーマンスの両方でトップクラスのレベルを実現できます。
なお、2023年5月現在、リンナイのエコワンX5は補助金制度の受給対象となっています。エコワンX5の導入に際しては補助金5万円を受給することが可能です。そんなエコワンX5は、本体価格や他の機器との併用に関しても理解を深め、お得に購入しましょう。
リンナイエコワンX5の機種と価格をカタログでチェック
続いて、リンナイエコワンX5の主なラインナップと価格を見ていきましょう。最新カタログに掲載されているリンナイエコワンの機種と価格は、下記の通りです。
シングルハイブリッド(給湯+暖房) | シングルハイブリッド(ふろ給湯/マイクロバブルバスユニット内蔵) | |||
隣接タイプ | 狭小設置タイプ | 隣接タイプ | 狭小設置タイプ | |
一般地用価格 | 860,200円 | 876,150円 | 923,120円 | 939,070円 |
寒冷地用価格 | 871,970円 | 887,920円 | 934,890円 | 950,840円 |
年間給湯効率 | 125% | 125% | ||
タンク容量 | 70L | 70L |
上記のように、エコワンX5は、暖房使用も可能なタイプと、マイクロバブル内蔵でふろ給湯に特化したタイプに分けられます。どちらのシリーズも年間給湯効率は125%・タンク容量は70Lです。
価格相場は約86〜95万円ほどであり、エコキュートやエネファームなどに比べると安いと言えるでしょう。
リンナイエコワンX5の特徴3選
リンナイのエコワンX5は、暖房機能つきのものと給湯専用のものに分けられ、価格は80〜90万円台であることが分かりました。従来のエコワンに比べて新機能も搭載されてよりパワーアップしたX5ですが、導入するメリットとしては、具体的にどのようなものが挙げられるでしょうか。ここでは、エコワンX5のメリットを3点見ていきましょう。
ターボヒーティングにより高い省エネ性・節約率を実現
リンナイのエコワンX5は、高い省エネ性・節約率を実現できます。なぜなら、従来型にはないターボヒーティングが搭載されているからです。
ターボヒーティングとは、下記のような機能です。
- 朝、日中などの通常運転時は最も効率的な2.3kWの定格能力で省エネ運転
- 給湯負荷が大きい時間帯は3.9kWのターボヒーティングで効率的に給湯量UP
ターボヒーティングは、上記のように使用湯量に応じて運転方法を変えられるシステムとなっています。これにより、無駄な電力を省くことが可能です。省エネ運転・ターボヒーティング・ガス熱源機による急騰を使い分けられるエコワンX5は、省エネ性・節約率を高めたい人にこそおすすめと言えるでしょう。
マイクロバブルバスユニット搭載で贅沢な入浴体験が可能
リンナイのエコワンX5は、贅沢な入浴体験を可能にしてくれる点も魅力です。これは、マイクロバブルユニット搭載によってもたらされるメリットです。マイクロバブルユニットは、エコワン史上初搭載となる機能であり、入浴体験に大きな違いをもたらしてくれます。
具体的には、マイクロバブルユニットと連動させることで、微細な空気の泡で全身を包み込むことができます。疲れを癒し高い保湿効果ももたらすマイクロバブルですが、エコワンを設置するだけで活用できる点も魅力です。バブル運転をONにするためには、入浴時に浴室のリモコンのスイッチを押すだけででOK。
エコキュートなどにも搭載されて口コミで話題となっているマイクロバブル体験を、エコワンでも体験してみてはいかがでしょうか。
サイズがコンパクトで設置しやすい
サイズがコンパクトで設置しやすい点も、リンナイのエコワンX5導入時のメリットの一つです。X5は、設置・施工性を従来モデルより大幅に向上させたモデルとなります。タンク下に配管スペースを設けたことで施工性が改善された上に、熱源機の配管スペースの拡大により狭小設置も可能となっています。これにより、下記のようなケースでも設置しやすい点がメリットなのです。
- 窓下にしか設置スペースのない住宅
- タンクと熱源機を分離しないと設置できない住宅
- 設置する奥行が限られている住宅
省エネ性の高い給湯器を導入したいものの、設置できるか不安という方こそ、リンナイエコワンX5をチェックしてみてはいかがでしょうか。
リンナイエコワンX5は他の機器との併用がお得
リンナイエコワンX5は、省エネ性の高さや設置のしやすさなど、複数のメリットをもつ機器であることが分かりました。そんなエコワンX5は、他の機器と組み合わせて活用することができます。ここでは、エコワンX5と太陽光発電・床暖房を組み合わせてお得に活用する事例を見ていきましょう。
エコワンX5と太陽光発電を組み合わせてお得
エコワンX5は太陽光発電と組み合わせてお得に活用することができます。これは、「PV活用モード」を活用することで、太陽光発電の電気でお湯を作るという仕組みです。太陽光によって自家発電した電気でお湯を沸かせるとなると、よりお得に給湯できることになります。エコキュートであれば電力プランを変えて電気料金の安い深夜の時間帯にお湯を作るというケースも多いです。
エコワンX5を太陽光発電と組み合わせることができれば、電気料金の契約変更を気にすることなく、給湯にかかるコストを大幅に削減できるでしょう。ただし、太陽光発電の導入にかかる初期費用は安くはないため予算もしっかりと考慮することが重要です。
エコワンと床暖房を組み合わせてお得
エコワンは、床暖房と組み合わせてお得に使うこともできます。既述の通り、エコワンはガスと電気の力を組み合わせて効率よくお湯を作ることができる機器です。ハイブリッド方式で沸かしたお湯は、床暖房などの温水暖房に使用することもできます。エコワンで床暖房を使用する際の具体的な仕組みは、下記の通りです。
- 床暖房の立ち上がり:エコジョーズ(ガス)で素早く部屋を温める
- 定常時:ヒートポンプ(電気)で沸かしたお湯で室温を維持する
上記のように、給湯時だけでなく暖房使用時にも、エコジョーズとエコキュートのいいとこ取りができるという魅力があります。このように、エコワンは、床暖房と組み合わせてもお得に利用できるでしょう。
リンナイエコワンX5の注意点2選
エコワンX5は太陽光発電や床暖房と組み合わせることでよりお得に使用することができると分かりました。従来モデルに比べて新機能も搭載されてメリットの多いエコワンX5ですが、導入前にはいくつかのデメリットや注意点も知っておきたいものです。特に注意すべきポイントは、下記の2点です。
ダブルハイブリッドには対応していない
エコワンX5の注意点としては、ダブルハイブリッドに対応していない点が挙げられます。エコワンには、下記の2つの仕組みがあります。
- シングルハイブリッド:給湯のみ電気とガスを使用し、暖房に使用するお湯はガスで沸かす
- ダブルハイブリッド:給湯・暖房ともに電気とガスを使用する
上記のように、ダブルハイブリッドの場合には、給湯だけでなく暖房時にもガスと電気の両方を活用します。これにより、部屋を即座に温めつつ、必要に応じてよりコストのかからないヒートポンプによって沸き上げたお湯を活用できるのです。
ただし、X5に関してはこのダブルハイブリッド未対応となります。従来型エコワンに比べて多機能でハイスペックなX5ですが、すでにエコワンのダブルハイブリッドを使用したことがある人にとっては、特に注意が必要でしょう。
初期費用は50万円以上かかる
リンナイエコワンX5の注意点としては、初期費用に50万円以上がかかる点も挙げられます。エコワンX5の価格は、メーカー希望小売価格で86〜95万円ほどです。補助金制度を活用してもメーカー価格では80万円以上がかかる計算となります。
とはいえ、エコワンの導入費用は購入先・工事の依頼先となる業者によっても、トータルでかかる費用は異なります。良心的な料金体系で、かつ信頼できる業者を利用して、
リンナイエコワンX5を導入した人の口コミ・評判
最後に、リンナイエコワンX5を実際に導入・利用した人からの口コミ・評判を見ていきましょう。
リンナイエコワンX5に関する良い評判・口コミとしては、下記のようなものが挙げられます。
給湯器、エコワンX5がいいかなあ。
うちはキッチンの水栓をミラブルキッチン、浴室のシャワーヘッドもマイクロバブルにしようと思ってるんだけど、このエコワン使えば、浴槽内もマイクロバブルになるやーん????
(引用:Twitter)
ちょっと変わった電気屋で自宅はオール電化&ソーラーカーポートあります。エコキュート壊れたらエコワン導入を検討。知合にも時々お勧めしてる商品。
日中太陽光発電でお湯が沸かせる。災害時給湯100V120Wあれば給湯が可能な点。電気&ガス代が削減。学生娘いるのでその差額で乾太くん導入したいです。(引用:Twitter)
エコウィルからエネファームに移行した派ですが、次はエコワンで良いかな?今度ソーラー3.7キロ乗せます。エネファームは高めの給湯器の4倍値段。元取れてるのか不明です。
(引用:Twitter)
上記のように、エコワンは良い評判を集めています。
エコワンの良い評判をまとめると、
- マイクロバブルなどの機能も活用できる
- 太陽光発電と組み合わせてお得に活用できる
- エネファームなどの機器と比べて初期費用が安い
となります。特にX5に関しては、従来モデルに比べて多機能であることを魅力に感じるユーザーは多いようです。
一方で、リンナイエコワンに関しては、下記のような悪い評判・口コミも見受けられました。
オール電化にするのかガス併用にしてエコワンにするのか工務店に相談してもそんなに詳しくない感じだし悩みすぎてどうしたらいいのか分からない????????♀️
(引用:Twitter)
上記は、「オール電化とエコワンのどちらにするか迷っている」という口コミです。オール電化に切り替える場合にはエコキュートを導入するという選択肢もあります。いずれの場合にも初期費用は50万円以上かかるケースも多いですが、使用した場合のランニングコストや使用目的・予算などを考慮すると、どちらがいいとは一概には言えないでしょう。このように、「どの省エネ型給湯器を選ぶべきか分からない」「エコワンX5の特徴が分かりづらい」と感じるユーザーも一定数いるようです。
どの給湯器がベストな選択かは、各家庭の人数・使用湯量・予算によっても異なります。ベストな選択ができるように、家族や業者と良く話し合うことが重要だと言えるでしょう。
まとめ
本記事では、リンナイのエコワンX5について詳しく見てきました。リンナイのエコワンX5とは、エコジョーズとエコキュートのいいとこ取りをしたハイブリッド給湯器であるエコワンの最新モデルであり、「新沸き上げ制御」「ターボヒーティング」などの機能も追加されました。そんなエコワンX5をお得に利用するためには、太陽光発電や床暖房と組み合わせるのもおすすめです。
とはいえ、省エネ型給湯器の導入にはコストがかさむというデメリットもありますし、他の省エネ型給湯器と比べてどのようなメリットがあるのか分かりづらく困っている方も多いでしょう。ミズテックでは、給湯器専門業者として、各家庭にぴったりの省エネ型給湯器のご提案・交換工事が可能です。エコワンと他の給湯器で迷われている方は、お気軽にお問い合わせください。